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ボール (判定)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

野球ソフトボールにおけるボール: ball)とは、投手投球ストライクゾーンを通過しなかった場合などに与えられる判定[1]。この投球そのものについてボール球(ボールだま)とも言う。打者は4つ目のボールを宣告されると、アウトにされる恐れなく、安全に一塁へ進むことが許される(四球による出塁)。

1872年に「アンフェアボール (unfair balls)」としてルールに加えられた[2]。unfair balls(不正球)とは、「打つ」スポーツであるベースボールにおいて、「打てない」(不正な)投球という意味合いである。その後、「アンフェア」という部分が省略された。

ボールが宣告される条件

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前提条件は、打者がその投球に対し打撃動作(打つ、空振りする)を起こさないこと。

  • 投球がストライクゾーンを通過しなかった場合。
  • 投球が地面に触れた場合。この後ストライクゾーンを通過してもストライクにはならない。
  • 投球が打者に触れたが、打者が避けようとしなかった場合(死球にはならない。ただし、3ボールだった場合に限り死球となる)。

このほか、次の場合もボールが宣告される。

  • 無走者のとき、投手が反則投球を犯した場合。ボークは記録されない。
  • 無走者のとき、投手がボールを所持し、打者が打撃姿勢をとって投手に対面したときから数えて12秒以内(日本では2006年度まで20秒以内)に投球しなかった場合(手からボールが離れた時点で「投球した」と判断される)。

ボールの宣告

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球審がボールを宣告する際は、投球判定のために腰を落とした体制のまま顔や手を動かさずに「ボール」と発声する。首を振ったり、片手を下に振ったり、投球から眼を切る姿勢を示したり、無発声で判定を行ってはならない。特に片手を動かすことはストライクと誤認される場合もあるため、行わない方が良いとされる。

呼称

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脚注

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出典

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  1. ^ 2009公認野球規則2.04
  2. ^ Evolution of 19th Century Baseball Rules (Continued)”. 19th Century Baseball. 2010年2月1日閲覧。

関連項目

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