ユヴェントス Next Gen
ユヴェントス Next Gen | ||||
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原語表記 | Juventus Football Club Next Gen | |||
クラブカラー | 白・ 黒 | |||
創設年 | 2018年 | |||
所属リーグ | セリエC | |||
所属ディビジョン | 3部 | |||
ホームタウン | トリノ | |||
ホームスタジアム | スタディオ・ヴィットリア・ポッツォ | |||
収容人数 | 5,827 | |||
代表者 | ジャンルカ・フェッレーロ | |||
監督 | パオロ・モンテーロ | |||
公式サイト | 公式サイト | |||
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■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
ユヴェントス Next Gen(Juventus Next Gen)は、イタリア・トリノをホームタウンとする、ユヴェントスのリザーブチーム。2024-25シーズンはセリエCに所属している。
歴史
[編集]U-23ユヴェントスFCは2018年8月3日に発足し、セリエCに参入することが発表された[1]。 イタリアのサッカークラブの下部組織にはプリマヴェーラの20歳以下のカテゴリまでしか存在せず、トップチームに昇格できない選手は共同保有[2]や下部クラブへのレンタル移籍で出場機会を積むのが通例であった[3]。2018 FIFAワールドカップにおいて14大会ぶりに予選敗退を喫し、世代交代が求められていた[4]イタリアサッカー連盟は2018-19シーズンからセリエCにセカンドチームが参入することを認めると発表した[5]。 また、若手選手の青田買いを防ぎたいFIFAにより期限付き移籍の人数を制限されることが予想されており[6]、U-23ユヴェントスはセリエCに参入する最初のセカンドチームになった[7]。
2019年11月26日からの3週間、ファビオ・ペッキア監督がアビスパ福岡で指導した三國ケネディエブスが練習参加した[8]。
2020年2月23日に対戦したセリエCピアネーゼにプロサッカー選手としては初となる新型コロナウイルス感染症の感染者が発覚し、トップチームと接触しない措置が取られた[9]。2019-20シーズンは新型コロナ拡大の影響でセリエCが途中で打ち切られ10位で終えることとなったが、創設2年目でコッパ・イタリア・セリエCを優勝し昇格プレーオフに進んだ[10]。
2020年7月30日、2020-21シーズンからトップチームに4年所属したアンドレア・ピルロが監督に就任することが発表された[11]。しかしその後、トップチームの監督であったマウリツィオ・サッリがチャンピオンズリーグでの不振で解任されたことにより、ピルロがトップチームの監督に就任した[12]。 2020年8月22日、空席となっていた監督にユヴェントスのU-19チームを指揮していたランベルト・ザウリが就任することが発表された[13]。
2年間監督を務めたザウリは、セリエBに昇格したFCズュートティロールの監督に就任[14]。後任にアタランタBCのユースで7年コーチを務めたマッシモ・ブランビッラが就任した[15]。
2022年8月26日、チーム名を「ユヴェントス Next Gen」へ変更したことが発表された[16]。コッパ・イタリア・セリエCの決勝では、トップチームに帯同しているマティアス・スーレやサミュエル・イリング・ジュニオールらが出場したがLRヴィチェンツァに敗れている[17]。
2023-24シーズンからは、チーム責任者にクラウディオ・キエッリーニが就任した[18]。トップチームに所属したジョルジョ・キエッリーニの双子の兄弟で、Next Gen創設からプロジェクトに関わっており、ピサのスポーツディレクターを経て2年ぶりの復帰となった[18]。
エピソード
[編集]トリノで基準に合致するスタジアムを確保できなかったため、トリノから90km離れたピエモンテ州・アレッサンドリアのスタディオ・ジュゼッペ・モッカガッタを使用しているが、女子チーム、ユヴェントス・ウーマンと共用できるスタジアムの建設を目指している[19][20]。
U-23という名前ではあるが、3名までオーバーエイジが認められており、経験を若い選手に伝えるために23歳以上の選手も所属している[21]。
過去の成績
[編集]シーズン | カテゴリ | 試 | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 | 勝ち点 | 順位 | カップ戦 | 監督 |
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2018-19 | セリエC | 37 | 12 | 6 | 19 | 41 | 48 | 42 | 12位 | 予選敗退 | マウロ・ジロネッリ |
2019-20 | セリエC | 27 | 8 | 12 | 7 | 30 | 34 | 36 | 10位 | 優勝 | ファビオ・ペッキア |
2020-21 | セリエC | 38 | 14 | 10 | 14 | 52 | 50 | 52 | 10位 | 中止 | ランベルト・ザウリ |
2021-22 | セリエC | 38 | 15 | 9 | 14 | 43 | 43 | 54 | 8位 | ベスト16 | |
2022-23 | セリエC | 38 | 13 | 10 | 15 | 42 | 48 | 49 | 13位 | 準優勝 | マッシモ・ブランビッラ |
2023-24 | セリエC | 38 | 15 | 9 | 14 | 50 | 44 | 54 | 7位 | ベスト16 | |
2024-25 | セリエC | 38 | パオロ・モンテーロ |
現所属メンバー
[編集]- 2024年8月31日現在[22]
※括弧内の国旗はその他の保有国籍を、星印はトップチームで育成枠を満たす選手を示す。
トップチームに帯同中の選手
[編集]- out
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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ローン移籍
