コンテンツにスキップ

利用者:ラミア・ブロウニング/b

ディシディア ファイナルファンタジーシリーズの登場人物では、コンピュータゲームディシディア ファイナルファンタジー』シリーズに登場する架空のキャラクターを解説する。なお本項での各自の世代分類は、ソフトが最初に販売された機種に順ずる。また、声については「日本語版音声 / 英語版音声」の並びとする。 12回目の戦いと13回目の戦いで所属陣営が変更されているキャラクターは時系列に沿って【12回目の所属陣営→13回目の所属陣営】の順に表記する。12回目の戦いと13回目の戦いの意味についてはディシディア デュオデシム ファイナルファンタジーを参照。

ディシディアからのキャラクター[編集]

特徴[編集]

歴代の『ファイナルファンタジーシリーズ』(以下FF)のキャラクターが一堂に会す本シリーズの登場キャラクターは一作目の『DFF』では第1作の『FF』の構図を踏襲し「光と闇の対決」を基本コンセプトとして[1]。「歴代の主人公」が調和の神コスモス陣営に、その「宿敵」が混沌の神カオス陣営に配されたわかりやすい対立構造となっている[2]。カオス陣営については、単にラストボスを選ぶのではなく、ストーリーが盛り上がるかどうかを重要な選出基準とし、主人公とライバル関係にあたるキャラクターを中心に選ばれている[1]。本作では『FFXII』は主人公側からの選出が無く[注 1]、、本作発売時点で未発売だった『FFXIII』のキャラクターについては、本作で技などのイメージが固まってしまうことの懸念から採用は見送られ[3]、アイコンのみの登場となった[4]

キャラクターデザインは、天野の原画と原作ゲーム内で使用された絵の双方に配慮し、どちらか片方に寄り過ぎることがないよう「中間」を意識して描かれている。統一感を出すためのアレンジは若干加えられているものの、元絵に無い物を描き足すことは原則なされていない[5]。キャラクターの動きはモーションキャプチャを使用せず、懐かしさや格好良さを感じさせる動きを表現するため、アニメ等を参考に手付けで作成されている[6]

キャラクター性能は、差を明確にすべくコンセプトをそれぞれ定め、個性を伸ばす肉付けが施されている[7]。「1人として絶対にコンセプトがかぶらない」を開発の主眼に置き、どのキャラクターを操作しても新鮮味が感じられるように工夫がなされている[8]。この点はDDFFで追加されたキャラクターも同様であり特に「既存キャラのマイナーチェンジ」にならないように配慮されている[9][10]。同時に前作から続投するキャラクターも「キャラクターの代名詞となっている部分は崩さないままにしても出来るだけ新鮮な気持ちでプレイできる様にする[11]」「全員を前作より強くする[12]」という方針の元で性能調整が行われ全体的にアッパーチューンが施されている[13]。なお、各キャラクターにはそれぞれ異名が設定されており、ステージ途中で戦うイミテーション(各キャラクターの姿を模した雑魚敵)は、この異名から元になったキャラクターを判別出来る。

声優は、ボイスがある既存作品で声優を起用していたキャラクターは[注 2]、基本的に本作でも同じ人物を起用しているが『FFII』のフリオニール、FFXIIのヴァン、FFV他のギルガメッシュは本作と以前の作品で声優が異なっている。 新たに声を付けたキャラクターについては、声優の選定は野村哲也が行った。野村の中である程度イメージが固まっていたことから、選定はスムーズに行われたという[14]。ナレーションには、日本映画界の重鎮である俳優の菅原文太が起用されている。

キャラクターの台詞は、原作で有名な定番のものは全て盛り込むことを目標にシナリオが作成されている。中でも皇帝の断末魔「ウボァー」は、特にこだわりをもって、数種類のバージョンが登場する[15]。声の収録にあたっては、できるだけたくさんの台詞を録り溜め、使い切れなかったものはサンプルボイスとして、ゲーム内の「ミュージアム」にあるシアターで聴けるようになっている。また、特に有名な名台詞のいくつかは、そのキャラクターを使い込むことで使用できるようになる「シークレットボイス」として設定されている[3]

FC世代[編集]

ファイナルファンタジー』より
ウォーリア オブ ライト "Warrior of Light"
異名 勇者
バトルスタイル オールラウンダー[16]
コンセプト
EXモード クラスチェンジ
EXバースト オーバーソウル
【コスモス陣営】(関俊彦 / グラント・ジョージ
攻守共に比較的使用しやすいバランス型の戦士であり、序章も兼ねたチュートリアルでは彼を操作する事となる。EXモードでは戦士からナイトへのクラスチェンジをする。ナイトの姿は原作のパッケージイラストを元に描かれている[5]。なお、「ウォーリア・オブ・ライト(光の戦士)」とは通称であり、彼自身は自分の名前についての記憶を失っている。: サードフォームは原作の戦士の姿になる[17][18]。発売翌日の2011年3月4日よりプレイステーションストアで第四のフォーム「名前のない戦士」が配信されている[19]
非常に謹厳実直な性格で、いかなる言葉にも揺らがない強い意志を持つ。自他共に対して厳しく、仲間を思う気持ちも強いものの、そのあまりな誠実さゆえに仲間であるスコールからも「眩しいヤツ」と苦手意識を持たれている。迷わずに前へ進み、仲間を導くコスモスの戦士のリーダー格。仲間の中で彼が最後にクリスタルを入手し、ガーランドと一応の決着をつけた後に仲間達と合流した。
ガーランド "Garland"
異名 猛者
バトルスタイル パワーアタッカー
コンセプト 裏スタンダード[16]
EXモード クラスチェンジ
EXバースト ソウルオブカオス
【カオス陣営】(声:内海賢二 / クリストファー・サバット
カオス陣営の中ではバランス型で比較的使用しやすい[20]。黒い甲冑を纏い、双剣や斧へと形状を変える変幻自在な大剣を操る。EXモードでは全身の甲冑が銀色に変化する。動きは遅めだが、一撃必殺の破壊力を持ち、近距離・中距離での戦闘を得意とする[21]ドット絵しか当時の資料が存在しないため、デザインについては原作のイメージを残しつつ想像で描かれている[5]。サードフォームは天野のイラストを元にした物が使われている[17][18]
