ブロー・アウェイ
「ブロー・アウェイ」 | ||||||||||||||||
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ジョージ・ハリスン の シングル | ||||||||||||||||
初出アルバム『慈愛の輝き』 | ||||||||||||||||
B面 | ||||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||
規格 | 7インチシングル | |||||||||||||||
録音 | ||||||||||||||||
ジャンル | ||||||||||||||||
時間 | ||||||||||||||||
レーベル | ダークホース・レコーズ | |||||||||||||||
作詞・作曲 | ジョージ・ハリスン | |||||||||||||||
プロデュース |
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チャート最高順位 | ||||||||||||||||
後述を参照 | ||||||||||||||||
ジョージ・ハリスン シングル 年表 | ||||||||||||||||
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「ブロー・アウェイ」(Blow Away)は、ジョージ・ハリスンの楽曲である。1979年2月にアルバム『慈愛の輝き』からの先行シングルとして発売された。全英シングルチャートで最高位51位、Billboard Hot 100で最高位16位を獲得した。その後、『ダーク・ホース 1976-1989』や『レット・イット・ロール ソングス・オブ・ジョージ・ハリスン』などのコンピレーション・アルバムにも収録された。
背景・レコーディング
[編集]「ブロー・アウェイ」は、ある雨の日にハリスンが書いた楽曲で、アルバムのために最初に書いた楽曲となっている[2]。ハリスンは、「ある日、庭にいたらすごい土砂降りになって、それでがっかりしている自分に突然気づいた。天候の変化に影響されている自分にね。忘れてはならないのは、自分の周囲のあらゆるものが変化しても、内なる魂は変わらないということさ」と語っている[2]。
レコーディングは、アルバムの他の収録曲と同じくフライアー・パークで行なわれ、演奏にはニール・ラーセン(エレクトリックピアノ)、アンディ・ニューマーク(ドラム)、ウィリー・ウィークス(ベース)、レイ・クーパー(パーカッション)、スティーヴ・ウィンウッド(ハーモニウム)[3]、デル・ニューマン(ストリングス)[4]が参加している。
ミュージック・ビデオ
[編集]「ブロー・アウェイ」のミュージック・ビデオは、ニール・イネスが監督を務めた[5]作品で、巨大なアヒルの横で演奏したり、軽いダンスをするなどの演出がなされた[1]。
2019年2月15日に公式YouTubeチャンネルで公開された。
評価
[編集]『ビルボード』誌は、本作について「ボーカルと歌詞が最高」「キャッチーなメロディに合わせて、ハリスンのギターがテンポ良く鳴り響く」と評している[6]。
「ブロー・アウェイ」は、全英シングルチャートで最高位51位を獲得した[7]。カナダのRPM 100 Singlesでは最高位7位[8]、アメリカのBillboard Hot 100では最高位16位[9]、Easy Listeningチャートでは最高位2位を獲得した[10]。
2010年、AOL Radioのリスナーが選んだ「10 Best George Harrison Songs」では、「マイ・スウィート・ロード」に次ぐ2位にランクインしている[11][1][12]。「ブロー・アウェイ」は、『ダーク・ホース 1976-1989』(1989年)や『レット・イット・ロール ソングス・オブ・ジョージ・ハリスン』(2009年)などのコンピレーション・アルバムにも収録されている。なお、iTunes Storeで配信されている『慈愛の輝き』には、本作のデモ音源が追加収録されている[12]。
クレジット
[編集]※出典[4](特記を除く)
- ジョージ・ハリスン - ボーカル、12弦アコースティック・ギター、スライドギター、エレクトリック・ギター、バッキング・ボーカル
- ニール・ラーセン - エレクトリックピアノ
- アンディ・ニューマーク - ドラム
- ウィリー・ウィークス - ベース
- レイ・クーパー - パーカッション
- スティーヴ・ウィンウッド - ハーモニウム[3]
- デル・ニューマン - ストリングス
チャート成績
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d Jackson 2012, p. 158.
- ^ a b 『増補新版ジョージ・ハリスン』河出書房新社、2011年9月15日。ISBN 4-3099-7761-8。
- ^ a b MacFarlane 2019, p. 126.
- ^ a b Leng 2006, p. 205-206.
- ^ “Neil Innes Music Video Credits by Position”. IMVDb. FilmedInsert, LLC.. 2021年6月11日閲覧。
- ^ “Top Single Picks”. Billboard (Billboard Publicaitons, Inc.): 128. (3 March 1979) .
- ^ a b "Official Singles Chart Top 100". UK Singles Chart. 2021年6月12日閲覧。
- ^ a b “Top RPM Singles: Issue 2701”. RPM. Library and Archives Canada. 2021年6月12日閲覧。
- ^ a b “The Hot 100 Chart”. Billboard (1979年5月5日). 2021年6月12日閲覧。
- ^ a b “George Harrison Chart History (Adult Contemporary)”. Billboard. 2021年6月12日閲覧。
- ^ “10 Best George Harrison Songs”. AOL Radio Blog. AOL Radio. 2021年6月12日閲覧。
- ^ a b Womack 2014, p. 292.
- ^ Kent, David (1993). Australian Chart Book 1970-1992. St Ives, N.S.W.: Australian Chart Book. ISBN 0-646-11917-6
- ^ Lwin, Nanda (2000). Top 40 Hits: The Essential Chart Guide 1975-present. Mississauga: Music Data Canada. ISBN 1-896594-13-1
- ^ “Top RPM Adult Contemporary: Issue 2625”. RPM. Library and Archives Canada. 2021年6月12日閲覧。
- ^ “charts.org.nz - George Harrison - Blow Away”. Top 40 Singles. 2021年6月12日閲覧。
- ^ “Cash Box Top 100 5/12/79”. cashboxmagazine.com. 2021年6月12日閲覧。
- ^ “Top 200 Singles - 1979”. RPM. Library and Archives Canada. 2021年6月12日閲覧。
- ^ “Top 100 Year End Charts: 1979”. cashboxmagazine.com. 2012年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月12日閲覧。
参考文献
[編集]- Jackson, Andrew Grant (2012). Still the Greatest: The Essential Songs of The Beatles' Solo Careers. Scarecrow Press. ISBN 0-8108-8223-X
- Leng, Simon (2006). While My Guitar Gently Weeps: The Music of George Harrison. Hal Leonard Books. ISBN 978-1423406099
- MacFarlane, Thomas (2019). The Music of George Harrison. Taylor & Francis. ISBN 0-4299-4148-X
- Womack, Kenneth (2014). The Beatles Encyclopedia: Everything Fab Four. Santa Barbara, CA: ABC-CLIO. ISBN 978-0-313-39171-2