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チェッキーノ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チェッキーノ
米子ステークス パドック
(2018年6月17日)
欧字表記 Cecchino[1]
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 2013年2月8日(11歳)
抹消日 2018年8月24日[2]
キングカメハメハ
ハッピーパス
母の父 サンデーサイレンス
生国 日本の旗 日本北海道安平町
生産者 ノーザンファーム
馬主 (有)サンデーレーシング
調教師 藤沢和雄美浦
競走成績
生涯成績 7戦3勝
獲得賞金 1億2813万6000円
勝ち鞍
GII フローラステークス 2016年
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チェッキーノ(伊:Cecchino[1])は、日本競走馬。主な勝ち鞍は2016年フローラステークス(GII)。馬名の由来は「イタリア語で『射撃の達人』の意」[3]

全兄に2012年東京スポーツ杯2歳ステークス(GIII)、札幌2歳ステークス(GIII)を勝ったコディーノがいる[4]

戦績

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デビュー前

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2014年2月8日、北海道安平町ノーザンファームで誕生。一口馬主法人「サンデーサラブレッドクラブ」より総額4,000万円(1口100万円×40口)で募集された[3]

2歳(2015年)

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11月15日の新馬戦でデビューし、2着となる。2戦目の未勝利戦では柴山雄一が騎乗し、初勝利を挙げる[4]

3歳(2016年)~4歳(2017年)

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アネモネステークス(OP)を快勝するが、レース後の疲れが抜けず、優先出走権を得た桜花賞(GI)は回避する[5]クリストフ・ルメールと初コンビを組んだフローラステークス(GII)では不利な大外枠からの発走となるが、力の違いを見せつけて3馬身差で圧勝する。勝ち時計はレース史上初めて2分の壁を破る1分59秒7だった[6]

優駿牝馬(GI)では戸崎圭太に乗り替わり、シンハライトに次ぐ2番人気に支持される。中団後方から4コーナーで大外に持ち出して追い出されるが、馬群の間を突いだシンハライトに僅かに及ばず、クビ差の2着となった[7]

引き続き鞍上・戸崎でクイーンステークス(GIII)に向かう予定で調整されていたが[8]、レース2日前に左前浅屈腱炎を発症し、長期の休養に入った[9]

5歳(2018年)

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6月17日の米子ステークス(OP)で2年ぶりの戦列復帰。長期休養明けながら2番人気に支持されたが、前走比プラス38キロという馬体重が示すように本調子には至っておらず、7着に敗れた[10]。復帰2戦目の関屋記念でも7着に終わり、8月16日に屈腱炎の再発が判明して現役引退が決まった[11]。8月24日付で競走馬登録を抹消、引退後はノーザンファームで繁殖牝馬となる[2]

競走成績

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以下の内容は、netkeiba.comの情報[4]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上がり3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2015.11.15 東京 2歳新馬 芝1400m(重) 18 7 13 002.90(2人) 02着 R1:50.0(35.9) -0.3 0北村宏司 54 ドーヴァー 452
0000.12.06 中山 2歳未勝利 芝1600m(良) 16 1 2 001.70(1人) 01着 R1:35.2(35.1) -0.2 0柴山雄一 54 (ファータグリーン) 456
2016.03.12 中山 アネモネS OP 芝1600m(良) 16 6 11 006.50(3人) 01着 R1:35.5(35.2) -0.2 0柴山雄一 54 (アッラサルーテ) 462
0000.04.24 東京 フローラS GII 芝2000m(良) 18 8 18 005.70(3人) 01着 R1:59.7(34.6) -0.5 0C.ルメール 54 パールコード 464
0000.05.22 東京 優駿牝馬 GI 芝2400m(良) 18 7 13 004.00(2人) 02着 R2:25.0(33.5) -0.0 0戸崎圭太 55 シンハライト 462
2018.06.17 阪神 米子S OP 芝1600m(良) 12 3 3 004.10(2人) 07着 R1:33.1(34.8) -1.2 0杉原誠人 55 ベステンダンク 500
0000.08.12 新潟 関屋記念 GIII 芝1600m(良) 15 5 9 018.90(9人) 07着 R1:32.5(34.0) -0.9 0杉原誠人 54 プリモシーン 486

