メイショウテンゲン
| メイショウテンゲン | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
 2019年東京優駿 | ||||||
| 欧字表記 | Meisho Tengen[1] | |||||
| 品種 | サラブレッド[1] | |||||
| 性別 | 牡[1] | |||||
| 毛色 | 芦毛[1] | |||||
| 生誕 | 2016年3月10日（8歳）[1] | |||||
| 登録日 | 2018年7月5日[2] | |||||
| 抹消日 | 2023年7月22日[3] | |||||
| 父 | ディープインパクト[1] | |||||
| 母 | メイショウベルーガ[1] | |||||
| 母の父 | フレンチデピュティ[1] | |||||
| 生国 |
 日本（北海道浦河町）[1] | |||||
| 生産者 | 三嶋牧場[1] | |||||
| 馬主 | 松本好雄[1] | |||||
| 調教師 |
池添兼雄（栗東） →松永昌博（栗東）[1] | |||||
| 競走成績 | ||||||
| 生涯成績 | 27戦2勝[1] | |||||
| 獲得賞金 | 1億2717万6000円[1] | |||||
| ||||||
メイショウテンゲン（欧字名:Meisho Tengen、2016年3月10日 - ）は、日本の競走馬[1]。2019年の弥生賞の勝ち馬である。
馬名の意味は、冠名＋天元。碁盤の中心点のこと。
戦績
[編集]2歳（2018年）
[編集]10月21日京都の新馬戦でデビュー、後方待機から直線で大外から追い込むも2着[4]。
その後も2着、3着と惜しいレースが続いていたが、12月28日阪神の未勝利戦では中団追走から鋭く伸びると2着馬に2馬身差をつけ、4戦目で初勝利を飾る。
3歳（2019年）
[編集]重賞初挑戦となったきさらぎ賞は直線で伸びを欠き5着に終わる。3月3日の弥生賞は8番人気と低評価だったが、中団グループから抜け出すと最後はシュヴァルツリーゼに1馬身半差をつけ、重賞初制覇を果たした[5]。その後クラシック戦線では精彩を欠くレースを続けていたが、ステイヤーズSでは4着と久々の掲示板入りとなった。
4歳（2020年）
[編集]2月22日のダイヤモンドステークスから始動。道中後方追走から最後の直線で懸命に追い込み、最低人気のミライヘノツバサとの激しい競り合いとなるも2着[6]。続く阪神大賞典では中団のやや後ろから脚を伸ばして3着に入った[7]。この後、5月3日の天皇賞（春）では8着、宝塚記念では5着と凡走し休養に入る。 秋に入り、11月8日のアルゼンチン共和国杯で復帰したが17着。12月5日のステイヤーズステークスでも14着に大敗し4歳シーズンを終えた。
5歳（2021年）
[編集]前年同様ダイヤモンドステークスから始動し、横山典弘との初コンビで挑むも16着と殿負けに終わる。次走の阪神大賞典では酒井学に乗り替わるも6着、本番の天皇賞（春）では14着に敗れた。その後、8月11日に左前の屈腱炎が判明し、長期の休養に入った[8]。
6歳（2022年）
[編集]12月3日のチャレンジカップで戦線に復帰し、12着だった。
7歳（2023年）
[編集]年初の万葉ステークスから始動し、長距離戦線を中心に4戦したがいずれも着外だった。5戦目の三宮ステークスは初のダート挑戦となったが、14着と大敗した。次走の名鉄杯（リステッド競走）12着が現役最終戦となり、7月22日付でJRAの競走馬登録を抹消された。引退後は中山競馬場で乗馬として供用され、2024年に誘導馬でもデビューしている[9][10]。
競走成績
[編集]以下の内容は、JBISサーチ[11]およびnetkeiba.com[12]に基づく。
| 競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離（馬場） | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ （人気） |
着順 | タイム （上がり3F） |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬（2着馬） | 馬体重 [kg] |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2018.10.21 | 京都 | 2歳新馬 | 芝1800m（良） | 13 | 5 | 6 | 29.9（5人） | 2着 | 1:48.0（34.7） | 0.0 | 池添謙一 | 55 | ワールドプレミア | 466 | |
| 11.10 | 京都 | 2歳未勝利 | 芝1800m（稍） | 6 | 2 | 2 | 1.4（1人） | 2着 | 1:48.6（35.2） | 0.1 | 池添謙一 | 55 | ロードマイウェイ | 460 | |
| 12.9 | 阪神 | 2歳未勝利 | 芝2000m（良） | 9 | 8 | 9 | 2.1（1人） | 3着 | 2:02.5（35.2） | 0.1 | 池添謙一 | 55 | タンタラス | 462 | |
| 12.28 | 阪神 | 2歳未勝利 | 芝1800m（良） | 18 | 2 | 3 | 2.3（1人） | 1着 | 1:48.0（35.2） | -0.3 | 松山弘平 | 55 | （アンクルテイオウ） | 462 | |
