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ヨウ化ストロンチウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヨウ化ストロンチウム
識別情報
CAS登録番号 10476-86-5(無水物)
RTECS番号 WK9275000
特性
化学式 SrI2 (無水物)
SrI2·6H2O (六水和物)
モル質量 341.43 g/mol (無水物)
外観 無色の粉末または結晶[1]
密度 5.459 g/cm³ (無水物)
4.415g/cm³ (六水和物)
融点

402℃ (無水物)[1]

沸点

1,773℃ (分解)

への溶解度 165.3g/100g (無水物、0℃)[1]
383g/100g (無水物、100℃)456g/100g (六水和物、0℃)
エタノールへの溶解度 3.1 g/100 ml (4℃)[2]
構造
結晶構造 無水物:無色で等軸晶系の粉末
二水和物:無色で単斜晶系の結晶
六水和物:無色で六角形の板状の結晶
空間群 Pbca, No. 61
危険性
主な危険性 Corrosive
Rフレーズ R14 R34
Sフレーズ S22 S26 S27 S36/37/39S45 [3]
関連する物質
その他の陰イオン フッ化ストロンチウム
塩化ストロンチウム
臭化ストロンチウム
その他の陽イオン ヨウ化カルシウム
ヨウ化バリウム
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ヨウ化ストロンチウム: strontium iodide)はストロンチウムヨウ化物で、化学式SrI2で表される無機化合物無水物及び二水和物・六水和物が知られる。

製法

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炭酸ストロンチウムヨウ化水素酸に溶かし、濃縮したのち冷却するとヨウ化ストロンチウムの六水和物が得られる。

84〜89℃に加熱すると二水和物になる。無水物は、ヨウ化ストロンチウム水和物とヨウ化アンモニウムの混合物を真空中で加熱するか、炭酸ストロンチウムとヨウ化アンモニウムの混合物の加熱により得られる。

性質

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無水物は潮解性があり、空気中の二酸化炭素を吸収して徐々に分解する。

脚注

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  1. ^ a b c 松岡敬一郎『ヨウ素綜説(第二版)』霞ヶ関出版、1992年。ISBN 9784760301355 
  2. ^
    177 g.100 mL (20 °C) Seidell, Atherton (1907), Solubilities of Inorganic and Organic Substances, New York: D. Van Nostrand, pp. 318, https://books.google.co.jp/books?id=7Y8AAAAAMAAJ&pg=PA318&redir_esc=y&hl=ja 2007年12月10日閲覧。 
  3. ^ 400696 Strontium iodide anhydrous, beads, −10 mesh, 99.99+ %