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メイショウベルーガ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
メイショウベルーガ
2010年京都大賞典表彰式
欧字表記 Meisho Beluga
品種 サラブレッド
性別
毛色 芦毛
生誕 2005年3月30日
死没 2021年8月2日(16歳没)
登録日 2007年7月11日
抹消日 2011年11月4日
フレンチデピュティ
パパゴ
母の父 サドラーズウェルズ
生国 日本の旗 日本北海道浦河町
生産者 三嶋牧場
馬主 松本好雄
調教師 池添兼雄栗東
調教助手 古小路重男[1]
競走成績
生涯成績 35戦7勝
獲得賞金 3億3084万6000円
勝ち鞍
GII 日経新春杯 2010年
GII 京都大賞典 2010年
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メイショウベルーガは、日本競走馬。馬名の由来は「メイショウ」は冠名、「ベルーガ」は白イルカ。おもな勝ち鞍は2010年日経新春杯京都大賞典

戦績

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2008年

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初出走となったのは2008年1月26日の芝1600メートルの新馬戦(12着)で、次走ダートの未勝利戦で初勝利を挙げた。しかし、500万では勝つことができず、再び芝に転じてフローラステークスに出走。勝った馬は道中3番手、2着が逃げ馬と前残りの競馬の中、最後方から上がり33秒8の末脚で追い込むが、3着に首差届かず4着、優駿牝馬の優先出走権に届かなかった。5月11日の矢車賞(500万下)では1着となり、優駿牝馬に登録するが、賞金不足で除外された。7月の函館で1000万下を勝ち、賞金を加算して秋の重賞に臨むがローズステークスの5着が最高だった。

2009年

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2009年に入り、1600万条件を勝てないレースが続き、降級。降級後も2戦敗れたが、弥彦特別にて1年ぶりの勝利。なお、5着には後の菊花賞馬であるスリーロールスが入っている。1戦挟んで古都ステークスにも勝利し、オープン入りを果たした。エリザベス女王杯では5着に善戦、愛知杯では1番人気となるも、3着に終わる。

2010年

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日経新春杯から始動。後方から直線一気でトップカミングに3馬身差をつけ、重賞初勝利を挙げた。続く阪神大賞典では1番人気で出走、中団待機から追い込んでくるもトウカイトリックの3着に敗れ、重賞連勝はならなかった。本番の天皇賞(春)では2周目4コーナーでトーセンクラウンに進路を妨害され、直線ではいいところなく10着と大敗した。宝塚記念では後方から追い上げてくるも6着に終わった。8月の新潟記念では2番人気で出走、後方から追い込んでくるも4着に敗れた。秋初戦の京都大賞典では中団のやや後ろからレースを進め、直線で馬場の真ん中から抜け出し、ゴール前で迫ってきたオウケンブルースリを半馬身差退けて快勝、重賞2勝目を飾った。本番のエリザベス女王杯では中団待機から直線で大外から鋭く伸びてくるもスノーフェアリーの2着に敗れた。ジャパンカップでは中団から追い上げてくるもローズキングダムの6着だった。有馬記念では、主戦騎手の池添謙一がドリームジャーニーに騎乗するため、蛯名正義に乗り替わったが12着と大敗した。

2011年

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京都記念から始動。4・5番手を追走し一旦は位置取りを下げるも直線で末脚を伸ばし2着となった。天皇賞(春)に向けて調整されていたが歩様の乱れを生じたため回避。休養を挟んで天皇賞(秋)に出走したが競走中に右前繋靭帯不全断裂を発症したため、4コーナーで競走中止[2]。競走能力喪失となり、引退に追い込まれた。引退後は北海道浦河町の三嶋牧場で繁殖牝馬として繋養が決まった。