| 2019.2.3 | 京都 | きさらぎ賞 | GIII | 芝1800m（良） | 8 | 8 | 8 | 11.2（5人） | 5着 | 1:49.8（35.3） | 0.8 | 池添謙一 | 56 | ダノンチェイサー | 466 |
| 3.3 | 中山 | 弥生賞 | GII | 芝2000m（重） | 10 | 8 | 10 | 39.1（8人） | 1着 | 2:03.3（36.7） | -0.2 | 池添謙一 | 56 | （シュヴァルツリーゼ） | 458 |
| 4.14 | 中山 | 皐月賞 | GI | 芝2000m（良） | 18 | 5 | 9 | 51.4（9人） | 15着 | 1:59.7（34.9） | 1.6 | 三浦皇成 | 57 | サートゥルナーリア | 454 |
| 5.26 | 東京 | 東京優駿 | GI | 芝2400m（良） | 18 | 4 | 8 | 80.0（10人） | 10着 | 2:24.0（34.4） | 1.4 | 武豊 | 57 | ロジャーバローズ | 454 |
| 9.16 | 中山 | セントライト記念 | GII | 芝2200m（重） | 18 | 6 | 11 | 17.8（10人） | 11着 | 2:12.5（35.6） | 1.0 | 池添謙一 | 56 | リオンリオン | 446 |
| 10.20 | 京都 | 菊花賞 | GI | 芝3000m（良） | 18 | 8 | 18 | 117.2（15人） | 12着 | 3:07.7（37.3） | 1.7 | 池添謙一 | 57 | ワールドプレミア | 456 |
| 11.30 | 中山 | ステイヤーズS | GII | 芝3600m（良） | 13 | 5 | 6 | 7.2（5人） | 4着 | 3:46.5（35.5） | 0.4 | 池添謙一 | 55 | モンドインテロ | 454 |
| 2020.2.22 | 東京 | ダイヤモンドS | GIII | 芝3400m（良） | 16 | 7 | 14 | 8.2（3人） | 2着 | 3:31.2（37.2） | 0.0 | 池添謙一 | 55 | ミライヘノツバサ | 456 |
| 3.22 | 阪神 | 阪神大賞典 | GII | 芝3000m（良） | 10 | 6 | 6 | 10.0（4人） | 3着 | 3:03.4（36.0） | 0.4 | 松山弘平 | 55 | ユーキャンスマイル | 462 |
| 5.3 | 京都 | 天皇賞（春） | GI | 芝3200m（良） | 14 | 7 | 11 | 54.0（10人） | 8着 | 3:17.5（35.8） | 1.0 | 幸英明 | 58 | フィエールマン | 470 |
| 6.28 | 阪神 | 宝塚記念 | GI | 芝2200m（稍） | 18 | 5 | 10 | 206.2（16人） | 5着 | 2:15.6（37.4） | 2.1 | 松山弘平 | 58 | クロノジェネシス | 466 |
| 11.8 | 東京 | AR共和国杯 | GII | 芝2500m（良） | 18 | 6 | 12 | 14.1（4人） | 17着 | 2:35.4（37.6） | 3.8 | 池添謙一 | 56 | オーソリティ | 454 |
| 12.5 | 中山 | ステイヤーズS | GII | 芝3600m（稍） | 15 | 4 | 7 | 7.4（4人） | 14着 | 3:55.8（37.7） | 3.8 | 池添謙一 | 56 | オセアグレイト | 462 |
| 2021.2.20 | 東京 | ダイヤモンドS | GIII | 芝3400m（良） | 16 | 5 | 9 | 29.3（10人） | 16着 | 3:36.0（39.0） | 4.8 | 横山典弘 | 56 | グロンディオーズ | 464 |
| 3.21 | 阪神 | 阪神大賞典 | GII | 芝3000m（重） | 13 | 4 | 4 | 31.2（7人） | 6着 | 3:09.1（38.6） | 1.8 | 酒井学 | 56 | ディープボンド | 468 |
| 5.2 | 阪神 | 天皇賞（春） | GI | 芝3200m（良） | 17 | 6 | 11 | 126.5（13人） | 14着 | 3:18.1（39.4） | 3.4 | 酒井学 | 58 | ワールドプレミア | 470 |
| 2022.12.3 | 阪神 | チャレンジC | GIII | 芝2000m（良） | 14 | 5 | 7 | 112.6（12人） | 14着 | 2:00.0（36.4） | 2.5 | 松山弘平 | 56 | ソーヴァリアント | 474 |
| 2023.1.5 | 中京 | 万葉S | OP | 芝3000m（良） | 16 | 7 | 13 | 18.4（6人） | 10着 | 3:04.9（36.6） | 1.5 | 松山弘平 | 56 | ミクソロジー | 472 |
| 2.18 | 東京 | ダイヤモンドS | GIII | 芝3400m（良） | 16 | 5 | 10 | 103.3（15人） | 9着 | 3:30.8（36.8） | 1.7 | 木幡巧也 | 55 | ミクソロジー | 464 |
