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谷川駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
谷川駅
駅舎(2007年2月)
たにかわ
Tanikawa
地図
所在地 兵庫県丹波市山南町池谷字中道坪129-1[1]
北緯35度4分56.39秒 東経135度3分0.32秒 / 北緯35.0823306度 東経135.0500889度 / 35.0823306; 135.0500889座標: 北緯35度4分56.39秒 東経135度3分0.32秒 / 北緯35.0823306度 東経135.0500889度 / 35.0823306; 135.0500889
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
電報略号 タニ
駅構造 地上駅[1]
ホーム 2面3線[1]
乗車人員
-統計年度-
453人/日(降車客含まず)
-2016年-
開業年月日 1899年明治32年)5月25日[1][2]
乗入路線 2 路線
所属路線 福知山線
キロ程 73.0 km(尼崎起点)
下滝 (4.3 km)
(7.0 km) 柏原
所属路線 加古川線
キロ程 48.5 km(加古川起点)
久下村 (2.2 km)
備考 業務委託駅[1]
みどりの窓口
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谷川駅(たにかわえき)は、兵庫県丹波市山南町池谷字中道坪にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)のである[1]大阪近郊区間の終端駅の1つ。

地元では「たにわ」と濁って発音されることもある[注釈 1][注釈 2]

概要

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当駅はJR西日本交通サービスが駅業務を受託する業務委託駅で、当駅の所属線である福知山線[2]、当駅を終点とする加古川線の2つの路線が接続する[1]

両線の乗り継ぎは考慮されていない。これは、両線をまたぐ利用者が極めて少ないことが理由である。ただし接続時間が大きく空く場合は福知山線の列車内では予めそのように案内される。また、かつて阪神・淡路大震災により東海道本線山陽本線が寸断された折には、迂回ルートとして接続が図られていた。

歴史

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駅構造

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福知山線ホーム。2番のりば。(2013年3月)
加古川線ホーム。右側が2番のりば。(2007年2月)

福知山線用の2面2線の相対式ホームと、その一部を切欠き式とした加古川線用のホームが1線、合計2面3線を擁する地上駅[1]

駅舎側が2番のりば、向かいの1番のりばへは跨線橋で連絡している。加古川線のりばは、2番のりば福知山寄りホームの反対側にある。かつては、駅舎側から1番のりば・跨線橋を渡ったホームが島式ホームで2番・3番のりば、現在の加古川線のりばは4番のりばであった。1・2番のりばの間にあった通過線と旧3番のりばの線路は撤去されている。トイレは改札外に自治体管理で他目的トイレ併設のものがある。

福知山線と加古川線の線路は駅の西側でつながっているが、行き来するには久下村方の引き上げ線に入り、入換作業をしなければならない。そのため、阪神・淡路大震災の迂回輸送の際にも両線を通した直通輸送は行われなかった[9]

駅舎は1938年昭和13年)に建築されたもので、運転取扱の規模拡大により度々増改築されている。現在では、待合室・改札口・窓口と事務室の一部だけが使用されており、待合室の一角にはキヨスクが営業していたが2017年頃閉鎖された。

みどりの窓口1995年より設置され、マルスによる発券をしているが、企画きっぷなどは一部のみの取り扱いである。窓口の営業時間は8時~17時30分(途中休止時間あり)。2021年3月13日から福知山線でICOCAなどの交通系ICカードが使用できるようになった[6]。なお、加古川線西脇市・加古川方面はICOCAなどの交通系ICカードは使用できない。

のりば

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のりば 路線 方向 行先 備考
1・2 G 福知山線 下り 福知山方面[10] 2番のりばのみ
上り 篠山口三田方面[10] 2番のりばが原則。行き違いがある場合、1番のりば
加古川線
のりば
I 加古川線 - 西脇市加古川方面[10] 旧4番のりば
付記事項
  • 福知山線は1番のりばを上下本線とする一線スルーの配線となっている。当駅通過列車は1番のりばを通過する。
  • 行き違いがない場合、上下線とも2番のりばに停車する。行き違いがない一部の篠山口・大阪方面行きの特急列車、行き違いがある場合、篠山口・大阪方面行きの上り列車は1番のりばに入る。
  • 2002年1月時点では土曜日の登校日に福知山駅 - 当駅間の列車が設定されていた[11]

