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利用者:Broad-Sky/全国高等学校クイズ選手権地区大会

全国高等学校クイズ選手権地区大会ぜんこくこうとうがっこうクイズせんしゅけんちくたいかい)とは日本テレビ系列NNN)で毎年8月 - 9月頃に放送されているクイズ番組全国高等学校クイズ選手権」の地区大会について記している。

地区大会[編集]

概要[編集]

この大会では、日本全国47都道府県をいくつかの地区に分割し「地区大会」として全国大会出場をかけた予選が行われている。

選出方法[編集]

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第6回(1986年)- 第22回(2002年)及び第25回(2005年)以降では大会運営上、複数県の代表を決定する地区大会で挑戦者の通学する学校が存在する都道府県を特定の色で識別している。

なお、下表の地区大会名は地区予選が10大会制で行われた回(第1、3 - 22、25回)のものであるが、12大会の第26回(2006年)と13大会の第27回(2007年)でも各県の色はそのまま引き継がれている。

大会名
東北大会 青森県 秋田県 福島県 山形県 岩手県 宮城県
北陸大会 石川県 福井県 新潟県 富山県
関東大会 山梨県 栃木県 群馬県 茨城県 千葉県 神奈川県 埼玉県 東京都
中部大会 長野県 静岡県 三重県 岐阜県 愛知県
近畿大会 和歌山県 滋賀県 奈良県 京都府 兵庫県 大阪府
中国大会 鳥取県 島根県 山口県 広島県
四国・岡山大会 愛媛県 高知県 徳島県 香川県 岡山県
九州大会 宮崎県 佐賀県 長崎県 鹿児島県 大分県 熊本県 福岡県

この色分けは、○×クイズでののぼりと横断幕の色や○×クイズを勝ち抜けた高校生が付けるゼッケンの色に相当する。この色分けは、初めて県別代表制が行われた第6回で、各地区で応募者の少ない順に緑→赤→黄→青→橙→桃→白→紫と決められた。たまたま第6回の東北大会は岩手県内が会場だったため、岩手は人数の多い橙になっている。逆に愛媛はこの回だけたまたま、他の県も多数の参加者があったため緑になった。北海道大会沖縄大会については単一の道県のため色分けがない。ただし、全国大会で各都道府県の区別をするために「北海道」「沖縄」というのぼりが必要になった場合、北海道は、沖縄はである。北海道・沖縄の決勝戦は概ね5チームで行われ、の5色が参加者のゼッケンに使用される。

なお、このゼッケンは全国大会の体力系クイズでも使われることもあるがその時は都道府県別の色分けの区別はなくランダムである。

のぼりと横断幕に書かれる文字の色は地が黄と白の場合は黒でその他は白だが、第6回(1986年)のみ山口だけがなぜか文字が黒ではなく輪郭だけの袋文字になっていた(翌年からは直された)。

第17回(1997年)から地区大会で使用されるゼッケンがサッカー選手が着るビブスの形になり、東京の高校生が使用するゼッケンの色が「紫」から「水色」に変更されている。

第8回(1988年)の北海道大会ではYES-NOクイズの通過が札幌市内の学校から10チーム、札幌市以外の学校(番組では「全道(連合)」と称した)から10チームという趣向で行われた(札幌のチームばかり勝ちすぎるという声があったため)。この時は「札幌」という青ののぼりと横断幕、「全道」という黄ののぼりと横断幕を使った。

主な予選形式[編集]

本項では、地区大会で行われる代表的なクイズ形式を挙げる。

○×クイズ[編集]

