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三河島駅

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三河島駅
駅外観(2008年2月)
みかわしま
Mikawashima
地図
所在地 東京都荒川区西日暮里一丁目6-10
北緯35度44分0.5秒 東経139度46分35.1秒 / 北緯35.733472度 東経139.776417度 / 35.733472; 139.776417座標: 北緯35度44分0.5秒 東経139度46分35.1秒 / 北緯35.733472度 東経139.776417度 / 35.733472; 139.776417
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
電報略号 ミマ
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
11,500人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1905年明治38年)4月1日[2]
乗入路線 3 路線
所属路線 常磐線(快速)
(線路名称上は常磐線
駅番号 JJ03
キロ程 1.2 km(日暮里起点)
上野から3.4 km
JJ 02 日暮里 (1.2 km)
(2.2 km) 南千住 JJ 04
所属路線 常磐線(貨物支線・田端貨物線)
キロ程 0.0 km(三河島起点)
(1.6 km) 田端
所属路線 常磐線(貨物支線・隅田川貨物線)
キロ程 0.0 km(三河島起点)
(3.2 km) 隅田川
備考
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三河島駅(みかわしまえき)は、東京都荒川区西日暮里一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線である。駅番号JJ 03

乗り入れ路線

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当駅に乗り入れている路線は常磐線のみだが、本線のほか、当駅からは田端駅田端信号場駅)方面への支線(田端貨物線)と隅田川駅方面へ向かう支線(隅田川貨物線)が分岐する。支線は田端信号場駅方面は貨物列車と臨時列車が、隅田川駅方面は貨物列車のみが使用する。

旅客駅には常磐線快速電車および中距離電車のみが停車し、東京メトロ千代田線に直通する常磐線各駅停車は当駅を経由しない。したがって、複々線区間で常磐線各駅停車のみが停車する綾瀬駅亀有駅金町駅へ向かう利用客は、北千住駅で常磐線各駅停車に乗り換える必要がある。土浦・水戸方面に直通する中距離電車はかつて日中しか停車しなかったが、2004年3月13日のダイヤ改正以降は、通勤快速・特別快速を除くすべての中距離電車が停車するようになった[4]

当駅は、特定都区市内制度における「東京都区内」に属している。

歴史

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駅構造

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島式ホーム1面2線を有する[1]高架駅である。

本線の両側にはホームのない支線の線路がある。下り線側は田端信号場駅方面から来て南千住駅寄りで合流する。合流地点は三河島事故が起きた現場である。上り線側は田端信号場駅と隅田川駅を結ぶ単線で、南千住駅寄りに上り線からの渡り線がある。

改札口南千住駅寄りの1か所のみの設置されている。ホーム上屋は短かったが、2011年平成23年)に増設工事が完了、ホーム長の過半をカバーすることになった。ホームの幅はやや狭い。中ほどに待合室がある。

自動券売機、多機能券売機[3]指定席券売機[3]自動改札機乗車駅証明書発行機が設置されている。お客さまサポートコールシステムが導入されており、早朝はインターホンによる案内となる[3]。また、乗車駅証明書発行機は早朝のみの稼働である。

2010年12月よりエレベーター設置工事が行われ、翌年4月、完了した。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 JJ 常磐線(快速)
JJ 上野東京ライン
上り 日暮里上野東京品川方面
2 JJ 常磐線(快速) 下り 松戸取手成田方面
成田線

(出典:JR東日本:駅構内図

  • 10両編成の列車は、ホームの下り我孫子・取手・成田・土浦側に寄せて停車する。そのため上野寄りには停車しない。

利用状況

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2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員11,500人である。常磐線(常磐快速線)のJR東日本首都圏本部管内(上野駅 - 取手駅間)の駅の中では最も少なく、東京23区内では越中島駅上中里駅高輪ゲートウェイ駅尾久駅に次いで5番目に少ない。

1990年度(平成2年度)以降の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年) 8,726 [* 1]
1991年(平成03年) 8,697 [* 2]
1992年(平成04年) 9,082 [* 3]
1993年(平成05年) 9,101 [* 4]
1994年(平成06年) 8,959 [* 5]
1995年(平成07年) 8,842 [* 6]
1996年(平成08年) 8,808 [* 7]
1997年(平成09年) 8,652 [* 8]
1998年(平成10年) 8,578 [* 9]
1999年(平成11年) 8,702 [* 10]
2000年(平成12年) [JR 1]9,060 [* 11]
2001年(平成13年) [JR 2]9,280 [* 12]
2002年(平成14年) [JR 3]9,688 [* 13]
2003年(平成15年) [JR 4]9,733 [* 14]
2004年(平成16年) [JR 5]9,794 [* 15]
2005年(平成17年) [JR 6]9,743 [* 16]
2006年(平成18年) [JR 7]9,900 [* 17]
2007年(平成19年) [JR 8]10,100 [* 18]
2008年(平成20年) [JR 9]10,148 [* 19]
2009年(平成21年) [JR 10]10,130 [* 20]
2010年(平成22年) [JR 11]10,063 [* 21]
2011年(平成23年) [JR 12]9,763 [* 22]
2012年(平成24年) [JR 13]9,867 [* 23]
2013年(平成25年) [JR 14]10,242 [* 24]
2014年(平成26年) [JR 15]10,373 [* 25]
2015年(平成27年) [JR 16]10,882 [* 26]
2016年(平成28年) [JR 17]11,093 [* 27]
2017年(平成29年) [JR 18]11,307 [* 28]
2018年(平成30年) [JR 19]11,508 [* 29]
2019年(令和元年) [JR 20]11,461 [* 30]
2020年(令和02年) [JR 21]9,311
2021年(令和03年) [JR 22]9,791
2022年(令和04年) [JR 23]10,551
2023年(令和05年) [JR 24]11,500

