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ホンダ・グロム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タイの店頭で販売される2021年型GROM。

グロムGROM)は、本田技研工業が製造販売する自動二輪車である。以前は、欧州などでMSX125(エムエスエックス125)の車名で販売された。

概要

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本田技研工業は、2013年1月9日から開催のブリュッセル・モーター・ショー(: Salon de l'automobile de Bruxelles)で、MSX125を「世界初公開」した[1]。50年来の人気車種であるモンキーダックスの伝統を継承するコンパクトなロードスターで[1]、タイホンダ・マニュファクチュアリング(: ไทยฮอนด้า แมนูแฟคเจอริ่ง[2]が製造するグローバル・モデルと発表された[3]。MSXは「Mini Street X-treme steht」の略だと説明している[4]。機種記号JC61とされたMSX125は、タイでは同年1月[3]、欧州では同年5月[5]、日本ではGROM(日: グロム)の名で同年6月[6]、北米でもGROMの名で同年9月から発売された[注 2][10]。GROMは「Grommet」の略[11][12]

エンジンは、2003年にWave125iへ搭載されて以来[注 3][13]、累計生産93万機以上の実績がある125ccエンジンをベースとし、油面変動などに配慮した最適なオイル・マネージメントとするため、クランク・ケースや右クランク・ケース・カバーを専用設計、マニュアル・クラッチ化にともない廃止した発進クラッチ部に、オイル・フィルターと一体化したオイル・フィルター・ローターを新設するなど[10]、クランク・シャフトまわりの改良を実施し、トータルでクランク慣性マスを15%軽減させた[14]

フレームは、初心者でも扱いやすくするため、シンプルでコンパクトなスチール製モノバックボーン式とし、ホイール・ベースを1,200mmと短く抑えた。ヘッドパイプとピボットプレートを、剛性のある角型断面鋼管で直線的に結ぶことで、シャーシの剛性を高めてある[14]

フロント・サスペンションには、本田技研工業の125㏄公道モデルとして初採用となる倒立フォークを採用した[14]。これにより、ライダーの操作に対しレスポンス良く反応でき、二人乗りの際にライダーの操作を確実に伝える操縦特性を実現した[14]。リア・サスペンションは軽量でシンプルなモノクロス式とし、スプリング荷重や減衰力特性の最適化を図り、一人乗りと二人乗りでの乗り心地を両立するクッション性能を持たせた[14]

後に「第一世代」と呼ばれることになるこのモデルは[15][16]、2016年の大幅改良[17]までの約3年間で、約30万台が製造された[18]

2016年2月の大幅改良では、外観が一新され[19]、「第二世代」と区別される[15][16]。次の2017年型で、欧州の排出ガス規制EURO4に対応した[20]

2020年10月に全面改良され[21]、「第三世代」となった[22][23]。その際、呼称を全世界でGROMに統一した[21]。フレームこそ基本設計を同じとするが、その他はエンジンを始め、ほぼ一新された[23]。特にエンジンは、以後登場する125ccクラスのグローバル・モデルにも搭載が予定されており, 欧州の排出ガス規制EURO5への対応はもちろん[24]、今後の環境規制にも対処できるよう新設計された[15]

2013年度グッドデザイン賞[25]、G2オブ・ザ・イヤー2013-2014大賞[26]、2015年タイランド・バイク・オブ・ザ・イヤーのミニバイク部門大賞[27]、2020年タイランド・バイク・オブ・ザ・イヤーのミニバイク・パフォーマンス部門大賞[28]、日本バイクオブザイヤー2021原付部門最優秀金賞[29]などを受賞した。

発売から8年足らずで75万台以上を売り上げたGROMの成功は[30]、レトロをテーマにしたモンキー125などminiMOTO3兄弟[注 4]の出発点としても機能した[32]

開発

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大幅改良が行われた2016年型は、タイのホンダR&Dサウスイーストアジア(: ฮอนด้า อาร์แอนด์ดี เซ้าท์อีสท์ เอเชีย)によって開発され、現地ユーザーのステップ・アップ・モデルとして、大型車を縮小したような意匠となった[23][33][34]。これは、本田技研工業が考える「レジャー系[注 5]」とは異とするところで、後に2021年型となる全面改良の開発作業を日本に戻し、再定義された[23]。開発責任者は藤山孝太郎、開発責任者代行は谷田典雅[23]

