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利用者:Akiru/sandbox

テツandトモ(テツアンドトモ)は、ニチエンプロダクション所属のお笑いコンビ。流行語大賞となった頃は「テツ&トモ」という表記もあったが、現在は「テツandトモ」と表記するのが普通である(姓名判断の結果を受けて変更したとされる。)。

略歴

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の揃いのジャージを着て、トモがギターを弾き、テツがおかしな踊りを踊り、「なんでだろ~」と連呼しながら日常の何気ない疑問について繰り広げる漫談で有名になった。「なんでだろ~」は2003年のタイアップ効果により同年の流行語となり、新語・流行語大賞にも選ばれた。漫談の中でトモが立川談志などのモノマネを披露する事もある(似ていない事をネタにしている)。

滋賀県出身のテツと山形県出身のトモは高校卒業後、日本大学芸術学部に進学しそこで知り合うこととなる。テツは演歌歌手志望、トモは俳優志望であったが[1]、ある時結婚式の余興でデュオを組むこととなり、「サライ」の替え歌を歌ったところ、業界関係者の目に留まりスカウトされ現在の形になった。

近年では従来のテレビ、イベントでの活動に加え、本格的な歌手活動も行なっている。


メンバー

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テツ  

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  • 本名、中本 哲也(なかもと てつや、 (1970-05-09) 1970年5月9日(54歳) - )
  • 愛称はテッちゃん。赤いジャージを着て踊る。主にボケ担当。
  • 滋賀県大津市(旧滋賀郡志賀町)出身、日本大学藝術学部演劇学科卒業。血液型A型。
  • 大学進学の際、地元の国立大学である滋賀大学教育学部に合格していたが、演劇の道を志し、日本大学藝術学部に進学した。
  • 20代は舞台役者として活躍。1991年、日本大学藝術学部在学生を中心に結成した「劇団BQMAP」の旗揚げに参加。旗揚げ公演はスタッフとしての参加だったが、徐々に看板役者としてメイン格の役を演じるようになり、後に声優となる前田剛竹内順子とも共演していた。トモとのコンビ結成でお笑いの道に進むため、1997年の公演を最後に脱退。
  • デビュー当時は出身高校の石山高校のジャージを着ていた。
  • 2004年5月9日に婚姻届出、翌年2月に長男が誕生した。2014年現在は3児(2男1女)の父である。
  • 営業を重ねた結果、埼玉に三階建ての一軒家を購入した。(「やりすぎコージー」2008年11月3日放送分より)
  • テツは元々演歌歌手志望であり、まじめに歌手をやるつもりで上京したのだが、なぜかお笑いをやることになった。五木ひろしのファンである。
  • 面長の顔から、「自己紹介の歌」では「奇面組の一堂礼」「モアイ像」「アゴ勇」と歌われている。
  • 6代目三遊亭円楽がテツに似ている事から赤いジャージを着て共演した事がある。(「笑点」2013年12月8日放送分)
  • 営業では椅子やギターなど様々なものを顎の上に乗せてバランスを取る芸を披露している。