物語の最重要人物。闘争を愉しみ、自ら出向いて敵と剣を交えることを辞さない。とりわけ「宿命の敵」であるウォーリアオブライトに執着している。最もカオスに近しい存在であり、本作の世界でも負の輪廻に囚われ続けている。ある意味で彼らの世界の世界の真相に辿りついていると言える。
ファイナルファンタジーII』より
フリオニール "Frioniel"
異名 義士
バトルスタイル ウェポンスペシャリスト[16]
コンセプト
EXモード ブラッドウェポン装備
EXバースト ファービッドブレイザー
【コスモス陣営】(声:緑川光 / ジョニー・ヨング・ボッシュ
近距離・遠距離を問わず多彩な武器を使いこなし、必殺技では全ての武器で攻撃可能。武器による攻撃が中心となる地上戦を得意とし、魔法攻撃主体の空中戦をやや苦手とする。攻撃時に移動しないのが特徴の1つ[8]。EXモードになると、全ての武器が赤く染まり、相手に与えたHP攻撃の分だけ自らのHPを回復させる。印象的な髪飾りや赤い剣など、天野の原作パッケージイラストを再現したデザインとなっている。本作以前に声が設定されていたキャラクターの中で唯一声優が変更になったキャラクター(PS版『FFII』では小尾元政が声を担当していた)。DFFとDDFFで最も性能が変化している[9][10]。サードフォームは天野のイラストを元にした物が使われている[17][18]
のばら咲く世界」を夢見る熱血漢。ひたむきに夢を追う様と、「のばら」の夢は、コスモス戦士たちを繋ぎ、彼も知らぬうちに道を示している。一時は戦いの早期終結を急ぐあまりその夢を見失いかけていたが、共に行動していた仲間達がそれぞれの道を歩み始めた事、またコスモスに自らの夢を聞かれた事で自分の戦う理由を再確認し、合流した仲間に見送られ決戦に挑む。
女性に免疫がなく、ティナやアルティミシアが相手だと動揺したり、シヴァの召喚石を手に入れる時につい「ゴクリ」としてしまうことも[注 3]。このゲームでフリオニールの出す八重咲き形状の真紅のバラは、本当はのばらではなくデュオデシムでラグナが勘違いした別の花である。詳細はバラに関する上記などにあるリンク先を参照。
皇帝 "The Emperor"
異名 暴君
バトルスタイル トラップメイカー[16]
コンセプト
EXモード 地獄の力
EXバースト 絶対支配
【カオス陣営】(声:堀内賢雄 / クリストファー・コーリー・スミス
いんせき」などの強力な魔法を操り、機雷や追尾魔法でフィールドに罠を仕掛ける技も使用する。EXモードになると、悪魔に魂を売り地獄の力を得て復活した原作の最終形態に姿を変え、敵に与えたHP攻撃のダメージの分だけ自らのHPを回復させる。サードフォームはPS版のムービーを元にした物が使われている[17][18]
その野心と支配欲はこの世界でも衰えることを知らず、カオス陣営達のみならずカオスまでもを出し抜いてとある目的を遂げようと画策している。その策は、コスモス陣営を落としいれたり、エクスデスなどからゴルベーザの謀反を知るなど策に長ける。有名な断末魔である「ウボァー」は、スタッフが特にこだわり複数の種類が収録されていて、ティーダとのエンカウント時に「ウボァーってなんなんすか?」と言われる[注 4]
ファイナルファンタジーIII』より
オニオンナイト "Onion Knight"
異名 少年
バトルスタイル マジックフェンサー
コンセプト マジック or ソード[22]
EXモード ジョブチェンジ
EXバースト 【忍者時】 にんじゅつ
【賢者時】 だいまほう
【コスモス陣営】(声:福山潤 / アーロン・スパン)
オニオンナイト(たまねぎ剣士)の称号を持つ利発な少年。コスモス陣営で最速の移動速度を誇り[22]、物理攻撃と魔法攻撃をバランスよく行える。EXモードでは、原作の最強ジョブである忍者と賢者にジョブチェンジできる。大まかなデザインと配色はドット絵の元になった石井浩一のデザインを踏襲し、天野のパッケージイラストから武器などの装飾品や髪形、リメイクDS版からは兜の形が取り入れられている[23]。アナザーフォームでは、リメイクDS版の主人公ルーネスの髪色や髪型が採用された[24]。サードフォームは天野のイラストをモチーフとしたものが使われている[25]
ウォーリアーオブライトと同様に原作にはないオリジナルの設定で性格が組まれている。幼いながら非常に賢く、「勝てない戦いはしない」主義。しかしその内実には臆病心も含まれており、ティナと行動を共にするうち、試練の壁にぶつかることとなるが、暗闇の雲やゴルベーザにより大きく成長する。そのためかエンカウント時にゴルベーザを気に掛ける発言をする。
暗闇の雲 "Cloud of Darkness"
異名 妖魔
バトルスタイル HPブレイカー
コンセプト 波動砲マスター[22]
EXモード 闇の氾濫
EXバースト 超波動砲
【カオス陣営】(声:池田昌子 / ローラ・ベイリー
露出の多い妖艶な衣装を纏い、2本の触手を巧みに操り遠距離からの攻撃を行う。HP攻撃では多彩な波動砲を放つことができ、HP攻撃の種類は全キャラクター中で最多を誇る[22]。デザインは、触手などのディティールを含め、天野の原画に忠実に描かれている[23]。EXモードになると、原作の最終戦同様に全身が緑がかった姿になる。女性の姿をしているが、その性質から性別不明とされている。サードフォームは全身の色が白を、衣装が紫をベースにした物になり、触手の先端の顔が無くなる[25]
破壊と無への回帰を望む。どこか超然とした立ち振る舞いで、コスモスの戦士達に対しても憎悪ではなく、興味という感情で戦いを挑んでいる節がある。無の概念そのものである存在定義から、無の力を操るエクスデスには「貴様の無、偽物だな」と言われ、ガーランドには「破壊を楽しむ化け物」、ケフカには「化石」、セフィロスには「モンスターの熟れの果て」と散々な言われようをしているが自身は超然と場の行く末を見つめている。

