利用者:Iso8.tv/sandbox/タイ/東本線4

IP編集様、返答ありがとうございます。お返事を書くうち常軌を逸した長文となってしまいました。一部注釈としましたが、いずれも念のため補足したもので、読み飛ばしても支障はないと思われます。

視認性
Wikipedia 東本線(2022年9月2日版) にて表示される路線図の例

まず、過去の(2022年9月の版)をモバイル端末で表示した例を添付いたします[注釈 1]

モバイル表示の場合、仕様上、Infobox内のタイ全土地図、路線図のタイトル部に存在する[隠す]ボタンが消えてしまうため強制表示となり隠せません。下方、路線図の左側に折り畳まれた各節の見出しが崩れています[注釈 2]
このように、「最適化した形で表示」とは言い難い状況です[注釈 3]

さて、お示しのHelp:携帯端末でのアクセスについてですが、PCでの表示を優先すべきという主張を裏付けるような事は書かれていないように思います[注釈 4]。また、2015年の時点で既にモバイル端末からのアクセスがデスクトップでのそれを上回ったともあり、実情は客観的に判断すべきです。

東本線ページ情報より閲覧状況を調査したところ、昨年1年間で閲覧数の割合は PC 55%、モバイル 45%で、まだモバイル優勢にはなっていないものの、大差もないことが判明しました。詳細な結果はこちら[1]。また、グラフを作成しましたので、後に添付します。

話を戻して、代案を考えました。

  • 中央本線のように、超シンプルな路線図を冒頭に配置しつつ、後の方の節に主となる路線図を配する。
  • ドイツ語版のように、支線の一部を別記事に分割するか、あるいは路線図のみ分割し当記事に分散して配置する。先の案との併用も可能。
  • 詳細版を一枚絵として貼り付ける。デメリットが多く、事実上不可能でしょう。[注釈 5]
  • モバイル端末では一部のコンテンツを省略させる仕組みを取り入れる。
  • 実装例として、モバイル端末でこのノートを表示した場合、本日添付した画像が消えるようにしてみました。確認用リンク(PCからも見られます)
  • ただし、路線図そのものをモバイル版では消すような編集は推奨されていないようです。経緯についてはこちらを[2]
技術的な詳細についてはこちらを[3]

シンプルな英語版が良いとのことで、個人ごとの考え方が大きく異なるのを痛感しました。路線図のガイドラインですが、個人によって解釈にムラが出る文面でもあります。なぜなら、

  • いたずらにサイズが大きくならないよう、…基本とします。なお、分岐部、合流部など路線のごく一部について比較的詳しい線形図を描く場合にはこの限りではありません。…(中略)…

…とあるように、他の項で見られる必ず~、あるいは○○しないというような強制ではないからです[4]。 先日述べたように橋梁の表現は不要に思っていましたが、再確認したところ、既に独立記事が作成されている規模の川が混じっていました[注釈 6]。単に当記事のアップデートが追い付いていないだけで、一概に不要とも言い切れないと判断を改めました。

本線と支線

再度、ガイドラインから引用いたします。

  • 経路図でおおむね表現されているものは以下の通りです。
  • 並行、接続他線の接続駅(地上・地下の別)、路線の分岐方向、交差の上下関係。各現用・廃止の別

ご指摘の北本線と東本線の分岐箇所、実は自分も迷いました。ご提案のようにクルンテープ駅を真下に向けた場合、デルタ線の方向がまるで異なるのと[注釈 7]、東線は本線側でなく分岐側である色合いが薄れるように思い、分岐方向の再現を優先してみました。結果クルンテープ駅が横倒しになりましたが、すぐそばに 0.00 km がありますし、応用範囲の範疇と自分は判断します[注釈 8]

率直に申し上げると、自分にとって英語版の内容は駅名一覧の表を見れば済むもので、英語版の翻訳で済む程度なら完全削除でも構わないと思います[注釈 9]

★けずる

色情報

始めに主観を述べますと、色覚に限らず、例えば老眼のような視力低下は誰でも平等に起こりえます。極度にコントラストを下げるようなことをしない限り、適切な加飾は可読性、ひいてはアクセシビリティ向上の手法と捉えています。

