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タミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー
تميم بن حمد آل ثاني
カタール首長
在位 2013年6月25日 -

出生 (1980-06-03) 1980年6月3日(44歳)
カタールドーハ
配偶者 ジャワーヒル・ビント・ハマド・ビン・スハイム・アール=サーニー
  アル=アヌード・マーネア・アル=ハージリー
  ヌーラ・ビント・ハザール・アッ=ラジバーニー・アッ=ドーサリー
子女 一覧参照
家名 サーニー家
父親 ハマド・ビン・ハリーファ・アール=サーニー
母親 モーザ・ビント・ナーセル・アル=ミスナド
宗教 イスラム教スンナ派
サイン
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シャイフタミーム・ビン・ハマド・アール=サーニーアラビア語: الشيخ تميم بن حمد آل ثاني‎、Shaikh Tamim Bin Hamad Al-Thani、1980年6月3日[1] -)は、カタール首長。カタール投資庁役員会長、カタールオリンピック委員会委員長、国際オリンピック委員会委員[1]。前首長ハマド・ビン・ハリーファ・アール=サーニーの四男。母は第二夫人のモーザ・ビント・ナーセル・アル=ミスナド(en[2]。日本語メディアでは「タミム首長」あるいは「タミム・ビン・ハマド・サーニ」と表記されることがある。

現年齢44歳は現在の世界の君主の中では最年少である。

経歴

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1980年6月3日、ドーハに生まれる。

1998年、英国のサンドハースト王立陸軍士官学校卒業。

2003年8月5日、太子だった同母兄ジャーシムが廃位され、新たに太子に立てられる[1]2006年アジア競技大会(ドーハ)で組織委員長をつとめる[1]

2009年、カタール軍副司令官に就任[3]

2013年6月25日、父のハマド・ビン・ハリーファ・アール=サーニーより譲位され、首長(8代目アミール)となる[4]

タミーム首長、タイにて、2014年。

2017年6月5日、周辺諸国がカタールに対して断交を通告して以降(2017年カタール外交危機)、愛国主義が高まるカタール国民の支持を集めたとされる[5]。同年12月に挙行したカタール建国記念の軍事パレードでは中国人民解放軍による訓練でカタール軍は従来の英国式の隊列から中国式のガチョウ足行進に改め[6]、中国製弾道ミサイルBP-12A英語版を披露し[7]上海協力機構への加盟申請して中国に接近し[8][9]、2021年9月に同盟国のトルコと同じ対話パートナーとしての上海協力機構への参加が認められることとなった[10]

2022年9月22日、来たる27日に実施予定の故安倍晋三国葬儀にタミーム首長がカタール代表として参列することが、日本国外務省により発表された[11][12]

報道機関による取材にほぼ応じない人物としても知られており、2013年の即位以来、2022年までの約10年足らずの間にメディアの公式インタビューに応じたのは3回程度しかない[13]

家族

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  • ジャワーヒル・ビント・ハマド・ビン・スハイム・アール=サーニー(2005年
  • アル=アヌード・マーネア・アル=ハージリー(2009年
  • ヌーラ・ビント・ハザール・アッ=ラジバーニー・アッ=ドーサリー(2014年

息子

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  • ハマド(2008年生まれ)
  • アブドッラー(2012年生まれ)
  • ジャーシム(2013年生まれ)
  • ジョーアーン(2015年生まれ)
  • ムハンマド(2017年生まれ)
  • ファハド(2018年生まれ)

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  • アル=マヤーサ(2006年生まれ)
  • アーイシャ(2010年生まれ)
  • ナーイラ(2010年生まれ)
  • モーザ(2018年生まれ)

脚注

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  1. ^ a b c d “Sheikh Tamim Bin Hamad Al Thani: A guide to Qatar's new leader”. Al Bawaba. (2013年6月25日). http://www.albawaba.com/news/sheikh-tamim-bin-hamad-al-thani-guide-qatars-new-leader-501943 2013年6月26日閲覧。 
  2. ^ “Qatar’s new emir Sheikh Tamim: The Gulf’s youngest ruler”. Al Arabiya. (2013年6月25日). http://english.alarabiya.net/en/News/middle-east/2013/06/25/Qatar-s-crown-prince-to-be-new-emir-.html 2013年6月26日閲覧。 
  3. ^ “Profile: Qatar Emir, Sheikh Tamim bin Khalifa Al Thani”. BBC News. (2013年6月25日). http://www.bbc.co.uk/news/world-middle-east-23046307 2013年6月26日閲覧。 
  4. ^ “カタール首長、四男の皇太子に譲位”. MSN産経ニュース. (2013年6月25日). オリジナルの2013年6月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130626004708/http://sankei.jp.msn.com/world/news/130625/mds13062517260001-n1.htm 2022年10月29日閲覧。 
  5. ^ “断交に反発、豊かなカタールで高まる愛国心”. ロイター. (2017年7月8日). https://jp.reuters.com/article/qatar-patriotism-idJPKBN19S0O7/ 
  6. ^ “PLA's goose-stepping highlight of Qatari National Day military parade”. 人民網. (2017年12月20日). http://en.people.cn/n3/2017/1220/c90000-9306770.html 2017年12月22日閲覧。 
  7. ^ “Qatar Parades New Chinese Short-Range Ballistic Missile System”. The Diplomat. (2017年12月19日). https://thediplomat.com/2017/12/qatar-parades-new-chinese-short-range-ballistic-missile-system/ 2017年12月22日閲覧。 
  8. ^ “SCO receives membership requests from Qatar, Bahrain”. インテルファクス通信. (2017年12月5日). https://www.interfax.kz/?lang=eng&int_id=21&news_id=28540 2017年12月23日閲覧。 
  9. ^ “China's Growing Security Relationship With Qatar”. The Diplomat. (2017年11月16日). https://thediplomat.com/2017/11/chinas-growing-security-relationship-with-qatar/ 2017年12月22日閲覧。 
  10. ^ “イラン、中ロ主導組織加盟へ 上海協力機構が合意”. 日本経済新聞. (2021年9月17日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR14ASP0U1A910C2000000/ 2021年9月18日閲覧。 
  11. ^ 故安倍晋三国葬儀への各国・地域・国際機関等からの参列”. 外務省. 2023年7月2日閲覧。
  12. ^ 故安倍晋三国葬儀への参列:各国・地域・国際機関等の名称及び代表者名 (PDF)
  13. ^ “サッカーワールドカップ開催国のカタール首長が語る 「スタジアムへの批判は二種類ある」”. クーリエ・ジャポン. (2022年11月22日). https://courrier.jp/news/archives/307072/ 2023年7月2日閲覧。 

外部リンク

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先代
ハマド・ビン・ハリーファ・アール=サーニー
カタールの旗カタール国首長
2013年6月25日
次代
在位