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今崎幸彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
今崎 幸彦
いまさき ゆきひこ
生年月日 (1957-11-10) 1957年11月10日(67歳)
出生地 日本の旗 日本兵庫県神戸市
国籍 日本の旗 日本
出身校 京都大学法学部

任期 2024年8月16日 - 現職
任命者 徳仁(今上天皇)
前任者 戸倉三郎

任期 2022年6月24日 - 現職
任命者 第2次岸田内閣
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今崎 幸彦(いまさき ゆきひこ、1957年昭和32年〉11月10日 - )は、日本裁判官。同国最高裁判所長官(第21代)。

司法研修所教官、最高裁判所事務総局刑事局長・図書館長、水戸地方裁判所長、最高裁判所事務総長等を経て、東京高等裁判所長官を歴任。最高裁判所判事。2024年8月16日に戸倉三郎の後任として最高裁判所長官に就任した。

人物

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  • 2008年6月2日、最高裁判所事務総局秘書課長・広報課長として、裁判員制度の開始を前に、NHKクローズアップ現代に出演した[1]
  • 2024年(令和6年)10月27日の最高裁判所裁判官国民審査において、罷免を可とする票6,229,691票、有効票のうち罷免を可とする率11.46%で信任[2]。同時に審査された全6人のうちで「罷免を可とする票」の投票数が最多であった。

主な判決

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東京地裁部総括判事として
  • 2012年2月24日、検察当局が初めて取り調べの全過程を録音・録画した特別背任事件で、特別背任罪などに問われた不動産ファンド運営会社の元役員に、懲役4年6月の実刑判決を言い渡した[3]
  • 2013年1月25日、元横綱朝青龍からモンゴル開発の名目で約1億円をだまし取った会社役員の男に懲役5年6ヶ月の実刑判決を言い渡した[4]
最高裁判所判事として
  • 2023年7月11日、戸籍上は男性で、女性として社会生活を送るトランスジェンダー経済産業省の職員が、省内における女性トイレの使用を不当に制限されたのは違法だとして国を訴えた訴訟で、制限撤廃の要求に応じなかった人事院の判定を「違法」とする判決を言い渡した[5]
  • 2024年7月16日、不正に入手した暗号資産NEMの秘密鍵で署名した上でNEMの移転行為に係るトランザクション情報をNEMのネットワークに送信した行為が刑法第246条の2にいう「虚偽の情報」を与えたものにあたるとした(補足意見付加)[7][11]

経歴

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兵庫県神戸市出身。兵庫県立神戸高等学校を経て、1981年京都大学法学部卒業[7]。裁判官としては刑事畑が長く、「刑事裁判のスペシャリスト」との評価を得た。最高裁長官としては司法のデジタル化や公判前整理手続の長期化問題への対応等の課題に取り組む[12]

脚注

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出典

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外部リンク

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先代
植村稔
最高裁判所刑事局長
2013年 - 2015年
次代
平木正洋