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利用者:森田陽平/sandbox

不承不承
メンバー 菊池優
福島あかり
結成年 2018年
活動時期 2018年 -
出会い 法政大学お笑いサークルHOS
芸種 コント
ネタ作成者 菊池優
同期 キラークイーン
公式サイト 菊池優 Twitter
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不承不承 (ふしょうぶしょう) は、日本お笑いコンビ2018年結成。

メンバー

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身長182cm、体重70kg、血液型A型、趣味:手品、副業:グラフィックデザイナー。

身長176cm、体重62kg、血液型B型、趣味:ガンダム、粘土。副業:彫刻家、粘土造型士、俳優。

概要

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二人は多摩美術大学版画科の同級生。二人とも同大学の絵画科を志していたが落ちてしまい、版画科へと進学した。在学中、以前存在していた落語研究部を復活させるかたちで「オチケン」を設立。学業そっちのけでお笑いに打ち込んだ。

1996年、卒業間近になったとき、小林賢太郎から片桐仁に対して「絵を売りたいのならば名前を売ってからでも遅くない」と口説きラーメンズを結成した。結成当時は田辺エージェンシー所属だったものの、1998年に同社のお笑い部門の独立に伴いトゥインクル・コーポレーションに移籍。

1999年NHK爆笑オンエアバトルに第一回から参加、一気に知名度を上げる。同番組のチャンピオン大会などで優勝することはなかったが、審査員の立川談志の定義する芸術というものに最も近いという理由で、審査員特別賞を受賞している。この時は201KBだった[1]

小林は脚本・演出を担当、声帯模写形態模写パントマイムも含む)・手品を得意とする。片桐は天然のセンスで面白い動きを担当。

小林はラーメンズの脚本家・演出家・俳優。片桐はラーメンズの御神体・俳優 (超ワタクシ日記より小林談)。

また、片桐は彫刻陶芸を、小林は漫画エッセイなどを副業にもつ。

どちらも眼鏡をかけていることがあるが、小林は伊達めがねである。また、その事について片桐は「伊達眼鏡かけてる人間は嫌いだが小林は別」と語っている(おしえてなぜなら知りたがりだからより)。

二人とも既婚であり、小林は大学時代の同級生と2000年に、片桐は元モデルの村山ゆきと2003年に結婚している。

2017年に小林が著作物の版権を管理する新事務所「スタジオコンテナ」に移籍。ラーメンズの情報は小林の個人サイトに一元化された。これに従いトゥインクル・コーポレーションからプロフィールが削除され、ラーメンズの公式サイトも閉鎖されている。

活動

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主に舞台で活動。テレビ番組は過去に『爆笑オンエアバトル』(NHK)・『完売劇場』(テレビ朝日)などに出演していたが、近年は舞台公演を中心としている。小林は「自分がやりたいことだけやりたい。そのためには舞台が1番。評価もすぐわかる。そこがいい」「自分の目の届く範囲でやりたいんです」としている。

現在は単独活動も増えている。片桐は役者として舞台や映画テレビドラマで活躍し、同じ事務所大学時代からの友人であるエレキコミックとのユニット「エレ片」としてもラジオ番組コントライブの活動をしている。小林は小島淳二とともに映像製作ユニット「NAMIKIBASHI」を組むほか、ソロライブ「POTSUNEN」などを行っている。過去には升野英知バカリズム)とともにユニット「大喜利猿」を組んでいたが、升野の多忙なども重なり2009年以降活動は行われていない。

ラーメンズとしての舞台の本公演は2009年を最後に行われておらず、長らく事実上の活動休止状態にある。2016年6月26日にNHKBSプレミアムで放送された小林による年1回のコント番組『小林賢太郎テレビ』に片桐が初出演し、7年ぶりに2人が共演。2016年7月27日から行われた小林の新作舞台『カジャラ#1「大人たるもの」』にも片桐が出演し、舞台でも共演した。今後について小林は「解散はありえない。継続していきたい」と話している。

