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三条魔子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
さんじょう まこ
三条 魔子
本名 辻井 洋子
別名義 三条 江梨子
生年月日 (1943-02-16) 1943年2月16日(81歳)
職業女優
活動期間 1960年 - 1971年
配偶者 日系アメリカ人三世の男性
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三条 魔子(さんじょう まこ、1943年(昭和18年)2月16日‐ )は日本の元女優。本名:辻井洋子。もう一つの芸名の三条江梨子(さんじょう えりこ)でも知られている。

経歴

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東京市出身。都立向丘高等学校中退。1959年(昭和34年)に「ミス女猫」に(「女猫」はフランソワーズ・アルヌール主演のフランス映画の邦題のこと)応募して、ミス・女猫の栄冠に輝く。高校を中退し、新東宝に入社。「金語楼の海軍大将」など3作に「シークレット・フェイス」として名を伏せ出演、話題になる。

1960年(昭和35年)、「美男買います」で菅原文太の恋人役で三条魔子として本格的にデビュー。その他、「続・性と人間」などに出演するが、1961年(昭和36年)に新東宝が倒産し、大映に移籍。

1962年(昭和37年)、橋幸夫の恋人役で出演した「江梨子」が大ヒットし、三条江梨子と改名。同年、歌手としてもデビューし、浜田光夫とのデュエット曲「草笛を吹こうよ」がヒット。この「草笛を吹こうよ」は、2004年(平成14年)に女優の国仲涼子がソロでカヴァーしている(アルバム「ふるさと」)。

1964年(昭和39年)、本格的に歌手へ転向。1967年(昭和42年)、大映レコードへ移籍。

歌手としてはあまり目立った活躍は出来ず、同年に女優へ再転向。芸名も元に戻し、江波杏子主演の「女賭博師シリーズ」の「三匹の女賭博師」で復帰するが、1971年(昭和46年)、大映の倒産とともに芸能界を引退。

その後、30歳代半ば頃に観光で訪れたハワイ日系人三世の男性と出会い結婚。娘が生まれ、ハワイでバーを経営していたが、2005年(平成17年)にアメリカ本土のラスベガスに移住。2008年(平成20年)からは、請われてカラオケ指導をするようになり、2011年(平成23年)現在は3、4のカラオケ教室で20名位の人達に教えているとのこと[1]

主な出演

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映画

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  • 金語楼の海軍大将(1959年 / 新東宝
  • 地下帝国の死刑室(1960年 / 新東宝)
  • 爆弾を抱く女怪盗(1960年 / 新東宝)
  • 美男買います(1960年 / 新東宝)
  • 黄線地帯 イエローライン(1960年 / 新東宝 / ※DVD発売)
  • 肉体の野獣(1960年 / 新東宝)
  • 女と命をかけてブッ飛ばせ(1960年 / 新東宝)
  • 拳銃と驀走(1960年 / 新東宝)
  • 反逆児(1960年 / 新東宝)
  • 裸の谷間(1960年 / 新東宝)
  • 弥次喜多珍道中 中仙道の巻(1960年 / 新東宝)
  • 少女妻 恐るべき十六才(1960年 / 新東宝)
  • 社長野郎ども(1960年 / 新東宝)
  • まぼろし探偵 幽霊塔の大魔術団(1960年 / 新東宝)
  • 暴力五人娘(1960年 / 新東宝 / ※DVD発売)
  • 続・性と人間(1961年 / 新東宝)
  • セクシー地帯(1961年 / 新東宝 / ※DVD発売)
  • 風流滑稽譚 仙人部落(1961年 / 新東宝)
  • 俺は都会の山男(1961年 / 新東宝)
  • 湯の町姉妹(1961年 / 新東宝)
  • 東京の夜は泣いている(1961年 / 新東宝 / ※DVD発売)
  • 大笑い次郎長一家 三ン下二挺拳銃(1962年 / 東宝
  • 若い奴らの階段(1961年 / 大映
  • 家庭の事情(1962年 / 大映)
  • 婦系図(1962年 / 大映 / ※DVD発売)
  • 江梨子(1962年 / 大映)
  • 悲恋の若武者(1962年 / 大映)
  • あした逢う人(1962年 / 大映)
  • 仲よし音頭 日本一だよ(1962年 / 大映)
  • 山男の歌(1962年 / 大映)
  • 男と女の世の中(1962年 / 大映)
  • 団地夫人(1962年 / 大映)
  • 黒の札束(1963年 / 大映)
  • 視界ゼロの脱出(1963年 / 大映 / ※DVD発売)
  • ぐれん隊純情派(1963年 / 大映)
  • 巨人 大隈重信(1963年 / 大映)
  • 柔道名勝負物語 必殺一本(1964年 / 大映)
  • 十七才の狼(1964年 / 大映)
  • 犯罪教室(1964年 / 大映)
  • 三匹の女賭博師(1967年 / 大映)
  • 女賭博師乗り込む(1968年 / 大映)
  • 女賭博師尼寺開帳(1968年 / 大映)
  • 眠狂四郎人肌蜘蛛(1968年 / 大映 / ※DVD発売)
  • 怪談おとし穴(1968年 / 大映)
  • 関東女やくざ(1968年 / 大映)
  • ヤスジのポルノラマ やっちまえ!!(1971年 / 東京テレビ動画 / ※DVD発売)