タイ

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本田技研工業がブリュッセルでMSX125を「世界初公開」した2013年1月9日に、同社のタイにおける二輪車販売合弁会社であるエー・ピー・ホンダ(: เอ.พี.ฮอนด้า)も、バンコクの国際会議場ロイヤル・パラゴン・ホール(: รอยัล พารากอน ฮอลล์)で、MSX125を発表した[36]

JC61/JC75

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MSX125D TH

MSX125の名で2013年(仏暦2556年)1月から発売した[3][36]。推奨価格は66,600バーツ[37]。発売から3か月間の販売台数は9,061台に達した[38]。機種名はMSX125D、開始車台番号はMLHJC618*D5000001。

MSX125E TH

2014年(仏暦2557年)1月23日発売[39]。推奨価格は67,800バーツ[39]。同年春に開催されたバンコク国際モーターショー(: งานบางกอก อินเตอร์เนชั่นแล มอเตอร์โชว์)では、機動戦士ガンダムのステッカー・キットを貼付したMSX125を展示し、このキットを1,000個限定で発売すると発表した[40][41][42]

MSX125F TH

2014年(仏暦2557年)12月26日発売[43][44]。推奨価格は68,900バーツ[43]。あわせて、仮面ライダー1号が劇中で乗るサイクロン号のステッカー・キットも発売され[43][44]、このキットを貼付したMSX125は同年春に開催されたバンコク国際モーターショーでも展示された[45]

MSX125G TH

大幅改良された[17]。MSX125SFと名を変え、2016年(仏暦2559年)2月26日から発売した[17]。SFは「Street Fighter」の略としている[17]。推奨価格は70,500バーツ[17]。機種名はMSX125G、開始車台番号はMLHJC618*G5300001[46]

MSX125(A)H TH

2017年(仏暦2560年)3月14日から発売した[47][48]。塗色変更とアンチロック・ブレーキ・システム装備車が追加された[47][48]。推奨価格は70,500バーツから[47]。塗色がUltimate Pinkで、純正アクセサリ・ブランドH2Cのスタイリング・キットが付属する特別仕様車も、1,000台限定で同時発売された[47][48]

MSX125(A)L TH

塗色変更され、2020年(仏暦2563年)4月20日から発売した[49]。推奨価格は70,940バーツから[49]

JC92

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MSX GROM(A)M TH

全面改良[50]。GROMに名を変え[51]、2020年(仏暦2563年)10月21日から発売した[50]。価格は69,900バーツ(推奨価格)から[50]。純正アクセサリ・ブランドH2Cの外装キット3種も同時発売された[52][53][54]

日本

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2013年(平成25年)3月に開催された第40回東京モーターサイクルショー・第29回大阪モーターサイクルショーに、「GROM(グロム)[注 1]」の名で市販予定車とし展示した[55]。GROMは、同年6月に発売され、2021年(令和3年)の全面改良までの7年余りの間で、約28,000台が販売された[15]

JC61/JC75

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日本の店頭で販売される2013年型GROM。
GROM125D J

GROMの名で2013年(平成25年)6月21日発売[6]。メーカー希望小売価格は税別295,000円[6]。販売呼称はGROM、機種名はGROM125D、開始車台番号はJC61-1000001[56]

  • 型式
    • 車両型式:EBJ-JC61
    • エンジン型式:JC61E
  • 車体色
    • パールクィーンビーイエロー
    • パールバレンタインレッド
    • アステロイドブラックメタリック
GROM125E J

2014年(平成26年)4月15日発売[57]。メーカー希望小売価格は税別305,000円[57]。販売呼称はGROM、機種名はGROM125E、開始車台番号はJC61-1100001[56]

  • 車体色を変更
    • 廃止:パールクィーンビーイエロー
    • 新設:パールヒマラヤズホワイト
    • 継続:アステロイドブラックメタリック
    • 継続:パールバレンタインレッド
  • ホイール、ブレーキキャリパー及びサイドカバーガーニッシュを金色に変更
  • シートカウル及びヘッドライトステーを車体色と同色へ変更
GROM125F J

2015年(平成27年)3月15日発売[58]。メーカー希望小売価格は税別310,000円[58]。販売呼称はGROM、機種名はGROM125F、開始車台番号はJC61-1200001[56]

  • 車体色を変更
    • 廃止:パールバレンタインレッド
    • 新設:マリゴールドイエロー
    • 継続:パールヒマラヤズホワイト
    • 継続:アステロイドブラックメタリック
  • サイドカバー及びリヤカウルをマットブラック塗装へ変更
  • パールヒマラヤズホワイト及びアステロイドブラックメタリックは、シュラウドのウイングマークを赤色に変更
  • GROMのロゴを拡大しサイドカバーに貼付
GROM125G J