2017年1月1日、各地の復興支援として、映像ソフト化されている自身のコント映像100本をYouTubeに公開した。この動画で得る広告収入日本赤十字社を通じ寄付される[2]
2017年10月17日に小林賢太郎が著作物及びマネジメントを行う個人事務所「スタジオコンテナ」を設立してトゥインクルから独立。互いに所属事務所が異なるコンビとなった。これに従いラーメンズの公式サイトは小林の個人サイトに吸収されている。

作品の傾向

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  • (本人たちの回顧によると)最初期には漫才も行っていたが、今はコントのみで活動している。「爆笑だけがおもしろいわけじゃない」として幅広くコントを追求しており、しばしば「お笑いと演劇の中間」とカテゴライズされる。脚本を手がける小林はコントの世界観について、「自分たちのコントは日常の中の非日常ではなく、非日常の中の日常。コントに出てくる人物にとっては当たり前のこと」と語っている。そのため「ツッコミ」「ボケ」といった役割がないコントが多く、「バカ二人」(小林談)というスタンスを保っている。
  • 小林は「コントは生き物だ」と述べている。アドリブも多々あり、地方公演の時は地元ネタを演じるなど、観客を大切に考えている面が見受けられる(不思議の国のニポン など)[3]
  • 舞台美術が非常にシンプルで、ほとんどをパントマイムで表現するのが特徴。演者はモノトーンの衣装に裸足を基本とし、髪型や眼鏡、声やしぐさを巧みに使い分けて役柄を演じる。最近は様々な舞台装置を扱って公演しているが、主として「箱」を中心としたコント作りである。
  • ラーメンズのコントには「歌」が入ることが多い。歌の幅は広く、シンプルな音に不思議な歌詞を載せるものから替え歌ラップに至るまで、様々な音楽が取り入れられている。コント全てが歌で占められているものもある。
  • 異国人に扮した設定で行うコントも多く見られる。文学作品をもじったコントや、アカデミックな言葉など、観客側にある程度の知識が要求されるネタも多い[3]
  • 「ドーデスと言う男」「ネイノーさん」「ホコサキ」などに代表される奇人キャラを扱うコントや、「怪傑ギリジン」「路上のギリジン」「タカシと父さん」「現代片桐概論」などに代表される、一人だけが良く喋り動くがもう一人はほとんどセリフを話すこともなく静止しているだけの形式のコントも多々ある(小林は「やってはいけないことではないのに、誰もやっていないこと」と称する)[3]
  • その作風から、しばしばシティボーイズと比較される。小林はシティボーイズを大好きと語っており[4]、また舞台「泥棒役者」のインタビューの際、きたろうの「俺たちの影響を受けているという感じがうれしい」というコメントに対し、片桐は「完全に影響されている」と返している。
  • 同世代の芸人であるバナナマンのコントにも影響を受けており、片桐は「バナナマンがいなかったらラーメンズを解散していた」と発言している[5] 。ちなみにバナナマンとは「genico」、「君の席」というユニットを組んだ事がある。
  • 「人を傷つけない笑いであること」を重視しており、彼らのコントとは、小林曰くアートである。

