五神真
表示
内閣府より公表された肖像 | |
人物情報 | |
---|---|
生誕 |
1957年7月26日(67歳) 日本 東京都狛江市 |
出身校 | 東京大学大学院理学系研究科修了 |
学問 | |
研究分野 |
量子エレクトロニクス 物性物理学 量子光学 |
研究機関 | 東京大学 |
学位 | 理学博士(1985年・東京大学) |
五神 真(ごのかみ まこと、1957年〈昭和32年〉7月26日[1][注 1] - )は、日本の物理学者。東京大学名誉教授。
概要
[編集]専攻は、量子エレクトロニクス・物性物理学(特に光物性)・量子光学。学位は、理学博士(東京大学・1985年4月22日)。東京大学大学院理学系研究科教授。
2015年4月1日から6年間、第30代東京大学総長を務めた[2]。
経歴
[編集]- 1973年狛江市立狛江第二中学校卒業[3] 3月 -
- 1976年私立武蔵高校卒業 3月 -
- 1980年東京大学理学部物理学科卒業 3月 -
- 1982年東京大学大学院理学系研究科物理学専門課程修士課程修了 3月 -
- 1983年 6月
- 1985年偏光分光法によるCuCl励起子及び励起子分子系の研究」(桑田真)で理学博士の学位を取得 4月 - 「2光子
- 1988年12月 - 東京大学工学部物理工学科講師
- 1990年11月 - 東京大学工学部物理工学科助教授
- 1993年 - 米国AT&Tベル研究所客員研究員(1994年まで)
- 1995年東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻助教授(改組により) 4月 -
- 1997年 - アリゾナ大学光科学センター Adjunct Professor
- 1997年10月 - 科学技術振興事業団 (現 科学技術振興機構)創造科学推進事業「五神協同励起プロジェクト」[4]総括責任者
- 1998年教授 8月 - 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻
- 1999年 - 学術情報センター(2000年4月国立情報学研究所に改組)客員教授(併任)(2004年まで)
- 2001年相エレクトロニクス研究センター長(併任)(2008年まで) 4月 - 東京大学大学院工学系研究科附属量子
- 2005年国立大学法人東京大学(以下「東京大学」と記す。)総長特任補佐(2007年3月まで) 4月 -
- 2009年 4月 - 国立情報学研究所客員教授(併任)
- 2010年
- 東京大学大学院工学系研究科附属光量子科学研究センター教授(センター長併任)
- 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授・総合研究機構先端ナノ計測センター教授兼務
4月
- 2012年副学長(2014年3月まで[5]) 4月 - 東京大学
- 2012年10月 - 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授
- 2014年 3月 - 東京大学大学院工学系研究科附属光量子科学研究センター長・教授兼務
- 2014年研究科長・理学部学部長[6] 4月 - 東京大学大学院理学系研究科
- 2015年[2] 4月 - 東京大学総長(第30代)に就任
- 2021年 3月 - 東京大学総長を退任(任期満了)
- 2021年[7] 4月 - 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授に復職
- 2022年国立研究開発法人理化学研究所理事長[8] 4月 -
- 2023年[5][9] 3月 - 東京大学を定年退職
- 2023年名誉教授の称号授与[10] 6月 - 東京大学より
社会的活動
[編集]- 2006年-14年 - 日本学術会議 連携会員(第20, 21-22期)[11]
- 2014年10月 - 日本学術会議 会員(第23-24期)[12][13]
- 2015年中央教育審議会 委員(第8-9期)[14] 2月 -
- 2015年[15][注 2] 2月 - 科学技術・学術審議会 委員(第9-11期)
- 2015年知的財産戦略本部 本部員[16] 4月 -
- 2015年一般社団法人国立大学協会 理事[17][18][19] 4月 –
- 2016年産業構造審議会 委員[20][21] 4月 -
- 2016年未来投資会議 議員[22] 9月 -
受賞歴
[編集]- 2001年 第15回 日本IBM科学賞「非線形レーザー分光を用いた励起子の量子統計性の研究」
