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ディズニー・パークス・エクスペリエンス・プロダクツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ディズニーパークから転送)
ウォルト・ディズニー・カンパニー > ディズニー・パークス・エクスペリエンス・プロダクツ
ディズニー・エクスペリエンス
Disney Experiences
種類
事業部門
業種 エンターテイメント
設立 1971年4月1日
本社 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国フロリダ州オーランド
拠点数
6
事業地域
フランスの旗 フランス
中華人民共和国の旗 中国
香港の旗 香港
日本の旗 日本
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
主要人物
ジョッシュ・ダマロ(会長)
サービス テーマパーククルーズ旅行エンターテインメントマネジメントレジャー
所有者 ウォルト・ディズニー・カンパニー
従業員数
130,000人
親会社 ウォルト・ディズニー・カンパニー
部門 ディズニーランド・リゾート
ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート
ディズニーランド・パリ
香港ディズニーランド・リゾート
アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ・コオリナ・ハワイ
上海ディズニーリゾート
ディズニーパーク・インターナショナル
子会社 ディズニー・クエスト
ディズニー・クルーズ・ライン
ディズニー・バケーション・クラブ
ウォルト・ディズニー・イマジニアリング
ウォルト・ディズニー・クリエイティブ・エンターテインメント
ウォルト・ディズニー・アトラクションズ
ユーロ・ディズニーS.C.A.
ディズニー・インタラクティブ
香港インターナショナルテーマパーク(47%)
ディズニー・リージョナル・エンターテイメント
ディズニー・コンシュマー・プロダクツ
ディズニーランド・インターナショナル
ウォルト・ディズニー・ワールド・カンパニー
ウォルト・ディズニー・トラベル・カンパニー
上海シェンディ・グループ(43%)
フォックス・ネクスト
ザ・マペッツ・スタジオ
ディズニー・パブリッシング・ワールドワイド
ウェブサイト 公式ウェブサイト

ディズニー・エクスペリエンスDisney Experiences)は、ウォルト・ディズニー・カンパニーにある3つの主要な事業部門の1つである。同社の「ディズニーパーク」およびリゾート事業の企画、開発、マネジメントレジャー事業を行う関連子会社の統括を担当する。

ディズニー・パークス・エクスペリエンス・プロダクツ事業部門は、1971年フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドマジック・キングダムがオープンした際にウォルト・ディズニー・アトラクションズ事業部[1]として発足した。

2018年3月にはウォルト・ディズニー・パークス・アンド・リゾーツがディズニー・コンシュマー・プロダクツと統合[2]し、ディズニー・パークス・エクスペリエンス・コンシューマー・プロダクツ[3]へ改称。その後、2019年1月にディズニー・パークス・エクスペリエンス・プロダクツ[2]、2023年11月にはディズニー・エクペリエンスと改称した。

歴史

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事業

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テーマリゾート

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アメリカ国内(カリフォルニア州フロリダ州)の2つのディズニーパークおよびフランスパリにあるパークはウォルト・ディズニー・カンパニー本社が直接所有し、香港上海のパークは、ディズニー本社と現地政府などの合弁会社が所有する形式を取っている。いずれのパークもディズニー本社の4大事業部門の1つであるディズニー・パークス・エクスペリエンス・プロダクツが所管している。東京のパークのみライセンス契約である[18]

ディズニーリゾート一覧(青(東京以外):ディズニー社が運営しているパーク 緑(東京のみ):ディズニー社が運営していないパーク)

ディズニーランド・リゾート

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ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート

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東京ディズニーリゾート

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東京ディズニーリゾートは、株式会社オリエンタルランドがディズニーからライセンスを受ける形で独立して所有・運営しており、ディズニーの資本は直接・間接とも入っていない。ディズニー・パークス・エクスペリエンス・プロダクツは主にディズニーパークを中心とするリゾートの運営面での支援を所管している。(ライセンス管理はディズニー・エンタプライゼズ・インクが所管)

ディズニーランド・パリ

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ディズニーランド・パリはディズニー社とフランス政府の合併企業のユーロ・ディズニーS.C.A.による運営。

香港ディズニーランド・リゾート

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香港ディズニーランド・リゾートはディズニー社と香港インターナショナルテーマパークとの運営。

上海ディズニーリゾート

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上海ディズニーリゾートディズニー社が所有、上海シェンディ・グループが運営している。

テーマクルーズ

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ディズニー・クルーズ・ライン

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屋内型テーマパーク

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ディズニー・クエスト

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その他の事業

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その他の主な事業は以下の通り。

他社のテーマパークでのディズニー作品の展開

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ユニバーサル・スタジオ

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マーベル・エンターテインメントはディズニーの子会社であるが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンユニバーサル・オーランド・リゾートアイランズ・オブ・アドベンチャーにはマーベルのアトラクションが現在も存在する。

ディズニー社が2009年にマーベル・エンターテインメント[19][20][21]、2012年にルーカスフィルム[22][23][24]、2019年に20世紀スタジオ21世紀フォックス)を買収[25][26][27][28]したことにより、いくつかのディズニーが所有する作品が競合のテーマパーク内に登場している。