その他

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  • コンビ仲がよく、お互いにいたるところで相方を褒めちぎっている[6]
  • 業界関係者のファンも多い。ミュージシャンのKREVAはファンを公言しており、ラーメンズの声をサンプリングした楽曲がある。KICK THE CAN CREWのライブにゲストとして招かれたこともある。小林個人では「国民的行事」のPVへ出演している[7]。他に、椎名林檎[8]高橋幸宏もラーメンズのファンであることを話している[9]。また、声優林原めぐみ雑誌の企画で片桐と対談し、ラーメンズのファンであると語っている。その模様は単行本にも収録されている[10]
  • スタイリスト伊賀大介。小林が短編映画百色眼鏡』へ出演したのをきっかけに知り合ったという[11]
  • ポスターなどのデザインは"good design company"の水野学が手がけている。彼も多摩美術大学の出身で、ラーメンズの2人とは学生時代からの知り合い[12]
  • 小林・片桐とエレキコミックやついいちろうの3人は、かつて同じアルバイト警備員)をしていた[13]
  • 爆笑オンエアバトル』に、第1回目から出演。第1回目の放送では『現代片桐概論』のネタを披露。番組内における高評価の代名詞である「オーバー500」を初めて記録し、トップで合格した。その後も出演を重ね15回目の挑戦で『心理テスト』のネタで2度目の「オーバー500」を獲得。しかし、その後16回目の挑戦では413KBの好記録だったが6位オフエア、17回目の挑戦では221KBと連敗を記録したが、17回の挑戦のうち13回のオンエアーを獲得。オンエア率は約7割6分となり、ゴールドバトラーにも認定された。これらの記録から、2008年の番組公式ホームページ内の『オンバト名勝負百選』というコーナーで「爆笑オンバト初期の立役者といえば、漫才のますだおかだとコントのラーメンズと言える」と番組プロデューサーから評された。また、『爆笑オンエアバトル』の最終回ではこの2組が「爆笑オンエアバトルのレジェンド」と紹介された[1]
  • 上野樹里もファンを公言している(TVブロス内の小林との対談より)
  • 以前自身のライブ (CHERRY BLOSSOM FRONT345) 内で解散ドッキリを行った際に、その本格さから泣き出すファンも存在 (はける際に小林がドッキリであることをバラした)。

ライブ

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本公演

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第5・6・7回は英文字三部作、第8・9・10回は漢字三部作。初期は非常に短期間の間に新作公演を発表。尚、第7回公演「news」は、ラーメンズ初の全国ツアーである。

特別公演「零の箱式」では、客演として西田征史室岡悟・三宅信太郎の3人が複数のコントに参加している。

第11回公演「CHERRY BLOSSOM FRONT345」は3,4,5月に桜前線と共に公演されたことが名前の由来である。

第17回公演「TOWER」においては公演箇所が13箇所と最多であった。

演目タイトルはのちに発売された「小林賢太郎戯曲集」と異なるものもあるが、ここではDVD・VHSのエンドロールにあるものを表記する。

  • 第1回公演「箱式」(1998年6月27日-6月28日)
  • 第2回公演「箱式第二集」(1998年11月28日-11月29日)
  • 第3回公演「箱よさらば。」(1999年5月28日-5月30日)
  • 第4回公演「完全立方体〜PERFECT CUBE〜」(1999年9月3日-9月5日)

プロデュース公演

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その他の公演

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出演

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コンビでの出演に限る

テレビ

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映画

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映像作品

CM

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ラジオCM

舞台客演

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ラジオ

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  • ラーメンズのコントの時間(1998年6月6日-27日) 茨城放送

作品

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関連項目

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  • ニイルセン 多摩美術大学の同級生。舞台美術を担当
  • 徳澤青弦 第9回公演「鯨」以降で音楽を担当。「鯨」では公演最終日に舞台上でチェロの生演奏(曲はバッハの「無伴奏チェロ組曲第1番ト長調」より前奏曲)を行っている (この様子はVHSやDVDで見ることができる)。

