三木 (曖昧さ回避)
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三木(みき、さんぼく)とは「三本(三柱)の木」を意味する言葉。もしくは日本の地名のひとつ。あるいは、これらに由来する日本人の氏姓のひとつ。
三木(さんぼく)
[編集]- 古今伝授に伝わる三本の木の事。三草(さんそう)とも称する。オガタマノキ、メドハギにつけた削り花、カワモズクの3つを指すとされるが、時代によってウイキョウやサルオガセが入ることもあり、一定していない。転じて、種別を問わず単に特定の地内において近接して植わっている三本の木を指す場合もある。
- 古代から近代にかけて、罪人の手と足と首を固定するために使用された、木製の拘束具。処刑具のひとつ。
- 草花を使わず、造形基礎となる「三本の木」のみで表現を行った、生け花の種類のひとつ。
土地名
[編集]地名として見た場合は原義である「三本の木」に由来するものは少なく、ほとんどの場合においては別音・別意であったものが経年によって発音や語形が変化し、原意に関係なく「三木」の文字を充てられたものである。以下、特記なき限り地名においては「みき」と読む。
三木(讃岐国・香川県)
[編集]三木(播磨国・兵庫県)
[編集]三木 (他の地域)
[編集]- 三木町 (石川県) - 旧江沼郡三木村。石川県加賀市に在する町字。加賀市立三木小学校がある。町字名は中心地の「右村」が明治時代において「右」が「みき」に訛った上で「三木」の字が充てられたもの。
- 三木町 (和歌山県) - 和歌山県和歌山市に在する町字。和歌川沿いにあり、現在は「三木町堀詰」「三木町中ノ丁」「三木町台所町」の3字に分かれている。
- 三木 (阿波国) - かつて阿波国麻植郡に存在した地名。「みつき」と読む。現在の徳島県美馬市木屋平の小字である三ツ木および貢(みつぐ)に相当する。
人名
[編集]日本人の氏姓。「みき」と読む場合が多いが「みつき」と読む場合もある。
地来豪族名
[編集]個人
[編集]- 三木通秋 - 日本の戦国大名。英賀城の主。播磨三木氏のひとり。
政治家
[編集]- 三木武吉 - 日本の政治家。香川県高松市出身。
- 三木武夫 - 日本の政治家。第66代日本国内閣総理大臣。三木内閣を組閣。
- 三木行治 - 日本の政治家。岡山県知事。岡山県三木記念賞、三木記念ホールなどの名称由来者。
- 三木申三 - 日本の政治家。徳島県知事。徳島県麻植郡出身。
財界
[編集]学者
[編集]- 三木茂 (植物学者) - 日本の植物学者。メタセコイアの発見者。木田郡三木町出身。
- 三木清 - 日本の哲学者。
- 三木靖 - 日本の歴史学者。
- 三木毅 - 日本の経済学者、医学者、医療経済学者。
- 三木千壽 - 日本の工学者。
- 三木理史 - 日本の地理学者。
文筆家
[編集]映像作家・演出家
[編集]音楽
[編集]- 三木たかし - 日本の作曲家。
- 三木道三 - 日本のシンガーソングライター。
- 三木鶏郎 - 日本の作詞家、作曲家、放送作家。