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利用者:青子守歌/ブロック解除の事例研究

ブロック解除の事例研究(A case study for unblocking)では、投稿ブロック期間中にブロックが解除された事例をいくつか取り上げ、どのように解除されたのかを考察しています。

ブロック解除の現状

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現在、メーリングリストには毎日のように「投稿ブロックを解除してください」という依頼メールが送られてきています。理由はさまざまですが、いくつか例を挙げると

  • ブロックが不当だ!と訴える例
    • ブロックした管理者を批判する
    • ブロック依頼が何らかの談合のもとで進められたと批判する
  • ブロックされた理由を詳しく聞く例
  • ブロックが誤認であると主張する例

があります(これで全てではありません)。このうち、いくつかはブロックが解除されるに至りましたが、そのほとんどは解除されず継続されます。

また、メーリングリストではなく、ブロックした管理者に直接メールが送られたり、Info-jaに送られることもあるようです(注:これらの方法はあまり賢明ではありません)。

では、どのようなものがブロック解除され、どのようなものが却下されるのでしょうか。ここでは実際にブロックが解除された例を見ることで、投稿ブロック解除のためにはどのような要素が必要なのかを考えるきっかけをつかむことができます。

ブロック解除依頼による解除

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以下は、投稿ブロック解除依頼が提出され、ブロック解除となったものの事例です。

ケース#1

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利用者名
テンパわたる
解除依頼
Wikipedia:投稿ブロック依頼/テンパわたる 追認および延長
審議期間
2008年6月15日 - 2008年6月23日 (8日間)
ブロック理由
方針に沿わない{{即時削除}}テンプレートの大量使用、およびその警告に対する無理解など
ブロック解除までの経緯
2008年6月15日に上記理由により1ヶ月の投稿ブロックを受け、上記依頼で「1ヶ月ブロックに対する追認」と「長期・無期限ブロックへの移行」の審議がなされました。当初は追認および無期限ブロックに賛成の意見が多かったものの、ブロック直後よりメーリングリストで対話が行なわれ、その結果、ブロックが解除されるに至りました。
考察
依頼を一通り読むと分かる通り、メーリングリストでの対話により、自身の行動の問題点を理解・謝罪され、また今度の活動方針を示されるなど真摯な対応が認められ、解除に至ったと考えられます。また、メーリングリストでの対話も感情的にならず常に落ち着いて対応されたことも「対話可能である」と判断された理由の1つだと考えられます。この事例からは、問題行動によりブロックされたとしても、以降の対話・対応によりウィキペディアの活動へ戻る方法が学びとれるでしょう。

ケース#2

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利用者名
セイホー
解除依頼
Wikipedia:投稿ブロック依頼/セイホー 解除
審議期間
2008年3月14日 - 2008年3月19日 (5日間)
ブロック理由
スタブ未満記事の大量作成と対話拒否、それによって4度の短期ブロックをかけられるも、改める様子がなく、ブロック逃れを行なったため。詳しくはWikipedia:投稿ブロック依頼/セイホーを参照。
ブロック解除までの経緯
Wikipedia:投稿ブロック依頼/セイホーの審議中(2008年1月18日)に無期限暫定ブロックとなり、その後2008年2月3日に無期限ブロックが追認されました。その後約1ヶ月が経過した2008年3月13日にメーリングリストにおいて被依頼者からメールが送られ、それを受けWikipedia:投稿ブロック依頼/セイホー 解除が提出されました。そしてその依頼で賛成多数によりブロック解除となりました。
考察
ブロック逃れという大きな違反を犯したものの、メーリングリストでの投稿でブロック依頼で指摘された事項について深く反省され改善方法を示されたことが評価されたと考えられます。これについては、投稿ブロックから約2ヶ月のクールダウン期間を経たことで、ご自身の行動を冷静に見て判断することができるようになったのではないか、とも考えることができます。解除依頼の最後にも述べられているように、この事例は今後のブロック解除のためのモデルケースになったと言えるのではないでしょうか。

ケース#3

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利用者名
Matusita
解除依頼
Wikipedia:投稿ブロック依頼/Matusita 解除
審議期間
2008年9月16日 - 2008年9月17日 (1日間)
ブロック理由
利用者:ミズのブロック逃れソックパペット疑い
ブロック解除までの経緯
投稿ブロック中の利用者のソックパペットと判断され、2008年9月10日に無期限ブロックを受けました。が、その後12-15日にかけて「誤認ブロックである」とメーリングリストにメールを送られ、2008年9月16日にブロック解除依頼が提出され、解除となりました。
考察
ソックパペットかどうかの判断は管理者の経験とカンがものを言うので、通常のブロック依頼とは違い、どうしても誤認ブロックが発生する可能性があります。今回の事例の場合は、メーリングリストでの対話がスムーズになされたことや、その対話姿勢も評価され、ブロック解除にいたったと考えられます。ブロックを受けるとどうしても熱くなり乱暴な言葉遣いになりがちですが、冷静になってきちんと対応すれば解除される、といういい例ではないでしょうか。

ケース#4

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利用者名
ボケ
解除依頼
Wikipedia:投稿ブロック依頼/ボケ
審議期間
2008年2月18日 - 2008年2月23日 (5日間)
ブロック理由
利用者:今出川のブロック逃れソックパペット疑い
ブロック解除までの経緯
2008年2月13日に利用者:今出川のブロック逃れとして無期限ブロックがかけられました。が、その後16日にメーリングリストへ誤認であるとのメールがおくられ、同日確認のためWikipedia:CheckUser依頼/ボケにてCU依頼がかけられました。18日にその結果が出ましたが、CUだけでは判断できないとされ、Wikipedia:投稿ブロック依頼/ボケでブロックの是非が問われることになりました。そして、審議の結果23日にブロック解除となりました。
考察
一部の人からは「jawpではブロックされたらまず解除されない」との批判がありますが、この事例ではそのブロックがミスであっても申し立てを行なえばきちんと解除されるということを示すものであると考えられます。被依頼者のメールでの姿勢はあまり褒められたものではないと思われますが、しかしながら、メールでの姿勢がどうであれ「間違っているものは間違っている」とjawpのコミュニティは判断するということを示したいい事例ではないでしょうか。

管理者裁量による解除

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