マリア・バカローヴァ
マリア・バカローヴァ Мария Бакалова | |||||||||||||||||
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『Last Call』の撮影現場でのバカローヴァ | |||||||||||||||||
生年月日 | 1996年6月4日(28歳) | ||||||||||||||||
出生地 | ブルガリア ブルガス[1] | ||||||||||||||||
職業 | 女優 | ||||||||||||||||
活動期間 | 2017年 - 活動中 | ||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||
『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ | |||||||||||||||||
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マリア・バカローヴァ(ブルガリア語: Мария Бакалова 、英語:Maria Bakalova)は、ブルガリアの女優、モデルである。2020年のモキュメンタリー映画『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』により国際的に知られるようになり、ブルガリア人としては史上初めてアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞助演女優賞、クリティクス・チョイス・アワードなどにノミネートされた[2]。
生い立ち
[編集]ブルガスで生まれる。6歳の頃から歌のレッスンとフルートの演奏を始めている[3]。バカローヴァはブルガスの国立芸術学校で演劇を専攻した。さらにソフィアのクラスティオ・サラフォフ国立劇場映画芸術アカデミーで演劇を専攻し、2019年に卒業した[4]。
キャリア
[編集]2017年に女優としてのキャリアが始まり、『XII A』(2017年)、『Transgression』(2018年)、『Angels』(2018年)、『Kalinka』(2018年)、『The Father』(2019年)、『Last Call』(2020年)、『Women do cry』(2021年)といったブルガリア映画に出演した。
2020年のモキュメンタリー映画『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』では架空のカザフスタン人記者のボラット・サグディエフの娘のトゥーター・サグディエフを演じた。当初はイリーナ・ノヴァクと発表されていたが、その後の報道でバカローヴァの関与が判明した[5][6][7]。バカローヴァはブルガリア人俳優のジュリアン・コストフによって候補を探していたキャスティングディレクターのナンシー・ビショップに紹介されていた[8][9]。
2020年11月、バカローヴァがクリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシーと契約したことが報じられた[10]。
フィルモグラフィ
[編集]映画
[編集]年 | 題名 | 役名 | 備考 |
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2017 | XIIa | メレナ | |
2018 | Ангели | アンジェラ | |
Трансгресия | ヤナ | ||
2019 | По стечение на обстоятелствата | タクシーの少女 | |
Dream Girl | ドリームガール | ||
Бащата | ヴァレンティナ | ||
2020 | Като за последно | アレクサンドラ | |
続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画 Borat Subsequent Moviefilm |
トゥーター・サグディエフ | 日本劇場未公開 | |
2022 | ザ・バブル The Bubble |
アニカ | Netflixオリジナル映画 |
BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ Bodies Bodies Bodies |
ビー | 日本劇場未公開 | |
2023 | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3 Guardians of the Galaxy Vol. 3 |
コスモ | 声の出演 |
2024 | アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方 The Apprentice |
イヴァナ・トランプ |
テレビシリーズ
[編集]年 | 題名 | 役名 | 備考 |
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2015 | Типично | マリア | 計4話出演 |
2022 | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル The Guardians of the Galaxy Holiday Special |
コスモ | 声の出演 Disney+配信 テレビスペシャル |
2024 | クリーチャー・コマンドーズ Creature Commandos |
イラナ・ロストヴィッチ女王 | 声の出演 |
受賞とノミネート
[編集]年 | 賞 | 部門 | 候補作 | 結果 |
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2018 | オルタナティブ映画祭[11] | 女優賞 | Трансгресия | 受賞 |
クイーン・パーム国際映画祭[11] | ノミネート | |||
2020 | EDA賞 | 助演女優賞 | 続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画 | ノミネート |
大胆な演技賞 | 受賞 | |||
ボストン・オンライン映画批評家協会 | 助演女優賞 | 受賞 | ||
シカゴ映画批評家協会 | 受賞 | |||
有望俳優賞 | ノミネート | |||
シカゴ・インディ批評家協会 | 助演女優賞 | 受賞 | ||
コロンバス映画批評家協会 | ノミネート | |||
デンバー映画批評家協会 | ノミネート | |||
フロリダ映画批評家協会 | 受賞 | |||
ブレイクアウト賞 | 次点 | |||
ゴールデングローブ賞 | 映画主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) | ノミネート | ||
グレーター・ウェスタン・ニューヨーク映画批評家協会 | 助演女優賞 | ノミネート | ||
ヒューストン映画批評家協会 | 受賞 | |||
インディアナ映画ジャーナリスト協会 | 受賞 | |||
ブレイクアウト賞 | 受賞 | |||
カンザスシティ映画批評家協会 | 助演女優賞 | 次点 | ||
ロンドン映画批評家協会 | 受賞 | |||
ミュージックシティ映画批評家協会 | 受賞 | |||
