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ホンダ・CD250U

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホンダ・CD > ホンダ・CD250U
ホンダ・CD250U
基本情報
排気量クラス 普通自動二輪車
車体型式 MA02
エンジン MC06E型 233 cm3 
内径×行程 / 圧縮比 53.0 mm × 53.0 mm / 9.2:1
最高出力 22ps/8500rpm
最大トルク 2.0kgm/7000rpm
車両重量 145 kg
      詳細情報
製造国
製造期間 1988年4月 -
タイプ ビジネスバイク
設計統括
デザイン
フレーム ダイヤモンド
全長×全幅×全高 2,020 mm × 765 mm × 1,060 mm
ホイールベース 1,325 mm
最低地上高
シート高 755 mm
燃料供給装置 キャブレター
始動方式
潤滑方式
駆動方式 チェーン
変速機 常時噛合式5段リターン
サスペンション テレスコピック式
スイングアーム式
キャスター / トレール
ブレーキ 油圧式ディスク
機械式リーディング・トレーリング
タイヤサイズ 3.00-17 4PR
3.25-17 6PR
最高速度
乗車定員 2人
燃料タンク容量 10 L
燃費
カラーバリエーション
本体価格
備考 ダブルシートモデルはシート高760mm・1kg増
先代
後継 ナイトホーク250
姉妹車 / OEM
同クラスの車 ヤマハ・YD250
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CD250U(シーディーにひゃくごじゅうユー)は、本田技研工業1988年に発売した排気量250ccクラスのオートバイである。

概説

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1988年4月4日発表、同月8日に発売された当時としても珍しい高速道路も乗れる排気量250ccクラスのビジネスバイクである[1]CDシリーズに分類されるもののベンリィシリーズとは一線を画し、1968年に発売されたドリームCD250[注 1]の後継車である。型式名MA02[1]

CD125Tと共用のプレスバックボーン+鋼管フレームを採用。スイングアームならびにシートレールを延長し、CD125Tより若干大柄な車格を実現した。 スイングアーム延長に伴いリヤサスペンションはCD125Tより若干長くレイダウンした。

フロントにNS50Fと共用の2ポットキャリパー式ディスクブレーキを装備。

計器類は一見2眼式であるが、タコメーターは装備せず速度計のみで左側はインフォメーションランプとされた。

エンジンならびにトランスミッション250Tシリーズ・レブルと共通のMC06E型空冷4ストロークSOHC直列2気筒エンジン[注 2]に荷物積載を考慮した低めかつクロス気味に設定されたギア比の5段マニュアルトランスミッションを搭載する。

シートは一般的なダブルシートとシングルシート+大型キャリアの2種類を選択可能とした標準現金価格は、ダブルシート仕様が\330,000、シングルシート+大型キャリア仕様が\319,000とされた[1]

評価

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日本国内の年間販売目標が2,000台であったことならびにビジネスバイクとしては30万円を超える価格や250クラスの軽二輪であったことから、さしたる需要が見つからず約5年で生産終了となった[注 3]

しかし、ビジネス向け車両であるため高い耐久性を持ち走行50,000kmを超えた個体も多数存在するほか、レトロ嗜好な車体デザインという面ではGB250ヤマハSR400などと比較しても知名度が低いこともあり、稀有な存在に興味を示すマニアやオーナーも存在する。

  • MC06E型エンジンのパーツが新品ストック・中古も含め入手しやすい状況のほか、本モデルは日本国内では不人気により個体数が少なかったものの海外向け輸出仕様は東南アジア各国のうち特に台湾香港向けは近年まで新車購入が可能であったことも理由にある。

脚注

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注釈

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  1. ^ ドリームCB250をベースにエンジン・ボディの各部機能をビジネス向けに改修し、エンジン特性を中低速重視にした当時としても大型の商用車[2]
  2. ^ 低中回転でのトルクを重視したチューニングが施されており360°クランクである。
  3. ^ 一時期は郵政省が郵政即配便用バイクとして導入したが、廃止により2017年現在では見ることはほぼ不可能である。

出典

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関連項目

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外部リンク

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