パーティ荒し
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パーティ荒し | |
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The Two Mouseketeers | |
監督 |
ウィリアム・ハンナ ジョセフ・バーベラ |
脚本 |
ウィリアム・ハンナ ジョセフ・バーベラ |
製作 |
エド・バージ ケネス・ミューズ アーヴ・スペンス |
製作総指揮 | フレッド・クインビー |
音楽 | スコット・ブラッドリー |
配給 | メトロ・ゴールドウィン・メイヤー |
公開 | 1952年3月15日 |
上映時間 | 7分21秒 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語、フランス語 |
『パーティ荒し』(The Two Mouseketeers、1952年3月15日、劇場公開時『鼠の二銃士』)はトムとジェリーの作品のひとつ。1951年アカデミー短編アニメ賞受賞作。
作品内容
[編集]場所は王朝時代のフランスを思わせる街中。銃士の扮装をしたジェリーとニブルスが歩いていると、主人から「これからここでパーティーが行われる。お前の任務は、この会場をネズミ銃士どもから守ることだ。もしパーティー会場を台無しにしたら、お前の首を刎ねる!!」と、厳しく指示されているトムの姿を見かけた。窓の外には、ギロチンが高々と掲げられていた。
一方、ご馳走の存在を知ったジェリーたちは大喜び。会場に忍び込むや、豚の丸焼きや骨付きハムが麗々しく並べられたテーブルに取り付いた。これをトムが見逃すはずがなく、こうしてトムVSジェリー&ニブルスのドタバタが始まった。
料理を盗み食いしながらの大乱闘の末、トムはジェリーを捕えて勝利かと思われる。しかしその矢先、ワイングラスに落ちて酔いつぶれたニブルスが、大砲にありったけの料理をぶちこみ、トムめがけて発射。
かくて好みの食料を土産に持ち、意気揚々とパーティー会場を去るジェリーとニブルス。だが彼等がふと振り返ると、トムを処刑するギロチンの刃が高々と掲げ挙げられ、遂に振り下ろされてしまった。ジェリーとニブルスはトムを偲んだが、「しょうがないよ」[1]と開き直り、また肩で風を切って何処へとも無く去って行った。
スタッフ
[編集]- 監督 - ウィリアム・ハンナ、ジョセフ・バーベラ
- 製作 - フレッド・クインビー
- 共同製作 - ウィリアム・ハンナ(クレジット無し)
- 脚本 - ウィリアム・ハンナ、ジョセフ・バーベラ(全員クレジット無し)
- 原画 - ケネス・ミューズ、エド・バージ、アーヴン・スペンス
- レイアウト - リチャード・ビッケンバック(クレジット無し)
- 音楽 - スコット・ブラッドリー
- 彩色プロセス - テクニカラー
- 録音プロセス - ウェスタン・エレクトリック
- 制作 - メトロ・ゴールドウィン・メイヤー・カートゥーン・スタジオ
- 配給 - メトロ・ゴールドウィン・メイヤー、ロウズ・シアター
備考
[編集]- 原題の『The Two Mouseketeers』は、三銃士(The Three Musketeers)をパロディ化したものである。
- この作品のニブルスは、フランス語またはフランス語なまりの英語で話している。また、カナダのフランス語童謡『アルエット』(ひばり)を歌うシーンもある。
登場キャラクター
[編集]- トム
- 城の保安係として不審者に目を光らせる。だがジェリーとニブルスにパーティー会場をことごとく荒らされ、追いかけっこでジェリーを捕まえ勝利を手中に収めた矢先・ニブルスによる大砲攻撃を受け万事休す。最後は主人の逆鱗に触れ処刑の憂き目に遭った。
- ジェリー
- ニブルスを従えてパーティー会場へ侵入。トムに捕まりそうになるも弟子のニブルスに救われた。
- ニブルス
- ジェリーの弟子としてパーティー会場へ侵入。トムとの対決でピンチになったジェリーを(トムの尻を剣で突くなどして)救い、「(ワイングラスに落ちて酔っ払った勢いで)パーティー料理を大砲にぶち込みトムを撃退」する仕返しでとどめを刺す。城から出る際はトムが処刑される瞬間を目の当たりにするが、「仕方ない」と開き直った。
- 主人
- トムを城の保安係として雇い、「もしネズミなどの不審者侵入を許し、神聖なパーティー会場を荒らされたら処刑する」と通告し会場警備を命令。だがトムが会場を不審者から守れず・ジェリーとニブルスによってことごとく荒らされたため、最後はトムを当初の通告通りギロチンで処刑する。
脚注
[編集]- ^ 原文では「C'est la guerre.(これが戦争さ)」となっており、旧地上波版では「この辺で終わりにしようよ、さあ行こう。前へ進め!」となっている。
日本でのテレビ放映
[編集]TBS系および他系列で1964年~1990年頃まで時折放映された。