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伊集院静

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
伊集院 静
(いじゅういん しずか)
誕生 趙 忠來(チョ・チュンレ、조충래[1]
(1950-02-09) 1950年2月9日
日本の旗 日本山口県防府市[1]
死没 (2023-11-24) 2023年11月24日(73歳没)
職業 作家作詞家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
教育 文学士
最終学歴 立教大学文学部日本文学科
活動期間 1970年代 - 2023年
ジャンル 小説随筆作詞
代表作 『乳房』(1990年)
『受け月』(1992年)
機関車先生』(1994年)
『ごろごろ』(2001年)
『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』(2013年)
主な受賞歴 吉川英治文学新人賞(1991年)
直木三十五賞(1992年)
柴田錬三郎賞(1994年)
吉川英治文学賞(2002年)
司馬遼太郎賞(2014年)
紫綬褒章(2016年)
デビュー作 『皐月』(1981年)
配偶者 一般人( - 1980年)
夏目雅子(1984年 - 1985年死別)
篠ひろ子(1992年 - )
子供 西山繭子二女
親族 西山栄子
沼澤聖一義兄
小達敏昭義弟
青山隼義甥
楯真由子義姪
公式サイト 作家・伊集院静の公式サイト
ウィキポータル 文学
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伊達だて あゆみ
出生名 趙 忠來(チョ・チュンレ、조충래
別名 西山にしやま 忠来ただき(本名)
生誕 (1950-02-09) 1950年2月9日(74歳)
日本の旗 日本山口県防府市
死没 (2023-11-24) 2023年11月24日(73歳没)
学歴 立教大学文学部卒業
職業 作家作詞家
公式サイト 作家・伊集院静の公式サイト

伊集院 静(いじゅういん しずか、1950年昭和25年〉2月9日 - 2023年令和5年〉11月24日[2])は、日本作家作詞家

作詞家としての筆名は伊達 歩(だて あゆみ)、本名は西山 忠来(にしやま ただき)[1]

来歴

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生い立ち

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1950年生まれ、山口県防府市出身の在日韓国人2世である。出生当時の氏名は「趙 忠來」(チョ・チュンレ、ハングル表記では조충래)であったが、日本帰化した際、西山 忠来(にしやま ただき)に変えた[1]

山口県立防府高等学校立教大学文学部日本文学科卒業。同大学ではなく美術大学に進学するつもりでいたが、当時義兄(実姉の夫)の高橋明読売ジャイアンツの野球選手だった影響で高校の夏休みを利用して東京に行った折、長嶋茂雄本人から「野球をするのならセントポール(立教)に行きなさい」と言われ、その一言で立教大学への進学を決めた[3][4]。野球部の寮に文学全集を持ち込んで入寮したため、変わった新入部員として注目の的になった[5]。肘を壊したため野球部は途中で退部した。1972年に大学を卒業[6]

ディレクターとして

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広告代理店シマ・クリエイティブハウスに勤務[7]を経てCMディレクターになる。一般女性と最初の結婚[8]。二児[注 1]をもうけるが、1980年に離婚。松原みき松任谷由実(1979年「OLIVE」〜1981年「水の中のASIAへ」)、松田聖子薬師丸ひろ子和田アキ子らのツアーのほかファッションショーも手がける。またレイジーのプロデュースも手掛け、レイジーがそれまでのアイドル路線を捨てハードロック路線に転換するきっかけを作った[9]

作家として

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1981年、『小説現代』に『皐月』を発表し作家デビュー。代表作に『機関車先生』。山口県防府市を舞台とした自伝性の強い『海峡』三部作等がある。1984年8月27日に、かつてカネボウ化粧品の「クッキーフェイス」のCMキャンペーンガールで一緒に仕事をした女優の夏目雅子と7年の不倫交際の後再婚したが、夏目は1985年9月11日に急逝。