SFC世代[編集]

ファイナルファンタジーIV』より
セシル・ハーヴィ "Cecil Harvey"
異名 騎士
バトルスタイル スタイルメイカー
コンセプト スタイルチェンジ[26]
EXモード デカントジョブ
EXバースト ダブルフェイズ
【コスモス陣営】(声:程嶋しづマ / ユーリ・ローエンタール
地上戦を得意とし移動速度は遅めながら攻撃力のある暗黒騎士と、空中戦を得意とし移動速度と防御力に秀でたパラディンの2形態を有し、戦闘中に自在に形態や戦い方を変えることが可能。通常は地上でHP攻撃を出すと暗黒騎士に、空中でHP攻撃を出すとパラディンにチェンジするが、EXモード中は攻撃を出さずとも自由にチェンジできる。なお、EXバースト中の入力を成功するとパラディンで技を決めるが、失敗した場合はとどめの一撃が「あんこく」に変化し、暗黒騎士の状態で技を終える。サードフォームはDS版『FFIV』のイラストをモチーフにした物になっている[27] [28]。FFIVコンプリートコレクションの初回購入特典として封入されているプロダクトコードを入力する事で「ディフォルメイメージコスチューム」が使用できるようになる[19]
コスモス陣営でありながら暗黒の力を持つために(バッツの「ものまね」による技を除き)、一部のカオスの戦士から自分達と同類と見なされる事がある。
仲間と共に、仲間のために戦うという意志を持つ、心優しく誠実な青年。しかし尊敬する兄であるゴルベーザと戦うことを躊躇い、自らの騎士としての心を曇らせてしまっている。仲間の事を常に気に掛けながら戦うその様子をゴルベーザから「仲間に甘え縋り付いている」と否定的に見られてしまうが、コスモスの助言を受けて仲間との絆を再確認し、その力を証明するためにゴルベーザとの戦いを決意し勝利した。
ゴルベーザ "Golbeza"
異名 魔人
バトルスタイル サイキックファイター
コンセプト ダブルアクション[26]
EXモード 黒龍召喚
EXバースト 双月
【カオス陣営】(声:鹿賀丈史 / ピーター・ベックマン)
遠距離と近距離の攻撃を同時に行い、どちらがヒットするかによってその後のコンボが変わるトリッキーなキャラ[26]。重厚な黒い甲冑を纏っているが、動きは軽快[29]。武器は装備せず、魔法技のみで戦う。EXモードになると黒龍が絡みついたデザインとなる。これは「光の心を持ちながら闇にとらわれた」ゴルベーザのイメージを表現したものだとされる[30]。サードフォームは『月の帰還』の黒衣の男のものが採用されている[28]
カオスの戦士ながら、コスモスの戦士に助言をしたり、またコスモス自身とも繋がりを持つ背信者。「調和も混沌も私には関係ない」と口にし、若く未熟なコスモスの戦士たち、とりわけ実の弟セシルを導くために画策する(セシル以外にもコスモス陣営で彼の発言により助けられた者は多い)。彼もまた心に弱さを抱えており(仲間を信じることができない)、セシルに痛烈な叱咤を受けることも。本人もその事を自覚しており、それもあるためにセシルと距離を置いて行動している。カオス側に居ながら、コスモス側の手助けをするなど、皇帝に負けじとも劣らない策と警戒心や冷静な判断力を持ち合わせている。また、ガーランドや皇帝と同じほど、この世界に精通しており、戦火の中でどの様にコスモス陣営の者達を導くかを見抜いている。カオス側に対しては自らスパイとして在籍している形になっている。そのせいからか、ガーランドからは「自分が新しい調和の神になるのか?」とも言われてしまうほどである(最もゴルベーザ本人は、そんな意思も考えも無いのであるが)。自分と同じくコスモス側に身内がいるジェクトとは馬が合う模様。
シークレットボイスとして、原作のラストバトルでフースーヤに対して言い放った台詞「いいですとも!」が収録されている。このセリフはLv.100まで上げた状態でEXバーストを発動させれば、稀に黒龍がフースーヤの台詞「パワーをメテオに!」を言い、それに応じてゴルベーザがこの台詞で答えてWメテオを放つ。また、ケフカとのエンカウント時にそれを彷彿させるような台詞をケフカが言う事がある。また、他の登場人物はケフカを外見から見下している(「楽勝だな」「無堂な奴」など)のに対し、彼だけは「得体の知れない奴」と警戒心を露わにしていた。原作で部下である、土のスカルミリョーネ、水のカイナッツォ、風のバルバリシア、炎のルビカンテは召喚獣として登場する。
ファイナルファンタジーV』より
バッツ・クラウザー "Butz Klauser"
異名 旅人
バトルスタイル アレンジプレイヤー
コンセプト ユーティリティー・プレイヤー[31]
EXモード ジョブマスター
EXバースト 魔法剣二刀流みだれうち
【コスモス陣営】(声:保志総一朗 / ジェイソン・スピサック
原作の「ものまね師」の能力を持ち、コスモス陣営の他のキャラクターの必殺技や武器を「ものまね」することが出来る。相手によって戦い方を自在に変更でき、カスタマイズ要素がより強く反映できる[31]。EXモード時は、原作でジョブをマスターした印である3つの星が頭上に浮かぶ。ドットイラストの茶髪と髪型と、天野原画の服装をミックスした外見[注 5]。アナザーフォームでは天野の原画に準拠した銀髪となる。サードフォームは原作のドット絵がモデルになっている[32]
原作にも増して脳天気で好奇心旺盛(宿敵エクスデスとの戦闘を友達感覚であしらったり、アルティミシアを「何も考えていない!?」と呆れ気味に驚かせたり、仲間の殆どが畏怖や警戒心を示すセフィロスには彼ではなく刀(正宗)の長さの方に驚いたり、狂人のケフカを「楽しそうで羨ましい」と言うほど)。しかし、エンカウント時のクジャに対するセリフからして高所恐怖症は健在の様子。常に「幸運のお守り」である黄色いチョコボの羽を「相棒」として大事に持ち歩いており、後にこれを単独行動を好んで去ろうとするスコールに託す。その後、ジタンと自分、どちらが先にクリスタルを手に入れるかという「勝負」に乗り出す。しかしその自由すぎる振る舞いが祟り、エクスデスやゴルベーザによる干渉を切り抜け自分と仲間を窮地に陥れてしまう場面も。但し、勝利時に「俺が…守るんだ」と責任感のある発言したり、終盤ではジタンの一件で学んだのか真面目な一面も見せる。それでも根の部分は変わらず、ラストボスのカオスに「一対一で勝負だ!」と普段と変わらぬ調子で挑み、エンディングで今までの戦いを“楽しい時間”と言っている。
エクスデス "Exdeath"
異名 大樹
バトルスタイル プレスディフェンダー
コンセプト ガード・カウンター[31]
EXモード 無の力
EXバースト 宇宙の 法則が 乱れる!
【カオス陣営】(声:石田太郎 / ジェラルド・C・リバーズ)
強力な攻撃魔法も扱えると共に、多くのガード技を持ち多様なカウンター技を繰り出すことができる。非常に足が遅いが、瞬間移動などの能力もあわせ持つ。使い手の技量が最も要求されるキャラクターである[31]。外見は、ほぼ天野の原画を忠実に再現している。EXモードになると、鎧が若干変化した青いカラーリングと下半身に人面樹という、原作のラストバトルにおける本来の「樹」に近い姿になる。サードフォームは原作のネオエクスデスの先端部分をモデルにした物が使われている[32]
すべてを無で飲み込もうとする破壊者。しかしカオスの戦士としての自覚の下に行動しているため、好き勝手をしているというわけではない。その為、コスモス側に通じていたゴルベーザを始末しようと現れるも、兄の為に戦ったセシルに返り討ちに遭う。バッツには見下す態度を取っているがエンカウント時の台詞からその実力は認めているようである。たまねぎ剣士など、コスモス陣営からも「この威圧感、測り知れない」と評されるように圧倒的な存在感を誇る。同じ無を力とする暗闇の雲に対し「貴様の無、偽物だな」と発言している。シークレットボイスとして、原作の有名な台詞である「カメェェェェェ!」が収録されている。
ファイナルファンタジーVI』より
ティナ・ブランフォード "Tina Branford"
異名 少女
バトルスタイル マジック・マスター[33]
コンセプト
EXモード トランス
EXバースト ライオットソード
【カオス陣営→コスモス陣営】(声:福井裕佳梨 / ナタリー・ランダー
コスモス陣営の10戦士の中では紅一点。遠距離からの魔法攻撃を主体としたキャラクターだが、近距離用の攻撃も習得し、バランスのいい戦い方が可能[33]。EXモードでは幻獣の姿となり、連続魔の使用とグライド(空中浮遊)が可能となる。髪色は天野の原画に忠実な金髪で腰に短剣を指している。アナザーフォームは原作のドット絵に準拠した衣装と緑色の髪。ゲーム中唯一通常時とEXモードとで追撃での攻撃モーションが異なる(通常時は剣で、EXモード時は爪で攻撃)。サードフォームは天野のイラストを元にした物が使われている[34][35]
心優しくおとなしい少女。しかしその身に宿す魔導(幻獣)の力は秩序と混沌の狭間を揺れ動くものであり、ムービーでは暴走時を除いてアルティミシアやケフカとの戦闘で防戦一方の取り方をしているが、暴走時に遭遇したクラウドに「まさかこれほどまでに強いとは」「素直に逃げたほうがよかったかもな」と言わせるほどの戦闘力を持っている。それ故に自分の力を恐れ、それを制するだけの精神を持てず、力を暴走させてしまう場面も見られたが、自分と同じく戦う目標を持たないクラウドとフリオニールの夢について語り合った事で自分の守るべき未来を見つける。
ケフカ・パラッツォ "Cefca Palazzo"
異名 道化
バトルスタイル トリック・スター[33]
コンセプト
EXモード 破壊の力
EXバースト 裁きの光
【カオス陣営】(声:千葉繁 / デイヴ・ウィテンバーグ
魔法を主体とし、変則的な魔法攻撃と挙動で相手を翻弄する[33]。EXモードになると、羽の生えた原作の最終形態に姿を変え、グライド(空中浮遊)と共に魔法攻撃が劇的に変化する。DDFFでは性能にかなり手を加えられている[9][10]。サードフォームはティナと同様に天野のイラストを元にした物が使われている[35][34]
言動は道化師のようにふざけきっており、クジャや暗闇の雲に取り入りごまをするような真似をするが、その狂気に満ちた残虐で傲慢な本性はそのまま。それ故コスモス陣営からは勿論、カオス陣営からもよく思われていない。(エクスデスからは「愚か者」、クジャからは「無能な奴」と言われる。)また、嫌いなレオ将軍に似た性格のウォーリアオブライトとセシルを嫌っている。実際に、多くのエンカウント時のセリフは敵味方問わずネタに溢れているのだが、ウォーリアオブライトに対しては「一番嫌いなタイプ」と言い、特にセシルに対しては「良い子ぶりやがって」とドスのきいた声で嫌悪感を露わにしている。強大な魔導の力を持ち、混沌に近づくティナを利用し、純粋な「ハカイ」を愉しもうと挑発を繰り返す。デザインは、ノーマル及びアナザー共に天野の原画を再現している[36]

PS世代[編集]

