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吉川英治文学賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

吉川英治文学賞(よしかわえいじぶんがくしょう)は、公益財団法人吉川英治国民文化振興会が主催し、講談社が後援する文学賞大衆小説が対象。1967年に設置されて以来、年1回発表されている。受賞は選考委員の合議によって決定される。当初は功労賞的な側面が強かったが、近年は具体的な作品が対象とされている。受賞者には正賞として賞牌、副賞として300万円が授与される。1980年以降、並行して運営されている吉川英治文学新人賞が新人もしくは中堅が対象であることから、本賞はベテランの作家が受賞するケースが多い。

現在の吉川英治文学賞の前身は、吉川英治の寄付金をもとに1962年2月に創設された「吉川英治賞」。第1回の受賞者は須知徳平であったが、1966年に賞の運営が毎日新聞社から吉川英治国民文化振興会(現在は公益財団法人吉川英治国民文化振興会)と講談社に移管され、現在の制度になった[1]

受賞作一覧

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第1回から第10回

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第11回から第20回

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第21回から第30回

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第31回から第40回

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第41回から第50回

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第51回から

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選考委員

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  • 第1回から第4回 石坂洋次郎井上靖川口松太郎永井龍男(第4回欠席)、丹羽文雄
  • 第5回から第13回 石坂洋次郎、井上靖(第9回は書面回答)、尾崎秀樹、川口松太郎(第9回書面回答)、丹羽文雄
  • 第14回 池波正太郎、石坂洋次郎、井上靖、尾崎秀樹、川口松太郎(欠席)、源氏鶏太、丹羽文雄
  • 第15回 池波正太郎、井上靖、尾崎秀樹、川口松太郎、源氏鶏太、丹羽文雄
  • 第16回から第19回 池波正太郎、井上靖、尾崎秀樹、川口松太郎、源氏鶏太(第19回欠席)、城山三郎、丹羽文雄、水上勉
  • 第20回から第21回 池波正太郎、井上靖(第21回欠席)、伊藤桂一、尾崎秀樹、城山三郎、丹羽文雄、水上勉、吉村昭
  • 第22回から第23回 伊藤桂一、尾崎秀樹、城山三郎(第23回不参加)、杉本苑子、水上勉、吉村昭
  • 第24回 伊藤桂一、尾崎秀樹(欠席)、黒岩重吾、城山三郎(不参加)、杉本苑子、水上勉、吉村昭
  • 第25回から第33回 五木寛之、伊藤桂一、尾崎秀樹、黒岩重吾、杉本苑子、水上勉(第32回以降欠席)、渡辺淳一
  • 第34回から第37回 五木寛之、伊藤桂一、井上ひさし、黒岩重吾(第37回書面回答)、杉本苑子、平岩弓枝、渡辺淳一
  • 第38回 五木寛之、伊藤桂一、井上ひさし、杉本苑子、平岩弓枝、渡辺淳一
  • 第39回から第44回 五木寛之、井上ひさし(第44回欠席)、北方謙三林真理子、平岩弓枝、宮城谷昌光、渡辺淳一
  • 第45回から第48回 五木寛之、北方謙三、林真理子、平岩弓枝、宮城谷昌光、渡辺淳一(第48回欠席)
  • 第49回から第54回 浅田次郎、五木寛之、北方謙三、林真理子、平岩弓枝、宮城谷昌光
  • 第55回から 浅田次郎、五木寛之、北方謙三、林真理子、宮城谷昌光、宮部みゆき

脚注

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  1. ^ 吉川英治賞 公募型で始まったはずが、いつの間にやら姿を変える。”. 直木賞のすべて 余聞と余分 (2010年8月15日). 2014年9月23日閲覧。
  2. ^ “吉川英治文学賞、該当作なし”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2020年3月3日). https://www.asahi.com/articles/DA3S14387388.html 2024年6月8日閲覧。 
  3. ^ 吉川英治文学賞に黒川博行さん”. 時事ドットコム (2024年3月5日). 2024年3月6日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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