トモ  

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  • 本名、石澤 智幸(いしざわ ともゆき、1970年5月10日(54歳) - )
  • 主にツッコミ担当。青いジャージを着て、本来テツの持ち物であるギターを弾いている。ネタの作曲も行っている。
  • 山形県山形市出身、山形大学附属幼稚園卒業、山形大学附属小学校卒業、山形大学附属中学校卒業、日本大学藝術学部演劇学科卒業。デビュー当初は、出身高校の日本大学山形高等学校のジャージを着ていたため、地元では英雄扱いだった。
  • 血液型A型(以前はB型と記載されていたが、2008年4月プライベートの健康診断でA型ということが判明)。
  • フジテレビアナウンサーの武田祐子幼稚園から中学校までの同級生で、演出家劇作家俳優後藤ひろひと小学校中学校の先輩。俳優畠中洋は高校の先輩。
  • 結成前の1991年ごろ、『星期六我家的電視・三宅裕司の天下御免ね!』内の素人パフォーマンスコーナー「岸谷五朗の日比谷公開堂」に、「チョビひげ次郎(トモ)」「モンキー・チャム」という2人組のグループ「モンチョビ2」としてしばしば登場していた。また1996年には、NHKのど自慢東京都中野区大会)に出場し、チャンピオンになる。
  • 特技は詩吟で4段の腕前を持つ。祖母は詩吟の師範[2]。詩吟の経験のせいか、演歌歌手のように小節(こぶし)の入った歌い方をする。声量と歌唱力の評価は高い。
  • お手玉3段の資格を持っている(ただし下手である)[2]
  • 「似てないものまね」が特技(自己紹介の歌でも、テツから「特技は似てないものまねよ♪」と振られてものまねを披露する。後述の立川談志の他にも、石橋貴明マギー司郎などのレパートリーがある)。
  • ボルシチが苦手。
  • 高いところが苦手。広島に向かうために乗った飛行機で、離陸した直後に叫びながら横の席のテツの手を握り締めたほど(現在は平気になってきたとのこと)。また、TIM神様の宿題で花やしきのフリーフォールを前にして「俺ね、10億積まれてもやんない(乗らない)」と発言し、乗るのを拒否した。
  • 2009年11月頃より、視力低下の為プライベートで黒縁眼鏡を着用している。近年はテレビ出演時にも青フレームの眼鏡を度々着用しているが、ネタ中は外している場合が多い。

