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北伊丹駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
北伊丹駅
駅舎(2020年12月)
きたいたみ
Kita-Itami
JR-G52 伊丹 (2.1 km)
(3.1 km) 川西池田 JR-G54
地図
所在地 兵庫県伊丹市北伊丹九丁目27[1]*
北緯34度48分4.88秒 東経135度25分9.65秒 / 北緯34.8013556度 東経135.4193472度 / 34.8013556; 135.4193472 (北伊丹駅)座標: 北緯34度48分4.88秒 東経135度25分9.65秒 / 北緯34.8013556度 東経135.4193472度 / 34.8013556; 135.4193472 (北伊丹駅)
駅番号 JR-G53
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 福知山線(JR宝塚線)
キロ程 7.9 km(尼崎起点)
大阪から15.6 km
電報略号 キタ
駅構造 地上駅[1]
ホーム 1面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
4,752人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1944年昭和19年)4月1日[1]
備考 業務委託駅[1][2]
みどりの券売機プラス設置駅
* 登記上の所在地。実際は兵庫県川西市にもまたがる[1]
テンプレートを表示
北口(2006年12月)

北伊丹駅(きたいたみえき)は、兵庫県伊丹市北伊丹9丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線である[1]。駅番号はJR-G53

JR西日本交通サービスによる業務委託駅宝塚駅の被管理駅)[2]で、アーバンネットワークおよび「JR宝塚線」の愛称区間、ICOCAの利用可能エリアに含まれている(相互利用ICカードはICOCAの項を参照)。

登記上の所在地は伊丹市だが、施設の一部(北側)は川西市域にもまたがっている[1]

歴史

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駅構造

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航空機の騒音により、列車の通過音が聞き取りにくい事を知らせる注意書き(日本語版)

島式1面2線のホームを持つ地上駅[1]

改札口は南北両端に1ヶ所ずつある。南口の方が規模が大きく、みどりの券売機プラスやエレベーターが設置されている[1]ほか、駅前にはロータリーがある。北口は一部時間帯を除き無人となっている。

当駅の東に位置する大阪国際空港(伊丹空港)の離着陸ルートの真下に当たるため、ホームには列車の通過音が聞き取りにくい旨の注意喚起を記した看板が掲示されている(日本語と英語で片面ずつ記載)[1]

ホームの西側には留置線が2本あり、宝塚駅に到着した終電新三田駅に到着した一部の快速列車はここまで戻って留置や夜間滞泊を行う[注釈 1]。また、駅の東側一帯には宝塚駅や伊丹駅などで行われていた貨物の取り扱いを集約する形で貨物用のホームやヤードが設けられ、1979年7月より営業していたが、国鉄分割民営化の前年となる1986年11月に廃止されている[1]

ホームから離れた駅本屋近くには国鉄時代の駅名標が残されている(大阪市近郊のJR線では貴重な現存例である)。また、当駅を出てすぐ南の踏切には昔の線路の路盤の跡がある。

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 G JR宝塚線 下り 宝塚福知山方面[7]
2 上り 尼崎大阪北新地方面[7]
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。

ダイヤ

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普通列車のみが停車し、日中時間帯は1時間に4本が停車する。朝ラッシュ時の大阪方面は本数が多くなる。

かつては、「普通列車」であっても当駅を通過する列車があった[8]

利用状況

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2021年(令和3年)度の1日平均乗車人員4,752人である。

乗客は伊丹市・川西市民が中心であるが、少数ながら大阪府池田市の住民も利用している。

「兵庫県統計書[9]」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通り。

年度 1日平均
乗車人数
1995年 3,392
1996年 3,795
1997年 3,796
1998年 3,850
1999年 3,807
2000年 3,869
2001年 3,841
2002年 3,922
2003年 4,132
2004年 4,292
2005年 4,110
2006年 4,699
2007年 5,008
2008年 4,977
2009年 4,756
2010年 5,050
2011年 5,126
2012年 5,170
2013年 5,118
2014年 5,066
2015年 5,185
2016年 5,370
2017年 5,590
2018年 5,633
2019年 5,534
2020年 4,617
2021年 4,752

駅周辺

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西側には県立西猪名公園があるほか[1]、周囲は工場地帯である。南北に離れると住宅地も広がっている。

大阪国際空港(伊丹空港)の滑走路の北端に近い場所に位置するが、空港へ向かう路線バスは当駅周辺には発着しておらず、タクシーも駅前に常駐していないため、当駅からはターミナルビルなどの主要な空港施設へのアクセスには適さない(バス・タクシー共に、伊丹市の中心地に近い南隣の伊丹駅をアクセスの拠点としている)。

バス路線

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伊丹市営バスの「JR北伊丹」バス停が当駅南側の国道171号の側道にある(駅前には乗り入れない)。西行きのバス停は踏切を挟んで東に離れた場所にある。

かつては阪急バスも伊丹市営バスと同じ場所にバス停を設けていたが、経由する路線(豊中西宮線)の廃止に伴い、2023年11月5日に廃止された[注釈 2][12]

また、西へ約600mの距離にある北村交差点(国道171号と県道13号尼崎池田線・産業道路の交点)付近には「北村」バス停があり、以下の路線が利用できる。

60・61系統は北村バス停を始発・終着としており、61系統は阪急川西能勢口駅行きの片方向のみの運行である。
  • 伊丹市営バス
    • 31系統:阪急伊丹(北ノ口・JR伊丹 経由) / 山本団地
    • 83系統:JR北伊丹バス停に同じ

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
G JR宝塚線(福知山線)
丹波路快速・快速・区間快速
通過
普通
伊丹駅 (JR-G52) - 北伊丹駅 (JR-G53) - 川西池田駅 (JR-G54)

関連項目

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当駅 - 大阪駅間のきっぷが最も割引率が高かった[注釈 3]。2018年10月の「ICOCAポイントサービス」の導入と引き換えに廃止された。

脚注

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注釈

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  1. ^ 翌日に宝塚駅または新三田駅まで回送された後に営業運転に入る。
  2. ^ 従来は伊丹市営バス・阪急バス共に「北伊丹」と称していたが、伊丹市営バスは2019年3月23日、阪急バスは同年7月13日をもって「JR北伊丹」に改称された[11]
  3. ^ 6枚つづりで1020円(1枚当たりの単価は170円)。当時の大阪駅までの大人片道普通運賃は320円なので、割引率は46.875%。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、101頁。ISBN 9784343006028 
  2. ^ a b 会社概要”. JR西日本交通サービス. 2022年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月2日閲覧。
  3. ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、125頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 44号 福知山線・播但線・加古川線・姫新線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月30日、10-11頁。 
  5. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '98年版』ジェー・アール・アール、1998年7月1日、186頁。ISBN 4-88283-119-8 
  6. ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
  7. ^ a b 北伊丹駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月18日閲覧。
  8. ^ 交通公社 時刻表 1968年10月号
  9. ^ 兵庫県統計書
  10. ^ ヤマダデンキHPテックランド北伊丹店
  11. ^ 阪急バス. “豊中西宮線(阪急石橋北口/豊中〜西宮北口)の運行について”. 2024年2月15日閲覧。
  12. ^ 阪急バス. “豊中西宮線 路線の廃止について”. 2024年2月15日閲覧。

外部リンク

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