ディズニーがマーベルの買収を発表した際、ディズニー社はマーベルが今まで結んでいた契約はこれからも続けると発表した。そしてその中には1994年にユニバーサル・テーマパークスの親会社のコムキャストNBCユニバーサルと結んだ契約も含まれていた。これはユニバーサル・テーマ・パークス内でマーベル作品のキャラクターを登場させる際に、競合が同じキャラクターを使ってはいけないというものである。現在、アメリカフロリダ州アイランズ・オブ・アドベンチャーアベンジャーズXメンスパイダーマンファンタスティック・フォーが登場しており、日本ユニバーサル・スタジオ・ジャパンではスパイダーマンのみ登場している。

そのためこの契約により、アメリカのミシシッピ川以東にあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートと、日本にある東京ディズニーリゾートでは、スパイダーマンのみのキャラクターとその関連キャラクター(チーム・メンバー、脇役、悪役など)を登場させることは出来ない。

ディズニーランド・リゾートはミシシッピ川以西にあるため、全てのマーベル・キャラクターを登場させることが出来る。

フロリダと東京以外ではマーベル作品を扱うにあたって制限は設けられていない。香港ディズニーランドではシミュレーター・ライドのアイアンマン・エクスペリエンスが開業した事を皮切りに世界中でマーベルをテーマとしたアトラクションが造られている。ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーではガーディアンズ・オブ・ギャラクシー - ミッション:ブレイクアウト!が開業し、上海ディズニーランドにもマーベル・ユニバースが開業、2021年にはアベンジャーズ・キャンパスが開園した[29][30]。現在、エプコットに「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」をテーマとしたアトラクション、東京ディズニーランドにマーベル原作の映画「ベイマックス」をテーマとしたアトラクションが開業した。

その他のテーマパーク

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レゴランド・カリフォルニアレゴランド・フロリダにはスター・ウォーズをテーマとした小さなエリアがあったが、2020年に共に閉鎖された。日本においてもUSJのシネマ 4D シアター内には現在も『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』のポスターが存在する。また、USJにおいてスター・ウォーズに登場するストームトルーパーの模型がディズニーのルーカスフィルム買収後も数年間存在していた。

また、ユニバーサル・スタジオ・北京には2019年にディズニーに買収された20世紀フォックス21世紀フォックス)の作品のアトラクションなどがある。

20世紀フォックスのテーマパークと起訴

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2019年3月、ウォルト・ディズニー・カンパニーは同業の大手ハリウッド映画会社の20世紀フォックスを買収[31]し、ウォルト・ディズニー・カンパニー傘下(子会社)の映画スタジオとなった。

ディズニーに買収される以前、20世紀フォックス(21世紀フォックス)はテーマパークを計画予定でマレーシアクアラルンプールにリゾート・ワールド・ゲンティンの一部とドバイに「20世紀フォックス・ワールド」と呼ばれるディズニーランドのような大型テーマパークを建設[32][33]していた最中であった。テーマパーク内はアトラクションや外見、世界観のようなものなど約7割完成しており、まもなく開園であった時にディズニーに買収され、ディズニーは「20世紀フォックスのテーマパークは挫折の可能性」と発言したあと、20世紀フォックス・ワールドはカジノと隣接する計画のため、ファミリー向けのブランド戦略を取るウォルト・ディズニー・カンパニーが遅延を理由に同計画を無効にしようとしている、と非難[34]した。

その後、一方的にディズニーとフォックスから、中止を求めるよう指示され、11月26日カリフォルニアの中央地区連邦地方裁判所に、投資額などに相当する10億ドル(約1140億円)の支払いを求め、フォックスとディズニーを訴えた[35]

脚注

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注釈

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  1. ^ イクスピアリはTDRの正式な構成施設であるが、オリエンタルランドが独自で企画した施設である。

