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ヨウ化セシウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヨウ化セシウム
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特性
化学式 CsI
外観 固体
密度 4.51
融点

621

沸点

1277±5

への溶解度 44
危険性
EU分類 有害 Xn有毒 T環境への危険性 N
引火点
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ヨウ化セシウム(ヨウかセシウム、cesium iodide または caesium iodide)は、組成式が CsI と表される無機化合物アルカリ金属であるセシウムハロゲンであるヨウ素からなる金属ハロゲン化合物である。科学分野での用途として、ヨウ化セシウムがシンチレータ(放射線が当たることによって蛍光を示す性質を持つ物質)である性質を利用し、エックス線蛍光倍増管・ガンマ線検出用単結晶や極端紫外線(EUV)の撮像素子[1]などに用いられる。簡易放射線計測器の「はかるくん」にも使われている。

放射性ヨウ素が原子炉内で生成される場合、炉心から格納容器内へは主にCsI として放出され、ほとんどが水に吸収される[2]

脚注

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  1. ^ 桑原正輝, 吉岡和夫, 村上豪, 鈴木文晴, 疋田伶奈, 吉川一朗「ヨウ化セシウムを蒸着したマイクロチャンネルプレートの感度の安定性に関する研究」『宇宙航空研究開発機構研究開発報告』JAXA-RR-16-011、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、2017年2月、1-10頁、ISSN 1349-1113 
  2. ^ 6-7 炉心損傷事故で放射性ヨウ素はどのくらい放出される? 独立行政法人 日本原子力研究開発機構

外部リンク

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