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ファイアフライ (ユーライア・ヒープのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ファイアフライ』
ユーライア・ヒープスタジオ・アルバム
リリース
録音 1976年10月 - 11月 ロンドン ラウンドハウス・スタジオ[1]
ジャンル ハードロックヘヴィメタルプログレッシブ・ロック
時間
レーベル イギリスの旗ブロンズ・レコード
アメリカ合衆国の旗ワーナー・ブラザース・レコード
プロデュース ジェリー・ブロン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 6位(ノルウェー[2]
  • 17位(オランダ[3]
  • 35位(スウェーデン[4]
  • 166位(アメリカ[5]
  • ユーライア・ヒープ アルバム 年表
    ハイ・アンド・マイティ
    (1976年)
    ファイアフライ
    (1977年)
    罪なきいけにえ
    (1977年)
    テンプレートを表示

    ファイアフライ』(Firefly)は、イギリスバンドユーライア・ヒープ1977年に発表した10作目のスタジオ・アルバム

    背景

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    ジョン・ウェットンの脱退と、オリジナル・ボーカリストであるデヴィッド・バイロンの解雇を経て、バンドは新たにジョン・ロートン(ボーカル)とトレヴァー・ボルダー(ベース、元スパイダーズ・フロム・マース)を迎えた[6]。なお、ボルダーは後にウェットンの後任としてウィッシュボーン・アッシュのメンバーとなるが、1983年にはユーライア・ヒープに復帰し[7]、2013年に死去するまで籍を置いた[6]。また、1976年の夏にデイヴィッド・カヴァデール(元ディープ・パープル)がユーライア・ヒープのオーディションを受けたという説もあるが、カヴァデールは2008年のインタビューにおいて「実際のところ、あれはオーディションじゃない」「私はヒープとジャムを楽しんだだけさ。良い連中だったけど、私のキャリアを考えていたわけではない」と語っている[8]

    反響・評価

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    母国イギリスではセールス的に成功を収められず、『対自核』(1971年)以降のスタジオ・アルバムとしては初めて全英アルバムチャート入りを逃す結果となった[9]。一方、以前からユーライア・ヒープの人気が高かったノルウェーのアルバム・チャートでは、11週連続でトップ20入り(うち7週にわたりトップ10入り)し、最高6位を記録した[2]

    Donald A. Guariscoはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け、ロートンのボーカルに関して「即座にユーライア・ヒープのサウンドと一体化し得る、印象的かつ情感豊かなハード・ロック・ボイス」、アルバム全体に関して「"Gypsy"や"July Morning"ほどの高みに達している大作はないが、『ハイ・アンド・マイティ』の評価を下げるに至った不首尾の実験が排されたのに加えて、タイトなソングライティングと見事な演奏に基づいた、良質な一貫性を誇っている」と評している[10]

    収録曲

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    特記なき楽曲はケン・ヘンズレー作。

    1. 絞首刑 - "The Hanging Tree" (Ken Hensley, Jack Williams) - 3:41
    2. 逃避 - "Been Away Too Long" - 5:03
    3. フー・ニーズ・ミー - "Who Needs Me" (Lee Kerslake) - 3:39
    4. 賢者 - "Wise Man" - 4:40
    5. ドゥ・ユー・ノウ - "Do You Know" - 3:15
    6. ローリン・オン - "Rollin' On" - 6:22
    7. 哀れみの涙 - "Sympathy" - 4:48
    8. ファイアフライ - "Firefly" - 6:19

    1997年リマスターCDボーナス・トラック

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    1. "Crime of Passion" - 3:38
    2. "Do You Know (Previously Unreleased Alternate Version)" - 3:16
    3. "A Far Better Way (Previously Unreleased Alternate Version)" - 5:50
    4. "Wise Man (T.V. Backing Track, Previously Unreleased Version)" - 4:49

    2004年リマスターCDボーナス・トラック

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    1. クライム・オブ・パッション(シングルB-Side) - "Crime of Passion" - 3:36
    2. ファー・ベター・ウェイ(未発表アウトテイク) - "A Far Better Way (Demo Mix)" - 6:07
    3. アイ・オールウェイズ・ニュー(未発表アウトテイク) - "I Always Knew" - 4:02
    4. ダンス・ダンス・ダンス(未発表アウトテイク) - "Dance Dance Dance" - 3:43
    5. 逃避(未発表オルタネイト・ヴァージョン) - "Been Away Too Long (Alternative Version)" - 5:00
    6. ドゥ・ユー・ノウ(デモ・ミックス) - "Do You Know (Demo Mix)" - 3:13
    7. フー・ニーズ・ミー(未発表オルタネイト・ライヴ・ヴァージョン) - "Who Needs Me (Alternative Live Version)" (L. Kerslake) - 9:48
    8. 賢者(TVバッキング・トラック) - "Wise Man (T.V. Backing Track)" - 4:51

    カヴァー

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    参加ミュージシャン

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    脚注・出典

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    1. ^ Uriah Heep - Firefly (CD, Album) at Discogs
    2. ^ a b norwegiancharts.com - Uriah Heep - Firefly
    3. ^ Uriah Heep - Firefly - dutchcharts.nl
    4. ^ swedishcharts.com - Uriah Heep - Firefly
    5. ^ Uriah Heep Chart History - The Billboard 200”. Billboard. 2022年2月22日閲覧。
    6. ^ a b Monger, James Christopher. “Uriah Heep - Biography & History”. AllMusic. 2018年1月21日閲覧。
    7. ^ Hill, Gary. “Trevor Bolder - Biography & History”. AllMusic. 2018年1月21日閲覧。
    8. ^ Interview with DAVID COVERDALE (WHITESNAKE)”. DMME.net (2008年10月). 2018年1月21日閲覧。
    9. ^ URIAH HEEP | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
    10. ^ Guarisco, Donald A. “Firefly - Uriah Heep”. AllMusic. 2018年1月21日閲覧。
    11. ^ Wuthering Heights - Salt (CD, Album) at Discogs