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ノート:恐竜形類

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Dinosauromorphaの訳について

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Dinosauromorphaを邦訳した際の用語について、軽く調べたのみですが以下のような表記揺れが見られました。

「恐竜形類」
「恐竜型類」

また記事内ではDinosauriformesの訳語として「恐竜形類」が用いられていますが、『恐竜学名辞典』においては「恐竜型類」が用いられています。

上記の書籍はいずれも小林快次真鍋真などの研究者による監修を受けていることからWikipedia:信頼できる情報源にあたると考えます。「恐竜様類」と訳されている信頼できる情報源が今すぐに見当たらない(当然私のリサーチ不足の可能性も否めません)ため、上記文献に倣って記事名を「恐竜形類」に改名、または少なくとも冒頭案内が必要かと思われます。1週間で誰も見向きもしなければ改名できてしまう改名提案に今すぐかけてしまうには変更による影響が大きいと思われるため、皆様の意見を伺いたいです。--ノボホショコロトソ会話2021年2月20日 (土) 14:18 (UTC)[返信]

『アメリカ自然史博物館 恐竜大図鑑』(田中康平監訳、2020年、ISBN 978-4-7598-2051-5)で、「恐竜様類」の下位分類として「恐竜形類」があるという旨の記述が第23項で確認できました。ですが私の知る範囲では「恐竜形類」の訳が多いように見受けられるため、引き続き意見を伺いたいと思います。--ノボホショコロトソ会話2021年2月20日 (土) 14:43 (UTC)[返信]
「恐竜形類」と「恐竜型類」がDinosauriformesの訳語としても用いられていることから、記事名は現行の「恐竜様類」で良いとも思い、今回は出典を提示して他の呼称を紹介するのみに留めました。--ノボホショコロトソ会話2021年3月18日 (木) 15:00 (UTC)[返信]
恐竜形類」がDinosauriformesとして立項されました。「恐竜型類」を曖昧さ回避ページとして作成しました。--ノボホショコロトソ会話2021年12月2日 (木) 09:07 (UTC)[返信]
コメント 将来的には、冨田ほか(2020)が『化石』誌で提案した「-morpha=形類」と「-formes=型類」の形式に統一するべきだと思います。
ウィキペディア日本語版で「-morpha=様類」と「-formes=形類」の対応となっている点について、過去に議論や合意があった形跡を確認できませんでした。ただDinosauromorphaが「恐竜様類」として2006年から存在しているため、玉突きの形でDinosauriformesに「恐竜形類」が割り当てられているように思われます。この対応に基づいて、ほかの記事も名称に根拠のないまま作成されている恐れもあります(創作和名の問題)。
なお、本件に類似する議題としてノート:竜脚形亜目ノート:主竜類にて「-morpha=様類」とする改名あるいは分割提案がありましたが、信頼できる情報源が提示されなかったためこれらの議論は停止しています。--火乃狐会話2023年10月23日 (月) 04:30 (UTC)[返信]
コメントありがとうございます。本項の立項が2006年ということでふと思い出したのですが、同年に幕張メッセで開催された恐竜博2006の図録p.26において「恐竜様類」の語を確認することができました。p.26にはラゴスクスが掲載されていますが、本項の初版もラゴスクス類が言及されているということで、恐竜博2006の表記を参考に執筆された可能性があるように思います。最近の冨田ほか(2020)による分岐群の名称への提案もありますし、また他の項目名への影響も考えられるとのことで、「恐竜形類」への改名提案が提出された場合には賛同する所存です。--ノボホショコロトソ会話2023年10月23日 (月) 04:55 (UTC)[返信]
仮に現時点で改名提案が行われるのであれば、懸念されている影響の大きさを鑑みてプロジェクト‐ノート:生物で告知を行い、2 - 3週間程度の合意形成期間を設定して様子を見ることを想定しています。恐竜様類→恐竜形類により玉突きで恐竜形類→恐竜型類の改名、および現在曖昧さ回避ページである恐竜型類についても削除あるいは「恐竜型類 (曖昧さ回避)」への移動の議論も必要になるかと思います。--火乃狐会話2023年10月23日 (月) 12:48 (UTC)[返信]

改名提案

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上記の呼びかけから2年9ヶ月が経とうとしており、また先月になって「恐竜形類」の表記に賛同する意見が得られたことから、正式に本項および「恐竜形類」の改名を提案します。

本項の記事主題であるDinosauromorphaは大きく分けて3つの訳語 ── 「恐竜様類」「恐竜形類」「恐竜型類」の3つが確認されています。本項はこのうち「恐竜様類」を記事タイトルとしていますが、本項が立項された2006年10月3日時点でこの訳語の出典は明記されておらず、その後2018年まで無出典の状況が続きました。2018年10月18日に英語版からの翻訳が行われましたが、訳語の出典提示は無く、2021年2月10日に私が要出典テンプレートを貼り付けるまでとりわけ問題視されてこなかった背景があります。また2021年12月にはDinosauridormesにあたるものとして「恐竜形類」が立項され、訳語を巡って混乱が起きています。