おそらくBTSを緑色にしたような色分けを問題にされていると思うのですが、実線という抽象的記号への配色であること、アクセシビリティの観点で問題となるような色使いを避けていること、色だけに頼らずARLなど文字を併用していること、など、お示しのガイドラインを意識したつもりです。ただ、凡例で説明していない空港空港のアイコンや、凡例部にあるBTSBTSアイコンなどは、プロジェクト:鉄道#アイコン画像によるマークアップ[6]に反していますので、適宜改善します。
もしBTSとARLの色分けを取りやめるとなれば、高架鉄道という括りでモノレールと同様の青線()になるでしょうか。

国鉄のラインカラ―について。駅の掲示物は未確認ですが、列車のサボは路線ごとに色分けされていることが、タイ国政府観光庁の公式日本語サイトにて写真入りで紹介されております(フアランポーン駅 タイ国鉄の行先標示板サボ (サイドボード)。3枚目の画像で北線の青、東線は明るい紫、6枚目で東北本線の青緑が確認できると思います)。しかし、お示しされた色のガイドラインに抵触する可能性があり、記事中では引用しにくい記述でもあります。

東線について調査しますと、デジタル時刻表(TTSVIEW)で2種類の色(暗めの紺、#3939AC明るい紫、#CC99FF)、SRT公式では彩度の低い紫色(#9DA9CF)が使い分けられ、ご指摘の通り統一されていないものの、基本的に紫色系統の配色では共通していると言えます。

東本線についてのタイ語版記事では#800080という暗めの紫色を使用しております。ビット的にちょうど中間点の諧調ですし、平均という意味で無難に思いますが、この色の採用はいかがでしょうか。

  • 一方、エアポート・レール・リンクを茶色の線で描いたのは、実は深い理由はありません。他の色ではサポートされなかった形状のアイコンが揃っていただけです。ただ、開き直りと言われたらそれまでなのですが、ヘビーレールは赤線、ライトレールは青線で描くのは伝統的にBSiconの基本色がそうなっていて、他の色を使うとわずかに通信量が増えるいう程度で、ルールとしては定められていないように思います。
  • 発祥がドイツということで、DBの赤が採用された程度の理由ではないかと自分は想像します。アクセシビリティを最優先するのであれば、もっともコントラストの高い黒色を基本となるはずです。古い日本語の記事で見られる、別のツールで作成された画像は黒い実線だったりしますね。Template:駅配線図など。

先のガイドラインの他、鉄道pjでの議論(鉄道/色路線図テンプレート)やテンプレートの解説(Wikipedia:経路図テンプレートおよび英語版)など参照した上での自分なりの結論です。