  • 出場チームを急速に絞り込む必要性から各地区大会の予選1回戦は○×クイズが実施される(第1回(1983年)- 第20回(2000年))はYES-NOクイズという名称だった)。
    • 基本的には1問不正解で即失格。規定のチーム数に絞り込まれるまで延々と問題が出題されるノックアウト方式である。
    • 第17回(1997年)と第18回(1998年)ではチーム数ではなく問題数を限定し、全問正解したチームは無条件で次のクイズに進めた。ただし、第18回の中国大会では第1問で大多数が不正解の答えを選んでいたため、スタッフは急遽、問題数限定から規定チーム数が決定するまで出題する以前のルールに戻した。また、規定した最小限のチーム数を割り込んだ場合(特に第18回の中部大会では問題数が消化される前に全チームが脱落した)は、抽選&当選チームに対する一問必答クイズによる敗者復活で、2回戦進出チームを決定した。
    • 第19回(1999年)ではノックアウト方式を取りやめて参加全チームが7問に挑戦し、その正解数の上位チームから2回戦進出を決めるというルールで行った。
    • 関東大会では第1回から長らくの間全地区大会の中で最大の参加人数であることから、第1問と第2問を同時に発表した。参加者は「第1問○・第2問○」「第1問○・第2問×」「第1問×・第2問○」「第1問×・第2問×」の中から正しいと思う組み合わせの席に座っていた。ただし第8回以降は第2問を放送しない前提で、席は第1問のみで分け、第2問については選んだ答えによって異なるカードを持たせるようにした。同大会での参加者が減少している近年では、2問同時発表自体が行われていない。

全国統一ペーパークイズ[編集]

  • 第6回(1986年)から第16回(1996年)まで各地区大会の予選2回戦で開催されていた。
  • 初期の全国大会では1回戦は必ずペーパークイズだった。近年の全国大会でも出題されることがあり、例えば第15回大会では300問ペーパークイズを準々決勝の1種目として行ったり、第25回大会では2回戦で100問ペーパークイズが移動中の機内や新幹線の中で実施された。
  • 基本は3択問題100問。但し、回や大会によって問題が巨大な風船や挑戦者に配られた弁当の底などに張られていたり、ステレオグラムや匂いの嗅ぎ分けなど、何らかの課題をクリアして初めて本編のペーパークイズに挑戦できるといったルールのアレンジが施されていた。
  • なお、参加人数が多い関東大会では今でも準決勝はペーパークイズが定番になっている。
  • 不測の事態のために予定のクイズができない場合に備え、ペーパークイズは常に用意されている。最近では第27回(2007年)の北九州大会で、台風で大幅にクイズ開始が遅れたため、時間短縮のため準決勝の企画をとりやめペーパークイズにした。

前進3択クイズ[編集]

  • 第17回以降ペーパークイズに代わる形で、多くの地区大会の2回戦で行われるようになった形式である。関東大会ではそれ以前にも準決勝で行われていた。
  • 各チームは出題された3択クイズの正解と思う番号札を挙げる。正解すると1歩前に進むことができ、不正解ならばその場に留まる。早く規定問題数(ほとんどの場合は5問)を正解できたチームが次のクイズに進出することができる。
    • 規定チーム数以上のチームが同時に規定正解数に達した場合、サドンデス方式の3択クイズ(1問不正解で即失格で、最後まで残り続ければ勝ち抜け)で延長戦を行う。
  • 現在では沖縄大会しか実施していないが、1対1の対決形式(第25回)や前述の○×クイズと同様のノックアウト方式(主に敗者復活戦)など、他の地方大会でもさまざまな形で3択クイズが用いられる。

書きクイズ[編集]

  • 第25回以降、多くの大会の第2回戦で行われる形式である。
  • ボードに解答を記述して答えていく。
  • 第25回はチームで相談して答えていたが、第26回ではチームの3人がそれぞれ答えて、3人とも正解していないと正解として認められなかった。どちらも1問不正解で即失格のノックアウト方式だった。
  • 第27回はあらかじめチーム内で解答順を決めて1人がクイズに挑戦し、正解なら次の人に交代して、3番手が正解したチームが勝ち抜けというルールだった。
  • 1県ずつ行われ、地図記号や元素記号、漢字などの問題が出題される。漢字問題では対象となる県出身の有名人の名前を漢字で書く問題も出題される。

地区大会決勝[編集]