出典

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  1. ^ ウォルト・ディズニー・アトラクションズ、8月23日付の官報に吸収分割公告を掲載 | オタク産業通信”. otakuindustry.biz. 2019年12月20日閲覧。
  2. ^ a b ディズニーが組織再編、幹部2人昇進-CEO後継者候補の道筋付ける”. Bloomberg.com. 2019年12月20日閲覧。
  3. ^ ジャムシティとディズニーが複数年のモバイルゲーム開発パートナーシップを発表”. Business Wire (2018年11月14日). 2019年6月8日閲覧。
  4. ^ 誰が百貨店を殺すのか”. 日経ビジネス電子版. 2019年12月16日閲覧。
  5. ^ 三井が三菱に一矢報いた「ディズニー誘致合戦」の大逆転劇”. マネーポストWEB (2020年1月4日). 2020年3月27日閲覧。
  6. ^ 【ディズニー】オリエンタルランド、ライセンス契約2076年まで延長”. cinemacafe.net. 2020年3月27日閲覧。
  7. ^ 香港ディズニーランド、開園以降で初の黒字達成”. WSJ Japan. 2019年12月16日閲覧。
  8. ^ ディズニー、米政府に協力し、アメリカの誘客プロモーションビデオを制作 | 旅行業界 最新情報 トラベルビジョン”. www.travelvision.jp. 2020年4月4日閲覧。
  9. ^ 米政府、外国観光客誘致でディズニーと提携” (英語). www.businesswire.com (2007年10月22日). 2020年4月4日閲覧。
  10. ^ 上海ディズニー、入園1100万人 初年度目標1割上回る”. 日本経済新聞 (2017年6月16日). 2019年12月16日閲覧。
  11. ^ 新型コロナウイルスの感染が拡大 上海ディズニーランドが当面閉園”. ライブドアニュース. 2020年3月13日閲覧。
  12. ^ 香港ディズニーランドは当面閉園 新型コロナウイルスの肺炎拡大を受け”. ライブドアニュース. 2020年3月13日閲覧。
  13. ^ 東京ディズニーランドとディズニーシ―が休園期間延長”. NHK NEWS WEB. 2020年3月13日閲覧。
  14. ^ 米ディズニー、加・フロリダ州・仏のテーマパーク閉鎖へ”. ロイター (2020年3月13日). 2020年3月13日閲覧。
  15. ^ “米ディズニーが閉鎖 14日から3月末まで ホテルは16日まで営業” (jp). Mainichi Daily News. (2020年3月13日). https://mainichi.jp/articles/20200313/k00/00m/030/014000c.amp 2020年3月13日閲覧。 
  16. ^ 米加州ディズニーも休園:時事ドットコム”. www.jiji.com. 2020年3月13日閲覧。
  17. ^ 米ディズニー、10─12月の利益が予想上回る 独自の動画配信は好発進”. ロイター (2020年2月5日). 2020年4月4日閲覧。
  18. ^ 東京ディズニーリゾート・オフィシャルウェブサイト”. www.tokyodisneyresort.jp. 2022年3月30日閲覧。
  19. ^ ディズニーがマーベル買収発表 | アニメイトタイムズ”. www.animatetimes.com. 2020年4月4日閲覧。
  20. ^ Keishitsuboi 2019年9月26日. “ディズニーのマーベル・スタジオ買収には反対の意見もあった「あまりにもエッジが効きすぎている」|CINEMATRONIX(シネマトロニクス)”. CINEMATRONIX(シネマトロニクス). 2020年4月4日閲覧。
  21. ^ ディズニー 米国最大のコミックス会社マーベル買収発表”. アニメ!アニメ!. 2020年4月4日閲覧。
  22. ^ ディズニーがルーカスフィルム買収 「スター・ウォーズ エピソード7」を2015年公開へ”. ねとらぼ. 2020年4月4日閲覧。
  23. ^ ディズニーがルーカスフィルムを買収 : 映画ニュース”. 映画.com. 2020年4月4日閲覧。
  24. ^ 株式会社インプレス (2012年10月31日). “ディズニー、ルーカスフィルム買収。スターウォーズ ep7を2015年公開へ”. AV Watch. 2020年4月4日閲覧。
  25. ^ ディズニーが21世紀フォックスの「買収完了」を報告、マーベル作品への影響は? - フロントロウ -海外セレブ情報を発信”. front-row.jp. 2020年4月4日閲覧。
  26. ^ ディズニーが21世紀FOX買収、マーベル夢共演か - ハリウッド直送便 - 芸能コラム : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2020年4月4日閲覧。
  27. ^ 20世紀フォックスから「フォックス」消す ディズニー:朝日新聞デジタル”. www.asahi.com. 2020年4月4日閲覧。
  28. ^ 米ウォルト・ディズニー「フォックス」の名を完全排除 オープニングロゴも刷新 : 映画ニュース”. 映画.com. 2020年4月4日閲覧。
  29. ^ 米、パリ、香港のディズニーランドにオープンするマーベルエリアの名称は「アベンジャーズ・キャンパス」に決定!”. IGN Japan (2019年8月24日). 2020年4月4日閲覧。
  30. ^ ディズニー『アベンジャーズ』ランド、2020年夏にオープン!”. シネマトゥデイ. 2020年4月4日閲覧。
  31. ^ Ha, Anthony (2019年3月21日). “ディズニーが21世紀フォックスの買収を完了”. TechCrunch Japan. 2019年12月16日閲覧。
  32. ^ RCInfo (2018年7月9日). “20世紀FOXのテーマパークがリゾートワールドに2018年末オープン予定ー20th Century FOX【マレーシア】”. Resort Casino Info.. 2019年12月16日閲覧。
  33. ^ 世界各地で新テーマパーク、続々開園へ”. CNN.co.jp. 2019年12月16日閲覧。
  34. ^ マレーシアに建設予定「20世紀フォックス」テーマパーク頓挫か ディズニーの買収が影響!? : 映画ニュース”. 映画.com. 2019年12月16日閲覧。
  35. ^ 巨大化する恐るべきディズニー帝国の野望 20世紀フォックス初のテーマパーク、マレーシア・ドバイで次々中止に | JBpress(Japan Business Press)”. JBpress(日本ビジネスプレス). 2019年12月16日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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