マウリツィオ・アリバベーネ
マウリツィオ・アリバベーネ | |
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Maurizio Arrivabene | |
生誕 |
1957年3月7日(67歳) イタリア、ブレシア |
職業 |
スクーデリア・フェラーリ チーム代表(2014 - 2018) ユヴェントスFC CEO(2021 - 2022) |
配偶者 | ステファニア・ボッキ |
補足 | |
元フィリップ・モリス副社長 |
マウリツィオ・アリバベーネ(Maurizio Arrivabene、1957年3月7日 - )は、F1のスクーデリア・フェラーリの元チーム代表、セリエA・ユヴェントスFCの元最高経営責任者(CEO)である。イタリアのブレシア出身。
経歴
[編集]1997年、タバコ企業フィリップモリスに入社し[1]、20年近くマーケティング部門で働く[2]。2007年、副社長としてマールボロブランドのグローバル・コミュニケーション&プロモーション部門を率い、フィリップモリスがメインスポンサーとして支援するフェラーリと深い関係を持った[2]。2010年以降はF1委員会でスポンサー代表として意見を述べ、サッカーの名門クラブ、ユベントスFCの役員も務めた[3]。
2014年シーズン、フェラーリは0勝という不振に終わり、チーム幹部の入れ換えを断行。最終戦アブダビGPの翌日(2014年11月24日)、アリバベーネはフェラーリ新会長セルジオ・マルキオンネから指名され、マルコ・マティアッチの後任として新チーム代表に就任した[1]。フェラーリ社外の人物かつ、ビジネス界出身という、伝統のチームとしては異例の人選となった。
2015年以降は、4度のワールドチャンピオン経験を持つセバスチャン・ベッテルを擁し、最強チームメルセデスに挑んだ。2017年はシーズン前半にメルセデスと互角の戦いを演じたが後半に失速し、チーム代表更迭が噂されるようになった[4]。2018年シーズンも同様の展開となった上に、同年7月のマルキオンネ会長の急死後、テクニカル・ディレクターのマッティア・ビノットとのチーム内での確執が表面化した[5][6]。2019年1月7日、チーム代表にビノットが就任することが発表され、アリバベーネはチームを去った[7][8]。
2021年7月、ユヴェントスFCの最高経営責任者(CEO)に就任[9]。しかし翌2022年11月、チームの不正会計疑惑が持ち上がったことを受け取締役会メンバーが全員一斉に辞任することになり、アリバベーネもCEOを辞任した[10]。
脚注
[編集]- ^ a b ”フェラーリがマッティアッチ代表を解任、後任は経営のプロ”. AFP BB NEWS. (2014年11月25日). 2019年1月11日閲覧。
- ^ a b ”フェラーリ、代表マティアッチを更迭。後任を発表”. オートスポーツWeb. (2014年11月24日). 2019年1月11日閲覧。
- ^ ”アリバベーネがフェラーリ代表に就任”. ESPN F1. (2014年11月24日). 2019年1月11日閲覧。
- ^ ”フェラーリ会長、F1チーム代表更迭のうわさを否定”. Topnews. (2017年10月23日). 2019年1月11日閲覧。
- ^ ”イタリア有力紙、フェラーリF1の成績低迷は元会長マルキオンネの死去が発端と報道”. オートスポーツWeb. (2018年10月9日). 2019年1月11日閲覧。
- ^ ”グランプリのうわさ話:度重なるミスによりフェラーリF1が内部分裂か”. オートスポーツWeb. (2018年10月12日). 2019年1月11日閲覧。
- ^ Ferrari Announcement,Ferrari.com,2019年1月7日(最終閲覧日2019年1月7日)
- ^ ”フェラーリがアリバベーネ代表を更迭、後任にはビノットが就任”. motorsport.com. (2019年1月8日). 2019年1月11日閲覧。
- ^ 元フェラーリF1代表マウリツィオ・アリバベーネ、ユヴェントスの経営トップに就任 - Formula1-data.com 2021年7月1日
- ^ 伊ユベントス、取締役会が全員辞任 虚偽会計疑惑で - CNN.co.jp 2022年11月29日
外部リンク
[編集]- Maurizio Arrivabene - フェラーリ公式サイト