大幅改良を実施。後に後期型とも呼ばれる[59]2016年(平成28年)6月9日発売[60]。メーカー希望小売価格は税別320,000円[60]。販売呼称はGROM、機種名はGROM125G、開始車台番号はJC61-1300001[61]

  • 外観を一新
  • ヘッドライトを縦型2灯式LEDに変更
  • 燃料タンクキャップをヒンジ式に変更
  • アンダースラングの排気管に変更
  • イグニッションキーのブレード部を収納可能としたフォールディング機能付き「リトラクタブルキー」を同社の二輪車として初採用
  • 車体色
    • パールバレンタインレッド
    • レモンアイスイエロー
    • パールヒマラヤズホワイト
GROM125H J

2017年(平成29年)7月24日発売[62]。メーカー希望小売価格は税別325,000円[62]。販売呼称はGROM、機種名はGROM125H、開始車台番号はJC75-1000001[61]

  • 平成28年自動車排出ガス規制に適合させ型式名を変更
    • 車両型式:2BJ-JC75
    • エンジン型式:JC75E
  • 車体色を変更
    • 廃止:レモンアイスイエロー
    • 新設:マットアクシスグレーメタリック
    • 継続:パールバレンタインレッド
    • 継続:パールヒマラヤズホワイト
GROM125J J

販売呼称はGROM、機種名はGROM125J、開始車台番号はJC75-1100001[61]

  • 車体色を変更
    • 新設:マットアクシスグレーメタリック
    • 継続:パールバレンタインレッド
    • 継続:パールヒマラヤズホワイト
GROM125L J

2020年(令和元年)3月13日発売[63]。メーカー希望小売価格は税別330,000円[63][64]。販売呼称はGROMからグロムに変更、機種名はGROM125L、開始車台番号はJC75-1200001[61]

  • 車体色を変更
    • 廃止:パールバレンタインレッド
    • 廃止:パールヒマラヤズホワイト
    • 新設:ロスホワイト
    • 継続:マットアクシスグレーメタリック

JC92

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GROM125AM J

全面改良[65]2021年(令和3年)3月25日発売[66]。「より高度な車載式故障診断措置(OBDII)」搭載義務化に対応するとともに[15][67]、アンチロック・ブレーキ・システムを標準装備とした[66]。メーカー希望小売価格は税別350,000円[66]。機種名はGROM125AM、開始車台番号はJC92-1000001。

  • 全面改良により、型式名が変更
    • 車両型式:2BJ-JC92
    • エンジン型式:JC92E
  • 車体色
    • フォースシルバーメタリック
    • マットガンパウダーブラックメタリック

諸元

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販売呼称 GROM グロム
車名・型式 ホンダ・EBJ-JC61 ホンダ・2BJ-JC75 ホンダ・2BJ-JC92
年型・機種名 2013・GROM125D 2016・GROM125G 2017・GROM125H 2021・GROM125AM
全長(mm) 1,760 1,755 1,760
全幅(mm) 755 730 720
全高(mm) 1,010 1,000 1,015
軸距(mm) 1,200
最低地上高(mm) 160 155 180
最小回転半径(mm) 1,900
シート高(mm) 750 760 761
車両重量(kg) 102 104 102
乗車定員(人) 2
60㎞/h定地走行燃費 63.2km/L 62.7km/L 63.5km/L
WMTCモード値 67.6km/L(クラス1) 70.5km/L(クラス1) 67.1km/L(クラス1) 68.5km/L(クラス1)
エンジン型式 JC61E JC75E JC92E
エンジン種類 空冷4ストロークSOHC単気筒
総排気量(㏄) 124 123
内径x行程(mm) 52.4×57.9 50.0×63.1
圧縮比 9.3 10.0
最高出力 7.2kW〔9.8ps]/7,000rpm 7.4kW〔10ps]/7,250rpm
最大トルク 11Nm〔1.1kgf・m]/5,250rpm 11Nm〔1.1kgf・m]/5,500rpm
始動方式 セルフ式
燃料供給装置形式 電子式燃料噴射装置
点火装置形式 フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式 圧送飛沫式併用式
燃料タンク容量 5.5L 5.7L 6.0L
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング式
変速機形式 常時噛合式4段リターン 常時噛合式5段リターン
変速比(1速) 2.500 2.846
変速比(2速) 1.555 1.777
変速比(3速) 1.150 1.315
変速比(4速) 0.933 1.034
変速比(5速)   0.843
減速比(1次/2次) 3.350/2.266 3.040/2.533
キャスター角/トレール量 25°00´/81mm
タイヤ(前) 120/70-12 51L
タイヤ(後) 130/70-12 56L
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピック式
懸架方式(後) スイングアーム式
フレーム形式 バックボーン
メーカー希望小売価格(税別) 295,000円 320,000円 325,000円 350,000円

