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ミッミッ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミッミッ
Beep, Beep
監督 チャック・ジョーンズ [1]
脚本 マイケル・マルチーズ
製作 エドワード・セルツァー
出演者 ポール・ジュリアン
音楽 カール・スターリング
製作会社 ワーナー・ブラザース・カートゥーンズ
配給 ワーナー・ブラザース
ヴァイタフォン
公開 アメリカ合衆国の旗 1952年5月24日
上映時間 7分5秒
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
前作 ゴングでゴツン
次作 約1匹ワンちゃん
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ミッミッ(Beep, Beep、1952年5月24日)とは、アメリカ合衆国の映画会社ワーナー・ブラザースの短編アニメシリーズ「メリー・メロディーズ」の作品である。「マンガ大作戦」での邦題は『ロード作戦ビッビッの巻』、「バッグス・バニーのぶっちぎりステージ」での邦題は『地上でも地下でも』。

概要

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荒野を舞台にロードランナー(学名:アクセル・モーレツダウス、Accelerati Incredibilus)を追いかけるコヨーテ(学名:ニククイヤス・イヤシウス)。コヨーテが追いつこうとすると、ロードランナーはいつものように「ミッミッ」と鳴いて猛スピード逃げてしまう。ロードランナーを食べたいコヨーテは様々な作戦を立てる。

作戦1 バネ付きボクシンググローブを岩にくっつけて、ロードランナーを激突させようとするコヨーテ。岩に乗って、ロードランナーの「ミッミッ」が聞こえた時にバネ付きグローブを作動させるが、何故か岩が動きコヨーテはペシャンコ。さらにグローブがコヨーテ目掛けて激突。

作戦2 コヨーテは崖から崖へロープで綱渡りしてロードランナー目掛けて金床を落とす、ロードランナー・バーガー作戦に出るが、誤ってゴム製のロープにして綱渡りをしたためコヨーテは道に。そこはロードランナーがやってきて「ミッミッ」と鳴いて引き返す。怒ったコヨーテは金床を捨てるが、ゴムのロープに乗っていたため空へ飛ばされてしまう。しかしコヨーテはバックパックのパラシュートセットを用意していた。しかし出てきたのは斧、皿、コップなどであった。アクメ・コーポレーション製の痛み止め(ACME Aspirin)を飲んで、映画を観ている観客に手を振って転落した。

作戦3 ロードランナーの通る道にコヨーテはアクメ・コーポレーション製のマッチを使って、爆弾入り水飲み場を作った。しかし、ロードランナーは「ミッミッ」と鳴くと水を飲まずに立ち去り、コヨーテの所に行き、『ロードランナーは字が読めないし、飲まない(Road Runners can't read and don't drink)』と書かれたプラカードを掲げた。怒ったコヨーテはロードランナーを追いかける。2匹はサボテン鉱山(Old Cactus Mine)でライトを持って壮絶な追いかけっこを繰り広げる。その最中にコヨーテのライトが切れてしまう。これでは鉱山の中は真っ暗。コヨーテはマッチで火をつけるが、彼のいた所はTNT爆弾やダイナマイトが沢山ある火薬庫。大爆発を起こし、地上にあったサボテンYIPE!と変形した。

作戦4 コヨーテはスプリングボートに乗ってロードランナーを捕まえようとするが、スプリングボートが地面に激突し、コヨーテはペチャンコになってしまう。

作戦5 コヨーテは花火ロケットに乗ってロードランナーを追いかけようとする。しかし、花火ロケットはロードランナーの方ではなく、上に発射してしまい、大爆発を起こす。花火の残像に『お食事はジョーズレストランで(Eat at Joe's)』という宣伝が映る。

作戦6 アクメ・コーポレーション製の「アクメ ロケット駆動ローラースケート(ACME Rocket Powered Roller Skates)」を履いたコヨーテはロードランナーを追い詰める。しかし、そのローラースケートはカーブができない、崖を登るなどの欠点を持ち、ロードランナーを捕らえ損ね、吹っ飛ばされる。その最中でエンジンが切れ、コヨーテは転落してしまう。ヘトヘトになったコヨーテは水飲み場を見つけ、水を飲もうとする。しかしそれは自分自身が作った爆弾入り水飲み場だったので、大爆発を起こしてしまった。

作戦7 コヨーテは道に線路を置いて、鉄道作業員に変装してロードランナーを足止めしようとするが、ロードランナーに激突されてしまう。倒れ込んだ線路に、何故か蒸気機関車がやってきてしまい、コヨーテは轢かれてしまった。

ペシャンコになったコヨーテが蒸気機関車を見ると、『The End』と描かれたナンバープレートの車両にロードランナーが乗っており、「ミッミッ」と鳴いたのであった。

声優

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キャラクター 原語版 現行吹き替え版
ロード・ランナー ポール・ジュリアン 原語流用
ワイリー・コヨーテ メル・ブランク 同上
ナレーター - 梅津秀行

その他のメディア

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  • ルーニー・テューンズ・コレクション オールスターズ Volume 2
本編では2番目に日本語吹き替え版も収録、ただしテレビ放送時のテロップは表記されない(特にバッグス・バニーショー)。
本編中に、作戦2のシーンが登場、映画の演出上、ポーキー・ピッグが番組中に乱入してくる。

脚注

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  1. ^ Beck, Jerry; Friedwald, Will (1989). Looney Tunes and Merrie Melodies: A Complete Illustrated Guide to the Warner Bros. Cartoons. Henry Holt and Co. p. 285. ISBN 0-8050-0894-2 

関連項目

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外部リンク

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