現状の整理

DinosauromorphaとDinosauriformesについて言及した日本語文献はいくつかありますが、確認された範囲内では以下のように日本語表記がなされていました。

Dinosauromorpha訳語対応
恐竜様類 恐竜形類 恐竜型類
1. 長谷川善和、ケネス・カーペンター、董枝明、徐星 編『世界の巨大恐竜博2006』公式カタログ(2006年)
2. マーク・A・ノレル 著『アメリカ自然史博物館恐竜大図鑑』田中康平 監訳(2020年)
1. D. E. Fastovsky、D. B. Weishampel 著『恐竜学入門』真鍋真 監訳(2015年)
2. 松田眞由美 著『語源が分かる恐竜学名辞典』(2017年)
3. ダレン・ナイシュ、ポール・バレット 著『恐竜の教科書 最新研究で読み解く進化の謎』小林快次、久保田克博 監訳(2019年)
4. 冨田幸光ほか「恐竜類の分岐分類におけるクレード名の和訳について」(2020年)
1. 久保泰 「三畳紀の恐竜型類における植物食と二足歩行の進化」(2011年)
Dinosauriformes訳語対応
恐竜形類 恐竜型類
久保泰「三畳紀の恐竜型類における植物食と二足歩行の進化」(2011年)
マーク・A・ノレル『アメリカ自然史博物館恐竜大図鑑』田中康平 監訳(2020年)
松田眞由美『語源が分かる恐竜学名辞典』第454頁(2017年)
冨田幸光ほか「恐竜類の分岐分類におけるクレード名の和訳について」(2020年)

なお髙津翔平ほか「タイ国東北部のコラート層群より産する恐竜足跡化石について ―足跡相の 概要とその特徴―」(2016年)や山田英佑ほか「歯のマイクロウェアに基づく採食生態推定法の進展と三次元マイクロウェア 形状測定」(2017年)にも「恐竜形類」の語が認められましたが、これらはDinosauromorphaとDinosauriformesのいずれを指すかが明記されておらず、また高津ほか(2016)では「恐竜形類」と「恐竜型類」の表記が混在しているため、例から除外します。

本項の立項者が何を根拠として「恐竜様類」の表記を採用したかは当事者でないため分かりかねますが、同年夏に開催された『恐竜博2006』の図録には第26頁にラゴスクスが「恐竜様類」として掲載されています。時期を鑑みるに、当時の立項者は本企画展の展示物あるいは図録を参照して「恐竜様類」を訳語として採用した可能性があります。なお『恐竜博2023』の図録ではシレサウルスを含む分岐群として「恐竜形類」が言及されていますが、これがDirnosauromorphaとDinosauriformesのいずれを指すかは判然としません(ただし、Dinosauromorphaと「恐竜様類」の1対1対応が明言されていないのは『恐竜博2006』図録も同様です)。


提案の本題

上記の状況を踏まえ、私はDinosauromorphaに対応する記事タイトルとして「恐竜形類」を、Dinosauriformesに対応する記事タイトルとして「恐竜型類」を採用し、「恐竜様類」→「恐竜形類」、「恐竜形類」→「恐竜型類」へ改名することを提案します。理由を以下に示します。

  1. Dinosauromorphaを「恐竜形類」、Dinosauriformesを「恐竜型類」とする日本語文献が(目に付いた範囲内では)最も多い。またそれらの制作・執筆に冨田幸光真鍋真小林快次といった有力かつ教育・普及活動に精力的な古生物学者が携わっている。
  2. 冨田ら(2020)は恐竜に関する分岐群名の訳語を提案・推奨しており、上に列挙した文献の中では恐竜類の属よりも上位の分岐群について和名・訳語を整理する意義が最も強く表れている。また、松田(2017)の前書きで小林と藤原は本書を日本語表記の基準にすることを推奨しており、これも分類群名に関する表記を整理する意義が見て取れる。
  3. 『恐竜博2006』の開催と本項の立項は2006年であるが、それから17年が経過した2023年現在に至ってもDinosauromorphaの訳語としての「恐竜様類」の表記が古生物学者らの間で浸透していない。また現時点で最新の恐竜博である『恐竜博2023』で「恐竜様類」の語が使用されていない。

以上を理由に改名を提案します。


ページ移動の障害

なお改名に際して、現状では「恐竜型類」がDinosauriformesとDinosauromorphaのそれぞれに案内する曖昧さ回避ページとして存在し、改名の際には移動の障壁となります。これに関しては ケース C: ページ移動の障害になる場合 として削除依頼を予定しています。なおこの曖昧さ回避ページは私が2021年12月に作成したものであり、他のユーザーによる編集はデフォルトソートの追加しか行われていないため、全般8の適用による即時削除も可能かとは思います。削除依頼の方が時間は要するものの確実であるため現状では削除依頼を予定していますが、これに関して全般8の適用を推奨する意見やその他の意見があれば、それも併せて募集します。