GROMレースベース車

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2016年(平成28年)4月22日、ホンダ・レーシング(HRC)は同年5月下旬より、GROM125Gをベースに、レース走行に不要な保安部品を外し、ECUやハーネスをレース専用の部品に交換、ハンドシフター、ピットレーンスピード制御スイッチ及びモード切り替えスイッチ等を装備した「GROMレースベース車」を、HRCサービスショップに供給すると発表した[68]。HRCのレースベース車は、HRCサービスショップで、レース走行に必要な追加部品が組み込まれ、完成車として販売される[68]。同年7月から、同車を用いたワンメイク・レーシング・シリーズ「HRC GRM Cup」が開催されている[68]

ホンダ・レーシングは2020年(令和2年)10月22日、本田技研工業が前日にタイで発表した全面改良型のGROM125Mをベースとした「GROMレースベース車」の新型を、2021年3月より供給すると発表した[69]。この新型はG5、旧型はG4と呼ばれ、区別される[70]

欧州

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本田技研工業は、2013年1月9日から開催のブリュッセル・モーター・ショーで、MSX125を「世界初公開」した[1]

JC61/JC75

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MSX125D ED

新製品(2013年型)として2013年01月09日に発表した[71]。乗り出し価格は2,600英ポンド[72]。発売から4か月で、3,000台以上を売り上げた[73]

英バーミンガムで開催された見本市に展示されたUSヨシムラの2014年型特製車。
MSX125E ED

2014年型を2014年1月23日に発表した[74]。車体塗色を一部変更した[74]。乗り出し価格は2,799英ポンド[75]

MSX125F ED

2015年型を2015年2月14日に発表した[76]。車体塗色を一部変更した[76]。乗り出し価格は2,799英ポンド[77]

MSX125G ED

2016年型を2016年2月14日に発表した[78]。大幅改良が実施された[79]。乗り出し価格は2,899英ポンド[80]

MSX125AH ED

2017年型を世界に先駆けて2016年11月7日に発表した[20]。欧州排出ガス規制EURO4に対応させ[20]、機種記号がJC75に変更された[81]。アンチロック・ブレーキ・システムが標準装備となった[20]

MSX125AJ ED

車体塗色を一部変更した[82]

JC92

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MSX125AM ED

2021年型を2020年10月21日に発表した[24]。全面改良に伴い呼称をMSX125 Gromに変更し[83]、欧州排出ガス規制EURO5に対応させた[15][24]

MSX125AN ED

2022年型を2021年11月23日に発売した[84]

米国

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米国ホンダは、2013年1月18日にニュー・ヨークで開催された国際モーターサイクル・ショー[85]及び同年7月開催のMotoGP・USグランプリの会場で、Gromを市販予定車として展示した[86]。発売以来、米国内で毎年約1万台を売り上げている[87]

JC61/JC75

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2014年型

2013年8月に発売すると発表した[88][89][90]。希望小売価格は2,999米ドル[88]

2015年型

2015年1月16日に発表された[91][92]。車体塗色を一部変更した[91]。希望小売価格は3,199米ドル[93]

2017年型

大幅改良し[94][95]、2016年8月に発売すると発表した[96]。希望小売価格は3,199米ドル[96]

2018年型

2017年8月に発売すると発表した[97][98]。アンチロック・ブレーキ・システム搭載車が追加された[99]。希望小売価格は3,399米ドルから[99]

2019年型

2018年7月に発売すると発表した[100]。車体塗色を一部変更した[100]。希望小売価格は3,399米ドルから[100]

2020年型

2019年6月に発売すると発表した[101][102][103]。希望小売価格は3,399米ドルから[101]

JC92

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2022年型

全面改良し[31][104]、2021年5月に発売すると発表した[22]。希望小売価格は3,399米ドルから[22]