  • 2都府県以上が参加する地区大会では、決勝を1県ずつ実施する場合と数県(全県の場合も)ずつまとめて実施する場合の2種類がある。
  • 関東大会は都県の数と参加者数が多いということもあり、大半は純粋な3ポイント先取の早押しクイズを行っている。ただし、回によっては正解した人がクイズから抜けて残った人にしか解答権が与えられない(3人全員が抜ければ勝ち抜け)。早押しボタンの代わりにリーダーの頭を一定回数打つ。2県ずつ同時に決勝を行い、1県の代表が決定した時点でもう1県は途中であっても空席に別の県を入れてクイズを続行するなど、細かくルールを変えて実施することもある。また、1ポイントとると通過席に立ち、そこで残りのチームと対戦してもう1問正解すると勝ち抜けというルールが行われたことが1度だけある。
  • かつてはまず全県を対象にした通常の早押しクイズを行い、そこで規定の問題数を正解したチームがさらに通過問題と称された何らかのクイズに挑んで、そこで正解して初めて全国大会進出となる流れのクイズが多く行われてきたが、現在は後述の体力系クイズを決勝に用いる地区大会がほとんどである。
  • 体力を要するクイズでは正解した人がクイズから抜けて、最初に3人とも抜けたチームが全国大会進出決定となるルールが多い。
  • 東北大会では仮名で書かれた俳句の一部から全体を推理する「俳句クイズ」が2度行われたが、なぜか2度とも福島県立相馬高等学校の生徒が大ボケの解答を連発し、一躍有名になった(第6回のメンバーはこれがきっかけで「欽ドン!ハッケヨーイ笑った!」のレギュラー出演者になった)。
  • 北海道大会では、名産の馬鈴薯を使用したクイズが多く実施されている(規定の重さの馬鈴薯を解答席まで手押し車で運ぶ、荷カゴに積む、など。途中さまざまな障害物があり、転倒する挑戦者が全国大会放送時のオープニングを飾った)。
  • 九州大会では、有明海を使用して干潟の泥の中に埋められた早押しボタンへ飛び込む「干潟ドロンコクイズ」が良く行われる(収録時間が長引き、満潮時間を迎え”海水浴クイズ”と司会者が皮肉ったこともあった)。
  • 沖縄大会では砂浜が会場に指定されることが多く、その砂浜に特設されたプールの上を滑る「ウォーターヘッドスライディングクイズ」がよく行われる。

その他の形式[編集]

  • 第23回(2003年)は、まず全チームがクイズに挑む「知力枠」を行って1チームだけ代表を選び、敗れた全チームは「バランス」「パワー」「ガッツ」の中から1コースを選んで、コースにちなんだ体力ゲームとクイズを合わせた関門に挑戦して、各コースからも代表を選出した。
  • 第24回(2004年)は第23回を改変し、地区大会では先に頭脳・肉体バランス・肉体パワーといった趣向の異なる3種類のコースを選択した。まずは3コース共通で○×クイズに挑んで、そこを通過したチームがコースごとに異なるクイズに挑んで代表枠を争った。

地区大会区割りの変遷[編集]

  • 各大会ごとの出場枠の変遷は以下の通りである。
  • 第23、24回において[ ]で囲まれた県は、任意の大会のどちらか一つに参加できることを表している。

北海道大会系[編集]

  • 第1 - 22、25 - 27回:北海道大会 - 北海道全域
  • 第23、24回:札幌大会 - 同上

東北大会系[編集]

  • 第1 - 22、25回:東北大会 - 青森県・秋田県・岩手県・山形県・宮城県・福島県
  • 第23、24回:仙台大会 - 同上
  • 第26、27回:北東北大会 - 青森県・秋田県・岩手県/南東北大会 - 山形県・宮城県・福島県

北陸大会系[編集]

  • 第1、3 - 22、25 - 27回:北陸大会 - 新潟県・富山県・石川県・福井県
  • 第2回 - 近畿・北陸大会:富山県・石川県・福井県・滋賀県・京都府・大阪府・奈良県・和歌山県・兵庫県
  • 第23、24回:実施なし

関東大会系[編集]

  • 第1、3 - 22、25、26回:関東大会 - 栃木県・茨城県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県
  • 第2回 - 関東大会:新潟県・栃木県・茨城県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県
  • 第23、24回 - 東京大会:栃木県・茨城県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県・新潟県
  • 第27回 - 関東大会:栃木県・茨城県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県

富士山大会系[編集]

  • 第1 - 26回:実施なし
  • 第27回:富士山大会 - 山梨県・静岡県

中部大会系[編集]

  • 第1 - 22、25、26回:中部大会 - 静岡県・長野県・岐阜県・愛知県・三重県
  • 第23、24回:名古屋大会 - 静岡県・長野県・岐阜県・愛知県・三重県・[富山県・石川県・福井県]
  • 第27回:中部大会 - 長野県・岐阜県・愛知県・三重県