伊達歩(だて あゆみ)の名で作詞家としても活動。近藤真彦にはデビュー当時から多数の作詞を提供しており、その中でも『愚か者』が1987年第29回日本レコード大賞を受賞した。他にも『ギンギラギンにさりげなく』などのシングル・ヒット曲があり、2015年には伊達歩提供作品のみの楽曲を集めたアルバム三十五周年 近藤真彦×伊集院静=二十四曲が発売されている。

1992年7月15日、『受け月』で直木賞を受賞する。同年8月7日に現在の妻で女優の篠ひろ子と再々婚した。

1993年、『乳房』『クレープ』が映画化、1997年、『機関車先生』がアニメ映画化し声優として参加している。更に2004年には実写映画化された。その他、テレビ化されたのは「夕空晴れて」「海峡」「あづま橋(橋の雨)」など。 また、2005年「ツキコの月」が帝国劇場中日劇場において舞台化された。

晩年、死去

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2020年1月21日くも膜下出血で倒れて病院に救急搬送され、翌22日に手術を受ける[10]。2月に退院し、3月12日にコメントを発表[11]。同月下旬、リハビリ病院を退院[12]

2023年10月27日肝内胆管がんとの診断を受け、治療と静養のため執筆活動を休止することを明らかにしていた[13]。しかし、その約1か月後の同年11月24日に死去した[2][14]。73歳没。訃報は妻である篠ひろ子(名義は西山博子)が発表したコメントにより公表された[14][2]冨士霊園の文学者の墓に埋葬された[15]

作風

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過去に『週刊文春』で掲載されていた「二日酔い主義」、堂本剛と共著の「きみとあるけば」「ずーっといっしょ」、角川文庫等エッセイも数多く出しており、その小説やエッセイの随所に様々な花が登場するほどの花好きな作家としても知られる。

生前はサントリーが出す新聞広告コラムとして、初代担当者の山口瞳の後を引き継ぐ形で二代目担当として4月1日の『新社会人おめでとう』、成人の日の『新成人おめでとう』を執筆していた。

