トヨタ自動車東日本
本社正門(2015年1月) | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | トヨタ東日本、TMEJ |
本社所在地 |
日本 〒981-3609 宮城県黒川郡大衡村中央平1番地 |
設立 |
1946年(昭和21年)4月25日 (關東電氣自動車製造株式會社) |
業種 | 輸送用機器 |
法人番号 | 6021001040127 |
事業内容 | トヨタ車の企画・研究開発・生産 |
代表者 |
宮内一公(代表取締役会長) 石川洋之(代表取締役社長) |
資本金 | 68億5000万円 |
売上高 |
8,583億2,300万円 (2024年3月期)[1] |
営業利益 |
111億7,400万円 (2024年3月期)[1] |
経常利益 |
126億7,700万円 (2024年3月期)[1] |
純利益 |
68億4,400万円 (2024年3月期)[1] |
純資産 |
998億1,500万円 (2024年3月期)[1] |
総資産 |
2,372億7,500万円 (2024年3月期)[1] |
従業員数 | 約 7,200 人 |
外部リンク | https://www.toyota-ej.co.jp/index_top.html |
トヨタ自動車東日本株式会社(とよたじどうしゃひがしにほん、TOYOTA MOTOR EAST JAPAN, INC.)は、宮城県黒川郡大衡村に本社を置く自動車製造メーカーである[2]。トヨタ自動車の完全子会社であり、トヨタグループ13社のひとつ。略称「TMEJ」。
概要
[編集]トヨタ自動車東日本は、2012年7月に関東自動車工業・セントラル自動車・トヨタ自動車東北の3社を統合して誕生したトヨタグループの小型車専門製造会社である[2][3]。本社所在地は、旧セントラル自動車本社が置かれていた宮城県黒川郡大衡村[4][5]。
東北を中心に地域一体となったものづくりを介し、コンパクトカーを製造してトヨタグループのグローバル戦略の一翼を担うことを目指す[2][6]。2015年7月には、従来、ダイハツ工業に委託していたシエンタを世代交代を機に宮城大衡工場に移管生産させたほか、従来同工場で生産されてきた3代目カローラフィールダー(現・カローラフィールダーEX)は一時的に岩手工場に移管された[7][8](2017年より宮城大衡工場へ再移管)。ただし、現行モデルとなるトヨタ教習車を含む2代目カローラアクシオ(現・カローラアクシオEX)は創業時から宮城大衡工場で長期に渡って生産されている。
2017年まで一貫生産されていたコンフォート・クラウンコンフォート・XS10系クラウンセダン、ならびにその命脈を受け継ぎ、同年から生産を開始したJPN TAXI(およびその同型車種となる香港・マカオ市場専売の2代目コンフォートを含む。宮城大衡工場製となった2代目シエンタ(XP170系)をベースに開発)はいずれも東富士工場製造車両であった。
2018年7月20日に、東富士工場を2020年12月までに閉鎖することが発表された(2020年12月31日付を以って閉鎖)。この時点において東富士工場で生産されている車種のポルテとスペイドが同月10日を以って生産終了[9]となり、JPN TAXIは宮城大衡工場へ、センチュリーはトヨタ自動車元町工場へそれぞれ移管された[10][11][12][13][14]。
沿革
[編集]- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 2020年(令和2年)
- 2021年(令和3年)
- 1月4日 - 宮城大衡工場にて東富士工場から移管されたJPN TAXI、およびその同型車種となる香港・マカオ市場専売の2代目コンフォートの生産開始。
歴代社長
[編集]- 内川晋(関東自動車工業)
- 安田善次(関東自動車工業2004年- )
- 服部哲夫(関東自動車工業2008年- )
- 白根武史(2012年- )
- 宮内一公(2019年- )
- 石川洋之(2023年- )[17]
事業所
[編集]以下、事業所と所在地[18]。
- 本社、宮城大衡工場
- 現行製造車種:カローラアクシオEX/トヨタ教習車(アクシオEXの同型車)、カローラフィールダーEX、シエンタ/シエンタGO(香港・マカオ市場専売)、シエンタウェルキャブ、ヤリスクロス[19]、JPN TAXI/コンフォート(香港・マカオ市場専売の2代目)
- 旧・セントラル自動車本社、宮城工場
- 宮城大和工場
- 宮城県黒川郡大和町松坂平5丁目1番地の1
- 岩手工場
- 東富士総合センター
- 旧関東自動車工業 東富士総合センター
- 須山工場
