古市二郎
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古市 二郎(ふるいち じろう、1909年8月2日 - 1967年2月22日)は、日本の物理学者。元北海道大学学長[1]。
来歴
[編集]北海道出身。1934年北海道帝国大学理学部物理学科卒業。助手、助教授を経て、1945年理学博士。1948年、北海道大学教授となり、評議員、理学部長などを務めた[2]。
1966年10月に学長に就任。しかし、1967年2月22日に急死した。享年57。このため北大では阿部與(工学部長)が急遽学長事務取扱となり、1967年5月に堀内寿郎が後任の学長になった。
1958年に湯川秀樹が来道した際、札幌市、旭川市、釧路市での講演に中谷宇吉郎、田中一とともに同行した。弟子に三井利夫(大阪大学名誉教授)、川路紳治(学習院大学名誉教授、日本学士院賞受賞)がいる[3]。
略歴
[編集]主な著書・編著
[編集]- 「北海道大学理学部高分子学科」(高分子、高分子学会、1966年)
脚注
[編集]- ^ 歴代校長・学長・総長
- ^ 古市 二郎(読み)フルイチ ジロウ20世紀日本人名事典
- ^ 半導体二次元電子の量子輸送仁科記念財団
参考文献
[編集]- 「古市二郎先生を悼む」(金子元三、日本物理学会誌、日本物理学会、1967年)