以上で改名の提案とします。--ノボホショコロトソ会話2023年11月11日 (土) 09:38 (UTC)[返信]

 追記 Dinosauriformesの訳語対応について『アメリカ自然史博物館恐竜大図鑑』が脱落していたため、下線付きで挿入しました。第23頁の記載内容に準拠します。--ノボホショコロトソ会話2023年11月11日 (土) 09:59 (UTC)[返信]
賛成 とても大変な作業にはなりそうですが、ページ名については少々気になっていたので、敬意を込めて賛成します。--アッスちゃん会話2023年11月11日 (土) 09:49 (UTC)[返信]
賛成 提案に同意します。ページ移動については、本ノートで曖昧さ回避の削除・玉突き改名による移動依頼の合意が得られている状態であれば全般8を適用してもよいと思います。--火乃狐会話2023年11月13日 (月) 04:54 (UTC)[返信]
返信 ふと過去の削除依頼を見ていたのですが、依頼者が唯一の投稿者である場合は全般8が優先して適用されるようですね(Wikipedia:削除依頼/リウバンゴサウルス)。削除依頼をしても結局全般8で対処が行われるならば、最初から全般8を適用する方が手間がかかりませんし、合意形成に至った場合は全般8の適用の方向で進めたく思います。--ノボホショコロトソ会話2023年11月23日 (木) 08:55 (UTC)[返信]
報告 下記のノボホショコロトソ氏の提案に概ね賛成します節を含めて多くの賛同が得られ,また上節Dinosauromorphaの訳についてで合意形成期間として提案された2, 3週間も既に経過したため,改名について合意形成がなされたものと判断します.意見表明や文献調査など,ありがとうございました.これを以て改名に移りたく思います.
移動の障害となる「恐竜型類」については先ほどWikipedia:即時削除の方針#全般に倣い,全般8のテンプレートを付与しました.削除され次第「恐竜形類」→「恐竜型類」,「恐竜様類」→「恐竜形類」への改名を実施します.なお,万一即時削除の処理が滞った場合,改めて削除依頼を提出することにします.--ノボホショコロトソ会話2023年12月4日 (月) 21:08 (UTC)[返信]
 追記 衍字を除去しました.--ノボホショコロトソ会話2023年12月4日 (月) 21:09 (UTC)[返信]
報告 恐竜型類に即時削除の対応をいただけたことを確認したため,「恐竜形類」→「恐竜型類」への改名を実施し,既存記事のリンク先の調整を行いました.新たに作成されたリダイレクトが移動の障壁となったため,「恐竜様類」→「恐竜形類」への移動についてはWikipedia:移動依頼を提出しました.--ノボホショコロトソ会話2023年12月5日 (火) 09:17 (UTC)[返信]
チェック 移動が実施されたことを確認しました.--ノボホショコロトソ会話2023年12月7日 (木) 12:19 (UTC)[返信]

ノボホショコロトソ氏の提案に概ね賛成します

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●「恐竜博2016」(企画: 国立科学博物館, 監修: 真鍋真, 2016) ※図録

を確認したところ、P15に「恐竜形類 DINOSAUROMORPHA」との表記がありました。


また併記ではありませんでしたが、以下の書籍などでは「恐竜形類」が用いられていました。

●「地球最古の恐竜展」(企画: NHK, 監修: 小林快次, 2010) ※公式カタログ

●「恐竜博2011」(企画: 国立科学博物館, 監修: 真鍋真, 2011) ※図録

●「恐竜の世界史」(著者: スティーブ・ブルサッテ, 訳: 黒川耕大, 2019)

●「恐竜研究の最前線」(著者: マイケル・J・ベントン, 2021)

●「無脊椎の興亡史」(著者: 土屋建, 2023)

内容などを鑑みに、おそらく"Dinosauromorpha"を指していると思われます (しかし併記ではなかったため、あくまで参考までにしてください)。


一応、「恐竜様類 Dinosauromorpha」と表記する書籍も1つ見つかりました。

●「ホルツ博士の最新恐竜事典」(著者: トーマス・R・ホルツ Jr., 監訳: 小畠郁生, 2010)

しかし、監訳担当の小畠郁生は主に無脊椎動物の専門でした(執筆論文: https://www.jstage.jst.go.jp/article/bkmnh/2/0/2_1/_article/-char/ja)。そのため、恐竜(やその近縁グループ)の訳語に関しては、真鍋真や小林快次といった恐竜(やその近縁グループ)を専門とする有識者の表記を参考にすべきと考えられます。--冠を頂いた龍会話2023年12月4日 (月) 09:28 (UTC)[返信]