[編集]- in
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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- out
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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※括弧内の国旗はその他の保有国籍を示す。情報はtransfermarktによる[23]
タイトル
[編集]歴代監督
[編集]- マウロ・ジロネッリ 2018-2019
- ファビオ・ペッキア 2019-2020
- アンドレア・ピルロ 2020
- ランベルト・ザウリ 2020-2022
- マッシモ・ブランビッラ 2022-2024
- パオロ・モンテーロ 2024-
歴代所属選手
[編集]GK
[編集]- フランコ・イスラエル 2020-2022
DF
[編集]- パオロ・ゴッツィ 2018-2022
- ダリオ・デル・ファブロ 2018-2022
- ジャンルカ・フラボッタ 2019-2020
- ウェズレイ 2020-2022
- フェリックス・エンゾアンゴ 2020-2023
MF
[編集]- マテウス・ペレイラ 2018-2020
- シモーネ・ムラトーレ 2018-2020
- マノロ・ポルタノーヴァ 2018-2020
- レアンドロ・フェルナンデス 2018-2020
- イドリッサ・トゥーレ 2018-2021
- グリゴリス・カスタノス 2018-2022
- ルカ・クレメンツァ 2019-2020
- ナウイロ・アハマダ 2020-2021
- ニコロ・ファジョーリ 2019-2022
- フィリッポ・ラノッキア 2020-2024
- ファビオ・ミレッティ 2021-2022
- ハムザ・ラフィア 2021-2023
- エマヌエーレ・ズエッリ 2021-2023
FW
[編集]- ステフィー・マヴィディディ 2018-2020
- ハン・グァンソン 2019-2020
- ニコライ・ベードゥン・フレデリクセン 2019-2021
- ルカ・ザニマッキア 2018-2022
- アレハンドロ・マルケス 2020-2023
脚注
[編集]- ^ “ユヴェントスU23チームが発足” (2018年8月3日). 2022年3月28日閲覧。
- ^ “共同保有”. 2022年3月28日閲覧。
- ^ “総勢68人! 欧州主要国でレンタル含め最多の選手を保有するクラブとは?” (2017年6月26日). 2022年3月28日閲覧。
- ^ “60年ぶり敗退のイタリア…現地紙「世代交代が必要」と“新たなリーダー”バロテッリに期待” (2017年11月14日). 2022年3月28日閲覧。
- ^ “イタリアの育成に改革、来季から「Bチームのリーグ参入」が許可へ” (2018年5月10日). 2022年3月28日閲覧。
- ^ “チェルシーに影響大か…FIFAがレンタル移籍の人数制限に合意” (2018年9月26日). 2022年3月28日閲覧。
- ^ “ユヴェントスがU-23チームの発足を発表…セリエCへの参戦も決定” (2018年8月4日). 2022年3月28日閲覧。
- ^ “福岡の19歳DF、三國ケネディエブスが名門ユベントスのU-23チームに練習参加!監督は6月まで指導を受けた恩師の…” (2019年11月23日). 2022年3月28日閲覧。
- ^ “ユベントスも戦々恐々。イタリアで世界初、プロサッカー選手の新型コロナウイルス感染を確認!” (2020年2月28日). 2022年3月28日閲覧。
- ^ “昨季途中まで福岡で指揮したペッキア監督率いるユベントスU-23が史上初のカップ戦優勝!” (2020年6月28日). 2022年3月28日閲覧。
- ^ “ピルロ、ユヴェントス復帰が決定! U-23チームの監督に就任” (2020年7月31日). 2022年3月28日閲覧。
- ^ “ユベントス OBのピルロ氏が新監督就任 サリ前監督解任で急きょ“昇格”” (2020年8月9日). 2022年3月28日閲覧。
- ^ “ピルロ監督の後任が決定! U-19を率いたザウリ監督がユベントスU-23監督就任” (2020年8月23日). 2022年3月28日閲覧。
- ^ “Lamberto Zauli neuer Cheftrainer des FC Südtirol” (2022年6月13日). 2022年6月29日閲覧。
- ^ “UNDER 23 E UNDER 19: BRAMBILLA E MONTERO SONO I NUOVI ALLENATORI” (2022年6月28日). 2022年6月29日閲覧。
- ^ “FROM UNDER 23 TO NEXT GEN - A NEW IDENTITY AT JUVENTUS” (2022年8月26日). 2022年9月13日閲覧。
- ^ “セリエCから変わるユーヴェの育成 ソウレ、I・ジュニオールらカップ戦準優勝の結果から見る進化” (2023年4月19日). 2023年5月20日閲覧。
- ^ a b “ユベントス、クラウディオ・キエッリーニ氏の復帰を発表!Bチームの責任者に” (2023年6月29日). 2023年6月30日閲覧。
- ^ 佐藤徳和 (2018年8月31日). “ユーヴェの野望、U-23チーム誕生と第2スタジアム建設構想も浮上”. サッカーキング. 2023年4月25日閲覧。
- ^ 片野道郎「CALCIOおもてうら 第331回 若手に出番を!カルチョ復活の福音?ようやく実現したBチーム制度の現状」『footballista』 2018年12月号、株式会社ソル・メディア、94頁。
- ^ “ユヴェントスU-23、なぜ?「32歳のベテランFW」獲得”. qoly (2020年9月3日). 2023年4月25日閲覧。
- ^ "PESCARA-JUVENTUS NEXT GEN, I CONVOCATI". 2023年9月2日閲覧。
- ^ "ユヴェントスNext Gen". 2024年9月1日閲覧。