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ブレイデン・ルーパー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブレイデン・ルーパー
Braden Looper
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 オクラホマ州ウェザーフォード
生年月日 (1974-10-28) 1974年10月28日(50歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
235 lb =約106.6 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 1996年 ドラフト1巡目(全体3位)でセントルイス・カージナルスから指名
初出場 1998年3月31日 ロサンゼルス・ドジャース
最終出場 2009年10月2日 セントルイス・カージナルス
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
五輪 1996年
オリンピック
野球
1996 野球

ブレイデン・ルーパーBraden LaVern Looper1974年10月28日 - )は、アメリカ合衆国オクラホマ州ウェザーフォード出身の元プロ野球選手投手)。

経歴

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1996年アトランタオリンピック野球アメリカ合衆国代表として出場。同年のMLBドラフトセントルイス・カージナルスから1巡目(全体3位)で指名され、入団[1]

1998年3月31日ロサンゼルス・ドジャース戦でメジャーデビュー。シーズン終了後にアルマンド・アルマンサパブロ・オズーナとともにエドガー・レンテリアとのトレードでフロリダ・マーリンズへ移籍[1]

2003年はチーム最多の28セーブを挙げたが、ポストシーズンはシーズン途中で移籍で加入したウーゲット・ウービナクローザーを務め、ルーパーはウービナへつなぐセットアッパーに回った。

ニューヨーク・メッツ時代
(2004年8月7日)

2004年1月6日に2年契約でニューヨーク・メッツへ移籍した[2]。同年は開幕から18試合連続で防御率0.00を記録し[3]、自己ベストとなる防御率2.70・29セーブでシーズンを終えた。

2005年は28セーブを記録したが、セーブの失敗が8回もありワイルドカード争いチームの足を引っ張ってしまった[4]。シーズン終了後に550万ドルの2006年のオプションを破棄され[5]、FAとなった。12月15日に1,350万ドルで古巣カージナルスへ移籍。カージナルスはジェイソン・イズリングハウゼンへつなぐセットアッパーとして獲得したが、ルーパーがクローザーとして活躍した年は100万ドルという出来高も加えられた[6]

2006年はセットアッパーとして69試合に登板し、9勝を記録した。チームはワールドシリーズに進出し、24年ぶりにワールドシリーズ優勝を果たした。

セントルイス・カージナルス時代
(2007年7月19日)

2007年は、それまで大学時代からリリーフ専門でメジャーでは全572試合にリリーフ登板していたルーパーに当時の投手コーチであるデーブ・ダンカンの発案によって先発投手に転向させられた[7]。同年は12勝を記録した。

2008年も12勝を記録した。

2009年2月12日ミルウォーキー・ブルワーズと1年契約(2010年までのオプション付き)を結んだ。同年は14勝を挙げ、先発ローテーションを1年間守り抜くも、リーグ最多の39被本塁打を喫する。オフにFAとなるも獲得球団が現れず、2010年は無所属の状態となる。

2011年3月25日に現役引退を表明。

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
1998 STL 4 0 0 0 0 0 1 0 -- .000 16 3.1 5 1 1 0 0 4 1 0 4 2 5.40 1.80
1999 FLA 72 0 0 0 0 3 3 0 8 .500 370 83.0 96 7 31 5 1 50 2 2 43 35 3.80 1.53
2000 73 0 0 0 0 5 1 2 18 .833 311 67.1 71 3 36 6 5 29 5 0 41 33 4.41 1.59
2001 71 0 0 0 0 3 3 3 16 .500 295 71.0 63 8 30 3 2 52 0 0 28 28 3.55 1.31
2002 78 0 0 0 0 2 5 13 15 .286 349 86.0 73 8 28 3 1 55 1 0 31 30 3.14 1.17
2003 74 0 0 0 0 6 4 28 0 .600 347 80.2 82 4 29 1 1 56 2 0 34 33 3.68 1.38
2004 NYM 71 0 0 0 0 2 5 29 0 .286 346 83.1 86 5 16 3 3 60 1 0 28 25 2.70 1.22
2005 60 0 0 0 0 4 7 28 0 .364 271 59.1 65 7 22 3 5 27 1 0 31 26 3.94 1.47
2006 STL 69 0 0 0 0 9 3 0 15 .750 308 73.1 76 3 20 5 2 41 0 0 30 29 3.56 1.31
2007 31 30 0 0 0 12 12 0 1 .500 746 175.0 183 22 51 2 4 87 0 3 100 96 4.94 1.34
2008 33 33 1 1 1 12 14 0 0 .462 842 199.0 216 25 45 1 11 108 3 1 101 92 4.16 1.31
2009 MIL 34 34 0 0 0 14 7 0 0 .667 866 194.2 226 39 64 6 5 100 5 0 123 113 5.22 1.49
通算:12年 670 97 1 1 1 72 65 103 73 .526 5067 1176.0 1242 132 373 38 40 669 21 6 594 542 4.15 1.37
  • 2009年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

代表歴

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脚注

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  1. ^ a b Braden Looper Transactions” (英語). Baseball-Reference.com. 2008年11月29日閲覧。
  2. ^ Braden Looper from the Chronology” (英語). BaseballLibrary.com. 2008年11月29日閲覧。
  3. ^ Braden Looper 2004 Pitching Gamelogs” (英語). Baseball-Reference.com. 2008年11月28日閲覧。
  4. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2006』廣済堂出版、2006年、302頁頁。ISBN 978-4-331-51146-6 
  5. ^ ESPN.com news services (2005年10月31日). “Mets exercise option on Trachsel” (英語). ESPN.com. 2008年11月28日閲覧。
  6. ^ Associated Press (2005年12月15日). “Dealing Peavy could help needy Padres” (英語). ESPN.com. 2008年11月28日閲覧。
  7. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2007』廣済堂出版、2007年、312頁頁。ISBN 978-4-331-51213-5 

関連項目

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外部リンク

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