繁殖成績

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馬名 生年 毛色 馬主 厩舎 戦績 主な勝ち鞍 出典
初仔 ノッキングポイント 2020年 栗毛 モーリス (有)サンデーレーシング 美浦・木村哲也 11戦3勝(引退→乗馬) 2023年新潟記念(GIII) [12]
2番仔 チェルヴィニア 2021年 鹿毛 ハービンジャー 6戦4勝(現役) 2024年優駿牝馬秋華賞(GI)
2023年アルテミスS(GIII)
[13]
3番仔 アルレッキーノ 2022年 鹿毛 ブリックスアンドモルタル 美浦・国枝栄 3戦1勝(現役) [14]
4番仔 2023年 栗毛 エピファネイア 栗東松下武士 (デビュー前) [15]
5番仔 2024年 鹿毛 エフフォーリア [16]
  • 2024年10月13日現在

血統表

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チェッキーノ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 キングマンボ系
[§ 2]

キングカメハメハ
2001 鹿毛
父の父
Kingmambo
1990 鹿毛
Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
Miesque Nureyev
Pasadoble
父の母
*マンファス
1991 黒鹿毛
*ラストタイクーン *トライマイベスト
Mill Princess
Pilot Bird Blakeney
The Dancer

ハッピーパス
1998 鹿毛
*サンデーサイレンス
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
母の母
*ハッピートレイルズ
1984 鹿毛
*ポッセ Forli
In Hot Pursuit
*ロイコン High Top
Madelon
母系(F-No.) (FN:4-d) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer5×5=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [17]
  2. ^ [18]
  3. ^ [17]
  4. ^ [17]

出典

[編集]
  1. ^ a b チェッキーノ|JBISサーチ(JBIS-Search)
  2. ^ a b チェッキーノ号が競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2018年8月24日). 2018年8月24日閲覧。
  3. ^ a b Sunday Thoroughbred Club サンデーサラブレッドクラブ. 2018年5月7日閲覧
  4. ^ a b c チェッキーノ”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2018年5月7日閲覧。
  5. ^ 桜花賞】チェッキーノ回避 アネモネS後の疲れ抜けず. スポーツニッポン(2016年3月25日付). 2018年5月7日閲覧
  6. ^ 【フローラS】大外なんの!チェッキーノ3連勝樫新星. サンケイスポーツ(2016年4月25日付). 2018年5月7日閲覧
  7. ^ 【オークス】2番人気チェッキーノ2着 戸崎無念「もう少し前で…」. スポーツニッポン(2016年5月23日閲覧). 2018年5月7日閲覧
  8. ^ 樫2着チェッキーノは戸崎騎手で札幌クイーンSへ. 日刊スポーツ(2016年7月14日付). 2018年5月7日閲覧
  9. ^ チェッキーノ屈腱炎で回避、現役続行を前提に放牧. 日刊スポーツ(2016年7月30日付). 2018年5月7日閲覧
  10. ^ 【米子S】(阪神)~伏兵ベステンダンクが5馬身差をつけて逃げ切る [News]. ラジオNIKKEI(2018年6月17日付). 2018年7月6日閲覧
  11. ^ 16年オークス2着馬チェッキーノが引退 繁殖入り. スポーツ報知(2018年8月16日付). 2018年8月16日閲覧
  12. ^ ノッキングポイント”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年9月3日閲覧。
  13. ^ チェルヴィニア”. JBISサーチ. 2023年10月28日閲覧。
  14. ^ アルレッキーノ”. JBISサーチ. 2024年5月19日閲覧。
  15. ^ _________”. JBISサーチ. 2023年7月30日閲覧。
  16. ^ __________________|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2024年9月29日閲覧。
  17. ^ a b c 血統情報:5代血統表|チェッキーノ”. JBISサーチ. 2021年2月26日閲覧。
  18. ^ チェッキーノ - 競走馬詳細 - UMATOKU”. 馬トク. 報知新聞社. 2021年2月26日閲覧。
  19. ^ ハッピーパスの血統表 . netkeiba.com. 2018年5月7日閲覧

外部リンク

[編集]