フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞
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フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞(フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルトしょう、独: Philipp Franz von Siebold-Preis)は、日本とドイツにおける文化および社会のよりよい相互理解の促進に貢献し、学問上すぐれた業績をあげた日本人研究者に贈られる賞。 名称は、ドイツの医師・博物学者である、フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルトの名に由来する。
概要
[編集]1978年にドイツ連邦共和国政府によって設立された賞で、アレクサンダー・フォン・フンボルト財団より授与される。ドイツにおける日本人研究者を対象とする最も権威のある賞とされる。受賞資格は、50歳未満でドイツ語の実務能力を有するの日本人研究者である。
毎年、各大学の学長や過去のジーボルト賞受賞者等の推薦を元にドイツ学術交流会東京事務所が選考を行い、受賞者は、ベルリンで行われる授賞式において、ドイツ連邦共和国大統領より直接賞を授与される。また、賞金として5万ユーロが支給され、1年間のドイツ連邦共和国での研究滞在に招待される。
歴代受賞者
[編集]- 沼正作(1979年)
- 石井紫郎(1980年)
- 木村敏(1981年)
- 木村直司(1982年)
- 阿部光幸(1983年)
- 北川善太郎(1984年)
- 中村英夫(1985年)
- 大西健夫(1986年)
- 三島憲一(1987年)
- 安達恵美子(1988年)
- 藤田宙靖(1989年)
- 大橋良介(1990年)
- 越宏一(1991年)
- 山田作衛(1992年)
- 西村重雄(1993年)
- 浅島誠(1994年)
- 松浦純(1995年)
- 高橋研(1996年)
- 濱砂敬郎(1997年)
- 二間瀬敏史(1998年)
- 西川伸一(1999年)
- 山本健兒(2000年)
- 柴田利明(2001年)
- 小薗英雄(2002年)
- 瀬川裕司(2003年)
- 大貫敦子(2004年)
- 鍔田武志(2005年)
- 井田良(2006年)
- 小田部胤久(2007年)
- 田中功(2008年)
- 小川暁夫(2009年)
- 田中純(2010年)
- 香取秀俊(2011年)
- 高田篤(2012年)
- 石原あえか(2013年)
- 田中求(2014年)
- 瀧井一博(2015年)
- 河崎健(2016年)
- 安部浩(2017年)
- 高山佳奈子(2018年)
- 野口雅弘(2019年)
- 西谷祐子(2020年)
- 今野元(2021年)[1]
- 合田圭介(2022年)[2]
- 稲垣史生(2023年)
- 吉田直紀(2024年)
参考文献
[編集]- 1979年から2020年までの受賞者一覧 - “/ 2021年度フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト賞の候補者募集”. ドイツ学術交流会 (2021年6月11日). 2020年5月26日閲覧。
脚注
[編集]- ^ “2021年度受賞一覧”. 名古屋大学出版会. 2022年8月3日閲覧。
- ^ “2022年フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト賞/授賞式”. DAAD 日本. 2022年8月3日閲覧。