- 静岡県裾野市須山2810-1
- 旧・関東自動車工業 東富士工機工場
- カンジコー・ド・ブラジル
- ACSE社
閉鎖された事業所
[編集]- 若柳工場(2013年3月31日閉鎖)
- 宮城県栗原市若柳武鎗字生江沢50
- 旧・セントラル自動車 若柳工場
- 東富士工場(2020年12月31日閉鎖)
- 静岡県裾野市御宿1200
- 旧・関東自動車工業 東富士工場
結ギャラリー
[編集]トヨタ自動車東日本の展示施設が宮城・岩手の2か所にあり、見学は宮城は予約不要、岩手は予約制となっている。
- 本社・宮城大衡工場内
- 岩手工場内
関連施設・関連会社
[編集]スポーツ活動
[編集]- トヨタ自動車東日本レガロッソ (ハンドボール部・REGAROSSO)
- 1966年、セントラル自動車ハンドボール部として設立。
- 2012年より日本ハンドボールリーグに参戦。
- 同年7月にセントラル自動車の吸収合併に伴い現名称に改称。
- トヨタ自動車東日本セーリングチーム
- 1970年創部。
- トヨタ自動車東日本硬式野球部
- 2012年4月、関東自動車工業硬式野球部 (2代) として創部。
- 同年7月に社名の変更に伴い現名称に改称。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 2021年(令和3年)2月着工
- ^ ただし、2024年(令和6年)1月改良型以降のヤリスの1.0Lモデル〈KSP210型〉用のみ担当。
- ^ GRヤリスのみトヨタ自動車元町工場で生産。
出典
[編集]- ^ a b c d e f トヨタ自動車東日本株式会社 第12期決算公告
- ^ a b c トヨタ自動車東日本株式会社 企業情報 > ごあいさつ
- ^ 桃田健史 (2012年8月3日). “エコカー大戦争!震災復興で産業空洞化の穴を埋められるか!? 新自動車王国を狙う「宮城県+トヨタ」の課題”. ダイヤモンドオンライン 2014年1月23日閲覧。
- ^ トヨタ自動車東日本株式会社 企業情報 > 会社概要
- ^ “トヨタ東日本1日発足 子会社3社が合併”. 日本経済新聞. (2012年6月30日) 2014年1月23日閲覧。
- ^ 大坂直樹 (2013年8月29日). “トヨタが東北に灯した、HVという名の“火”岩手のアクアに続き、宮城でカローラHVの生産を開始”. 東洋経済オンライン 2014年1月23日閲覧。
- ^ “量販HV第3の柱「新型シエンタ」宮城で生産”. 河北新報. (2015年7月10日). オリジナルの2016年3月6日時点におけるアーカイブ。 2015年8月5日閲覧。
- ^ “<トヨタ東日本>新型シエンタ 宮城生産開始”. 河北新報. (2015年7月30日). オリジナルの2016年3月6日時点におけるアーカイブ。 2015年8月5日閲覧。
- ^ 『トヨタ ポルテ・スペイド生産終了のお知らせ』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2020年12月1日 。2020年12月1日閲覧。
- ^ 『「東富士工場の今後について」 決定事項のお知らせ』(プレスリリース)トヨタ自動車東日本、2018年7月20日 。2018年10月7日閲覧。
- ^ “トヨタ自動車東日本、東富士工場を2020年末までに閉鎖へ”. レスポンス. (2018年7月23日) 2018年10月7日閲覧。
- ^ “トヨタ東日本、東富士工場の400人退職”. 日経電子版(有料会員限定記事) (日本経済新聞). (2020年11月25日) 2020年12月9日閲覧。
- ^ a b 『「東富士工場閉所」に関するお知らせ』(プレスリリース)トヨタ自動車東日本、2020年12月10日 。2020年12月10日閲覧。
- ^ “トヨタ自動車東日本の東富士工場、31日閉鎖”. 日経電子版(有料会員限定記事) (日本経済新聞). (2020年12月28日) 2020年12月31日閲覧。
- ^ “トヨタ東日本、東富士工場の生産終了 東北に集約、小型車強化へ”. 河北新報 (2020年12月11日). 2020年12月31日閲覧。
- ^ 『トヨタ、「コネクティッド・シティ」プロジェクトをCESで発表』(プレスリリース)トヨタ自動車、2020年1月7日 。2020年12月30日閲覧。
- ^ “(新社長)トヨタ自動車東日本 石川洋之氏”. 日本経済新聞. (2023年1月24日) 2023年4月4日閲覧。
- ^ トヨタ自動車東日本株式会社 企業情報 > 事象所
- ^ a b ヤリスクロス、仙台で先行展示 9月上旬発売(河北新報オンラインニュース) - 河北新報社 2020年8月2日(同日閲覧)。