只見川橋
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只見川橋 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 福島県河沼郡会津坂下町大字坂本 - 大字坂本 |
交差物件 | 只見川 |
用途 | 道路橋 |
路線名 | 磐越自動車道 |
管理者 | 東日本高速道路東日本高速道路東北支社会津若松管理事務所 |
施工者 | 横河ブリッジ・日本鋼管JV |
竣工 | 1995年度(平成7年度) |
開通 | 1996年(平成8年)10月17日 |
座標 | 北緯37度33分55.4秒 東経139度45分53.2秒 / 北緯37.565389度 東経139.764778度 |
構造諸元 | |
形式 | 逆ローゼ橋 |
材料 | 鋼 |
全長 | 311.000 m |
幅 | 11.400 m |
最大支間長 | 147.200 m |
地図 | |
只見川橋の位置 | |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
只見川橋(ただみがわばし)は、福島県河沼郡会津坂下町大字坂本 - 大字坂本の只見川に架かる磐越自動車道(東北横断自動車道いわき新潟線)の橋長311.000 m(メートル)の逆ローゼ橋。会津坂下IC - 西会津IC間に位置する。
概要
[編集]只見川橋は只見川の片門ダム下流約250 mに架かり、1期橋は地形から只見川を1スパンで渡河するためローゼ桁が採用された[1]。本橋はスパンライズ比が8.4分の1と扁平なアーチとなっている[2][3]。
ローゼ桁はバスケットハンドル型で、架設工法はダム下流に位置することから支保工や桟橋などが設置できずケーブルエレクション斜吊り工法を採用した。架設は雪解け後の4月から積雪前の12月までにケーブルクレーン設備の設置から解体を行う必要があった。このため工期短縮への工夫を凝らしている[4]。
諸元
[編集]1期橋
- 形式 - 鋼2径間連続鈑桁橋+鋼上路ローゼ橋+鋼単径間鈑桁橋[注釈 1]
- 道路規格 - 第1種第3級B規格
- 活荷重 - B活荷重
- 橋長 - 311.000 m
- 支間割 - (2×40.500 m) + (199.810 m + 27.750 m)
- アーチ支間 - 189.200 m
- アーチライズ - 22.500 m
- 幅員
- 総幅員 - 11.400 m(ローゼ部)、19.227 m - 11.674 m(連続鈑桁部)
- 有効幅員 - 10.490 m(ローゼ部)、18.316 m - 10.763 m(連続鈑桁部)
- 車道 - 10.490 m(ローゼ部)
- 床版 - 鉄筋コンクリート
- 総鋼重 - 2064 t
- 施工 - 横河ブリッジ・日本鋼管[注釈 2]JV
- 架設工法 - ケーブルエレクション斜吊り工法(ローゼ部)、トラッククレーン・ベント工法(連続鈑桁部)
歴史
[編集]1996年(平成8年)10月17日に本橋を含む磐越自動車道の会津坂下IC - 西会津IC間が暫定2車線で開通[7][8]。
長らく暫定2車線であったが、2021年(令和3年)3月30日に本橋を含む会津坂下IC - 西会津IC間の4車線化工事の事業許可を受けた[9]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ローゼ部と単径間桁部は連続桁
- ^ 現・JFEエンジニアリング
出典
[編集]- ^ 高橋健次 1995, p. 34.
- ^ 高橋健次 1995, p. 33.
- ^ a b 山本忠守「橋巡り 仙台建設局の巻」(PDF)『虹橋』第49号、日本橋梁建設協会、1985年8月、55頁、2021年8月27日閲覧。
- ^ 高橋健次 1995, pp. 37–38.
- ^ 高橋健次 1995, pp. 33–43.
- ^ “橋梁年鑑 平成9年版” (PDF). 日本橋梁建設協会. p. 2, 3, 198, 199. 2021年8月27日閲覧。
- ^ “磐越自動車道”. 福島県高速道路室 (2013年12月1日). 2021年8月27日閲覧。
- ^ “【別添】点検計画・修繕計画(橋梁)” (PDF). 東日本高速道路. p. 29. 2021年8月27日閲覧。
- ^ “高速道路会社への事業許可について” (PDF). 国土交通省 道路局 (2021年3月30日). 2021年3月30日閲覧。
参考文献
[編集]外部リンク
[編集]- NEXCO東日本 コーポレートサイト - 東日本高速道路(橋梁管理者)