コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

マリア・バカローヴァ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マリア・バカローヴァ
Мария Бакалова
Мария Бакалова
Last Call』の撮影現場でのバカローヴァ
生年月日 (1996-06-04) 1996年6月4日(28歳)
出生地  ブルガリア ブルガス[1]
職業 女優
活動期間 2017年 - 活動中
主な作品
続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ
受賞
全米映画批評家協会賞
助演女優賞
2020年続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画
ニューヨーク映画批評家協会賞
助演女優賞
2020年『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
放送映画批評家協会賞
助演女優賞
2020年『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
その他の賞
テンプレートを表示

マリア・バカローヴァブルガリア語: Мария Бакалова 、英語:Maria Bakalova)は、ブルガリアの女優、モデルである。2020年のモキュメンタリー映画『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』により国際的に知られるようになり、ブルガリア人としては史上初めてアカデミー賞ゴールデングローブ賞全米映画俳優組合賞助演女優賞クリティクス・チョイス・アワード英語版などにノミネートされた[2]

生い立ち

[編集]

ブルガスで生まれる。6歳の頃から歌のレッスンとフルートの演奏を始めている[3]。バカローヴァはブルガスの国立芸術学校で演劇を専攻した。さらにソフィアクラスティオ・サラフォフ国立劇場映画芸術アカデミー英語版で演劇を専攻し、2019年に卒業した[4]

キャリア

[編集]

2017年に女優としてのキャリアが始まり、『XII A』(2017年)、『Transgression』(2018年)、『Angels』(2018年)、『Kalinka』(2018年)、『The Father』(2019年)、『Last Call』(2020年)、『Women do cry』(2021年)といったブルガリア映画に出演した。

2020年のモキュメンタリー映画『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』では架空のカザフスタン人記者のボラット・サグディエフ英語版の娘のトゥーター・サグディエフを演じた。当初はイリーナ・ノヴァクと発表されていたが、その後の報道でバカローヴァの関与が判明した[5][6][7]。バカローヴァはブルガリア人俳優のジュリアン・コストフ英語版によって候補を探していたキャスティングディレクターのナンシー・ビショップに紹介されていた[8][9]

2020年11月、バカローヴァがクリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシーと契約したことが報じられた[10]

フィルモグラフィ

[編集]

映画

[編集]
題名 役名 備考
2017 XIIa メレナ
2018 Ангели アンジェラ
Трансгресия ヤナ
2019 По стечение на обстоятелствата タクシーの少女
Dream Girl ドリームガール
Бащата ヴァレンティナ
2020 Като за последно アレクサンドラ
続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画
Borat Subsequent Moviefilm
トゥーター・サグディエフ 日本劇場未公開
2022 ザ・バブル
The Bubble
アニカ Netflixオリジナル映画
BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ
Bodies Bodies Bodies
ビー 日本劇場未公開
2023 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3
Guardians of the Galaxy Vol. 3
コスモ 声の出演
2024 アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方
The Apprentice
イヴァナ・トランプ

テレビシリーズ

[編集]
題名 役名 備考
2015 Типично マリア 計4話出演
2022 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル
The Guardians of the Galaxy Holiday Special
コスモ 声の出演
Disney+配信
テレビスペシャル
2024 クリーチャー・コマンドーズ
Creature Commandos
イラナ・ロストヴィッチ女王 声の出演