ファイナルファンタジーVII』より
クラウド・ストライフ "Cloud Strife"
異名 兵士
バトルスタイル ブロウヒッター
コンセプト スマッシュ&ブロウ[37]
EXモード アルテマウェポン装備
(アナザーフォーム時)魔晄の力
EXバースト 超究武神覇斬
【カオス陣営→コスモス陣営】(声:櫻井孝宏 / スティーブ・バートン
相手を吹き飛ばす破壊力のある技を多く覚え、壁への激突による追加ダメージを狙いやすい。一撃の威力が高い反面、技の出が遅く空中技には癖がある[37]。アナザーフォームは、『FFVII AC』の衣装で、武器もバスターソードから合体剣に変わる。全キャラクターの中で唯一ノーマルフォームとアナザーフォームとでEXモード時の姿(武器)と名称が異なっており、ノーマルフォームではEXモードになると、武器がバスターソードから原作の最強装備であるアルテマウェポンに変化し、アナザーフォームではEXモードになると合体剣は全ての剣が組み合わさった最終形態となり、AC時のようにクラウドの身体から魔晄の光が迸る。効果はフォームに関係なく共通しており、剣攻撃全てにガードブレイク効果がつく。ACに登場した「超究武神覇斬ver.5」もフォームに関係なく使用可能。 サードフォームは天野のイラストを元にした物が使われている[27] [28]。『キングダム ハーツ バース バイ スリープ ファイナル ミックス』初回生産版に同梱されるカードに記載されているプロダクトコードを入力することで、同作に登場するコスチュームが使用可能になる。このコラボレーションについて野村は当初「あれは『KH』の衣装であるという理由で反対していたが、スタッフの要望もあったので登場させた。デザインは見た目はかっこいいがマントの部分のボーンが多いのが大変だった」と語っている[38]
冷静沈着な態度は先走りがちな仲間からは頼りにされるものの、それは彼自身が、仲間にある「戦う理由」を持たず、仲間の目的に寄り掛かっているため。それをセフィロスに原作同様、「人形」と揶揄される。セフィロスとの戦いを機に自分の望む答えこそ見つけられなかったものの、それを自分の意志で求めるようになった。フリオニールとのエンカウント時に「お前は友達に似ている」と発言している。
セフィロス "Sephiroth"
異名 英雄
バトルスタイル ブレイド・マスター[37]
コンセプト
EXモード リユニオン
EXバースト スーパーノヴァ
【カオス陣営】(声:森川智之 / ジョージ・ニューバーン
見えない太刀筋で相手を攻撃する高速の剣技が特徴である[37]。しかし基本的に大振りであることは変わりなく、プレイヤースキルが要求される。EXモードになると、背中の片方から黒い天使の羽が生え、グライド(空中浮遊)が可能になる。アナザーフォームは、原作のクラウドと一騎討ちの時の上半身裸の姿。一部『エアガイツ』や『CCFFVII』で使用した技も採用されている。サードフォームは野村の描いたイラストを再現したもの。ノーマルフォームと似ているが、肩当ての形状や装飾品の有無など、細部のデザインが異なる。[27][28]2011年4月7日よりキングダムハーツ出演時の衣装をベースとしたコスチュームが配信される[39]
自分の仮説を実証するために自害することすら辞さない。クラウドに執着するその理由も、他のカオスの戦士たちからは理解されず、オニオンナイトやケフカからはエンカウント時に痛いところを突く台詞を言われることも。ただ、完全に孤立状態と言う訳でもなく、似た状況にあるゴルベーザには忠告をすることも。終盤に「かつて母がそうしたように、私は旅をする」という発言から、単に元の世界に帰り原作での目的を果たそうとしていたようにも思える(彼の目的は“星”に準ずるものであり他のカオスの戦士たちと違い、この世界では目的が実現できない)。
ファイナルファンタジーVIII』より
スコール・レオンハート "Squall Leonhart"
異名 獅子
バトルスタイル コンボファイター
コンセプト コンボマスター[16]
EXモード ライオンハート装備
EXバースト 連続剣
【コスモス陣営】(声:石川英郎 / ダグ・アーホルツ
ガンブレードを用いて戦い、コンボ攻撃を得意とする。地上戦が得意だが、空中戦はやや苦手。EXモードになると、ガンブレードが原作の最強装備である"ライオンハート"に変化。攻撃力と攻撃範囲が強化され、ガンブレードでの攻撃時に薬莢が飛ぶ。アナザーフォームでは原作のSeeDの制服を纏う。なお、石川英郎は『キングダム ハーツ』以来、一貫してスコールの声を演じているが、「『FFVIII』の設定のスコール」を演じるのは今回が初めてである。サードフォームは天野のイラストを元にした物が使われている[25]。『Vジャンプ』2011年4月号に付録として封入されているFFトレーディングカードに記載されているプロダクトコードを入力する事で前述した『キングダム ハーツ シリーズ』におけるレオンの衣装が使用できるようになる[40]
単独行動を望む孤高ぶりは相変わらず。コスモスから託されたクリスタル探しを「任務」として遂行するために行動していた。しかしバッツとジタンとの会話を機に心境に変化が訪れ、次第に仲間のために戦う意志を強く持つようになる。バッツから託された「幸運のお守り」を持ち突き進む様は、仲間を疑うわけではなく、仲間が進む道を切り開くために先陣を切っていることを示す。原作同様に「心の声」で喋ることが多い。
アルティミシア "Ultimecia"
異名 魔女
バトルスタイル マジックシューター[16]
コンセプト
EXモード ジャンクション・グリーヴァ
EXバースト 時間圧縮
【カオス陣営】(声:田中敦子 / タシア・ヴァレンザ
ボタンを連打することで遠距離からの魔法連射が行える。遠距離攻撃に特化した魔法の使い手であり、ボタンを溜め押しすることにより魔法の威力を増すことも可能[41]。反面、接近戦は全体的に苦手。EXモードでは、原作のグリーヴァとジャンクションした姿に近い姿となり、相手の動きを一定時間完全に封じる技が使える。彼女の専用武器は全て原作におけるリノアの武器と同じ名前である。サードフォームは原作に登場した魔女イデアの姿になる[25]
コスモスに化けてスコールを誘導しようとするなど、原作よりも悪の面が強調されている。また、原作同様に時を止め、操る能力も持っている。上品な口利きからクジャに対し「戦いにも礼儀があるのです」と叱咤する場面も見られる。
ファイナルファンタジーIX』より
ジタン・トライバル "Zidane Tribal"
異名 盗賊
バトルスタイル エアマスター[16]
コンセプト
EXモード トランス
EXバースト リバースガイア
【コスモス陣営】(声: / ブライス・パーペンブルック
両手にダガー(メイジマッシャー)を装備し、素早さを生かした連続攻撃を得意とする。多彩な空中コンボ技を持つ。EXモード時はトランスし、姿が大幅に様変わりし、十回連続のジャンプができるようになる。サードフォームは原作冒頭でアレクサンドリア城の兵士に変装した時の姿になる[42]。2011年3月24日よりプレイステーションストアで原作エンディング時の姿をベースとしたコスチュームが有料(300円)で配信されている[19]
性格は常にポジティブ思考で、仲間思い。バッツとクリスタルをどちらが先に手に入れるか「勝負」をかけることになる。しかし、途中でバッツが敵の罠に罹り捕まってしまったため、後に合流したスコールと共にバッツを救うために奔走する。女性キャラクターを「レディ」と呼ぶ他、隠しキャラクターのシャントットにはエンカウント時にデートに誘っている。一応、暗闇の雲に対してもレディと呼んでいるところを見ると、女性と認める範囲は広いようだ。決め台詞でありFFIXの世界を体現する彼の台詞「誰かを助けるのに理由がいるかい?」は彼らしさを表している。
クジャ "Kuja"
異名 死神
バトルスタイル レンジマスター
コンセプト レンジフリー[16]
EXモード トランス
EXバースト ラストレクイエム
【カオス陣営】(声:石田彰 / JD・カラム
手に武器は一切持たない。自分の周囲に出現させた光球と、遠距離魔法を主体とした攻撃を行える。空中を自在に移動できる能力が特徴であり[43]、間合いに縛られない攻撃が可能。サードフォームは全身が銀色と黒色を基調にした物に変化する[42]。2011年3月24日よりプレイステーションストアで原作の設定にあったトレノの貴族姿をベースとしたコスチュームが有料(300円)で配信されている[19]
ユニセックスな風貌をしているナルシストで、自意識過剰な性格は相変わらず。芝居がかった口調をしており、劇や音楽に例えた比喩を多用する。カオス陣営の中では「新参者」。今作でもジタンに対して異常なまでの執着と愛憎入り混じった拘りを見せ、彼に絶望を与えるために様々な策を弄する。エクスデス等の一部の者からはその行動はあまり快く思われていない。ゴルベーザには、自分と似たものを感じるのかエンカウントからも読み取れ死んで欲しいと思っている模様。ガーランドとの確執も原作同様である。ジタンとは違いアルティミシアを「おばさん」呼ばわりする。

PS2世代[編集]