全米映画批評家協会 | 受賞 | |||
ニューヨーク映画批評家協会 | 助演女優賞 | 受賞 | ||
ニューヨーク映画批評家オンライン | ブレイクスルー俳優賞 | 受賞 | ||
ノースカロライナ映画批評家協会 | 助演女優賞 | ノミネート | ||
ノースダコタ映画批評家協会 | 受賞 | |||
ノーステキサス映画批評家協会 | ノミネート | |||
新人賞 | ノミネート | |||
オンライン映画批評家協会 | 助演女優賞 | 受賞 | ||
フィラデルフィア映画批評家協会 | 次点 | |||
サンディエゴ映画批評家協会 | ノミネート | |||
コメディ演技賞 | 次点 | |||
ブレイクスルーアーティスト賞 | ノミネート | |||
サンフランシスコ映画批評家協会 | 助演女優賞 | ノミネート | ||
サテライト賞 | 映画主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) | 受賞 | ||
セントルイス映画批評家協会 | 助演女優賞 | 次点 | ||
2021 | アカデミー賞 | 助演女優賞 | ノミネート | |
AACTA賞 | 国際助演女優賞 | ノミネート | ||
アトランタ映画批評家協会 | 助演女優賞 | 受賞 | ||
英国アカデミー賞 | 助演女優賞 | ノミネート | ||
クリティクス・チョイス・アワード | 助演女優賞 | 受賞 | ||
ダラス・フォートワース映画批評家協会 | 4位 | |||
ドリアン賞 | ノミネート | |||
ゴールデンラズベリー賞[12] | 最低スクリーンコンボ賞 (ルディ・ジュリアーニと共に)[a] | 受賞 | ||
フェニックス映画批評家協会 | ブレイクスルー演技賞 | 受賞 | ||
全米映画俳優組合賞 | 助演女優賞 | ノミネート | ||
シアトル映画批評家協会 | 助演女優賞 | ノミネート | ||
トロント映画批評家協会 | 受賞 | |||
style="background: #CCFFCC; color: black; vertical-align: middle; text-align: center; " class="yes table-yes2 notheme"|受賞 | ||||
バンクーバー映画批評家協会 | ノミネート | |||
ワシントンD.C.映画批評家協会 | ノミネート |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ Nolan, Emma (22 October 2020). “Meet Maria Bakalova—Borat's daughter is breakout star of Sacha Baron Cohen's special moviefilm second”. Newsweek. 2021年3月9日閲覧。
- ^ “Maria Bakalova Becomes Bulgaria’s First Golden Globe Nominee” (英語). Balkan Insight (2021年2月3日). 2021年2月3日閲覧。
- ^ Itzkoff, Dave (November 11, 2020). “Meet Maria Bakalova, the Breakout Star of the Borat Sequel”. The New York Times. November 12, 2020閲覧。
- ^ Oré, Michella. “Who Plays Borat's Daughter?”. Glamour. 2021年3月9日閲覧。
- ^ Rosen, Christopher. “Who Plays Borat's Daughter in Borat 2? Introducing Maria Bakalova”. Vanity Fair. 2021年3月9日閲覧。
- ^ Chang, Justin (21 Oct 2020). “Review: Sacha Baron Cohen takes on Trump and coronavirus in clever, scattershot 'Borat' sequel”. LA Times. 21 Oct 2020閲覧。
- ^ “Rudy Giuliani faces questions after compromising scene in new Borat film”. The Guardian. 22 October 2020閲覧。
- ^ Nancy Bishop Casting (24 October 2020). “This is a special shout out to @juliankostov. Without him and his connections in Bulgaria, I never could have found Maria Bakalova for Borat. He is an actor who also excellent entrepreneurial instincts and saw a need to start an agency for Bulgarians.”. 2 November 2020閲覧。
- ^ Kohn, Eric (1 December 2020). “‘Borat 2’ Star Maria Bakalova: Behind the Scenes of the Year’s Most Surprising Breakthrough Performance”. 15 February 2021閲覧。
- ^ Kroll, Justin (2020年11月10日). “‘Borat 2’ Breakout Star Maria Bakalova Signs With CAA” (英語). 2020年11月10日閲覧。
- ^ a b Molloy, Tim (22 October 2020). “Meet Maria Bakalova, the Actress Who Plays Borat's Daughter”. moviemaker.com. 2021年3月9日閲覧。
- ^ Rahman, Abid (11 March 2021). “'365 Days,' 'Dolittle,' Sia's 'Music' Top Razzie Awards Nominations”. The Hollywood Reporter. 12 March 2021閲覧。
- ^ “Razzies Nominations 2021: ‘Dolittle’, ‘Music’ And Rudy Giuliani Among Nominees – Deadline”. Deadline. 2023年7月8日閲覧。
- ^ “Razzie Awards 2021 Winners: Music, 365 Days Win Big at 41st Golden Raspberry Awards” (英語). Rotten Tomatoes. 2023年7月8日閲覧。
外部リンク
[編集]- マリア・バカローヴァ - allcinema
- Maria Bakalova - IMDb
- Maria Bakalova (@mariabakalovaofficial) - Instagram