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スーベニア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『スーベニア』
スピッツスタジオ・アルバム
リリース
録音 2004年6月 - 9月
ジャンル ロック
時間
レーベル ユニバーサルJ
プロデュース スピッツ亀田誠治
チャート最高順位
ゴールドディスク
  • プラチナ(日本レコード協会
  • スピッツ アルバム 年表
    色色衣
    2004年
    スーベニア
    (2005年)
    CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection

    CYCLE HIT 1997-2005 Spitz Complete Single Collection
    2006年
    『スーベニア』収録のシングル
    1. 正夢
      リリース: 2004年11月10日
    2. 春の歌/テクテク
      リリース: 2005年4月20日
    テンプレートを表示

    スーベニア』は、日本ロックバンドスピッツの通算11作目のオリジナルアルバム2005年1月12日ユニバーサルミュージックより発売。レーベルはユニバーサルJ。初回盤のみ印刷にシルバーの特色を使用[2][注釈 1]

    概要

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    • 前作『三日月ロック』から2年4か月ぶりに発売されたオリジナルアルバム。
    • 前回のツアーで弾き語りのコーナーをしたことで、草野は「もし自分が一人で街中でストリートをやったら誰が聞いてくれるんだろう」と考え、伝わりやすいストレートな言葉を重視するようになった。
    • タイトルの「スーベニア」とは、贈り物お土産という意味。「ギフト」も同じような意味の言葉であるが、カッコよくてスピッツらしくないということで「スーベニア」が選ばれた。また、三輪は「スーベニア」を逆から読むと「アニベース」になるため、ベーシストでもあるプロデューサーの亀田誠治を逆さ吊りにしたものであるとも述べている。
    • カバーモデルは松本夏空[3]
    • エンジニアは高山徹。くるりコーネリアスのアルバムを聴いたメンバーがかねてから要望していたエンジニアであるがスケジュールが合わず、「夢追い虫」のミキシング以来の起用となった。
    • マスタリング時はメンバーのスケジュールの問題でスタジオに立ち会うことは出来なかったが、再びLAのエンジニア、スティーヴン・マーカソンがマスタリングを担当している。

    収録曲

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    CD
    全作詞・作曲: 草野正宗、全編曲: スピッツ & 亀田誠治
    #タイトル作詞作曲・編曲時間
    1.春の歌草野正宗草野正宗
    2.「ありふれた人生」(Strings金原千恵子)草野正宗草野正宗
    3.「甘ったれクリーチャー」草野正宗草野正宗
    4.「優しくなりたいな」草野正宗草野正宗
    5.「ナンプラー日和」草野正宗草野正宗
    6.正夢(Strings:金原千恵子)草野正宗草野正宗
    7.「ほのほ」草野正宗草野正宗
    8.「ワタリ」草野正宗草野正宗
    9.「恋のはじまり」草野正宗草野正宗
    10.「自転車」草野正宗草野正宗
    11.「テイタム・オニール」草野正宗草野正宗
    12.「会いに行くよ」(Strings:金原千恵子)草野正宗草野正宗
    13.「みそか」草野正宗草野正宗
    合計時間:

    楽曲解説

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    1. 春の歌
      2005年AQUARIUS新キャンペーンソングとしてタイアップが付き、後に新曲『テクテク』との両A面でシングルカット。アルバムの1曲目として作られた曲である。
    2. ありふれた人生 
    3. 甘ったれクリーチャー
      「あまったれ」という言葉は、本作を引っさげた2005年のツアーのタイトルにもなっている。
    4. 優しくなりたいな
      「GO!GO! スカンジナビア vol.3」で披露されていた曲。ボーカルピアノがメインの曲。
    5. ナンプラー日和
      沖縄民謡を意識し、三線(さんしん)を取り入れ、Aメロは琉球音階となっている。三線はよなは徹による演奏。
    6. 正夢
      先行シングル。ドラマCMのダブルタイアップ。
    7. ほのほ
      タイトルは「炎」の旧仮名表記。
      もともとはアルバムのタイトル候補であった。アニメ『ハチミツとクローバー』の挿入歌として使用された。
    8. ワタリ
      間奏のギターは草野が演奏している。
    9. 恋のはじまり
      「GO!GO! スカンジナビア vol.3」で披露されていた曲。本作のレコーディングはこの曲から始まった。
    10. 自転車
      結構昔からあったという曲。
    11. テイタム・オニール
      タイトルは、女優のテータム・オニールに由来する。
    12. 会いに行くよ
      「GO!GO! スカンジナビア vol.3」で披露されていた曲。ライブでは弾き語りで演奏された。
    13. みそか
      2006年AQUARIUS新キャンペーンソングとしてタイアップが付く。
      ツアー「あまったれ2005」では2005年9月より開始の後半公演から演奏された。

    アナログ盤

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    • シングル『正夢』のカップリング曲「リコリス」を追加収録した2枚組限定アナログ盤が同年4月20日にリリースされた。
    • 歌詞カードのオリジナルコミックは、アナログ盤『8823』に引き続き、本秀康が手がけた。
    • 「テイタム・オニール」はCD盤と異なり、演奏終了までフェードアウトしないフルバージョンで収録されている。
    • 曲順、構成は以下の通り。
    DISC 1
    A Side
    1. 恋のはじまり
    2. ワタリ
    3. みそか
    B Side
    1. 春の歌
    2. 甘ったれクリーチャー
    3. 会いに行くよ
    DISC 2
    C Side
    1. 優しくなりたいな
    2. リコリス
    3. ナンプラー日和
    4. 正夢
    D Side
    1. ほのほ
    2. 自転車
    3. テイタム・オニール
    4. ありふれた人生

    参加ミュージシャン

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    脚注

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    注釈

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    1. ^ 鉛筆で描かれている部分に、実際の鉛筆画のようなニュアンスが表現されている(MdN編集部 2018, pp.42-43.)

    出典

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    1. ^ “アルバムはスピッツが通算7度目の首位!”. ORICON NEWS (オリコン株式会社). (2005年1月18日). https://www.oricon.co.jp/news/4877/ 2022年4月4日閲覧。 
    2. ^ MdN編集部 2018, pp. 42–43.
    3. ^ MdN編集部 2018, pp. 42.

    参考文献

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    • MdN編集部『スピッツのデザイン』(初版)エムディエヌコーポレーション、2018年2月11日。ISBN 9784844367109