ファイナルファンタジーX』より
ティーダ "Tidus"
異名 夢想
バトルスタイル ドッジアタッカー[16]
コンセプト
EXモード アルテマウェポン装備
EXバースト エース・オブ・ザ・ブリッツ
【カオス陣営→コスモス陣営】(声:森田成一 / ジェームズ・アーノルド・テイラー
回避と攻撃が一体となった技を得意とし、原作のオーバードライブ技も使用する。原作デザイン時よりも天野の原画により忠実に描かれ、また他のキャラクターと年齢の齟齬がないよう原作よりも幼く見えるように調整がされている[44]。EXモードになると武器が原作の最強装備であるアルテマウェポンに変化し、ダッシュ中は弱い魔法を跳ね返せるようになる。アナザーフォームは原作の服に酷似しているが、胸元が本作品でのノーマルコスチュームと同じく開いていたりするように、所々変更がなされている。原作と違い今作では名前の変更が無いため、仲間からは名前で呼ばれている(ただし父親であるジェクトからは原作同様に名前で呼ばれる事は無い)。サードフォームは原作のイメージイラストとして天野が描いたイラストが元になった物が使われている[42]
原作と同様、持ち前の明るさでチームを引っ張っていく。また、父親嫌いとその裏に隠された複雑な思いも健在でありそれが「戦う理由」となっている。ティーダ自身この心境に自覚が無かったが、エピソード終盤でこれに気付き、フリオニールに見送られ改めてジェクトとの決着に臨む。この反面、兄であるゴルベーザと仲間であるフリオニールの狭間で悩むセシルを助ける一面も。このようにセシルとゴルベーザの事情を知っているためか、エンカウント時ではゴルベーザとの戦いを躊躇する節を見せている(実際カオスの戦士を倒すと意気込む際にセシルには「ゴルベーザだけは別だ」と弁明している)。彼のストーリーでは原作を思わせる自身によるナレーションでその時の心情を表す演出がある。
ジェクト "Jecht"
異名 幻想
バトルスタイル スーパーインファイター
コンセプト 究極のインファイター[16]
EXモード 究極召喚
EXバースト キング・オブ・ザ・ブリッツ
【コスモス陣営→カオス陣営】(声:天田益男 / グレッグ・バーガー
肉弾戦を得意とし、ボタンをジャストタイミングで押すことで攻撃を弱→中→強へと発展させることができる。カオス陣営であることから、変身後のパーツを肩や腰に加え[20]、「最終形態への変身途中」というコンセプトでデザインされている[44]。サードフォームは原作のブリッツボールチーム、ザナルカンド・エイブスのコスチュームを元にした物が使われており肩と腰のパーツは存在しない[42]
原作同様、ティーダの事は馬鹿にしつつも気にかけている。性質的にはコスモスの戦士と近く、策略を好むカオス陣営の殆どと反りが合わない。ゴルベーザと同じで身内がコスモス陣営に居るためゴルベーザとは馬が合う模様。そのため彼とは互いの心情に対して助言を言い合うことがある。「シン」の核である召喚獣とは違うようでエボン=ジュの気配は見受けられない。また、原作の状況からガーランドに「輪廻の螺旋(スピラ)の囚われ人」、ゴルベーザから「愛とは罪(シン)」、アルティミシアから「無限の回廊から逃れたい」と言われる。
ファイナルファンタジーXI』より
シャントット "SHANTOTTO"
異名 淑女
バトルスタイル チェインスペラー
コンセプト レベルアップ・マジック[45]
EXモード SPアビリティ
EXバースト ブチ切れ
【隠しキャラクター/コスモス陣営】(声:林原めぐみ / キャンディ・ミロ
多彩な上級魔法を使いこなす強力な黒魔道士であり、ブレイブの量によって繰り出す魔法が変化する熟練者向けのキャラクターである。全キャラクターの中で唯一、HP攻撃を連続で使用できる。『FFXI』の開発チームから「シャントットは負けない」キャラクターであるとの要望があったため、「演出上は」負けない仕様になっている[3]。: DDFFでは性能にかなり手を加えられている[9][10]。サードフォームは原作の装備品「ブラッククローク」を装備した姿になる[46]
ストーリーモード本編の過去にあたる戦いにおいて、コスモスの戦士として召喚された。戦いの渦中にあっても自らの性質を否定することなく、イミテーション達を捕らえて研究をしていた。そのイミテーション達が逃げ出したのをコスモス陣営に処理させようとするなどの相変わらずの傲慢不遜傍若無人ぶりで、会ったキャラを片っ端から振り回し恐怖のどん底に落とし込む。
実はディシディア世界にいるのはシャントット本人ではなく、彼女より力が弱い人形。
EXバーストの冒頭に出てくる技は、本来は複数の術者が必要な連携技である。
ファイナルファンタジーXII』より
ガブラス "Gabranth"
異名 武人
バトルスタイル EX・ジャッジマスター
コンセプト 不明
EXモード ミストカート
EXバースト ミストナック
【隠しキャラクター/カオス陣営】(声:大塚明夫 / キース・ファーガソン
素顔を晒しての登場であり、EXモードを発動するとジャッジの兜を被る。通常時とEXモードでそれぞれ異なるアビリティが設定でき、EXゲージを自力で溜めることができる。通常時には追撃以外でHP攻撃を行うことが出来ず、EXモードになった時に、戦闘能力が爆発的に向上する。 サードフォームは原作冒頭でバッシュに化けた際の姿になる[35][47]
ストーリーモード本編の過去にあたる戦いにおいて、カオスの戦士として召喚された。シャントットと激闘を繰り広げたが、世界の浄化によって戦闘が中断。憎しみに囚われ「使い捨て」された「負け犬」の怨念として、次元の狭間に迷い込んだ者の前に立ちはだかる。

デュオデシムからの新キャラクター[編集]

特徴[編集]

シリーズ二作目となる本作で新たに追加されたキャラクターは当初は前作で参戦キャラクターが一人以下の作品からコスモス、カオス両陣営のキャラクターを追加する予定だったがその後その縛りを外し、とにかく参戦が期待されているキャラクターを登場させるという方針に変更された[11]。その為前作とは異なりコスモスとカオスで対となるような人選はされておらずキャラクターの人気や個性の出しやすさなどを基準にして選ばれており[38]、そのため一つの作品から二人以上同陣営のキャラクターが登場している作品もある[注 6]。前作に登場したキャラクターも全て登場するが12回目の戦いの中核を担うのは本作で新たに参戦するキャラクターであり[48]、続投しているキャラクターの中には12回目と13回目で所属陣営が変更されているキャラも存在する。追加されたキャラクターが決定した経緯は前作の開発が始まった頃に登場させたいキャラクターのアンケート調査が行われたが、その後前作の登場キャラクターのコンセプトが決まり、その結果アンケートで人気があったにも関わらず参戦できなかったキャラクターが居た為、そうした中から野村と高橋が厳選して決定した[11]

本作で新たに追加されたキャラクターは野村の「どんな風に人選を行ってもすべてのユーザーを納得させることはできず、不満の声がある程度上がるのは仕方のない事だと割り切っているが、その代わり参戦させるキャラクターは全て個性が重複しないように配慮している[38]」という考えの元に個性付けを重視して選ばれた上で性能が作られている。また、新キャラのEXバーストは原作における特定のシーンやイラストを出来るだけ再現できるようにカットが作られている[11]

キャラクター同士の強さのバランスはスタッフ同士で戦いながら調整が行われ、中でもライトニングのヒーラーの技は何度も調整が施されて適切な形として整えられた[11]

又、イベントシーンにおける本作のキャラクターは「敗北」というエピソードを描く為前作と少し方向性を変え「思いや感情を見せ、そのキャラクターらしさをだす」事に重点が置かれて描かれている[49]

SFC世代(デュオデシム)[編集]

ファイナルファンタジーIV』より
カイン・ハイウインド "Cain Highwind"
異名 竜騎士
バトルスタイル ポジションメイカー[50]
コンセプト
EXモード 聖なる半身!
EXバースト プライドオブドラグーン
【コスモス陣営】(声:山寺宏一 / リアム・オブライエン
ファイナルファンタジーIV』より登場。ハイスピードな空中戦を得意とする。カインを代表する「ジャンプ」攻撃は上昇中から攻撃力があり、急降下でダメージを与える。EXモードでは聖竜騎士になる。EXバーストの入力動作は連打するボタンが途中で変化するがこれは「カイン=裏切るというイメージから演出面でも裏切る形を入れた」との事[11]。アニメーションディレクターの大田誉士は「このEXバーストは自分の予想以上の完成度になった」と語っている[11]。アナザーフォームでは『ファイナルファンタジーIV THE AFTER 月の帰還』の竜騎士の姿が、サードフォームは同作の衣装が採用されている[17][18]
高橋曰く「続編を作るなら真っ先に参戦が確定していたキャラ」との事[50]。野村はカインのイラストを描くのを楽しみにしていたため「楽しんで作業ができた」と語っている[48]。イラストを描く際に天野の原画で目が描かれていたため、野村は本来は目を描く予定だったが、スタッフから「EXモード時に兜を取るので通常時の目は描かないでほしい」という要望があったため目を描くのを断念した[50]。また、カラーリングは原作の青では無く紫が中心となっているがこれは天野の原画を踏襲しているためである[48]
高橋はカインがコスモス陣営に属している事について「原作を知る人には信じられないかもしれないがカインもれっきとしたコスモス陣営の戦士である」と語っている[38]


ファイナルファンタジーV』より
ギルガメッシュ "Gilgamesh"
異名 豪傑
バトルスタイル スクランブルファイター[51]
コンセプト
EXモード ギルガメッシュチェンジ!
EXバースト 最強の剣
【隠しキャラクター/カオス陣営】(声:中井和哉 / キース・サラバージャ
 『ファイナルファンタジーV』より登場。魔物の身ながらコミカルで義理人情に厚い自称「伝説の剣豪」。バッツのライバル的存在。通常時は攻撃時に8種類の武器の中からランダムに一つを選び攻撃し、EXモード時は8本の腕全てに武器を装備する。同じ技でも出した武器の種類によってダメージやリーチが大きく異なるギャンブル要素の強いキャラクターとなっている[51]。また「ロケットパンチ」や「ミサイル」などの青魔法も使用する。他の戦士とは違い、神々に召喚されたわけではなく次元の狭間から偶然この世界に辿り着いた[52]。アナザーフォームはFFVIII登場時のイラストが、サードフォームは原作のドット絵がモデルになっている[32]
Vだけでなく様々なFF作品にゲスト出演している(ギルガメッシュ (ファイナルファンタジー)の項も参照)。キャラのベースとなっているのは原作だがそれ以降の作品で登場した際の要素も取り入れられており「どの作品のギルガメッシュから入っても違和感を感じない」様に設定が作られている[32]
大田によると「前作から出したいと思っており、前作開発中にFFVIIIのギルガメッシュのポリゴンモデルまで借りてきてモーションを作ったが結局出せなかった」との事[11]