ダイヤ

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福知山線
  • 基本的に、篠山口駅発着の普通列車(主に日中)、ないし大阪駅発着の快速列車・普通列車(朝晩。快速列車は実質は各駅停車)のいずれかが1時間に1本停車する。
  • 特急こうのとり」は主に朝と夜間で一部の列車が停車する。ただし、停車しない列車の中には対向列車との行き違いのため運転停車(ドアは開かず乗降はできない)しているものがあり、2024年に一部の列車で実施された臨時停車は、この運転停車中にドアを開放し乗降できるようにしたものである[7]
加古川線
  • 全て普通列車で、1日9本(土曜・休日は8本)発着する。加古川行きが12時台に1本だけ設定されているが、その他はすべて西脇市行きである。

利用状況

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「兵庫県統計書[12]」によると、2016年(平成28年)度の1日平均乗車人員453人である。

当駅は円応教本部の最寄駅で、信者の一定の利用がある。教団の行事が行われる毎月6日には、特急の臨時停車や当駅止まりの臨時快速が運行されていたことがある。

また、鉄道利用促進を図るべく、2007年度には近距離利用時の特急料金の一部を自治体が助成する社会実験が行われ、当駅もその対象となった。

しかし駅周辺の人口の減少や、モータリゼーションの進展もあって、利用者は年々減少傾向にある。

近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。

年度 1日平均
乗車人員
1998年 828
1999年 757
2000年 717
2001年 683
2002年 682
2003年 646
2004年 628
2005年 594
2006年 578
2007年 559
2008年 559
2009年 547
2010年 541
2011年 523
2012年 528
2013年 548
2014年 494
2015年 473
2016年 453

駅周辺

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おおむね田園地帯だが、住宅街も形成されている。かつては近隣に旅館食堂などがあった。駅前には丹波竜像という恐竜像がある。

バス路線

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駅前に「谷川駅」停留所があり、ウイング神姫(旧・神姫グリーンバス)の路線(坂尻行き・柏原行き)が発着する。

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
G 福知山線
丹波路快速・普通
下滝駅 - 谷川駅 - 柏原駅
I 加古川線
久下村駅 - 谷川駅

脚注

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注釈

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  1. ^ 当駅から南約400m(篠山川を越えた)先の地名に「山南町谷川(たにわ)」が存在する。
  2. ^ また、駅前にある道路の案内で谷川駅の英語表記は、Tanigawa Staとなっている。
  3. ^ a b (※最寄り駅は久下村駅であるが、『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』には当駅も記されているため記載する)

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、120頁。ISBN 9784343006028 
  2. ^ a b c d e f g h 石野 1998, p. 127.
  3. ^ 「遞信省告示第636号」『官報』1902年12月13日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. ^ a b 石野 1998, p. 241.
  5. ^ 石野 1998, p. 242.
  6. ^ a b 2021年春ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道福知山支社、2020年12月18日。オリジナルの2020年12月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201218075722/https://www.westjr.co.jp/press/article/items/201218_00_fukuchiyama.pdf2020年12月19日閲覧 
  7. ^ a b 一部の特急「こうのとり」号が谷川駅に臨時停車します ~加古川線西脇市~谷川駅間ご利用増加を検証~』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2024年5月17日。オリジナルの2024年5月28日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240528044826/https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240517_00_press_tanigawaeki_kounotori.pdf2024年5月28日閲覧 
  8. ^ 一部の特急「こうのとり」号が引き続き谷川駅に臨時停車します ~加古川線西脇市~谷川駅間ご利用増加を検証~』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2024年9月3日。オリジナルの2024年9月3日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240903190803/https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240903_00_press_Tanikawarinjiteishiya.pdf2024年9月3日閲覧 
  9. ^ 西日本旅客鉄道『阪神・淡路大震災 鉄道復旧記録誌』交通新聞社、p.834、1996年
  10. ^ a b c 谷川駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月19日閲覧。
  11. ^ 交通新聞社 JR時刻表 2002年1月号
  12. ^ 兵庫県統計書
  13. ^ 丹波市立丹波竜化石工房 ちーたんの館”. 丹波竜ドットコム. 丹波市. 2022年7月10日閲覧。

参考文献

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  • 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6 

関連項目

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外部リンク

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