三好邦夫
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みよし くにお 三好 邦夫 | |
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生年月日 | 1948年8月23日(76歳) |
出生地 | 日本・兵庫県 |
国籍 | 日本 |
職業 | 映画監督 |
ジャンル | 映画 |
主な作品 | |
『モスラ2 海底の大決戦』 |
経歴
[編集]1973年に慶應義塾大学文学部西洋史学科を卒業後[要出典]、東宝に入社[4][2]。当時は東宝内で分社化が進められていたため撮影現場への配属は叶わなかったが、副社長の藤本真澄の計らいにより同期の大河原孝夫とともに東宝撮影所へ出向する[4]。映画『しあわせ』(1974年)から助監督を務め、多くの監督に師事した[2]。その後、大河原の監督作品でチーフ助監督を務めたのち、1997年に映画『モスラ2 海底の大決戦』で監督デビューする[4][2]。
特撮映画で長く助監督を務めた経験から、現場での仕掛けが時間を要する割に効果的ではないことが多かったことから、デジタル合成の過渡期であった『モスラ2』では合成表現の方が思った通りの画になることが多く、現場での手間も減ったと語っている[1]。
東宝プロデューサーの富山省吾は、三好についてアメリカ映画の理解が深く、娯楽映画に対する研究心が旺盛であったと評している[5]。
作品
[編集]映画
[編集]公開年 | 作品名 | 製作(配給) | 役職 | |
---|---|---|---|---|
1974年 | 4月6日 | しあわせ[2] | 東宝映画 (東宝) |
監督助手 |
9月21日 | 青葉繁れる | |||
11月2日 | 沖田総司 | |||
1975年 | 2月1日 | 告訴せず | 東宝映画 芸苑社 (東宝) | |
6月21日 | 阿寒に果つ | 東宝映画 (東宝) | ||
7月12日 | 東京湾炎上 | 東宝映画 東宝映像 (東宝) | ||
11月1日 | はつ恋 | 東宝映画 (東宝) | ||
1976年 | 1月17日 | 妻と女の間 | ||
5月29日 | 激突!若大将 | |||
10月23日 | あにいもうと | |||
1977年 | 5月28日 | 白熱デッドヒート | ||
1978年 | 2月11日 | 女王蜂 | ||
1979年 | 1月20日 | 燃える秋 | 三越 東宝 (東宝) | |
4月28日 | 黄金のパートナー | 東宝映画 (東宝) | ||
8月4日 | トラブルマン 笑うと殺すゾ | |||
12月22日 | 関白宣言 | |||
1980年 | 8月30日 | 地震列島 | ||
1981年 | 10月10日 | 幸福 | 東宝映画 フォーライフ (東宝) | |
1984年 | 3月17日 | さよならジュピター | 東宝映画 イオ (東宝) |
チーフ助監督 |
10月6日 | おはん | 東宝映画 (東宝) |
監督助手 | |
12月15日 | ゴジラ | B班チーフ助監督 | ||
1985年 | 4月13日 | カリブ・愛のシンフォニー | 監督助手 | |
11月9日 | 春の鐘 | |||
1986年 | 7月26日 | 子象物語 地上に降りた天使 | ビックウェスト 東宝映画 (東宝) |
チーフ助監督 |
1987年 | 8月1日 | 19 ナインティーン | 東宝映画 ジャニーズ事務所 (東宝) |
監督助手 |
12月19日 | ゴルフ夜明け前 | 東宝映画 (東宝) | ||
1989年 | 5月13日 | マイフェニックス | 東宝映画 東急エージェンシー (東宝) |
チーフ助監督 |
11月3日 | あ・うん | 東宝映画 フィルムフェイス (東宝) |
監督助手 | |
1991年 | 11月16日 | 超少女REIKO[2] | 東宝映画 (東宝) |
チーフ助監督 |
1992年 | 12月12日 | ゴジラvsモスラ | ||
1993年 | 12月11日 | ゴジラvsメカゴジラ | ||
1994年 | 7月9日 | ヤマトタケル | ||
1994年 | 12月10日 | ゴジラvsスペースゴジラ | ||
1995年 | 12月9日 | ゴジラvsデストロイア[2] | ||
1996年 | 12月14日 | モスラ | ||
1997年 | 12月13日 | モスラ2 海底の大決戦 | 監督[3][2] |
テレビ
[編集]期間 | 番組名 | サブタイトル | 製作(放送局) | 役職 | |
---|---|---|---|---|---|
2003年10月4日 | 2004年9月25日 | 超星神グランセイザー |
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監督 |
関連人物
[編集]- ヒサクニヒコ - イラストレーター。三好の慶大漫画研究会での先輩。『ゴジラvsメカゴジラ』および『ゴジラvsデストロイア』にゲスト出演者として招いた。
脚注
[編集]- ^ a b 東宝SF特撮映画シリーズ12 1997, pp. 36–39, 「監督 三好邦夫」
- ^ a b c d e f g h i j VSデストロイアコンプリーション 2017, p. 32, 「STAFF MESSAGE 三好邦夫」
- ^ a b 野村宏平、冬門稔弐「8月23日」『ゴジラ365日』洋泉社〈映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、235頁。ISBN 978-4-8003-1074-3。
- ^ a b c 「破之参 『ゴジラVSモスラ』」『平成ゴジラ大全 1984-1995』編著 白石雅彦、スーパーバイザー 富山省吾、双葉社〈双葉社の大全シリーズ〉、2003年1月20日、173 - 174頁。ISBN 4-575-29505-1。
- ^ 東宝SF特撮映画シリーズ12 1997, pp. 34–35, 「製作 富山省吾」
参考文献
[編集]- 『モスラ2 海底の大決戦』東宝〈東宝SF特撮映画シリーズVOL.12〉、1997年12月3日。ISBN 4-924609-69-2。
- 『ゴジラVSデストロイア コンプリーション』ホビージャパン、2017年12月9日。ISBN 978-4-7986-1581-3。