佐藤藤三郎
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佐藤 藤三郎(さとう とうざぶろう、1935年(昭和10年)10月26日 - )は、日本の農家、農業問題評論家、著作家、詩人。
無着成恭の『山びこ学校』の卒業生[1][2]。上山市の青年学級主事、教育委員、農業協同組合理事などを務める[3]。
来歴
[編集]山形県南村山郡山元村(現上山市)出身[2]。山元村立山元中学校在学時に無着成恭の教えをうけ、1951年、文集『山びこ学校』に生活記録がのる。
山形県立上山農業高等学校定時制在学中に農民詩を発表。1955年、同校を卒業してからは家業の農業のかたわら[4]、著作活動を続けている。
木村迪夫に影響を与え、詩の道へ進ませるきっかけを作った。
著書
[編集]- 『25歳になりました』(百合出版、1960年)
- 『村に残ったぼくらの抱負』(共著、明治図書、1965年)
- 『実感的農業論』(家の光協会、1970年)
- 『根に挑む:佐藤藤三郎と金一治の日記』(金一治共著、たいまつ社、1970年)
- 『底流からの証言:日本を考える』(筑摩書房、1970年)
- 『村からの視角:狸森から物情騒然の都会を望む』(ダイヤモンド社、1973年)
- 『中国を歩き日本を考える』(筑摩書房、1974年)
- 『下からの創造論:新しい生きがいの探求』(小林茂・森本哲郎共著、昌平社、1974年)
- 『農家のくらし:北国にいきる人びと』(ポプラ社、1977年)
- 『どろんこの青春:農村・狸森から若者へ』(ポプラ社、1979年、ISBN 4591013960)
- 『まぼろしの村』(全5巻、晩声社、1981年)
- 『私が農業をやめない理由』(ダイヤモンド社、1993年、ISBN 4478940959)
- 『村に、居る:新しい文化を創る』(ダイヤモンド社、1996年、ISBN 4478941262)
- 『三〇人の「大」百姓宣言:農の時代をつくる主役たち』(星寛治・山下惣一共著、ダイヤモンド社、1997年、ISBN 4478941343)
- 『愉快な百姓:藤三郎の農業日記』(晩聲社、1997年9月、ISBN 4891882743)
- 『山びこの村:だから私は農をやめない』(ダイヤモンド社、2000年、ISBN 4478941858)
- 『山びこ学校ものがたり:あの頃、こんな教育があった』(清流出版、2004年3月、ISBN 4-86029-068-2)
- 『ずぶんのあだまで考えろ:私が「山びこ学校」で学んだこと』(本の泉社、2012年12月、ISBN 4780706734)
脚注
[編集]- ^ “ひと:佐藤藤三郎さん 「山びこ学校」思いつづった元塾長”. 毎日新聞. (2013年1月29日) 2013年10月25日閲覧。
- ^ a b “佐藤藤三郎(農民作家):私が「山びこ学校」で学んだこと:THE JOURNAL”. THE JOURNAL:ブロマガ - ニコニコチャンネル. 2022年8月26日閲覧。
- ^ “佐藤藤三郎とは”. コトバンク 2013年10月25日閲覧。
- ^ “「私が農業をやめない理由」 佐藤藤三郎著 ダイヤモンド社”. 日本食糧新聞電子版. 2022年8月26日閲覧。