概要

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  • ネタは全て綿密な打ち合わせによって成り立っており、同じものを通しで二度以上繰り返すことも可能だという(ただし、客の盛り上がり具合に応じてテツの動きの激しさは変化する)。
  • 2003年1月から『こちら葛飾区亀有公園前派出所』とタイアップしたエンディングテーマテツandトモのなんでだろう〜両さんバージョン〜」でお茶の間の視聴者層に広く知られるようになり、翌月発売のシングルCD「なんでだろう 〜こち亀バージョン〜」がヒットした。
  • 1999年から2003年まで『爆笑オンエアバトル』(NHK)に出演し、23戦20勝という高記録を残して卒業して行った。
  • 一時期ニチエンプロダクションから離れ、株式会社J.M.Pという事務所に所属をしていた事がある(後にニチエンに復帰)。
  • NHK紅白歌合戦で、はなわとの合同により「佐賀県なんでだろうスペシャル合体ヴァージョン」で出場した。
  • ジャージは特注品で、1着10万円するという。
  • トモが弾いているギターは演歌歌手を志していたころテツが購入したものである。
  • 2004年1月1日放送の『笑点』「お笑い芸人大喜利」で、「芸人になってよかったなぁ」という問題に対し、トモが「圓楽師匠に「山田さん(山田隆夫)にかわって座布団運びをやらないか」と言われた時」と回答。当然、山田の逆鱗に触れてしまい、舞台の上手から猛ダッシュでトモを突き飛ばし、さらにテツまで突き飛ばして、二人の座布団は取り上げられてしまった。これを観ていた進行役の三遊亭楽太郎が「ダメだよトモちゃん! (山田にとって)アレ(座布団運び)は生命線なんだから!!」と一喝した。
  • 2005年7月21日には哲智アーティスト名で「おいら。」をリリース。お笑い芸人としてではなくアーティストとして歌うため、スーツシャツで歌う。過去にCDは出しているものの、アーティストとしてCDを出すのは初めてであった。
  • テツは元々歌手志望、トモはのど自慢チャンピオンの経験という過去を持つこともあり、お笑い芸人の中では特に歌唱力が高い。小学生のころには既にビブラートを体得していたと言われる。
  • 第2回M-1グランプリ2002年度)に決勝進出。決勝では漫才ではなくいつもの「弾き語りパフォーマンス」を行い、鞄などの大道具も使用した。そのためか審査員は(観客にはウケていたが)やや硬い表情を浮かべていた。松本人志は「これは難しいですね。赤いジャージの子は友達としては100点なんですけど、これを漫才ととるか、っていうところですよね。あとこれを4、50分やられたらものすごく面白くなると思う。時間的なものもありますかね」と評し、立川談志は「お前らはここに出てくる奴じゃないよ。もういいよ。俺褒めてんだぜ。分かってるよな?」との芸そのものを否定しているようにも受け取れる発言をしてしまったため、司会の西川きよしにフォローされた。結果は6位。談志はその後、2008年に行われたテツandトモ結成10年記念ライブに参加した。ノリノリでなんでだろうの踊りを披露している。
  • 笑いの金メダル」のコーナー・グリルの金メダルで、「テツトモカレー丼」を作ったが、電気釜に米と水を入れ、市販のカレー粉をのせてそのまま蓋をして炊くだけという安易な作り方だった為か、三宅裕司に「今までの中で一番マズい」「パサパサしてしまっているんだよね」と言われてしまった。
  • 2006年に女性週刊誌に「あのブームを起こした人は今」の特集にコメントを残す。2006年以降は営業を中心に地方ロケのグルメ番組などでも活動している。
  • 2007年3月28日放送回の「スピードワゴンのキャラメル on the beach」(TBSラジオ)で小沢一敬から「営業で一緒になって、『少し太りましたね』って声をかけたら、お腹をおさえて『ここには何百万円入ってるんだ。』って言われた。」と売れてから嫌な一面が伺えたと暴露された。
  • 2007年6月24日放送の「笑いの金メダル」の最終回に出演した際、テツはジャージ姿ではなくて、当時首相だった安倍晋三に扮して登場。
  • ラーメンズとは過去に合同ライブを開くほど親交があり、テツトモが彼らの公演に足を運ぶ姿も多々目撃されている。また、ラーメンズのビデオ「news-NEWS」(公演の舞台裏を収録したもの)にも出演している。
  • 同じくコンビ名に「アンド」を入れているタカアンドトシと間違われる事があり、本人達もその事をネタにしている。
  • NHK山形放送局制作の「今夜はなまらナイト」には、当初山形市出身のトモが出演。その後テツも加わり、現在は毎回コンビとして出演、県内で高い人気を集めている。そのため、2008年8月の山形花笠祭り最終日にゲストとして呼ばれ、山車に上がった。
  • 2009年7月のキズナ食堂に一発屋芸人として出演したが、複数の番組で全く同じネタを常に求められていたテレビ出演を辛かったと語り、持ちネタや貯金が少しずつ増えていく今が一番充実していると締めくくっている。
  • 2010年6月より清水国明原田伸郎宇津木妙子田尾安志らと共にテレビショッピング研究所の「青汁三昧」コマーシャルに出演している。なお29分の通販番組ではインタビュー取材を受けている。
  • 上記のように現在では一発屋になっているため「タカトシ×くりぃむのペケ×ポン」の「旬ものはどれだ」のコーナーの「旬じゃない芸人ルーム」にいつもおり、「不正解だった芸人に対して彼らのネタを一緒に行わせ辱めを受けさせ、最初は嫌々やっていた人たちも最後は楽しくなっているパターンが定番になっている。
  • 二人の生年月日は1日違いである。そのため、コンビ揃って誕生日を祝われることが多い。
  • 2012年5月27日放送の行列のできる法律相談所の中国進出企画にて、中国語版なんでだろうを披露した際、招待されていた中国のプロデューサー2人から「僕たち2人ともあなた達のファンなんです」と言われ、本人たちは非常に驚いていた。その後、「(テツトモは)中国どこでも受けると思います」とお墨付きをもらった。

代表曲

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なんでだろう〜こち亀バージョン
作詞はテツandトモ、作曲は石澤智幸、編曲は三沢またろう。メジャーデビュー曲であり、こちら葛飾区亀有公園前派出所のエンディングテーマでもある。オリコン最高位10位。20万枚以上を売り上げた。
なんでだろう音頭
作詞・作曲は石澤智幸、編曲は高見優。持ち芸の「なんでだろう」を音頭バージョンにした曲。
大田区でプロポーズ
作詞・作曲はつんく、編曲は高橋諭一。テツandトモがつんく♂(シャ乱Q)に依頼して出来た曲。

