三浦伊織
2014年4月3日 わかさスタジアム京都にて | |
基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 愛知県 |
生年月日 | 1992年3月11日(32歳) |
身長 体重 |
160 cm kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 2009 投手3巡目 |
最終出場 | 2020年10月7日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
選手歴 | |
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監督・コーチ歴
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国際大会 | |
代表チーム | 日本 |
この表について
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三浦 伊織(みうら いおり、1992年3月11日 - )は、愛知県出身の元女子プロ野球選手(外野手)。左投左打。
経歴
椙山女学園高等学校テニス部主将として活躍し、2009年椙山女学園高校は第31回全国選抜高等学校テニス大会女子団体戦でベスト4入りを果たす。全日本ジュニアテニス選手権女子ダブルス3位入賞、全国高等学校総合体育大会テニス競技大会(インターハイ)出場[1][2]。
中学1年からタレント峰竜太率いるアマチュア野球チーム「ドラHOTリューターズ」に所属し、当初はチーム唯一の女子選手として人気を集めた[3]。
2009年に日本女子プロ野球機構による第1回合同トライアウトを受験し合格、同年12月のドラフト会議にて投手部門3巡目で京都アストドリームスへの加入が決定した[4]。
プロ1年目はセンターのレギュラーを獲得し、打率リーグ2位、長打率リーグ1位の成績を残した。
2012年3月26日、兵庫戦の4回二死満塁の場面で中川からセンターオーバーの女子プロ野球初の満塁本塁打(ランニング本塁打)を記録[5]。
2014年度シーズンは首位打者(打率.500)・最多安打(52本)・盗塁(18個)・出塁率(.567)のタイトルを獲得しベストナイン(外野手)とMVP(角谷賞)にも選ばれた[6]。
2017年10月9日、女子プロ野球リーグ初の通算400安打を達成[7]。
2019年6月13日、女子プロ野球リーグ初の通算500安打を達成[8]
2020年シーズン限りで女子プロ野球を退団、2021年から始動する女子硬式クラブチームの阪神タイガース Womenに入団することが発表された (初代主将)[9]。なお、これに際して球団の事業本部振興部に配属される球団職員としても入団し、選手としてプレーする傍ら「タイガースアカデミー ベースボールスクール」の専属コーチも務めることとなった[10]。
2024年10月22日、今季限りでの現役引退を発表した[11]。
プレースタイル
投手指名での入団ながらプロ開幕当初はリードオフマンとして1番センターを任された。しかし前期リーグでチームの打撃成績が不振を極め、長打率の高さを買われて3番を務めることが次第に多くなった。
2012年から2014年まで3年連続で最多安打、うち2シーズンで首位打者のタイトルを獲得するなど、女子リーグを代表する強打者である。また、同じく2012年から2019年まで8年連続で盗塁王にもなっており、スピードも高い。そのプレースタイルから「女イチロー」と称された[12]。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2010 | ドリームス フローラ |
40 | 181 | 160 | 23 | 59 | 14 | 9 | 0 | 91 | 27 | 5 | 1 | 6 | 2 | 11 | - | 2 | 12 | 5 | .369 | .411 | .569 | .980 |
2011 | 50 | 175 | 139 | 33 | 47 | 10 | 6 | 0 | 69 | 17 | 12 | 3 | 0 | 2 | 30 | - | 4 | 15 | 4 | .338 | .463 | .496 | .959 | |
2012 | 39 | 148 | 123 | 30 | 48 | 6 | 3 | 1 | 63 | 21 | 17 | 4 | 1 | 1 | 19 | - | 3 | 7 | 2 | .390 | .479 | .512 | .991 | |