★以下けずる

  • 最後に、プロジェクト:鉄道#過剰なマークアップは控えるについては以前指摘されて以来気を付けており、「推奨される書き方」を踏襲し、最低限に控えたつもりですし、これ以上削っては可読性を損ねると個人的に判断しています。他方で、路線図のBTSについては青色にすべきかもしれません。
  1. ^ Infoboxの上部に冒頭部が入ります。正確にはPCのブラウザにAndroid端末での見え方をシミュレートするプラグインを利用して作成したものですが、Android実機の画面がよく再現されています。ちなみに、Appleのモバイル端末でも同様の問題が生じます。
  2. ^ 見出しをクリックすれば路線図の下に節の内容が表示されるのですが、何かの条件次第ではそもそも押すことができない場面に何度も遭遇しました。
  3. ^ 正確には、モバイル端末利用者がPC表示に切り替える方法があります。しかし、不慣れな方には切り替え方法が判りづらいと思われます。さらに、レスポンシブ対応の影響なのか、当記事については要素ごとに文字の大きさがバラバラになるなど重篤な弊害があり、少なくとも当方のモバイル端末ではまったく使い物になりません。
  4. ^ 念のためお断りしておきますが、当方は基本的に編集も閲覧もPC使用が大半です。しかし、幅を拡げたことで閲覧性が下がったという印象はありません。
  5. ^ まず、駅名や接続線へのリンクが機能しなくなります(クリッカブルマップで残すことはできますが非現実的)ので、リンク設定は全て外してテキスト化することになるでしょう。一枚絵のオリジナルとなる路線図をどう保存し、メンテナンスするかという懸念があります。
  6. ^ 本線側カビンブリー駅近くに描かれたハヌマーン川を日本語で検索してもインドの同名の川について記事が出てきたのみで、取るに足らない川だと思っていました。しかし、チャチューンサオ駅近くの支線側に描かれるバンパコン川を先ほど調べてみたところ、ハヌマーン川はその源流だそうです。当記事の路線図成立より新しく、2013年に独立記事バーンパコン川が作成されていたおかげで、川の規模を読み違えていたことに気付きました。
  7. ^ さりとて、東本線に属さないからとクルンテープ駅を省略するのも一案ですが、あまりにも過激なので不採用としました。
  8. ^ 加えて、本線を一直線に描くべき、というような箇所はガイドラインに示されていないように思います。当方の見落としかもしれませんので、該当する部分を明示して頂けると助かります。
  9. ^ 駅名一覧では把握しにくい、先のガイドライン引用箇所に列挙されたような事象を盛り込んでこそ路線図の意義があり、例えばARLの追加などはガイドライン許容範囲内、むしろ推奨される内容と確信します。
  1. ^
    2022年
    2021年
    その他の年は省略。オプション欄で閲覧範囲の日付を変更してください。尚、CSVでダウンロードも可能です。
    ※2015年は7月1日から同年12月31日まで。それより前のデータは取得不可能。
    • 閲覧数が突出している日がいくつか確認できますが、これは編集者のプレビューに起因するようです。
    中でも特に顕著な日について編集歴を追ったところ、PCから 1/3、4/9、5/15、モバイルから7/18に記事の更新が行われておりました。編集者のリロードによって正味の閲覧数より増えた可能性を考慮すると、差はさらに縮まりそうです(去年のモバイル編集歴は7/18のみ)。ちなみに、今年の数字を確認すると先月からモバイル閲覧が急増していますが、これは恐らく自分のアクセスが理由です。
  2. ^ プロジェクト‐ノート:鉄道/テンプレート/路線図テンプレートの過去ログで、モバイル閲覧での路線図は邪魔という声が出ていましたが、議論の末、PCにだけ表示させるとはならず、代わりに節の中に入れ込む手法が確立したようです。
    ちなみに、東海道本線では現在路線図が存在しません。2011年頃の版にはかなり複雑な路線図が採用されておりました。当時かなり議論がエスカレートしていたようなので、その余波かもしれません。確かに、一つの解決方法でしょう。
  3. ^ 表示環境を判別して、読み込ませる路線図テンプレートを切り替える仕組みが欲しいのですが、技術的に困難だそうです。しかし、<div class="nomobile">デスクトップのみで表示する部分</div>とすれば、モバイルでは無視する部分(リンクやテンプレートなど)を作ることは可能と判明しました。逆にモバイルにだけ表示する仕組みが提供されていないようで、PCにはすべてが表示される結果となります。
    • 参考1・Template:Template_displayのドキュメントに、モバイルにだけ表示することは技術的に不可能と説明あり。
    ※このTemplate_display自体には、切り替える機能は無く、全ての端末向けに警告が表示される
    ※参考1、参考2に書かれた内容は本質的に同義と考えられます。
  4. ^ このガイドラインの初出は、過去ログを見ると2008年5月11日のようです。 都市鉄道における一例として挙げられた京急本線の当時の版を見ると、都市鉄道という性質で掲載必須とも言い切れない郊外部のトンネルが既に網羅されています。このトンネル群描写が「過剰である」と見做されなかった故に、現在の版でも残っているのでしょう。尚、あちらがそうだからこちらもいいのでは、という趣旨ではございません。
  5. ^ 英語版のガイドライン的な解説によれば、現在の路線図は十分に許容範囲内と考えられます。
    幅が 1024 pxを超えるような巨大な路線図をInfoboxなどに埋め込むべきではない、という一節がありました。
    現在の路線図において、幅は約 650 pxに収まっています。
    • When a map grows too large (such as this), it is recommended to not transclude the map inside an infobox or table which floats or aligns to the left or right, otherwise it would compress the adjacent main text into too narrow a space. This problem is exaggerated for user with low screen resolution. It is a good idea to center align the standalone table (as explained in BS-map). If a left- or right-aligned table is desired, adjust the map width for a minimum of 1024px display width in Monobook or Vector Wiki style. Setting the table to “collapsed” by default (by applying the parameter collapse=yes in BS-map) also helps.
  6. ^
    • (6) 路線図内のアイコン画像について
    • 鉄道事業者のロゴや路線記号・路線シンボルマークのアイコン画像は挿入しない。
    • もし上記で挙げた以外のアイコン画像を使用する場合は、必ず凡例で説明する。