脚注

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注釈

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  1. ^ 2000~2001年までに発表されたコントの中から、一万人のファンから募った人気投票によりセレクトされたベスト10作品集。
  2. ^ 第8回公演『椿』~第10回公演『雀』と特別公演『零の箱式』をDVD化し、収録した4本組DVD-BOX。
  3. ^ 第11回公演『CHERRY BLOSSOM FRONT 345』~第14回公演『STUDY』をDVD化し、収録した4本組DVD-BOX。
  4. ^ それまでの作品は全てVHSかDVD-BOXでの発売のみに限られていたが、本作品からDVD単体で発売されるようになった(後に以前の作品も単体で発売されるようになる)。
  5. ^ この公演以降は、blu-rayでも発売されている。
  6. ^ 編集上、複数の公演を繋いでいるため、あるコントの中で片桐がシーンによって眼鏡をかけていたりいなかったりする(プーチンとマーチンなど)。
  7. ^ 結成初期に披露していたコントの作品集。
  8. ^ 公演当日に行われていた6番目のコント「マニアな二人」はVHS・DVDには収録されておらず(後に発売された戯曲集も)、また収録されていないこと自体説明されていない(このコントは手品の種明かしやガンダムプラモデルマニアックな知識が織り込まれたものだった)。そのため同VHS・DVDは実際の公演より時間が短く、その代わりに「バニーボーイ」の別バージョンが収録されている。
  9. ^ 第5回公演「home」〜第7回公演「news」までは全て販売会社が異なり、特に第7回公演「news」は他の公演とは違って版権がバップにあったため、長らくこの三部作をDVDとして発売することは難しいとされていたが、2009年に第5-7回公演のすべてがポニーキャニオンによりDVDで発売された。
  10. ^ 第7回公演『news』の舞台裏を映像化したもの。2015年現在、DVD化はされていない。
  11. ^ 本作品と第7回公演『news』のVHSは制作会社の都合上絶版となっている。その後、『news』と共に本作品は2009年3月にDVD発売されている。
  12. ^ 本作品では編集がおかしい部分が多々ある(具体的には、複数のカメラで撮影した同じシーンを連続して繋げてあったり、音声と映像があっていない等)。後に発売されたDVD-BOX内においても修正されていなかったが、2009年リリースの単品/レンタルDVDでようやく修正が施された。
  13. ^ 以前発売された『ラーメンズの日本語学校』に新録作品を加えて再発された。

出典

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  1. ^ a b 『爆笑オンエアバトル 10→11』(GAKKEN) 24-53ページ
  2. ^ “ラーメンズ、コント映像100本をYouTubeで公開 広告収入で復興支援”. ORICON STYLE. (2017年1月1日). http://www.oricon.co.jp/news/2084035/full/ 2017年1月3日閲覧。 
  3. ^ a b c 出典:「小林賢太郎戯曲集―home FLAT news」(幻冬舎、2002年1月)、「文庫版 小林賢太郎戯曲集―椿・鯨・雀」(幻冬舎、2007年8月)、「小林賢太郎戯曲集―CHERRY BLOSSOM FRONT345・ATOM・CLASSIC」(幻冬舎、2007年9月)、富山大学人間発達科学部紀要 177-187ページ(国立国会図書館で閲覧可能)、語文 第百二十五輯「ラーメンズ・小林賢太郎の『コント』について ―ラーメンズとその他のお笑い芸人の『コント』における台詞の比較-」(日本大学国文学会、90-102ページ 国立国会図書館で閲覧可能)
  4. ^ 広告批評 2003年9月号 130-141ページ(小林賢太郎インタビュー)
  5. ^ テレビブロス 2014年2月15日号
  6. ^ 広告批評 2003年9月号 128ページ、134ページ など。
  7. ^ 広告批評 2003年9月号 111-112ページ
  8. ^ 広告批評 2003年9月号 113ページ
  9. ^ 広告批評 2003年9月号 114-115ページ
  10. ^ 『林原めぐみの愛たくて逢いたくて…ファイナルシーズン』(角川書店)66-75ページ
  11. ^ 広告批評 2003年9月号 66ページ
  12. ^ 広告批評 2003年9月号 102-103ページ、広告批評 2006年8月号 9ページ
  13. ^ 『新刊展望』(日販発行)2006年5月号 8ページ
  14. ^ 289KBで初のオフエアとなった回ではますだおかだが番組史上初のパーフェクトを達成している。また、自己最低の221KBを記録した回では自身初の連敗となってしまった。

外部リンク

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