2013 | 46 | 171 | 140 | 28 | 57 | 8 | 5 | 0 | 75 | 23 | 27 | 3 | 0 | 0 | 28 | - | 3 | 6 | 3 | .407 | .515 | .536 | 1.051 | |
2014 | 32 | 120 | 104 | 23 | 52 | 16 | 6 | 0 | 80 | 22 | 18 | 4 | 0 | 0 | 15 | - | 1 | 3 | 0 | .500 | .567 | .769 | 1.336 | |
2015 | 51 | 180 | 146 | 34 | 52 | 10 | 3 | 0 | 68 | 12 | 33 | 6 | 0 | 0 | 29 | - | 5 | 8 | 2 | .356 | .478 | .466 | .944 | |
2016 | 34 | 128 | 105 | 21 | 36 | 6 | 3 | 0 | 48 | 10 | 20 | 2 | 0 | 2 | 21 | - | 0 | 5 | 3 | .343 | .445 | .457 | .902 | |
2017 | 46 | 168 | 138 | 30 | 51 | 8 | 2 | 0 | 63 | 10 | 38 | 5 | 0 | 1 | 27 | - | 2 | 6 | 4 | .370 | .476 | .457 | .933 | |
2018 | 34 | 142 | 121 | 27 | 54 | 13 | 1 | 0 | 69 | 23 | 27 | 4 | 0 | 1 | 18 | - | 1 | 4 | 0 | .446 | .518 | .570 | 1.088 | |
2019 | 66 | 251 | 222 | 42 | 85 | 16 | 0 | 1 | 104 | 25 | 35 | 9 | 0 | 1 | 24 | - | 4 | 5 | 3 | .383 | .450 | .469 | .919 | |
2020 | 30 | 107 | 87 | 22 | 28 | 7 | 1 | 0 | 37 | 5 | 10 | 1 | 0 | 0 | 20 | - | 0 | 1 | 4 | .322 | .449 | .425 | .874 | |
JWBL:11年 | 468 | 1771 | 1485 | 313 | 569 | 114 | 39 | 2 | 767 | 195 | 242 | 42 | 7 | 10 | 242 | - | 25 | 72 | 30 | .383 | .475 | .516 | .991 |
- 2020年度シーズン終了時
- 「-」は記録なし
- 太字はリーグ1位
- 赤太字は女子プロ野球最高
- ドリームスは、2013年にフローラに球団名を変更
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2010 | ドリームス | 2 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 12 | 2.0 | 3 | 0 | 3 | - | 0 | 1 | 2 | 0 | 3 | 3 | 13.50 | 3.00 |
JWBL:1年 | 2 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 12 | 2.0 | 3 | 0 | 3 | - | 0 | 1 | 2 | 0 | 3 | 3 | 13.50 | 3.00 |
- 2019年度シーズン終了時
- 「-」は記録なし
- 太字はリーグ1位
タイトル
- 最優秀守備率:1回(外野手部門:2010年)
- 首位打者:4回(2012年、2014年、2018年、2019年)
- 最多盗塁:8回(2012年、2013年、2014年、2015年、2016年、2018年、2019年)
- 最多安打:4回(2012年、2013年、2014年、2019年)
- 最高出塁率:1回(2014年、2018年)
表彰
- 年間MVP(角谷賞):3回(2014年、2018年、2019年)
- ベストナイン:8回(外野手部門:2011年、2012年、2013年、2014年、2015年、2017年、2018年、2019年)
- ゴールデングラブ賞:3回(2017年、2018年、2019年)
- リーグ戦無失策:1回(2012年)
- 特別賞:2回(2012年(授賞理由:第5回女子野球ワールドカップにて日本代表3連覇へ貢献)、2019年(継続は力なり賞[13])
- 月間MVP:2回(野手部門:2015年7月度、2017年5月度)
記録