駅周辺

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歌川広重『蓑輪金杉三河しま』
藤の大滝

駅の出口は尾竹橋通りに面している。当駅から日暮里駅までの線路は弧を描くような急カーブになっており、直線距離では日暮里駅・西日暮里駅町屋駅も徒歩圏内にも入るほどの近さにある。

駅周辺の歴史

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江戸時代、三河島には徳川家康が遷都の際、開墾のために三河から連れてきた伊藤氏(伊藤七家)などの農家が居住して稲作を行っていた。当時の三河島村はタンチョウの飛来地としても知られていた。(⇢ タンチョウ#江戸のタンチョウ

明治時代には上野の戦いから逃れた彰義隊の残兵が伊藤家に匿われた経緯も史記に残っている。日暮里出身の吉村昭の『彰義隊』に詳しい。

明治から大正までは湿地帯や農家の屋敷も残る田園地帯であった。また、文京区柳沢吉保邸であった六義園に展示されている江戸地図に三河島近辺は田畑の表記になっている。

明治以降、屠殺場および皮革工場、下水処理場(三河島水再生センター)などの施設が建設されるようになり、戦前戦後にかけて、それらの工場や施設に日本人労働者や朝鮮半島出身者(多くが済州島出身者)が移住して働くようになった[6][7]。そのような経緯から現在では駅周辺は焼肉店などハングルの看板が並ぶコリア・タウンともなっており、東京朝鮮第一初中級学校も近辺に所在する。規模的には御徒町(東上野)、大久保(新大久保)、川崎市桜本、千葉市栄町など関東の他コミュニティよりも比較的規模も活気も小さい。高度経済成長とともに金物加工や印刷、製紙や箱工場も増え、工業地域となった。

1962年には「国鉄戦後五大事故」の一つとされる死者160人を出した三河島列車衝突事故が発生した。

三河島駅より徒歩で3分ほどの東日暮里三丁目37番6号の民家に「藤の大滝」と呼ばれる高さ12メートルほどの藤の木がある。毎年4月下旬に見ごろを迎える。1973年に植えられたもので、その後1986年に荒川区の保護樹木に制定された[8]。「藤まつり」が催されることもある[9][10][11]

バス路線

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三河島駅前バス停にて、都営バスの路線バスが発着する。

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
JJ 常磐線(快速)
特別快速
通過
快速
日暮里駅 (JJ 02) - 三河島駅 (JJ 03) - 南千住駅 (JJ 04)
常磐線貨物支線(田端貨物線)
三河島駅 - 田端駅田端信号場駅
常磐線貨物支線(隅田川貨物線)
三河島駅 - 隅田川駅

脚注

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記事本文

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注釈

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  1. ^ 2005年7月9日から運転。
  2. ^ 2006年3月18日廃止。

出典

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  1. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 05号 上野駅・日光駅・下館駅ほか92駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月9日、25頁。 
  2. ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、424-425頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ a b c d 駅の情報(三河島駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2023年9月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月13日閲覧。
  4. ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '04年版』ジェー・アール・アール、2004年7月1日、187頁。ISBN 4-88283-125-2 
  5. ^ “みどりの窓口 リストラ JR東 昨年〜今年63駅で廃止 後釜は券売機、客イライラ”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 23 夕刊. (2006年7月11日) 
  6. ^ 「荒川区史・下」(1989年3月刊)
  7. ^ 2008年9月22日 東京新聞
  8. ^ 荒川区. “藤の大滝”. 荒川区公式サイト. 2022年4月24日閲覧。
  9. ^ 東日暮里の藤の木「藤の大滝」が見頃に-満開は20日ごろ”. 上野経済新聞. 2022年4月24日閲覧。
  10. ^ 藤の大滝 – 親交睦商店街”. 2022年4月24日閲覧。
  11. ^ 令和2年度 荒川区 産業経済部 観光振興課 荒川区観光情報トップページ 荒川区 イベントカレンダー 観光スポット” (PDF). 荒川区. 2022年4月24日閲覧。
広報資料・プレスリリースなど一次資料
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  1. ^ Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月23日閲覧。

利用状況

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JR東日本の2000年度以降の乗車人員
東京都統計年鑑

関連項目

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外部リンク

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