PS世代(デュオデシム)[編集]

ファイナルファンタジーVII』より
ティファ・ロックハート "Tifa Lockhart"
異名 拳士
バトルスタイル フェイントストライカー[28]
コンセプト
EXモード プレミアムハート装備!
EXバースト ファイナルヘヴン
【コスモス陣営】(声:伊藤歩 / レイチェル・リー・クック
ファイナルファンタジーVII』より登場。明朗快活で心優しい女格闘家。クラウドの幼なじみ。
連続攻撃で相手を追い込んで行き、フェイントストライカーのコンセプト通り要所でフェイント(攻撃中に敵の後ろに回りこむ)をかけて相手を翻弄する事が出来る[28]。EXモードではその名の通り原作におけるティファの最強武器であるプレミアムハートを装備する[28]。イラストは原作のイメージを残しつつも本作風にアレンジを加えた物となっている[47]。アナザーフォームは『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』の衣装が[27][28]、サードフォームは原作におけるクラウドの回想時の衣装が使用されている他[46][40]。本作初回出荷版に同梱されるプロダクトコードを入力する事で天野が描いたイラストを元にしたコスチュームが使用可能になる[53]
格闘キャラは既にジェクトが存在した為、「パワータイプのジェクトに対するスピードタイプのキャラ」として性能が作られており、フェイントの要素もその点から設定された物である[54]
前作には女性キャラクターが少ないとの声が多かった上、格闘タイプのキャラをもっと出したいと高橋が思っており、その両方の条件が当てはまっていた為参戦が決定した[55]


ファイナルファンタジーVIII』より
ラグナ・レウァール "Laguna Loire"
異名 銃士
バトルスタイル タクティカルガンナー[56]
コンセプト
EXモード 妖精さんが来た!
EXバースト アルティメットラグナロクキャノン
【コスモス陣営】(声:平田広明 / TBA )
ファイナルファンタジーVIII』より登場。おっちょこちょいだが気さくで飾らない性格の銃火器使い。スコールの父親だが原作のメインである若い頃の姿で登場。
ブレイブ攻撃では原作での武器のマシンガンを中心に、ロケットランチャーショットガンスナイパーライフル爆弾といった様々な火器を使い分け、HP攻撃ではレーザーや光の刃を発する原作に登場した飛空挺ラグナロクを模した武器を使用する。EXモード時は全ての武器が金色に変わり、攻撃後の隙をキャンセルすることができる。貯め技や予測が難しい技を多く持っており、「皇帝やケフカのような異質な性能にしつつもコスモス側としての扱いやすさは残したキャラ」として設定されている[56]。EXバーストの技は高橋によると「EXバーストは波動系の技でと頼んでいたらこういう風に仕上げてくれた」との事[9][10]。アナザーフォームは原作のガルバディア軍所属時の衣装が[25]、サードフォームはエスタ大統領時の衣装が使用されている[46][40]。2011年4月7日より原作の映画撮影の際に来ていた衣装をモチーフにしたコスチューム「魔女の騎士」が300円で配信される[39]
ラグナは元々『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』に登場する予定であったが、「『FFVIII』からもう一人参戦させるならもう一人の主人公であるラグナしかいない」という考えから本作に登場する事になり、『KHBbS』への登場が見送られた。イラストはその際お蔵入りになったものが元となっている[10]。声優は「軽さとスコールより年上であるという感じを出したかった」という方針から平田が起用された[9]


PS2世代(デュオデシム)[編集]

ファイナルファンタジーX』より
ユウナ "Yuna"
異名 召喚士
バトルスタイル サモンマスター[57]
コンセプト
EXモード マスター召喚!
EXバースト 異界送り
【コスモス陣営】(声:青木まゆこ / ヘディ・バーレス
ファイナルファンタジーX』より登場。強い意志を秘める召喚士の少女。
自身は直接攻撃はせず[注 7]シヴァやバハムート等5種類の召喚獣を呼び出して攻撃する[53]。EXモード時は二体の召喚獣を呼び出す事が可能。各召喚獣の原作における特殊攻撃がブレイブ攻撃に、オーバードライブ技がHP攻撃に使われている[42]。各召喚獣は大きさの関係から全身は出せないので「寂しさや違和感を出さない為」に顔と特徴的な部分を中心に出現するようになっており、攻撃は各召喚獣によって得意な距離が決められている[57]。アナザーフォームは原作のイメージイラストとして天野が書いた物が元になっており[42]、サードフォームは原作でウェディングドレス着用時の姿が元になっている[32]。各攻撃の派手さに対して操作はしやすく、新キャラクターの中では最もオーソドックスな「アクション初心者にもお勧めのキャラクター」として性能が作られており[57]、本作からプレイを始めるユーザーはまず彼女を使う事が推奨されている[54]
本作に登場するユウナはあくまでもFFXのユウナであり、X-2の要素は使われていない[42]。参戦自体はかなり早い段階で決まっておりその際にはスタッフの間でもXのユウナとX-2のユウナのどちらを採用するか議論が行われたが野村の「きちんとしたナンバリングタイトルのユウナを参戦させる方がいい」という意見からXのユウナが登場する事になった[48]
本作に登場する各キャラクターは原作での記憶を失っているが彼女は例外で原作での記憶を持ったままとなっている。これは「神々の闘争の参戦者はその回数を増すごとに原作での記憶を鮮明に持つようになり、彼女は以前の闘争にも数度参戦している」という設定がある為である[58]



ファイナルファンタジーXI』より
プリッシュ "Prishe"
異名 忌子
バトルスタイル コンボメイカー[59]
コンセプト
EXモード SPアビリティ!
EXバースト 五つの輝き
【隠しキャラクター/コスモス陣営】(声:平野綾 / ジュリー・ナンサンソン)
ファイナルファンタジーXI』より登場。「忌むべき子」と称されながら破天荒かつ自由奔放に生きる少女。一人称は「俺」。ストーリー上での立ち位置は前作におけるシャントットやガブラスのような位置であるが、比較的重要な役割を担っている[60]。ティファと同様に格闘術を駆使して戦うが、コンセプトは全く別物になっており[61][62]、魔法以外のブレイブ攻撃すべてからさらなるブレイブ攻撃に派生させる事が出来る上に派生先のブレイブ攻撃を任意で設定できるためどの技からどの技に派生させるかをメインとしたキャラクターとなっている[59]。アナザーフォームは、黒と紫を基調としたノーマルフォームと違い、白を基調としたものになっており[46][40]、サードフォームは原作で期間限定配信された水着コスチュームになる[32]
「前作でシャントットを登場させた際に予想以上に反響があった為、XIからもう一人参戦させよう」という考えの元から参戦が決定した[61][62]。プリッシュが選ばれた理由は前作の時点でもシャントットと並ぶ参戦候補に挙がっており、「マートやカオス陣営としてエルドナーシュ、カムラナートを参戦させる事も考えたが様々な意見を聞いてやっぱりプリッシュに決めた」為である[62]。声優は「原作で声が入っていなかった為、原作の開発スタッフとも話しあって一番ぴったり来る人に決めた」との事[60]




ファイナルファンタジーXII』より
ヴァン "Vaan"
異名 空賊
バトルスタイル スイッチアタッカー[63]
コンセプト
EXモード ライセンスコンプリート!
EXバースト ミストナック
【コスモス陣営】(声:小野賢章 / ボビー・エドナー
ファイナルファンタジーXII』より登場。空賊に憧れる少年。8種類の武器と素手の状態を使い分けながら戦い、原作のミストナックの融合技も使用する[35][64]。武器の名称がそのままアビリティの名称となっており、同じ武器を用いる技を連続して使用すると発動する通常技と異なる武器を用いる技を使用すると発動するスイッチ技という特殊なブレイブ攻撃を持つ[63]等フリオニールとの差別化のために「攻撃する前に考える」キャラクターとなっている[47]。技を使用するとその武器を手に持ち、バトル開始時やHP攻撃、追撃後は素手となる[63]。EXモード時は全ての武器の外見が変化する他任意で素手の状態に戻れるようになる[47]。EXバーストは原作のミストナックを再現した物になっているがガブラスと同様最後の技は本作オリジナルの決め台詞が入っている[注 8]。天野曰く「ヴァンのミストナックの演出は本作中でもトップクラス」との事[47]。イラストは原作の吉田明彦の絵の雰囲気を残しつつ顔部分を中心に本作風のアレンジを加えた物となっている[63]。アナザーフォームは天野のイラストを元にした物が[64]、サードフォームは『FFTA-2』出演時の物が使用されている[65]
本作における声優は原作の武田航平ではなく小野賢章が起用されている。本作の開発スタッフは本来は本作においても武田に声優を務めて欲しかったため出演を依頼しており[49]、武田も前作の時点で出演を希望していたが[66]、前所属事務所との折り合いが付かずオファーを断られたため止むを得ず降板することになった。このため一時は登場を見合わせることも検討されたが、参戦を望むユーザーからの要望もあった上に既に登場を前提で製作していた事もあり、原作の開発スタッフとも協議した結果オーディションを行い小野が起用されることとなった[63]。小野が起用されたのはスタッフの間でイメージがぴったりだったからとの事[63]。北米版の声優は引き続き、原作のボビー・エドナーが起用されている。