テレビドラマ

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  • はじめてのダンス・パーティー(1960年 / 日本テレビ)
  • 人生うらおもて(1961年 / 日本テレビ)
  • 丸ビル乙女(1961年 / TBS)
  • メロンと西瓜(1961年 / 日本テレビ)
  • 恐怖のミイラ(1961年 / 日本テレビ / ※DVD発売)
  • たそがれ酒場(1961年 / 日本テレビ)
  • 火口湖(1961年 / フジテレビ)
  • いつの日その胸に(1963年 - 1964年 / 日本テレビ)
  • 新妻鏡(1966年 / 日本テレビ)
  • 鉄道公安36号 第152回(1966年 / NET(現・テレビ朝日))
  • 三匹の侍 第4シリーズ 第21話「復讐」(1967年 / フジテレビ / ※DVD発売) - 美弥
  • 鞍馬天狗(1967年 - 1968年 / MBS)
  • 桃太郎侍 第23話「猿の恋ごころ」(1968年 / 日本テレビ)

ドラマ以外のテレビ番組

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ディスコグラフィー

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  • 白い浮雲 ※歌唱:石原裕次郎/さらばふる里 (1963年3月 NS-674)
  • 忘れじの瞳 ※歌唱:石原裕次郎/湖畔の乙女(1963年5月 NS-700 )
  • 四つの瞳 ※共唱:小林利夫/バスの窓から(1963年 NS-735)
  • いつの日その胸に[注 2]/石狩の晩鐘(1963年10月 NS-753)
  • おさげ草の実/ふたりの湖 ※共唱:浜田光夫(1963年10月 NS-750)
  • あの煙突のように ※歌唱 浜田光夫/赤い風車のまわる径(1964年1月 NS-763)
  • 幸福さんて誰のこと/私のショール ※歌唱:沢リリ子(1964年 SN-66)
  • 古城の空/野菊咲く丘(1964年 SN-96)
  • 世界をまわろう ※共唱:浜田光夫/花は微笑む西銀座 ※共唱:浜田光夫(1964年9月 SN-113)
  • 僕も一緒に死ぬべきだった ※歌唱:浜田光夫/あの星の向うに(1964年12月 SN-146)
  • 並木の雨/空港の赤い月(1965年3月 SN-176)
  • 浪花っ子/涙ぐせ(SN-215)
  • 終着駅の女/恋する街角(SN-285)
  • 君は夢みて ※共唱:藤巻潤/独りで行く ※歌唱:藤巻潤(1966年 SN-404)
  • 夢は花より美しく ※共唱:浜田光夫/僕ならば君ならば ※ 歌唱:浜田光夫(1966年10月 SN-416)
  • 蝶は飛ばない/女の酒はかなしくて(1967年

SN-520)

脚注

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注釈

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  1. ^ 大映映画「今は帰らぬ十二人」主題歌。
  2. ^ テレビ映画「いつの日その胸に」主題歌。

出典

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  1. ^ ブログ『日々のこと、雷蔵とともに…』<2011年9月19日 三条江梨子さんにお会いする>より抜粋。三条の近影も紹介されている。

関連項目

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