- 100安打:2011年9月24日、対兵庫スイングスマイリーズ後期16回戦(わかさスタジアム京都)、2回裏に植村美奈子から右前打。
- 200安打:2013年9月24日、ティアラカップ東大阪大会、対ノース・レイア戦(花園セントラルスタジアム)、2回裏に荒井蛍から中前打[14]
- 300安打:2015年7月26日、対兵庫ディオーネ15回戦(伏見桃山城公園野球場)、6回裏に村田詩歩から右中間三塁打[15][16]。
- 400安打:2017年10月9日、対埼玉アストライア19回戦(川口市営球場)、5回表に谷山莉奈から中前打[17][18]。
- 500安打:2019年6月13日、対埼玉アストライア戦、4回裏に山口千沙季から中前適時安打
代表歴
- 第5回IBAF女子ワールドカップ[19]
- 第6回IBAF女子ワールドカップ[20]
- 2016 WBSC女子野球ワールドカップ[21]
- 2018 WBSC女子野球ワールドカップ[22]
- 2024 WBSC女子野球ワールドカップ
背番号
- 3(2010年 - 2024年)
脚注
- ^ [1]
- ^ “アーカイブされたコピー”. 2010年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月23日閲覧。
- ^ [2] ※後に小西美加が加入し、「唯一の女子選手」ではなくなる
- ^ “アーカイブされたコピー”. 2010年1月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月23日閲覧。
- ^ 京都・三浦が女子プロ野球初の満塁弾:スポニチ2012年3月27日
- ^ 角谷賞(MVP)はフローラ三浦伊織選手が初受賞!
- ^ 【三浦伊織(京都フローラ)リーグ史上初通算400安打達成】埼玉アストライアvs京都フローラ 日本女子プロ野球リーグ2017
- ^ 【フローラ・三浦、女子プロ野球史上初の500安打!地元、一宮に最高の恩返し!】京都対埼玉 第3戦
- ^ 阪神タイガースWomenの創設メンバー発表! W杯4度出場の三浦伊織外野手ら17人 Sponichi Annex 2020年12月13日
- ^ 【阪神】人事異動を発表 今季から活動開始の「阪神タイガースWomen」の3選手が入団 中日スポーツ・東京中日スポーツ 2021年1月28日
- ^ “【女子野球】阪神タイガースWomen、所属選手の半分が引退または退団へ”. スポーツ報知 (2024年10月22日). 2024年10月22日閲覧。
- ^ 石川加奈子 (2021年3月7日). “阪神設立アマチームに移った「女イチロー」 原点にある“野球ができなかった日々””. Full-Count. 2023年3月30日閲覧。
- ^ 女子プロ野球リーグ(2019年11月12日)
- ^ 2013年9月24日試合結果、日本女子プロ野球リーグ
- ^ 【7/26 公式戦結果】三浦伊織(#3)中村茜(#12)塩谷千晶(#11)の記録ラッシュで勝利、単独首位へ!、2015年7月26日、日本女子プロ野球リーグ
- ^ 2015年7月26日試合結果、日本女子プロ野球リーグ
- ^ 【埼玉vs京都第20戦】試合結果、2017年10月10日、日本女子プロ野球リーグ
- ^ 2017年10月9日試合結果、日本女子プロ野球リーグ
- ^ “女子代表選手一覧”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト. 2018年10月6日閲覧。
- ^ “2014年第6回 IBAF 女子ワールドカップ試合・大会詳細”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト. 2018年10月6日閲覧。
- ^ “2016年第7回 WBSC 女子野球ワールドカップ試合・大会詳細”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト. 2018年10月6日閲覧。
- ^ “2018年第8回 WBSC 女子野球ワールドカップ試合・大会詳細”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト. 2018年10月6日閲覧。
関連項目
外部リンク
- ウエスト・フローラ 公式ブログ 「三浦伊織」 - アメーバブログ(2013年2月4日 - )
- 京都アストドリームズ 公式ブログ 「三浦伊織」 - アメーバブログ(2011年7月12日 - 2013年1月5日)
- 三浦伊織 (@uwkawtpgjdal) - X(旧Twitter)
- 三浦伊織- 阪神タイガースWomen