ズラトウースト市電
| ズラトウースト市電 | |||
|---|---|---|---|
 | |||
| 基本情報 | |||
| 国 |
 ロシア連邦チェリャビンスク州 | ||
| 所在地 | ズラトウースト | ||
| 種類 | 路面電車[1][2][3] | ||
| 路線網 | 2系統（2020年現在）[4] | ||
| 開業 | 1934年12月25日[2] | ||
| 運営者 |
ズラトウースト市域行政交通サービス （Автохозяйство администрации ЗГО）[3] | ||
| 路線諸元 | |||
| 路線距離 | 22.5 km[1] | ||
| 軌間 | 1,524 mm[1] | ||
| 電化区間 | 全区間[1] | ||
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ズラトウースト市電（ロシア語: Златоустовский трамвай）は、ロシア連邦のズラトウーストに存在する路面電車。2020年現在は路線バスと共にズラトウースト市が所有する単一企業体（МУП）であるズラトウースト市域行政交通サービス（Автохозяйство администрации ЗГО）による運営が行われている[1][2][3]。
概要
[編集]ウラル地方の工業都市であるズラトウーストの新旧市街地や冶金工場、ロシア鉄道のズラトウースト駅などを結ぶ路面電車。1928年に計画が打ち出され、1934年12月25日から営業運転を開始した。1950年代に実施された複線化や延伸以降、2020年現在まで全長22.5 km・線路総延長50.7 kmの路線を有しており、そのうち線路総延長の76 %以上は道路と別に設けられた専用軌道となっている。また、ウラル山脈に位置するズラトウーストを走行する事もあって線形は厳しく、途中には50 ‰というロシア連邦の路面電車における最急勾配区間が存在する[1][2][5][6][7]。
2020年現在、以下の2系統による運行が行われている。運賃は路線バスと共通の15ルーブルで、1ヶ月分の定額制カードや6ヶ月の間特定の回数分（20回、50回、75回）利用可能な交通カードの発行も行われている[4][8]。
| 系統番号 | 起点 | 終点 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1 | Машиностроитель | Университет | |
| 3 | пл. Металлургов | ПУ-35 |
車両
[編集]現有車両
[編集]2021年現在、ズラトウースト市電に在籍している営業用車両は以下の通り。タトラT3を除いた全車両がウスチ＝カタフスキー車両製造工場製で、開業時から使われていた旧来の車庫から1978年に移設された車庫に在籍する[2][9][10]。
| 形式 | 両数 (2021年10月時点) |
備考 | |
|---|---|---|---|
| 71-605 | 71-605 | 14両 | |
| 71-605A | 8両 | ||
| 71-605RM13 | 3両 | 機器流用車 | |
| 71-608 | 71-608K | 2両 | |
| 71-608KM | 13両 | ||
| 71-619 | 71-619KT | 8両 | |
| 71-619A | 1両 | 運用離脱中 | |
| タトラT3 | Tatra T3K"イシュ" | 4両 | イジェフスク市電の車両の更新車両 5両を導入予定 |
過去の車両
[編集]ズラトウースト市電にかつて在籍していた車両には、開業時に導入されたKhやMS-1、戦後初期に登場したKTM-1などの2軸車、1953年以降導入されたMTV-82やRVZ-6などのボギー車などが存在する。ただしKTM-1については導入された1958年中にチェリャビンスク市電へ転属している[2]。
脚注
[編集]
注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f “ZLATOUST”. UrbanRail.Net. 2020年8月27日閲覧。
- ^ a b c d e f “Трамвай Златоуста: вчера и сегодня”. МУП "ЗТУ" МО-ЗГО. 2017年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月27日閲覧。
- ^ a b c “МУП «Автохозяйство администрации ЗГО» работает в штатном режиме”. Официальный сайт Златоустовского городского округа (2019年3月19日). 2020年8月27日閲覧。
- ^ a b “Маршруты”. Златоустовский городской транспорт. 2020年8月27日閲覧。
- ^ “В Челябинской области силачи будут тянуть самый высокогорный трамвай”. HORNEWS.com (2016年2月17日). 2020年8月27日閲覧。
- ^ “Zlatoust: the home of Russian steel and Europe’s highest mountain tram”. Russia Beyond (2015年4月22日). 2020年8月27日閲覧。
- ^ Елена Подольская (2019年11月29日). “Челябинск попал в трамвайный рейтинг российских городов”. Южноуральская панорама Онлайн. 2020年8月27日閲覧。
- ^ “Проездные”. Златоустовский городской транспорт. 2020年8月27日閲覧。
- ^ “Vehicle Statistics Zlatoust, Tramway”. Urban Electric Transit. 2021年10月13日閲覧。
- ^ Павел Яблоков (2021年9月27日). “Не новые, но тоже пополнение: города приобретают трамвайные вагоны экономичными способами”. TR.ru. 2021年10月13日閲覧。