- 2010年 第14回 宅間宏記念松尾学術賞「レーザー分光法による固体における光量子物理学の研究」
- 2012年 Fellow of American Physical Society, Division of Laser Science
- 2013年 Fellow of Optical Society of America
著書
[編集]- 『変革を駆動する大学──社会との連携から協創へ 東京大学ビジョン2020』(東京大学出版会、2017年)
- 『大学の未来地図──「知識集約型社会」を創る』(筑摩書房、2019年)
- 『新しい経営体としての東京大学──未来社会協創への挑戦』(東京大学出版会、2021年)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 『五神真総長経歴』,2015年4月17日,東京大学
- ^ a b “歴代総長”. 東京大学 (2021年4月1日). 2021年6月10日閲覧。
- ^ 『淡青』31号,2015年9月9日,東京大学広報課、11ページ
- ^ “五神協同励起プロジェクト”. ERATO. 2021年6月10日閲覧。
- ^ a b “令和4年度退職教員の紹介”. 東京大学 (2023年3月15日). 2023年10月3日閲覧。関連ファイルの「令和 4年度退職教員の紹介(五神真)」も参照。
- ^ “歴代学部長・研究科長”. 東京大学 大学院理学系研究科・理学部 (2020年4月). 2021年6月10日閲覧。
- ^ 「人事異動報告」(PDF)『東京大学理学系研究科・理学部ニュース』第53巻第1号、東京大学大学院理学系研究科・理学部、2021年5月20日、18-19頁、ISSN 2187-3070、2021年6月10日閲覧。
- ^ “人事、文部科学省”. 日本経済新聞 (2022年3月26日). 2022年3月26日閲覧。
- ^ “五神研究室”. 2023年10月3日閲覧。 “2023年3月31日、五神教授は東京大学を定年退職いたしました”
- ^ 「令和5年度名誉教授の称号授与」『UTokyo FOCUS』東京大学、2023年7月6日。関連ファイルの「令和5年度名誉教授」(2頁)を参照。
- ^ 「21-22期連携会員一覧」(PDF)、日本学術会議、2011年1月24日、2021年6月13日閲覧。
- ^ “23期会員一覧(五十音検索)”. 日本学術会議. 2021年6月13日閲覧。
- ^ “24期会員一覧(五十音検索)”. 日本学術会議. 2021年6月13日閲覧。
- ^ “第8期中央教育審議会委員(2015年2月15日発令)”. 文部科学省. 2019年6月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月11日閲覧。
- ^ “第9期科学技術・学術審議会委員名簿(平成29年2月15日現在)”. 文部科学省. 2019年6月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月11日閲覧。
- ^ “知的財産戦略本部会合 議事録(平成27年4月14日開催)”. 首相官邸. 2021年6月12日閲覧。
- ^ 「理事、監事及び会長補佐の異動状況(平成27年度)」(PDF)『事業報告書』、一般社団法人国立大学協会、2016年4月、13-15頁、2021年6月13日閲覧。
- ^ 平成29年6月14日付けで理事(顧問)。「理事、監事及び会長補佐の異動状況(平成29年度)」(PDF)『事業報告書』、一般社団法人国立大学協会、2018年4月、14-16頁、2021年6月13日閲覧。なお、所属等の欄の「東北大学長」は、誤植である。
- ^ 令和元年6月11日付けで理事を退任(顧問の役職は就任継続)。「理事、監事及び会長補佐の異動状況(令和元年度)」(PDF)『事業報告書』、一般社団法人国立大学協会、2020年4月、16-19頁、2021年6月13日閲覧。以降、2020年4月時点の役職が顧問との記載を『国立大学協会和文概要2020』で確認。
- ^ 知的財産分科会会長を兼ねる。「第18回産業構造審議会総会名簿」(PDF)、経済産業省、2016年5月16日、2021年6月12日閲覧。
- ^ “産業構造審議会 第8回知的財産分科会(平成28年4月11日)議事要旨”. 特許庁. 2021年6月12日閲覧。
- ^ 「未来投資会議議員名簿(2016年9月12日現在)」(PDF)、日本経済再生本部、2016年9月12日、2021年6月10日閲覧。
外部リンク
[編集]
|
|
|