PS3世代[編集]

ファイナルファンタジーXIII』より
ライトニング "Lightning"
異名 雷光
バトルスタイル オプティマコマンダー[50]
コンセプト
EXモード オメガウェポン装備!
EXバースト ゲシュタルトドライブ
【コスモス陣営】(声:坂本真綾 / アリ・ヒリス
ファイナルファンタジーXIII』より登場。「閃光」の異名をとるクールな女戦士。今作ではイラストやPVの最後でコスモスの戦士達の真ん中におり、12回目の戦いの中心人物である[54]。剣と魔法を使いこなし、多彩な戦闘スタイルで敵を圧倒する。オプティマ・チェンジにより「アタッカー」「ブラスター」「ヒーラー」の3種類のロールを切り替えることができる。アタッカーは物理攻撃タイプ、ブラスターは魔法攻撃タイプ、ヒーラーはブレイブを回復するケアルを使う。当初はオプティマを本作のシステムに組み込むのは困難だと考えられたため別のシステムの搭載も検討されたが、高橋の「『FFXIII』のキャラクターのシステムはオプティマ以外にない」という意向によりオプティマシステムの搭載が決定された[50]。アナザーフォームは髪の色が白いなど天野デザインのイラストに近いカラーリングになっており、サードフォームは明野志保デザインの原作未登場の警備軍の制服姿になる他[42]、『ザ・サード バースデイ』初回生産版に同梱されたカードに同梱されているプロダクトコードを入力することで、同作に登場する「アヤ・ブレア」のコスチュームが使用可能になる。
野村曰く「FF最新作という事で参戦させたかった」との事[50]。イラストは原作発表時に非公開だった野村の原画イラストをベースに描いているが、野村は「細かい部分の宝飾までまとまっていたため、カインとは対照的にデザインに苦労し、当時の自分を恨めしく思った事さえある」と[48]。さらに武器は当時他のスタッフが作画していたため、「武器を書いたのは初めて。さらに細かいパーツが多くて苦労した」とも語っている[50]。モーションやエフェクトの作成には『FFXIII』のスタッフが協力している[38]


本作オリジナル[編集]

デスペラードカオス
異名 雷光
バトルスタイル 始まりと終わりをもたらす者[67]
コンセプト
EXモード 混沌がカオスを真の姿に変える
EXバースト レグヌム・デイ
【カオス陣営】(声:若本規夫 / )
カオスが進化したキャラクター。カオスとは異なり条件を満たすとプレイヤーキャラとして使用出来る。デスペラード(ならず者の意)という名前はいくつか候補があった中から前作の開発チームの名称と同じだった為、ちょうどいいとして採用された[55]。四足歩行のかなり大型のモンスターでありカメラワークも固有のものとなる。パワフルな攻撃を持ち味とする強力なキャラである反面、常にブレイブが下がり続ける、アシストとEXモード使用には専用アビリティが必要になるなど制限が設けられている上各アビリティのCPが非常に多い。これはボスキャラクターなので能力そのものは高く、使いやすくしたかった為こうした制限を付ける事で全体のバランスを取る為である[67]EXバーストは他キャラのEXバーストとは異なり戦闘の続行が可能であり、全ての攻撃にガードブレイク性能が付く。
デスペラードカオスが作成された理由は「物語の展開上ラスボスを変更することは出来なかったがボスがカオスだけだと寂しいと思い、何らかの形で別のボスを作る事になったがその際に『どうせならプレイヤーも操作できる方がいい』」という考えからである[55]。野村はデスペラードカオスの作成は全く聞かされていなかったが聞かされた後も特に反対はしなかったとの事[55]

アシスト専用キャラクター[編集]

エアリス・ゲインズブール

(声:坂本真綾)

ファイナルファンタジーVII』より登場。

有料体験版である「ディシディア デュオデシム プロログス ファイナルファンタジー」のセーブデータを本編に引き継ぐと特典としてアシスト専用キャラで登場する[68]。原作のリミット技に攻撃系の技が無かった為、敵を呪縛する、プレイヤーを無敵にするといった補助系の技を中心に技が選ばれておりかなり特殊なキャラクターとして設定されている[61][62]

アナザーフォームは天野のイラストを元にした物が、サードフォームはクライシスコアでの衣装が採用されている[69]

彼女が登場する事になった経緯は「プロログスの特典キャラクターはアシスト専用で行く」というコンセプトがあらかじめ決められており[58]、「バトルキャラとしては難しいがアシストキャラとしてならいけるキャラにする為にかなり議論が行われたが最終的に2010年夏に行ったのスクウェア・エニックスのアンケートの結果を照らし合わせた結果彼女が最も適している」という結論に達したためである[62]


サブキャラクター[編集]

コスモス "Cosmos"
(声:島本須美 / ヴェロニカ・タイラー
本作ロゴの左側に配置された女性体の神。調和を司る。カオスとその軍勢との激突で、秩序の10戦士たちの窮地を救うために庇ったことで衰弱している。自ら動くことができないかわり、秩序の戦士たちにクリスタルを集めるよう導いた。そして、クリスタルを集めた戦士たちの目の前でカオスに消滅させられてしまう。
デザインは初代『FF』にて天野が描いたセーラ姫がモデルとなっている。
カオス "Chaos"
(声:若本規夫 / キース・デイヴィッド
バトルスタイル:究極の混沌
本作ロゴの右側に配置された男性体の神。混沌を司る。
プレイヤーキャラクターとしては使用できないが、コンピュータが操るボスキャラクターとして登場し、クリア後はクイックバトルで対戦可能となる。また、カオスとのバトルのみ戦闘マップが1種類しか存在せず、レベルしかカスタマイズできないなど制限が設けられている。
デザインは初代『FF』にて天野の描いた同名キャラクター「カオス」を踏襲しており、シナリオ終盤で『FFI』のカオス、ガーランドと同一人物であることが示唆されている。
シド(ナレーション) "Cid of the Lufaine [Narration]"
(声:菅原文太 / ロジャー・パーソンズ)
本作のナレーション。声のみで姿は登場しない。スタッフロールにて名前が明かされ、ゲーム中のレポートでの記述などにより、リメイク版の『FFI』でその名が語られていた「ルフェインのシド」と同一人物であることが示唆されている。
神竜
戦いが終わりを迎えるたびに現れる、神々しく輝く巨大な竜。「大いなる意思」との盟約に従い、「ディシディア」の世界においてある重要な役割を持っている。また、カオス専用の召喚獣としても登場する。
イミテーション
カオス陣営が作り出した無限の軍団、本作における雑魚敵である。各プレイヤーキャラクターの外見を水晶で模したような外見をしている。EXモードになってもEXバーストを使用してこない以外は元となったキャラクターと同等の能力を持っており元となったキャラクターが本来LV上習得していない技を使用してくることもある。名称は全て「○○の××」[注 9]のようになっている。なお、イミテーションとは「偽物」、または「模造品」の意。
  • 上記の他、ヘルプ解説で歴代のシリーズに登場したキャラクターが多数解説役として登場する。
  • システムのひとつである「モグネット」において手紙をくれるモーグリも登場する。このうち、一部のモーグリの名前には過去シリーズに登場したキャラクターと同じ名前が使われている[注 10]

参考文献[編集]

書籍・ムック
  • スタジオベントスタッフ編著、SE-MOOK『ディシディア ファイナルファンタジー アルティマニアα』 スクウェア・エニックス、2008/12、ISBN 978-4-7575-2466-8
  • Vジャンプ編集部編纂、『ディシディア ファイナルファンタジー Destiny Hero's Guide』 集英社、2008/12、ISBN 978-4-08-779489-2
  • スタジオベントスタッフ編著、SE-MOOK『ディシディア ファイナルファンタジー アルティマニア』 スクウェア・エニックス、2009/02、ISBN 978-4-7575-2488-0
雑誌