近畿大会系[編集]

  • 第1回:近畿・山陰大会 - 滋賀県・京都府・大阪府・奈良県・和歌山県・兵庫県・島根県・鳥取県
  • 第2回:近畿・北陸大会 - 滋賀県・京都府・大阪府・奈良県・和歌山県・兵庫県・新潟県・富山県・石川県・福井県
  • 第3 - 22、25 - 27回:近畿大会 - 滋賀県・京都府・大阪府・奈良県・和歌山県(第20回のみ単独開催)・兵庫県
  • 第23、24回:大阪大会 - 滋賀県・京都府・大阪府・奈良県・和歌山県・兵庫県・鳥取県・香川県・徳島県・岡山県・[富山県・石川県・福井県・広島県・島根県・愛媛県・高知県]

中国大会系[編集]

  • 第1回:山陽・四国大会 - 広島県・岡山県・香川県・愛媛県・徳島県・高知県
  • 第2 - 22、25 - 27回:中国大会 - 島根県・鳥取県・広島県・山口県
  • 第23、24回:実施なし

四国・岡山大会系[編集]

  • 第1回 - 山陽・四国大会:香川県・愛媛県・徳島県・高知県・広島県・岡山県
  • 第2 - 22、25 - 27回:四国・岡山大会 - 香川県・愛媛県・徳島県・高知県・岡山県
  • 第23、24回:実施なし

九州大会系[編集]

  • 第1回:九州大会 - 山口県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県
  • 第2 - 5回:九州大会 - 福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県
  • 第6 - 22、25回:九州大会 - 福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県
  • 第23、24回:福岡大会 - 福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県・山口県・[広島県・島根県・愛媛県・高知県]
  • 第26、27回:北九州大会 - 福岡県・佐賀県・長崎県・大分県/南九州大会 - 熊本県・宮崎県・鹿児島県

沖縄大会系[編集]

  • 第1 - 5、23、24回:実施なし
  • 第6 - 22、25 - 27回:沖縄大会 - 沖縄県全域

全国大会出場枠の変遷[編集]

各大会ごとの全国大会出場枠の変遷は以下の通りである。

地区大会枠[編集]

  • 第1回:全36枠 北海道(3)・東北(4)・北陸(2)・関東(12)・中部(5)・近畿・山陰(4)・山陽・四国(3)・九州(3)
  • 第2回:全40枠 北海道(3)・東北(4)・関東(13)・中部(5)・近畿・北陸(5)・中国(3)・四国・岡山(3)・九州(4)
  • 第3・5回:全38枠 北海道(3)・東北(4)・北陸(2)・関東(10)・中部(4)・近畿(5)・中国(3)・四国・岡山(3)・九州(4)
  • 第4回:全40枠 北海道(3)・東北(4)・北陸(2)・関東(12)・中部(4)・近畿(5)・中国(3)・四国・岡山(3)・九州(4)
  • 第6・7・9 - 19・21・22・25 - 27回:全49枠 各府県1枠(都道は2枠)
  • 第8回:全50枠 各府県1枠・北海道2枠・東京都3枠
  • 第20回:全48枠 各府県1枠(特別地区扱いの和歌山県を除く)・都道は2枠
  • 第23回:全21枠 札幌(2)・仙台(3)・東京(5)・名古屋(4)・大阪(4)・福岡(3)
  • 第24回:全25枠 札幌(3)・仙台(3)・東京(6)・名古屋(4)・大阪(5)・福岡(4)
    • 第1 - 5、23、24回:地域代表制(同一都府県から複数チーム全国大会に出場できる)
    • 第6 - 22、25 - 27回:都道府県代表制(各府県1チーム・都道は2チーム)

地区大会以外の枠[編集]