| 3.19 | 阪神 | 阪神大賞典 | GII | 芝3000m（良） | 14 | 4 | 5 | 248.1（12人） | 14着 | 3:09.5（35.9） | 3.4 | 浜中俊 | 57 | ジャスティンパレス | 472 |
| 5.7 | 東京 | メトロポリタンS | L | 芝2400m（稍） | 17 | 3 | 6 | 186.6（16人） | 16着 | 2:29.6（34.9） | 1.8 | 木幡巧也 | 58 | グランオフィシエ | 470 |
| 6.11 | 阪神 | 三宮S | OP | ダ1800m（重） | 15 | 5 | 9 | 154.6（14人） | 14着 | 1:52.9（38.6） | 3.0 | 国分恭介 | 54 | キングズソード | 464 |
| 7.16 | 中京 | 名鉄杯 | L | ダ1800m（良） | 15 | 6 | 11 | 171.0（14人） | 12着 | 1:55.4（39.4） | 2.7 | 国分恭介 | 58 | アーテルアストレア | 468 |
血統表
[編集]| メイショウテンゲンの血統 | （血統表の出典）[§ 1] | |||
| 父系 | サンデーサイレンス系 |
[§ 2] | ||
父 ディープインパクト 2002 鹿毛 |
父の父 *サンデーサイレンスSunday Silence 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
| Cosmah | ||||
| Wishing Well | Understanding | |||
| Mountain Flower | ||||
父の母 *ウインドインハーヘアWind in Her Hair 1991 鹿毛 |
Alzao | Lyphard | ||
| Lady Rebecca | ||||
| Burghclere | Busted | |||
| Highclere | ||||
母 メイショウベルーガ 2005年 芦毛 |
*フレンチデピュティ French Deputy 1992年 栗毛 |
Deputy Minister | Vice Regent | |
| Mint Copy | ||||
| Mitterand | Hold Your Peace | |||
| Laredo Lase | ||||
母の母 *パパゴPapago 1991年 芦毛 |
Sadler's Wells | Northern Dancer | ||
| Fairy Bridge | ||||
| Passamaquoddy | Drone | |||
| Olmec | ||||
| 母系(F-No.) | パパゴ系(FN:3-d) | [§ 3] | ||
| 5代内の近親交配 | Northern Dancer 5×5･4＝12.50% | [§ 4] | ||
| 出典 | ||||
- 母メイショウベルーガは日経新春杯・京都大賞典と牡馬混合重賞を2勝し、エリザベス女王杯でも2着に入った活躍馬。近親にはダンシングブレーヴやデルタブルースなどがいる。
- 半妹に2022年の阪神牝馬ステークスを勝ったメイショウミモザがいる。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “メイショウテンゲン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年6月11日閲覧。
- ^ “競走馬情報：メイショウテンゲン - @Keiba”. ＠Keiba - 競馬を楽しむさまざまなサービスを提供する競馬サービスプロバイダ. 2022年2月24日閲覧。
- ^ メイショウテンゲンが競走馬登録抹消日本中央競馬会、2023年7月22日閲覧
- ^ “【2歳新馬】京都5R ワールドプレミアが「伝説の新馬戦」制す”. サンケイスポーツ (2018年10月21日). 2019年3月4日閲覧。
- ^ “メイショウテンゲンが重賞初制覇 競馬の弥生賞”. 産経新聞 (2019年3月3日). 2019年3月4日閲覧。
- ^ 最低人気ミライヘノツバサ重賞初Ｖ／ダイヤモンドＳ日刊スポーツ、2020年2月22日配信・閲覧
- ^ ユーキャンスマイルＶキセキ出遅れ７着／阪神大賞典日刊スポーツ、2020年3月22日配信・閲覧
- ^ “メイショウテンゲン 左前屈腱炎、池添兼師「来年以降の復帰目指したい」”. スポーツニッポン. (2021年8月11日) 2022年2月22日閲覧。
- ^ メイショウテンゲンが競走馬登録抹消 - JRAニュース（日本中央競馬会）2023年7月23日
- ^ 19年弥生賞馬メイショウテンゲンが引退 中山競馬場で乗馬に - 日刊スポーツ 2023年7月23日
- ^ “競走成績：全競走成績｜メイショウテンゲン”. JBISサーチ. 2023年6月11日閲覧。
- ^ “メイショウテンゲンの競走成績 | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2023年6月11日閲覧。
- ^ a b c “血統情報：5代血統表｜メイショウテンゲン”. JBISサーチ（JBIS-Search）. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年3月4日閲覧。
- ^ “メイショウテンゲン - Meisho Tengen - 競走馬データベース”. 競馬ラボ. 2024年4月7日閲覧。