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十字街停留場

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十字街停留場
全景(2008年10月)
じゅうじがい
JUJIGAI
地図
所在地 北海道函館市末広町8-6先、9-15先
北緯41度45分50.69秒 東経140度43分7.06秒 / 北緯41.7640806度 東経140.7186278度 / 41.7640806; 140.7186278座標: 北緯41度45分50.69秒 東経140度43分7.06秒 / 北緯41.7640806度 東経140.7186278度 / 41.7640806; 140.7186278
駅番号 DY20
所属事業者 函館市企業局交通部
駅構造 地上駅(停留場)
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
2,098[1]人/日
-2019年-
開業年月日 1913年10月30日
乗入路線 2 路線
所属路線 函館市電本線
キロ程 1.3km(函館駅前起点)
湯の川より7.8 km
DY19 魚市場通 (0.5 km)
(0.6 km) 末広町 D21
所属路線 函館市電宝来・谷地頭線
キロ程 0.0 km(十字街起点)
(0.4 km) 宝来町 Y24
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十字街停留場(じゅうじがいていりゅうじょう)は、北海道函館市末広町[2]にある、函館市企業局交通部(函館市電)の停留場である。駅番号はDY20

バリアフリー化を進めるため、2024年(令和6年)12月までに東側に30メートル移設されることになっている[3]

概要

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元町西部地区に一番近い電停のため、花火大会やクリスマスファンタジー等のイベント開催時は無線機を携帯した運行指令員が配置される他、乗車整理員が乗客案内や料金の収受を行う。2系統と5系統の乗り換え停留所に指定されている。ただし、函館バスへの乗り継ぎ指定停留所は設定されていない[2]

利用可能な鉄道路線

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  • 函館市企業局交通部
    • 本線(魚市場通方面と末広町方面の直通は5系統として運行)
    • 宝来・谷地頭線(本線魚市場通方面と2系統として直通運行)

歴史

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  • 1913年大正2年)10月30日 - 開業。
  • 2007年(平成19年)7月1日 - ネーミングライツ制度により「十字街(明治館・赤レンガ倉庫群前)」として供用開始。その後、元の「十字街」に戻された。

構造

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  • 2面2線ホーム。
  • 函館どつく前・谷地頭行の分岐駅。
  • 往線・復線ホーム共に前後にある交差点の横断歩道に接していて、バリアフリー対応のスロープがホームの前後に設置されている。
  • 往線・復線ホーム共に上屋が設置され、上屋には往線ホームの魚市場通側と復線ホームの末広町宝来町側にそれぞれ時計が取り付けられている。
  • 往線・復線ホーム共に電車接近表示機が設置されている。電車接近表示機は、往線側は魚市場通を、復線側は宝来町・末広町をそれぞれ電車が出発すると、表示灯が点滅すると同時に、スピーカーから「はこだて賛歌[4]」のイントロをアレンジしたメロディーが流れてから「いつも電車をご利用頂きありがとうございます。電車は一つ前の電停を出ました。まもなく参ります。どうぞご利用下さい。」と3回アナウンスされる。
  • 魚市場通側に渡り線が設置されている。貸切電車カラオケ電車が函館どつく前 - 谷地頭間を運行する際、および函館港まつり函館マラソンなどの交通規制時にともなう折り返し運転の際などに使用する必要があることから、復線側のポイントにはスプリングが装着されているが、往線側のポイントには装着されておらず脱線の危険があるため、通常は事故や故障の発生時などを除いては函館駅前方向への折り返し運転は行われない。

操車塔

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十字街の交差点には、過去使用されていた操車塔が保存されている(十字街旧路面電車操車塔)。本体は高さ5.4m、直径1.9mの鉄筋コンクリート製で、形状から「キノコ」や「丸小屋」と呼ばれた[5]

1938年(昭和13年)8月、分岐器の手動電動化に伴い旧・北洋銀行末広町支店の前に建てられ、1974年(昭和49年)に完全電動化により無人化。内部に制御器が設置され1995年(平成7年)6月まで使用。同年7月に道路拡幅工事に伴い一時撤去。同年9月にアクロス十字街前に移設され保存されている[6][5]

分岐と転轍機

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函館市電にはかつて、五稜郭公園前ガス会社前(廃止)・松風町函館駅前宝来町にも転轍機のある分岐があったが、現在は駒場車庫の入出庫用の他は当停留場に残されている。

操車塔によるポイント切り替えが終了してからは、電車自体による転轍機の操作でポイント切り替えが行われている。その関係で当停留場の往線方向は停車地点が前後2箇所に分かれていて、全体の停車時間が長くなっている。

電車自体による転轍機の操作は、おおむね次の手順を踏む。

  1. 停留場内に設けられた、手前の停車地点で停車後に客の乗降車を行う。
  2. 乗降車終了後、電車が該当する系統の行先ごとに転轍機操作用信号の点灯表示(左上段(┓型):谷地頭方面、右上段(┃型):函館どつく前方面)を確認する。
  3. 点灯表示の確認後、安全確認をしながら先にある停車地点に電車を移動させる。この時、架線に取り付けられたトロリーコンタクターパンタグラフの通過によって作動し、転轍機操作用信号の表示が上段から下段(いずれも同じ記号表示)に切り替わる事で転轍機の起動が確認出来る。
  4. 前方の信号表示が赤×印から黄色矢印に切り替わったら、周囲の安全確認をしながら進行する。

なお、3.の終了段階で、急な乗客や前方の進行を妨げられる事等によって発車出来なくなり、黄色矢印信号現示中での移動が間に合わないと判断した場合に、そのまま停車して運転士が一旦下車し、専用のスイッチで転轍機と信号の操作をするという状況がまれにある。

周辺

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その他

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トミーテックのキャラクターコンテンツ、鉄道むすめの松風かれん(運転士)の「かれん」は、かつて当停留場で使われていた、ネーミングライツによる副停留場名(明治館・赤レンガ倉庫群前)より採られた。

隣の停留場

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函館市企業局交通部
本線
魚市場通停留場 (DY19) - 十字街停留場 (DY20) - 末広町停留場 (D21)
宝来・谷地頭線
十字街停留場 (DY20) - 宝来町停留場 (Y24)

脚注

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  1. ^ 北海道 駅乗降客数”. 2021年3月11日閲覧。
  2. ^ a b DY20 十字街(時刻表) - 函館市
  3. ^ 十字街電停30メートル東へ 函館市がバリアフリー化 ホーム拡幅、屋根設置”. 北海道新聞 (2024年4月26日). 2024年4月27日閲覧。
  4. ^ 関連事業(はこだて賛歌の普及・啓発) 函館市 2017年5月3日閲覧
  5. ^ a b 函館西部地区Ⅲ 内陸部 p.13
  6. ^ "市電操車塔" はこぶら 函館市 2024年7月12日閲覧
  7. ^ 十字街(函館市)”. NAVITIME. 2019年8月21日閲覧。
  8. ^ ベイエリア前”. NAVITIME. 2019年8月21日閲覧。
  9. ^ ラビスタ函館ベイ前”. NAVITIME. 2019年8月21日閲覧。
  10. ^ a b 乗車券の販売場所(函館市電)”. 函館市企業局交通部. 2021年1月13日閲覧。

参考文献

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  • 茂木治 『資料 函館西部地区Ⅲ 内陸部』 2010年

関連項目

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外部リンク

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