2023年型

2022年4月に発売すると発表された[105]。車体塗色を一部変更した[106]。希望小売価格は3,499米ドルから[106]

GROM50 Scrambler Concept

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GROM50 Scrambler Concept-Two。

本田技研工業は、2015年10月に開催された第44回東京モーターショー2015で、排気量49ccの参考出品車GROM50 Scrambler Concept-One及びGROM50 Scrambler Concept-Twoを世界初公開した[107][108][109]。この2車は、翌年3月開催の第37回バンコク国際モーター・ショーでも展示された[110]

関連項目

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脚註

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註釈

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  1. ^ a b 本田技研工業では日本での「GROM」の商標を登録5592794で2013年2月21日に出願したが、同月25日にはMSXパソコンに関わる株式会社MSXライセンシングコーポレーションがオートバイの商標として登録5717616で「MSX」を出願した。
  2. ^ 米国と日本では、「MSX」は他者の商標権に抵触していた[注 1][7][8][9]
  3. ^ ベースとなっているのは同車種の4代目モデル(Wave125i Helmet-in)に搭載されているエンジン。グロム以外でもモンキー125C125CT125でも同系のエンジンが採用されているが、各々減速比や出力特性に違いがある。
  4. ^ 米国ホンダによるとレトロをテーマにしたminiMOTO3兄弟(: a trio of retro-themed miniMOTO)とは、2019年型のモンキー125及びスーパーカブC125並びに2021年型のトレール125の3車[31]。なお、これらの車種は日本国内でもいわゆる広義の4MINIに含まれる。
  5. ^ 本田技研工業は、レジャー系とは顧客自身の個性を発揮するための道具として、二輪経験の有無に関わらずモーター・サイクルの趣味性の高さ、その楽しみを存分に味わえるカテゴリーとしている[35]

出典

[編集]
  1. ^ a b c "Neues 125er Zweisitzer-Funbike in der Tradition von Dax und Co" (PDF) (Press release) (ドイツ語). Honda Deutschland. 9 January 2013. 2013年2月15日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2022年3月16日閲覧
  2. ^ タイで二輪車・汎用製品の累計生産台数5,000万台を達成』(プレスリリース)本田技研工業、2014年11月17日https://www.honda.co.jp/news/2014/c141117a.html2022年3月16日閲覧 
  3. ^ a b c タイで125cc新型スポーツモデル「MSX125」を発売』(プレスリリース)本田技研工業、2013年1月9日https://www.honda.co.jp/news/2013/2130109.html2022年3月16日閲覧 
  4. ^ HONDA MSX 125” (ドイツ語). LEICHTKRAFTRÄDER. Motorräder. Peter Sommer 2-Rad-Sport. 2022年3月16日閲覧。
  5. ^ "2014 HONDA MSX125" (Press release) (ドイツ語). Honda Motor Europe. 24 January 2014. 2022年3月16日閲覧
  6. ^ a b c 躍動感あふれるスタイリングの「グロム」を発売』(プレスリリース)本田技研工業、2013年5月22日https://www.honda.co.jp/news/2013/2130522-grom.html2022年3月16日閲覧 
  7. ^ The Young Rider’s Guide to 125cc Grom Bikes” (英語). Honda Engine Room. Honda Motor Europe. 2022年3月16日閲覧。
  8. ^ Greg Drevenstedt (2013年9月6日). “2014 Honda Grom 125 Review” (英語). Rider Magazine. EPG Media. 2022年3月16日閲覧。
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  10. ^ a b "2014 Honda Grom Development Press Kit" (Press release) (英語). American Honda Motor. 21 September 2013. 2022年3月16日閲覧
  11. ^ グロムの名前の由来を教えて。”. ネーミングの由来. お客様相談センター. 本田技研工業. 2022年3月16日閲覧。
  12. ^ Don Canet (2013年9月4日). “2014 Honda Grom 125- First Ride Review” (英語). Motorcycle Reviews. Cycle World. Octane Media. 2022年3月16日閲覧。
  13. ^ a b 小型PGM-FI搭載の「Wave125i」をバンコクモーターショーで発表』(プレスリリース)本田技研工業、2003年3月27日https://www.honda.co.jp/news/2003/2030327-wave125i.html2022年3月16日閲覧 
  14. ^ a b c d e グロム』(PDF)本田技研工業、東京〈Press Information〉、2013年5月https://www.honda.co.jp/factbook/motor/GROM/201305/GROM_2013-05.pdf2022年3月16日閲覧 
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外部リンク

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