  • 第1回 - 全2枠 九州大会敗者復活戦(2)
  • 第3回 - 全2枠 北海道羽幌町立天売高校枠(1)・鹿児島県立沖永良部高校枠(1)
  • 第5回 - 全2枠 北海道立利尻高校枠(1)・沖縄県立久米島高校枠(1)
  • 第17回 - 全7枠 運大王(7)
  • 第18回 - 全10枠 運大王(10)
  • 第19回 - 全2枠 埼玉県私立淑徳与野高校枠(1)・佐賀県立鹿島高校枠(1)
  • 第20回 - 全2枠 和歌山大会(2)
  • 第21回 - 全1枠 21世紀枠(1)
  • 第22回 - 全1枠 ニューヨーク予選(1)
  • 第23回 - 全9枠 新聞クイズ予選(1)・インターネット予選(6)・一芸予選(2)
  • 第24回 - 全5枠 ケータイ予選(3)・一芸予選(2)
  • 第26回 - 全1枠 島特別大会(1)
  • 第27回 - 全2枠 島特別大会(1)・スーパーオリラジチャンス(1)

全国大会出場枠総数[編集]

  • 第1回:38枠
  • 第2 - 5回:40枠
  • 第6 - 16、25回:49枠
  • 第17回:56枠
  • 第18回:59枠
  • 第19、27回:51枠
  • 第20 - 22、26回:50枠
  • 第23、24回:30枠
地区大会以外の枠の詳細[編集]

詳細は次の通りである。

  • 第1回(1983年冬)では全地区大会終了後に九州地区を対象とした敗者復活戦が開催された(理由は「ハプニング・エピソード」参照)。この関係で九州地区の枠は当初の3枠に加えて新たに2枠を確保した。
  • 第1回と第2回(1984年夏)では関東大会で全国大会を辞退したチームがあり補欠が補充されなかった。また、第2回では四国・岡山大会も辞退が出ており、第1・2回の全国大会に実際に出場したチームは37である。
  • 第1回の近畿・山陰大会でも辞退チームがあったが、補欠チームが繰り上げ出場している。また、第3回の北陸大会でも辞退チームの代わりに補欠チームが出場した。これ以降も辞退による補欠は存在するが(第15回の島根や第22回(2002年)の京都など)、番組でその事実が放送されたのはこの2チームだけである。
  • 第3回(1984年冬)・第5回(1985年冬)・第19回(1999年)では主催者から指定された2校に対して特別大会を実施した。学校全体でクイズを行い、その中から代表3名が全国大会へと進出した。
  • 第8回(1988年)では、東京の出場枠が通常の「2」から「3」になった。これは、全国大会の1回戦を1対1対戦形式で行う都合上、代表校を偶数に調整する必要があったためだった。
  • 第17回(1997年)と第18回(1998年)では地区大会のクイズ終了後に「運大王」という敗者復活があり、くじや名前ビンゴなどで最後まで残ったチームが全国大会へ進めるチャンスを得られた。
    • 第17回の「運大王」は各ブロックから0ないし1チームが選ばれた。ただし、関東ブロックのみは無条件で2枠が確保された(北陸・中部・近畿・九州・沖縄各1枠+関東2枠)。
    • 第18回の「運大王」は各ブロック1チームが選出された。
    • 「運大王」の全国大会の扱いは、他の地区代表と大きく異なる点がある。詳しくは後述の全国大会を参照されたい。
  • 第20回(2000年)では和歌山大会が近畿大会とは別に開催され、和歌山代表は2チームが全国大会に進出した。
  • 第21回(2001年)では「史上最大の敗者復活戦」と称し、全国の地区予選敗退チームを対象にくじ引きでの大抽選会を行った(21世紀枠)。
  • 第22回(2002年)ではアメリカ・ニューヨークで「アメリカ大会」を開催し、代表3名が「アメリカ代表」として全国大会へ進出した。
  • 第23回(2003年)では新聞に掲載された爆笑問題の漫才の穴埋めをいち早く完成させる(使用する数百の文字が示されていて、漫才として矛盾のない様に当てはめていく)「新聞クイズ予選」、クイズの実力は未知数ながら一発芸に秀た高校生を募集する「一芸予選」、携帯電話を使ってクイズに挑戦する「インターネット予選」が導入された。
  • 第24回(2004年)では第23回と同様の「一芸予選」と第23回のインターネット予選に該当する「ケータイ予選」が開催された。
  • 第26回(2006年)と第27回(2007年)では離島の高校を対象にFAXを通じて遠隔地からクイズに挑戦できる「島特別大会」が開催された。
  • 第27回ではさらに「スーパーオリラジチャンス」として、それぞれの地区大会の決勝で負けたチームからクイズで「準優勝」1チームを選出した。敗者復活戦の方法は地区によって、ペーパークイズ(決勝前に実施)、サドンデス三択、決勝の延長戦(1問先取制)などさまざま。13地区で選ばれた準優勝チームは後日東京へ移動し、2007年8月13日の「ズームイン!!SUPER」生放送中に早押しタイムレースを行い、そこで最も高いポイントをあげた1チームが全国大会に合流した。高校生クイズにおける生放送でのクイズは20年以上ぶりのことだった。