2021年8月2日に繋養地の三嶋牧場にて病気のため死亡した[3][4]。16歳没。

競走成績

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年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量
[kg]
距離馬場 タイム
上り3F
タイム差 勝ち馬/(2着馬)
2008. 1. 26 京都 3歳新馬 15 15.7 (5人) 12着 池添謙一 54 芝1600m(良) 1:40.6 (38.7) 3.1 ライムキャンディ
2. 24 京都 3歳未勝利 15 6.9 (4人) 1着 池添謙一 54 ダ1200m(良) 1:13.7 (36.6) -0.6 (マルシゲヨカニセ)
3. 16 阪神 3歳500万下 12 3.4 (2人) 6着 四位洋文 54 ダ1200m(稍) 1:12.9 (36.5) 0.8 ヤサシイキモチ
4. 5 阪神 3歳500万下 16 10.0 (3人) 2着 池添謙一 54 ダ1400m(良) 1:25.3 (37.1) 1.0 リーガルスキーム
4. 27 東京 フローラS JpnII 18 66.0 (16人) 4着 小野次郎 54 芝2000m(良) 2:00.8 (33.8) 0.3 レッドアゲート
5. 11 京都 矢車賞 500万下 14 3.3 (1人) 1着 石橋守 54 芝1800m(稍) 1:49.0 (36.6) -0.1 (コーニングストーン)
5. 31 中京 白百合S OP 10 6.3 (4人) 6着 武豊 54 芝1800m(稍) 1:48.9 (35.1) 0.7 ヤマニンキングリー
8. 3 函館 かもめ島特別 1000万下 8 3.2 (2人) 1着 四位洋文 52 芝1800m(不) 1:53.6 (35.9) -0.4 (ボーテセレスト)
8. 17 札幌 クイーンS JpnIII 13 9.5 (5人) 7着 四位洋文 52 芝1800m(良) 1:48.6 (34.9) 0.5 ヤマニンメルベイユ
9. 21 阪神 ローズS JpnII 18 6.3 (3人) 5着 四位洋文 54 芝1800m(重) 1:47.9 (35.6) 0.6 マイネレーツェル
10. 19 京都 秋華賞 JpnI 18 32.6 (12人) 11着 幸英明 55 芝2000m(良) 1:59.0 (34.4) 0.6 ブラックエンブレム
2009. 2. 15 京都 飛鳥S 1600万下 9 13.3 (6人) 6着 四位洋文 54 芝1800m(良) 1:49.5 (34.3) 0.3 タガノエルシコ
2. 22 東京 初音S 1600万下 16 9.4 (3人) 3着 田中勝春 55 芝1600m(良) 1:35.3 (33.7) 0.1 ダンスオールナイト
3. 22 阪神 但馬S 1600万下 16 9.9 (5人) 4着 池添謙一 54 芝2000m(稍) 2:04.9 (37.0) 0.5 イケトップガン
4. 5 阪神 難波S 1600万下 16 4.9 (1人) 11着 池添謙一 55 芝1800m(良) 1:48.7 (33.7) 1.1 ブーケフレグランス
5. 2 東京 府中S 1600万下 17 12.4 (7人) 3着 田中勝春 54 芝2000m(良) 1:59.3 (33.9) 0.2 ニシノブルームーン
5. 24 中京 パールS 1600万下 13 3.6 (1人) 5着 池添謙一 55 芝1800m(良) 1:46.4 (34.1) 0.4 ウェディングフジコ
8. 1 札幌 大倉山特別 1000万下 13 3.2 (2人) 3着 池添謙一 55 芝1800m(良) 1:47.5 (34.3) 0.1 ミクロコスモス
8. 15 札幌 支笏湖特別 1000万下 14 5.3 (3人) 7着 池添謙一 56 芝2600m(良) 2:40.9 (36.0) 0.3 マイネルアンサー
9. 5 新潟 弥彦特別 1000万下 13 5.0 (4人) 1着 蛯名正義 56 芝2000m(良) 1:58.8 (33.8) -0.1 (ダイワオージー)
9. 21 阪神 西宮S 1600万下 18 14.1 (7人) 3着 蛯名正義 55 芝1800m(良) 1:45.3 (34.7) 0.5 ナムラクレセント
10. 24 京都 古都S 1600万下 13 2.4 (1人) 1着 武豊 55 芝2200m(良) 2:12.3 (33.8) -0.2 (ザサンデーフサイチ)
11. 15 京都 エリザベス女王杯 GI 18 19.6 (6人) 5着 池添謙一 56 芝2200m(良) 2:14.6 (33.3) 1.0 クィーンスプマンテ
12. 19 中京 愛知杯 GIII 18 3.8 (1人) 3着 池添謙一 54 芝2000m(良) 1:59.8 (34.3) 0.1 リトルアマポーラ
2010. 1. 17 京都 日経新春杯 GII 12 3.9 (2人) 1着 池添謙一 56 芝2400m(良) 2:24.4 (34.9) -0.5 (トップカミング)
3. 21 阪神 阪神大賞典 GII 14 4.3 (1人) 3着 池添謙一 54 芝3000m(良) 3:07.3 (36.4) 0.0 トウカイトリック
5. 2 京都 天皇賞(春) GI 18 13.3 (5人) 10着 福永祐一 56 芝3200m(良) 3:17.7 (35.4) 2.0 ジャガーメイル
6. 27 阪神 宝塚記念 GI 17 75.5 (13人) 6着 幸英明 56 芝2200m(稍) 2:13.5 (35.9) 0.7 ナカヤマフェスタ
8. 29 新潟 新潟記念 GIII 17 6.4 (2人) 4着 池添謙一 56 芝2000m(良) 1:58.5 (33.0) 0.1 ナリタクリスタル
10. 10 京都 京都大賞典 GII 10 3.5 (2人) 1着 池添謙一 56 芝2400m(良) 2:25.0 (34.9) -0.1 オウケンブルースリ
11. 14 京都 エリザベス女王杯 GI 17 3.1 (2人) 2着 池添謙一 56 芝2200m(良) 2:13.2 (34.4) 0.7 スノーフェアリー
11. 28 東京 ジャパンC GI 18 63.1 (11人) 6着 池添謙一 55 芝2400m(良) 2:25.4 (34.2) 0.2 ローズキングダム
12. 26 中山 有馬記念 GI 15 38.4 (9人) 12着 蛯名正義 55 芝2500m(良) 2:33.8 (35.0) 1.2 ヴィクトワールピサ
2011. 2. 13 京都 京都記念 GII 12 9.6 (5人) 2着 池添謙一 56 芝2200m(良) 2:14.0 (34.4) 0.1 トゥザグローリー
10. 30 東京 天皇賞(秋) GI 18 164.5 (15人) 池添謙一 56 芝2000m(良) 競走中止 トーセンジョーダン
  • 全勝利のうち5勝を京都競馬場で挙げており、屈指の京都巧者とも言える。