受賞とノミネート

[編集]
マリア・バカローヴァの受賞とノミネート
部門 候補作 結果
2018 オルタナティブ映画祭[11] 女優賞 Трансгресия 受賞
クイーン・パーム国際映画祭[11] ノミネート
2020 EDA賞 助演女優賞 続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画 ノミネート
大胆な演技賞 受賞
ボストン・オンライン映画批評家協会 助演女優賞 受賞
シカゴ映画批評家協会 受賞
有望俳優賞 ノミネート
シカゴ・インディ批評家協会 助演女優賞 受賞
コロンバス映画批評家協会 ノミネート
デンバー映画批評家協会 ノミネート
フロリダ映画批評家協会 受賞
ブレイクアウト賞 次点
ゴールデングローブ賞 映画主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) ノミネート
グレーター・ウェスタン・ニューヨーク映画批評家協会 助演女優賞 ノミネート
ヒューストン映画批評家協会 受賞
インディアナ映画ジャーナリスト協会 受賞
ブレイクアウト賞 受賞
カンザスシティ映画批評家協会 助演女優賞 次点
ロンドン映画批評家協会 受賞
ミュージックシティ映画批評家協会 受賞
全米映画批評家協会 受賞
ニューヨーク映画批評家協会 助演女優賞 受賞
ニューヨーク映画批評家オンライン ブレイクスルー俳優賞 受賞
ノースカロライナ映画批評家協会 助演女優賞 ノミネート
ノースダコタ映画批評家協会 受賞
ノーステキサス映画批評家協会 ノミネート
新人賞 ノミネート
オンライン映画批評家協会 助演女優賞 受賞
フィラデルフィア映画批評家協会 次点
サンディエゴ映画批評家協会 ノミネート
コメディ演技賞 次点
ブレイクスルーアーティスト賞 ノミネート
サンフランシスコ映画批評家協会 助演女優賞 ノミネート
サテライト賞 映画主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞
セントルイス映画批評家協会 助演女優賞 次点
2021 アカデミー賞 助演女優賞 ノミネート
AACTA賞 国際助演女優賞 ノミネート
アトランタ映画批評家協会 助演女優賞 受賞
英国アカデミー賞 助演女優賞 ノミネート
クリティクス・チョイス・アワード 助演女優賞 受賞
ダラス・フォートワース映画批評家協会 4位
ドリアン賞英語版 ノミネート
ゴールデンラズベリー賞[12] 最低スクリーンコンボ賞 (ルディ・ジュリアーニと共に)[a] 受賞
フェニックス映画批評家協会 ブレイクスルー演技賞 受賞
全米映画俳優組合賞 助演女優賞 ノミネート
シアトル映画批評家協会 助演女優賞 ノミネート
トロント映画批評家協会 受賞
style="background: #CCFFCC; color: black; vertical-align: middle; text-align: center; " class="yes table-yes2 notheme"|受賞
バンクーバー映画批評家協会 ノミネート
ワシントンD.C.映画批評家協会 ノミネート

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 最終的な受賞者は「ルディ・ジュリアーニとパンツのジッパー(pants zipper)」の組み合わせであり、ノミネート時点で挙げられていたバカローヴァの名前は外されている[13][14]

出典

[編集]
  1. ^ Nolan, Emma (22 October 2020). “Meet Maria Bakalova—Borat's daughter is breakout star of Sacha Baron Cohen's special moviefilm second”. Newsweek. 2021年3月9日閲覧。
  2. ^ Maria Bakalova Becomes Bulgaria’s First Golden Globe Nominee” (英語). Balkan Insight (2021年2月3日). 2021年2月3日閲覧。
  3. ^ Itzkoff, Dave (November 11, 2020). “Meet Maria Bakalova, the Breakout Star of the Borat Sequel”. The New York Times. November 12, 2020閲覧。
  4. ^ Oré, Michella. “Who Plays Borat's Daughter?”. Glamour. 2021年3月9日閲覧。
  5. ^ Rosen, Christopher. “Who Plays Borat's Daughter in Borat 2? Introducing Maria Bakalova”. Vanity Fair. 2021年3月9日閲覧。
  6. ^ Chang, Justin (21 Oct 2020). “Review: Sacha Baron Cohen takes on Trump and coronavirus in clever, scattershot 'Borat' sequel”. LA Times. 21 Oct 2020閲覧。
  7. ^ Rudy Giuliani faces questions after compromising scene in new Borat film”. The Guardian. 22 October 2020閲覧。
  8. ^ Nancy Bishop Casting (24 October 2020). “This is a special shout out to @juliankostov. Without him and his connections in Bulgaria, I never could have found Maria Bakalova for Borat. He is an actor who also excellent entrepreneurial instincts and saw a need to start an agency for Bulgarians.”. 2 November 2020閲覧。
  9. ^ Kohn, Eric (1 December 2020). “‘Borat 2’ Star Maria Bakalova: Behind the Scenes of the Year’s Most Surprising Breakthrough Performance”. 15 February 2021閲覧。
  10. ^ Kroll, Justin (2020年11月10日). “‘Borat 2’ Breakout Star Maria Bakalova Signs With CAA” (英語). 2020年11月10日閲覧。
  11. ^ a b Molloy, Tim (22 October 2020). “Meet Maria Bakalova, the Actress Who Plays Borat's Daughter”. moviemaker.com. 2021年3月9日閲覧。
  12. ^ Rahman, Abid (11 March 2021). “'365 Days,' 'Dolittle,' Sia's 'Music' Top Razzie Awards Nominations”. The Hollywood Reporter. 12 March 2021閲覧。
  13. ^ Razzies Nominations 2021: ‘Dolittle’, ‘Music’ And Rudy Giuliani Among Nominees – Deadline”. Deadline. 2023年7月8日閲覧。
  14. ^ Razzie Awards 2021 Winners: Music, 365 Days Win Big at 41st Golden Raspberry Awards” (英語). Rotten Tomatoes. 2023年7月8日閲覧。


外部リンク

[編集]