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ランボルギーニ・テルツォ ミッレニオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テルツォ・ミッレニオ

ランボルギーニ・テルツォ・ミッレニオLamborghini Terzo Millennio日本語: 3千年紀)は、イタリアの自動車メーカー、ランボルギーニアメリカマサチューセッツ工科大学が共同で開発・製造したコンセプトカー

概要

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2017年11月6日にマサチューセッツ工科大学において初公開された電動スーパーカー

このコンセプトモデルが掲げているターゲットは、「未来のスポーツカー」というもの。世界がEVへとシフトする流れがあるこの時代において、ランボルギーニはEVスーパーカー(スーパーEV)を妥協なく実現するための要素を「エネルギー貯蔵」と「革新素材」という観点から定義している。

ランボルギーニは2016年秋、マサチューセッツ工科大学と提携し、主に、自動車用の新たな素材に焦点を当てて、研究に取り組んできた。インホイールモーターを搭載しており、4輪の各車輪が直接トルクを発生する4WD。これにより、デザインと空力性能のニーズに応じた車体ボディの自由な設計を可能にした。また、テルツォ・ミッレニオはボディの素材に最先端素材の1つであるカーボンナノチューブを採用することで、ボディ全体をスーパーキャパシタ(電気二重層コンデンサ)として活用。スーパーキャパシタは強い電気エネルギーを一気に充放電できる性能を備えているため、ハイパワーモーターを搭載するスーパーEVに適したエネルギー源といえる[1]。米国マサチューセッツ州ケンブリッジで開催されたEmTechカンファレンスで発表され、ランボルギーニの最高技術責任者であるマウリツィオ・レッジャーニは、この車は実際の生産車というよりも「思考ボックス」であると述べ、彼はまた、会社が電気を動力源とする車両を直接使用しないことを強調している。スーパーキャパシタの技術は2019年に初のハイブリッドの限定車シアン FKP 37に反映された。

デザインとボディ

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Rear view

デザインは「ガンディーニライン」の一部と見なされ、ランボルギーニのチーフデザイナーであるミィティア・ボルケルト(Mitja Borkert)と同社のCentro Stile部門の作品である。Terzo Millennioは、将来のスポーツカーの代表としても使用され、ヘッドライトやテールライトなどのY字型のデザイン要素に加えて、三角形のフロントトランクとリアエンジンベイを備えた、モダンなランボルギーニデザインを継承してる。ボディパネルにはカーボンファイバーを全面に使用し車のボディはヘルスシステムによって監視され、乗員の入場は、スライド式キャノピーを介して行われる。

脚注

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関連項目

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外部リンク

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ランボルギーニ S.p.A. ロードカータイムライン 1963-
タイプ 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代
3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3
MR(含ミッドシップ4駆) V12 ミウラ カウンタック ディアブロ ムルシエラゴ アヴェンタドール レヴエルト
イオタ レヴェントン ヴェネーノ チェンテナリオ エッセンツァ シアン カウンタック
V8/V10 シルエット ジャルパ ガヤルド ウラカン
2+2 ウラッコ
FR GT 350GT
2+2 400GT イスレロ ハラマ
エスパーダ
クロスカントリー4WD
SUV
LM002 ウルス
オーナー
親会社
フェルッチオ・ランボルギーニ ロセッティ、
レイマー
イタリア政府管理下 ミムラン クライスラー メガテック Vパワー アウディ
試作レーシングカー: ランボルギーニ・イオタ(1969)、ランボルギーニ・ハラマRS(1973)、ランボルギーニ・ウラッコ・ラリー(1973)
コンセプトカー: ランボルギーニ・エストーケ(2008)、ランボルギーニ・エゴイスタ(2013)、ランボルギーニ・アステリオン(2014)、ランボルギーニ・テルツォ ミッレニオ(2017)
人物: フェルッチオ・ランボルギーニジャンパオロ・ダラーラマルチェロ・ガンディーニパオロ・スタンツァーニ
公式WEBサイト: Automobili Lamborghini Holding Spa