複数号からの出典があるものに限り記載。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 『FFXII』の主人公ヴァンの声を担当した俳優は自身のブログで「ヴァンででたかった」と語り、オファーを待っていたが来なかった事を明かしている。
  2. ^ FFX』原作、『FFXII』原作、『FFVII アドベントチルドレン』、ニンテンドーDS版『FFIV』、『キングダム ハーツ シリーズ』等。なおクラウドとセフィロスは『KH』以降の声優を起用。
  3. ^ 「ゴクリ」という台詞は、原作でラミアクィーンが登場する有名なシーンでのパロディである。また「のばらの咲く世界」の夢は原作での反乱軍の合言葉「のばら」に由来する。(『アルティマニア』p.196)
  4. ^ 戦闘ボイスはファミコン版に準拠した「ウボァー」、イベントボイスはリメイク作品のGBA版以降の「ウボァー!」が採用されている(『アルティマニア』p.679)
  5. ^ 野村が始めてFFの開発に携わった思い入れのある作品であったことから、髪型だけはドット絵のイメージを採用したという(『月刊少年ガンガン 2009年1月号』野村哲也インタビュー)
  6. ^ FFIVのカインとセシル等。
  7. ^ ファミ通1155号p256に記載されているコラムによれば杖で攻撃する案も出されたが没になったとの事。
  8. ^ 原作の『FFXII』ではミストナックの最終技に台詞は入っていない。
  9. ^ 「○○」の部分には各原作作品ごとに設定された言葉が、「××」の部分には各キャラクターごとに設定された異名が入る。例えば「偽りの勇者」の場合、「偽り」は『FFI』のキャラクターのイミテーションに冠され、「勇者」の部分が「ウォーリア オブ ライト」のイミテーションであることを示している。
  10. ^ FFUSA』の主人公のザッシュ(北米版ではBenjamin)、OVA版『FF』のヒロインのリナリー(北米版ではLinaly)など。

出典[編集]

※ 考文献に記したものについては、書籍名・雑誌名を省略形式で記述。

※ ソース(発言者)を明確にするため、通常記事と、開発者発言(インタビュー)については別記載。


  1. ^ a b インタビュー(荒川健、野村哲也)『電撃PlayStation Vol.435』 2008年12月、p.32-35。
  2. ^ インタビュー(野村哲也、荒川健)『月刊少年ガンガン 2009年1月号』 スクウェア・エニックス、2008年12月。
  3. ^ a b c インタビュー(野村哲也、荒川健、高橋光則、池田隆児)『ファミ通 1044号』 2008年12月、p.30-33。
  4. ^ 『ファミ通.com』2009年01月20日『ディシディア ファイナルファンタジー』のアイコンに『FFXIII』などのキャラが登場(最終更新確認:2009年1月24日)
  5. ^ a b c インタビュー(塩川洋介、野村哲也、北瀬佳範)『B's-LOG 2007年7月号』 エンターブレイン、2007年5月、p.14-17。
  6. ^ インタビュー(打道良二、石倉敦子、星野小夜子、内島康雅、鈴木裕之)『電撃PlayStation Vol.433』 2008年11月、p.20-21。
  7. ^ インタビュー(塩川洋介、野村哲也、北瀬佳範)『ゲーマガ 2007年7月号』 2007年5月、p.16-19。
  8. ^ a b インタビュー(高橋光則、河合昌樹、栗城桂子、亀田泰士、池田隆児、高田栄哉)『電撃PlayStation Vol.434』 2008年11月、p.24-27。
  9. ^ a b c d e f 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「e」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  10. ^ a b c d e f 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「famitsu_1151_iv」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  11. ^ a b c d e f g h 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「アルティマニアb_iv_」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  12. ^ 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「m」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  13. ^ 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「DPS_490_iv」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  14. ^ インタビュー(荒川健)『ゲーマガ 2009年1月号』 2008年11月、p.20-21。
  15. ^ インタビュー(酒見治徳)『アルティマニア』p.679。
  16. ^ a b c d e f g h i j インタビュー(野村哲也、荒川健、高橋光則)『ファミ通 1020号』 2008年6月、p.224-225。
  17. ^ a b c d e ファミ通 1156号』 2011年1月、p130~133
  18. ^ a b c d e デュオデシム ファイナルファンタジー』最新画像公開――パーティーバトルで最強のチームを作れる!
  19. ^ a b c d 『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』発売後の連動企画とDLC情報が公開
  20. ^ a b 『ファミ通 1020号』 2008年6月、p.220-223。
  21. ^ 『電撃PSP Vol.392』 2007年6月、p.76-79。
  22. ^ a b c d インタビュー(高橋光則)『ファミ通 1026号』 2008年8月、p.20-21。
  23. ^ a b 『ファミ通 1026号』 2008年8月、p.20-23。
  24. ^ 『ファミ通 1033号』 2008年9月、p.34-37。
  25. ^ a b c d e 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「famitsu_1150」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  26. ^ a b c インタビュー(高橋光則)『ファミ通 1033号』 2008年9月、p.34-35。
  27. ^ a b c d 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「a」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  28. ^ a b c d e f g h 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「fam20101104」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  29. ^ 『週刊少年ジャンプ 2008年第42号』 2008年9月、p.197。
  30. ^ 『アルティマニア』p.668。
  31. ^ a b c d インタビュー(高橋光則)『ファミ通 1037号』 2008年10月、p.202-203。
  32. ^ a b c d e f 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「famitsu_1160_」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  33. ^ a b c d インタビュー(高橋光則)『ファミ通 1040号』 2008年11月、p.24-25。
  34. ^ a b 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「famitsu_1146」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  35. ^ a b c d 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「c」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  36. ^ 『アルティマニア』p.94。
  37. ^ a b c d インタビュー(高橋光則)『ファミ通 1042号』 2008年11月、p.32-35。
  38. ^ a b c d e 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「denngekigames_vo.13_iv」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  39. ^ a b 『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』で最新DLCが配信2011年3月31日更新
  40. ^ a b c d 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「i」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  41. ^ 『ファミ通PSP+PS3 2008年8月号』 2008年6月、p.128-131。
  42. ^ a b c d e f g h 『ファミ通 1155号』 2010年11月、p252~257
  43. ^ 『ゲーマガ 2007年7月号』 2007年5月、p.16-19。
  44. ^ a b インタビュー(野村哲也、荒川健、高橋光則)『電撃PlayStation Vol.422』 2008年6月、p.14-15。
  45. ^ インタビュー(高橋光則)『ファミ通 1044号』 2008年12月、p.24。
  46. ^ a b c d 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「famitsu_1158」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  47. ^ a b c d e 『ファミ通 1146号』 2010年11月、p27 引用エラー: 無効な <ref> タグ; name "famitsu_1146a"が異なる内容で複数回定義されています
  48. ^ a b c d e 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「DPS_480」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  49. ^ a b 公式サイトのスタッフインタビューより。
  50. ^ a b c d e f g 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「famitsu_1137_iv」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  51. ^ a b 『インタビュー(鯨岡武生)ファミ通 1160号』 2011年2月、p296。
  52. ^ 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「アルティマニアr_ivb_」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  53. ^ a b 週刊少年ジャンプ2011年7号p133
  54. ^ a b c 『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』バトルディレクターインタビュー【その2】
  55. ^ a b c d 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「アルティマニアr_iva_」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  56. ^ a b インタビュー(野村哲也)『ファミ通 1150号』 2010年12月、p.286
  57. ^ a b c インタビュー(鯨岡武生)『ファミ通 1155号』 2010年11月、p255
  58. ^ a b 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「DPS_488」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  59. ^ a b インタビュー(鯨岡武生)『ファミ通 1158号』 2011年2月、p.217。
  60. ^ a b 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「DPS_489_iv」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  61. ^ a b c 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「famitsu_1156_iv」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  62. ^ a b c d e 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「g」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  63. ^ a b c d e f (インタビュー)鯨岡武生『ファミ通 1146号』 2010年11月、p28 引用エラー: 無効な <ref> タグ; name "famitsu_1146_iv"が異なる内容で複数回定義されています
  64. ^ a b 週刊少年ジャンプ2010年50号p249
  65. ^ 『週刊少年ジャンプ』2011年10号p124
  66. ^ 武田航平オフィシャルブログ『MY ROOM』ディシディアでたかったし( ;_;)ノ2009年3月8日更新。より。
  67. ^ a b (インタビュー)鯨岡武生『ファミ通 1162号』 2011年3月、p244
  68. ^ 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「f」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  69. ^ 『アルティマニアアクションSIDEp435』

外部リンク[編集]