主な持ち芸

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  • なんでだろう
「○○が○○するのはなんでだろ〜♪」といった形式で普段は意識されにくい世の中の素朴な疑問を歌う。なお現在出演しているNHK山形の「今夜はなまらナイト」では山形弁で「なすてだべ〜」に変わる。番組ホームページでその模様も収録した動画が公開されている。
  • かならずいるんだよね
1番と2番があり、1番は「自動販売機のボタンを同時に2つ押す奴」などと現実に起こる出来事をトモが歌いテツがジェスチャーを行うというもの。2番は1番で歌った内容をパロディー化して「自動販売機のボタンを同時に全部押す奴」などと絶対にありえない出来事を歌い、ジェスチャーをやろうとする・或いはジェスチャーを行ってからツッコミを入れるというものになっている。時間の都合などによって2番は省略される場合もある。
  • 必要ないもの
「壊れかけのラジオ」「二千円札」などの必要ないものを歌う。メロディーはピンク・レディーの「S・O・S」。
  • せつないね
「別れの挨拶をしてバスに乗ったのになかなかバスが出発しない時」「僕(トモ)も結構動いているのにテレビを見たら映ってなかった時」など、ありがちな切ない出来事を歌う。
  • ちょっとだけ恥ずかしいことがある
「後姿で知り合いだと思って声を掛けたら知らない人だった時」など、少し恥ずかしくなるような出来事を歌う。
  • そんなわけないだろう
  • ついついやりたくなっちゃう
「インターネットで自分の名前を検索」などやってしまいがちな出来事を歌う。
  • 全部ウソなのよ
「先生が『怒らないから本当のことを言いなさい』と言う時」「『俺テスト勉強全然してない』と言う奴」など、嘘っぱちなことを歌う。ちなみに、テツが「(初恋の人の)名前はオサムです〜♪」と歌ったあと、慌てた様子で「全部ウソなのよ〜♪」と歌い出すパターンもある。
小学館学年誌による公募で選ばれたネタで、落ち込んだ相手を励ますときに用いる。
  • わたしたち怒っているんです
  • 何が出来るかな?
「何が出来るかな?」と歌いながらテツがバルーンアートをする。
  • ショートソング(替え歌)
ある著名な歌の替え歌でちょっとしたボケをはさむ。ネタとネタとの間に多く、特にモノマネ芸が多い。

受賞歴

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出演番組

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トモが山形県出身ということでテツも引きずり込まれた。

過去・単発出演

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CM

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ディスコグラフィー

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CD(シングル)

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  1. なんでだろう 〜こち亀バージョン〜(2003年2月5日)
  2. 大田区でプロポーズ(2003年11月19日)
  3. サイボウの不思議/最初から今まで(2004年8月18日)
  4. おいら。(2005年7月21日) 
  5. 少年のままで(2011年9月21日)
  6. 桜前線(2014年02月26日)
  7. ほろ酔いブルース(2014年10月15日)

CD(アルバム)

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  1. テツandトモの「マンボ大漁節」ってなんでだろう(2003年6月18日)
  2. 旅〜僕たちの風景(2008年10月29日)

VHS・DVD

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  1. 爆笑オンエアバトル テツandトモ(2003年4月23日発売)

イベント

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2009年7月、Dpaがデジタルテレビジョン放送普及推進・アナログテレビジョン放送終了啓発を目的とした「日本全国地デジで元気!」イベントを開始した際、“地デジ芸人”に選ばれた。以後、村井まりらとともに全国各地で行われている同イベントに参加し、地デジPRを行っている。また、2010年2月14日に放送された『笑点』(日本テレビ系)で演芸コーナーに主演した際、「日本全国地デジで元気!」のワッペンをつけたジャージで登場し、地デジカも演芸コーナーに出演した。

外部リンク

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脚注

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  1. ^ GET'S・ARTIST PICK UP No.18 ~テツandトモさん~”. SAPPORO FREE PAPER GET'S (2014年5月7日). 2015年1月14日閲覧。
  2. ^ a b おしゃれカンケイ出演時の本人発言