放送[編集]

  • 基本的に地区大会の模様は各地区のローカル放送局で放送される(北海道大会は北海道で放送、中国大会は中国地区で放送など)。
  • 関東大会においては地区大会の放送がないことが多い。「関東大会」と称した番組があっても、全国各地の高校生のドキュメンタリーだったりする。全国大会放送時に関東大会の第1問が毎年放送されているが、第26回(2006年)では後述の赤坂御用地墜落事件のため、史上初めて全国放送で関東大会の第1問が放送されなかった。
  • 地区大会のダイジェストが全国大会放送時の最初の10分 - 30分くらいを割いて放送されている。以前は全国大会が1時間程度で残り全部が地区大会に割り当てられていた(第5回までは全国放送で必ずすべての地区大会を放送することになっていた)が、第12回(1992年)からディレクターの方針変更により、全国放送のほとんどが全国大会になった。
  • 第27回(2007年)ではズームイン!!SUPER「高校生クイズームイン」というコーナーとして各地区の予選の様子や大会直前の様子と第1問のヒントを放送した。主に上重聡アナウンサーが担当したが、場合によってはエンディングでヒントを出す程度だったり、地区大会開催地の地元アナが担当したり、放送のないこともあった。また、地区大会のローカル放送後にそれらの番組をネット配信して全国での視聴が可能だった。
  • 第27回現在、字幕放送ハイビジョン制作は行われていない(ハイビジョンテレビの場合、画面の左右に「第○○回高校生クイズ」が表示される)。ただし、2007年6月30日(関東地区での放送日)に放送された沖縄大会の模様を放送して参加者の募集をする事前番組のみ、ハイビジョン放送された。

問題点[編集]

  • 地区大会の日程が1学期の期末試験に重なる地区においては参加者が激減する。
  • 一部の私立進学高校では受験生も出場できる本大会を嫌っており、校則で本大会には参加しないことを明文化している学校もある。また、本大会の予選日付近に期末テストをぶつけ強制的に出場させないようにする高校もある。[要出典]
  • 開催場所の天候が悪天候(雨)の場合、参加者が来られないこともある。

1県1代表制の問題点[編集]

  • 各都道府県の全国大会出場倍率に雲泥の差がある。地方大会は実費参加のため、一般に開催地から遠いほど倍率は低くなる。また、高校生の数が少ない県ではさらに競争率が下がる。
  • 第22回の中国大会では準々決勝へ進めるのが各県8チームだったのだが、島根県がたったの8チームしか参加しなかったために無条件で次のステージに進出することがあった。これは同県の教育委員会が本大会を妨害する目的で中国大会の日に全県模試を行ったためだと言われている。そのため、第23回大会では地区代表制を復活させたという説もある[要出典]。さらに第26回の四国・岡山大会では○×クイズの通過が8チームであるにもかかわらず高知県が6チームしか参加しておらず、高知のみ次のクイズを6チームで行った。これは同日に実施された進研模試という全国規模の模試の影響による。進研模試を主催するベネッセコーポレーションがこの回の番組スポンサーであったにもかかわらず、その日を避けて予選を行うという配慮はなかった。

地域代表制の問題点[編集]

  • 大会会場が減った分、各地区大会の開催地から遠い高校生から不満が聞かれたほか、出場校の都道府県が都市部に極度に集中する事態も発生した。
  • 第23、24回では地区大会の会場の減少により、会場から遠い地区では同時期に行われたケータイ予選に参加者が集中したため、一部の地区大会の参加人数が激減した。特に北陸や中国地方の参加者が激減することが目立った。
  • 第23回の福岡大会では、出場を予定していた沖縄県の高校生の大半が台風による飛行機の欠航により、欠場を余儀なくされた。

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