中道リベラル
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中道リベラル(ちゅうどうリベラル)とは、「中道」+「リベラル」の2つを併せた概念であるが、文脈や場合により、以下のように、様々な異なる意味で使用される。
- ヨーロッパ政界の文脈では、現在の欧州刷新[1][2][3]や、その前身の欧州自由民主同盟[4]など、欧州自由民主改革党・欧州民主党・自由主義インターナショナル系を指す。
- アメリカ政界の文脈では、一般的に民主党につき、党内の右派を「中道」と、党内の左派を「リベラル」と、それぞれ呼ぶが[6]、その中間派(例えばピート・ブティジェッジなど)を「中道リベラル」と呼ぶことがある[7]。
- 三浦瑠麗は、2019年の参議院選挙における投票傾向の分析で、立憲民主党への投票者につき、「中道リベラルな傾向を示し、社会リベラル傾向のある有権者を多く惹きつけつつも、社会保守的価値観を抱えた有権者もそれなりに抱えている」と分析している[8]。
- 上記の旧立憲民主党と旧国民民主党の大半の議員が合流して新たに結党された立憲民主党の泉健太代表は自党を「中道とリベラルの旗手」と語り、また同党はリベラル政党や中道政党であるとされている[9][10][11][12][13]。
出典
[編集]- ^ 「欧州議会、議長にサッソリ氏選出 イタリア出身」『共同通信社』共同通信社、2019年7月3日。2020年6月10日閲覧。
- ^ 石川潤「欧州議会議長に伊サッソリ議員 会派バランスに配慮」『日本経済新聞』日本経済新聞社、2019年7月3日。2020年6月10日閲覧。
- ^ “2019年欧州議会選挙の最終結果”. 駐日欧州連合代表部・EU MAG (2019年7月18日). 2020年6月10日閲覧。
- ^ 中空麻奈「欧州議会選挙の結果をどう読むか 中道リベラルと環境政党が躍進 マネー潮流」『週刊東洋経済プラス』東洋経済新報社、2019年6月15日。2020年6月10日閲覧。
- ^ 辻英史 (2018年3月19日). “ドイツの「中道」とリベラル―2017年連邦議会選挙戦に見る現状と展望”. シノドス. 2020年6月10日閲覧。
- ^ 「米民主、中道・リベラル派の対立先鋭化 20年大統領選」『日本経済新聞』日本経済新聞社、2019年11月25日。2020年6月10日閲覧。
- ^ 市川雅浩 (2020年2月4日). “2020年の米大統領選挙~予備選挙と党員集会が始まる”. 三井住友DSアセットマネジメント. 2020年6月10日閲覧。
- ^ 三浦瑠麗 (2019年12月23日). “「『自民』と『立民』 投票者の価値観を比較してみると……」”. 山猫総合研究所. 2020年6月10日閲覧。
- ^ “立憲「リベラル中道、存亡かけた参院選」 候補者擁立遅れ、危機感”. 朝日新聞. (2022年2月27日) 2022年2月27日閲覧。
- ^ “日本大百科全書 - 立憲民主党”. コトバンク (2020年11月25日). 2021年3月5日閲覧。 “…自然環境との調和などを掲げる中道政党である…”
- ^ William D. Hoover, ed (2018). Historical Dictionary of Postwar Japan. Rowman & Littlefield. p. 61. ISBN 978-1-5381-1156-7
- ^ “存在感薄い「リベラル政党」 受け皿となる政策示せ 独出身の研究者に聞く”. 毎日新聞. (2022年2月27日) 2022年2月27日閲覧。
- ^ “立憲民主党、最大の弱点は「政策」にあり”. 時事通信. (2022年2月27日) 2022年2月27日閲覧。