繁殖成績

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初年度はダイワメジャーと交配されている。2019年3月3日、3番仔のメイショウテンゲン(父ディープインパクト)が弥生賞を制し、産駒初の重賞制覇を果たした。

馬名 誕生年 毛色 馬主 厩舎 戦績
初仔 メイショウジーター 2013年 栗毛 ダイワメジャー 松本好雄 栗東・池添兼雄 6戦0勝(引退)
2番仔 メイショウテンシャ 2014年 芦毛 ディープインパクト 32戦3勝(引退)
3番仔 メイショウテンゲン 2016年 27戦2勝(引退)GⅡ 弥生賞優勝
4番仔 メイショウミモザ  2017年 芦毛 ハーツクライ 33戦5勝(引退・繁殖)GⅡ 阪神牝馬S優勝
5番仔 メイショウホーコン 2019年 芦毛 松本好雄
→前田敏文
栗東・池添兼雄
園田・森沢友貴
→栗東・安達昭夫
水沢菅原勲
25戦3勝(引退)
6番仔 メイショウネムノキ 2020年 芦毛 ロードカナロア 松本好雄 栗東・池添兼雄 16戦0勝(引退)

血統表

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メイショウベルーガ血統デピュティミニスター系 / Northern Dancer 18.75% 4x3) (血統表の出典)

*フレンチデピュティ
French Deputy
1992年 栗毛
父の父
Deputy Minister
1979年 黒鹿毛
Vice Regent Northern Dancer
Victoria Regina
Mint Copy Bunty's Flight
Shankey
父の母
Mitterand
1981年 鹿毛
Hold Your Peace Speak John
Blue Moon
Laredo Lase Bold Ruler
Fortunate Isle

*パパゴ
1991年 芦毛
Sadler's Wells
1981年
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
母の母
Passamaquoddy
1980年
Drone Sir Gaylord
Cap and Bells
Olmec Pago Pago
Chocolate Beau F-No.3-d


主な近親

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脚注

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外部リンク

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