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ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」
北川剛シングル
初出アルバム『握手でグッバイ+4
B面 サマーナイト・コール
リリース
規格 7インチレコード
ジャンル ロック
レーベル RCAレコード
作詞・作曲
  • 売野雅勇(日本語詞)
北川剛 シングル 年表
夢うつつ
(1984年)
ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO
1984年
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「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」
葛城ユキシングル
初出アルバム『SPECIAL EDITION』
B面 FIRE
リリース
規格 7インチレコード
ジャンル ポップスロック
レーベル ラジオシティレコード
作詞・作曲
チャート最高順位
葛城ユキ シングル 年表
みどりの薔薇
(1984年)
ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO
1984年
哀愁夜
(1984年)
試聴
ヒーロー - 葛城ユキ(歌)、CRIMSON TECHNOLOGY提供のYouTubeアートトラック
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「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」
麻倉未稀シングル
初出アルバム『Love Again
B面 横須賀 Break dance
リリース
規格 7インチレコード
ジャンル ポップスロック
レーベル キングレコード / CRYSTAL BIRD
作詞・作曲
チャート最高順位
麻倉未稀 シングル 年表
リメンバー・ターン
(1984年)
ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO
(1984年)
ハートブレイカー 泣かないで
1985年
試聴
HOLDING OUT FOR A HERO - 麻倉未稀(歌)、King Records提供のYouTubeアートトラック
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ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」(ヒーロー ホールディング・アウト・フォー・ア・ヒーロー)は、1984年5月21日にリリースされた北川剛のシングル。のちに葛城ユキ麻倉未稀競作として立て続けに発表され、葛城版は1984年7月5日に、麻倉版は1984年11月5日にシングルとしてリリースされた。

いずれも、1984年に公開された映画『フットルース』の挿入歌ボニー・タイラーの「ホールディング・アウト・フォー・ア・ヒーロー」の日本語カヴァー。タイラーの原曲シングルは、アイルランドで1位、英国で2位など、国によってはヒットしているが、全米ビルボードシングルチャートでは最高34位にとどまり、米国ではさほどヒットはしなかった。

制作

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北川版をはじめ、葛城版と麻倉版はそれぞれ歌詞は異なるが、作詞はどちらも売野雅勇である。北川版と葛城版は男性目線、麻倉版は女性目線で綴られている。

麻倉版は当初、アルバム曲として制作されたものだったが、ドラマ主題歌になることが決まり、急遽レコーディングし直した[2]。また、サビの半分以上は英語のままであり、最後のサビの繰り返し部分では日本語が全くない。

麻倉版の主語は「あなた」だが、葛城盤と原曲の主語は「私」である。

記録

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麻倉版は、オリコンチャートは最高19位留まりだったが、ロングヒットとなり18.1万枚のセールスを記録した。オリコン調べでは、麻倉のシングルとして1983年11月発売の「黄昏ダンシング」に次ぐ2番目の売上を記録した[3]

テーマ曲として

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スクール☆ウォーズのテーマ曲

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麻倉版は、TBS土曜21時台の大映ドラマスクール☆ウォーズ』の主題歌として使用され、ドラマと共にヒットした。ドラマのオープニングでは「ヒーロー」と表記されている。

映画そのもの以上に曲に魅せられた大映テレビのプロデューサー春日千春が主題歌を選ぶ時に「これしか無い」と確信して決めた[4]

前奏部分の芥川隆行によるナレーションに合わせて伏見工業高校ラグビー部(ドラマでの川浜高校のモデル)が入場するシーンが登場し、次いで学校内をバイクが走り、窓ガラスが次々と破られ、昇降口で生徒が喝上げされる映像が特徴的である。又、「ONE FOR ALL」と「YOU NEED A HERO」の欧文フッターも表示された。

のちのテレビ番組などでラグビーの話題の際のBGMとして定番曲となった。

その他のテーマ曲

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  • キックボクシング J-NETWORKライト級ランキング元1位のファイヤー原田の入場曲。
  • ボクシング 第18代WBC世界ジュニアウェルター級王者の浜田剛史、第38代WBC世界ライトフライ級王者の矢吹正道の入場曲。
  • 新日本プロレスのレスラー集団(ユニット)『青義軍』が、イメージソング・リング入場曲としても使用している。
  • ボニー・タイラーの原曲が韓国プロ野球KTウィズに2015年から所属しているアンディ・マルテの球団公式応援歌として使われている。なお、韓国では「スクール☆ウォーズ」の知名度はなく、アメリカ合衆国のヒット曲としてのみ知られている。
  • 2019年公開の映画「名探偵ピカチュウ」のWEB用プロモ映像(日本語版)に、麻倉未稀のバージョンが使用されている。なお、ワーナーピクチャーズが公開したオリジナル版のトレイラー映像(日本語版と内容は同じ)では、ボニー・タイラーの原曲が使用されている。なお、映画本編ではどちらも使用されていない。
  • 2022年公開の映画「ブレット・トレイン」では劇中の舞台が日本であるため挿入歌として再録された麻倉未稀版が使用された。
  • 2019年より放送されているアニメ「かぐや様は告らせたい」の本編における挿入歌において、この曲を元にしたものを使用している。

収録曲

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北川剛盤

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7インチレコード
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO
  • Jim Steinman
  • Dean Pitchford
飛沢宏元
2.サマーナイト・コール売野雅勇宇崎竜童川村栄二

葛城ユキ盤

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7インチレコード
#タイトル作詞作曲編曲
1.ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO
    • Jim Steinman
    • Dean Pitchford
  • 日本語詞: 売野雅勇
  • Jim Steinman
  • Dean Pitchford
野口久和
2.FIRE岡本おさみ鈴木キサブロー井上大輔

麻倉未稀盤

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7インチレコード
#タイトル作詞作曲編曲
1.ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO
    • Jim Steinman
    • Dean Pitchford
  • 日本語詞: 売野雅勇
  • Jim Steinman
  • Dean Pitchford
渡辺博也
2.横須賀 Break dance麻倉未稀Michael Lin戸塚修

その他のカバー

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関連項目

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脚注

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出典

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  1. ^ 麻倉未稀のシングル売上TOP6作品”. ORICON NEWS. oricon ME. 2023年11月22日閲覧。
  2. ^ 麻倉未稀、「ヒーロー」の裏話を明かす 本当はアルバム収録の1曲だった”. デイリースポーツ (2017年10月14日). 2017年10月19日閲覧。
  3. ^ 1968 - 1997 オリコン チャート・ブック(1997年12月11日第1刷)p.12
  4. ^ 「スクール★ウォーズ」を作った男(山中伊知郎・著、洋泉社、2004年、 ISBN 4-8969-1792-8 )p.130
  5. ^ 第38回NHK紅白歌合戦”. NHK紅白歌合戦ヒストリー. NHK. 2022年8月14日閲覧。

外部リンク

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