人物

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筆名
「伊集院静」というペンネームは実は自身に付けられたものではなく、ある小さな広告代理店に入社予定になっていた女性のコピーライターにつけられるはずの名前であった[16]。本人は仕事は「趙」で行うつもりであったが、そこの社長が人が入ってくると本名で仕事をさせないと云う考えの持ち主だったこともあり、ある時、スポンサーへのプレゼンテーション時にある程度知られていた「趙」を使うのがあまり良くないと判断され、「今日はこれでやってください」と渡された名刺に印刷してあったのが「伊集院静」であった。
趣味・嗜好
趣味は野球観戦、麻雀競馬競輪ボクシング美術鑑賞、ゴルフ。高校、大学と野球部所属。
競輪と麻雀を中心にギャンブルにも造詣が深く、『週刊大衆』で『静と理恵子の血みどろ絵日記』を共筆している西原理恵子おけら先生と呼んでいた[17]
住居
1992年平成4年)に結婚した篠ひろ子の出身地である宮城県仙台市に、1996年(平成8年)より、ともに居住している[18]。東京でのホテル住まい(御茶ノ水・山の上ホテルを長らく定宿としていた[19][20])、取材での国外滞在も多く、仙台に居るのは1年のうち1ヶ月位の年もあった[いつ?]
2014年に伊集院は小説『愚者よ、お前がいなくなって淋しくてたまらない』を発表した。そこに夏目雅子を想起させる記述があった。過去に伊集院が夏目を題材にした作品はなく、東日本大震災で仙台の自宅が壊れた体験から、を身近に考えるようになり、死をテーマにした自伝的小説を書こうと思った。人の死を書くんなら、雅子のことを避けて通れないと考えたと交流のある記者に語っている。現在の妻である篠ひろ子に、雅子のこと、書いていいかと相談すると、「いいんじゃないですか」と温和に了承されたという。「嫌だって言ったら一切書かなかった。俺にとっては、雅子より生きている人間の方が大事だからよ」と答えた。さらに、かつて、松井秀喜に「女優を嫁にするな、99%は自分勝手だから。でも俺は、例外の1%に2回連続で出会うことが出来たんだ」と言った[21]
東京については、生涯のほとんどを過ごしているにも拘らず未だなじめず、故郷・防府に対しても「安堵はない」、仙台に至っては、犬が中心の家の片隅で仕事と競輪をやっているだけとエッセイで書いたことがある[22]2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震東日本大震災)の際には、主な被災地のひとつであった仙台で遭遇、家族や犬らとともに暫くのあいだ被災地生活を経験した[23]
神奈川県の逗子なぎさホテルは、結婚前の7年間を過ごした下宿先であり、後の妻・夏目雅子との愛をはぐくんだ場所でもある。
交友
自らは右投げ左打ちの外野手として大学まで野球をやっていたこともあり、また元義兄(実姉の夫)の高橋明がかつて読売ジャイアンツの投手だった関係で長嶋茂雄とは長嶋の現役当時から知己を得る。立教大学野球部時代の同期には読売ジャイアンツにドラフト1位指名された横山忠夫がおり、1968年春の東京六大学野球新人戦準決勝の明治大学戦ではその横山の代打で出場して安打を放ったこと、また翌1969年の春季新人戦の法政大学戦では中堅手として先発出場している記録も現存する[24]。また長嶋の愛弟子であった松井秀喜に対する傾倒ぶりは尋常でなく、2007年には松井を題材にした著書を出版している。
野球以外のその他にも芸能界、スポーツ界ともに人脈が広かった。競馬騎手の武豊は伊集院に大津びわこ競輪場に連れて行ってもらったことが自身が競輪にハマるきっかけになったことを語っている[25]
大和和紀の夫(雑誌編集者)とは長年親交があり、大和は『天使の果実2』の付録漫画、文庫版『瑠璃を見たひと』の解説の中で伊集院の意外な一面を暴露している。また、作詞家の阿木燿子は伊集院を「酒場ではいつもニコニコしてて、罪作りな程女性には優しい」と文庫版『白秋』の解説で評している。
紫綬褒章[26]
伊集院は2016年秋の褒章で紫綬褒章を受章したが、その際の事前の内閣府からの打診に対して自身の事務所スタッフに「丁寧にお断りするよう」指示していた。しかし受章の話を聞いた妻の篠ひろ子が防府在住の自身の老母に電話で紫綬褒章受章の話についてしたところ、母から電話口で「この話(紫綬褒章)は絶対に受けなさい。お父様(伊集院の父)が生きていたら絶対に怒ります。」などと説諭されたことから、伊集院は受章の打診を受諾することを決めたと語っている[27]

家族

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女優で作家の西山繭子は最初の妻との実娘、ファッションコーディネーターの西山栄子は実姉にあたる。かつて読売ジャイアンツに在籍した高橋明投手は元義兄(長姉の夫[28][4])。また、小達敏昭は2人目の妻である夏目雅子の実弟、沼澤聖一は3人目の妻である篠ひろ子の兄、青山隼は篠の甥にあたる。楯真由子は夏目の実姪、田中好子の継子にあたり、篠との交流から女優を志したという。

夏目雅子
妻子がいた頃からの長い不倫関係だった。
長編小説『潮流』は、広告業界を舞台に、夏目雅子との出会いと共に仕事をしたCF、「アラビアのフロレンス」さながらの「日に焼けない小麦色」を制作していたディレクター時代に材を取って書かれた。後に大和和紀により『天使の果実』のタイトルで漫画化(講談社 全3巻)された。
エッセイ、小説を含め、夏目雅子をモデルに書かれたものは少ない。夏目の没後25年目に『真っ白な壁』[29]と題した彼女の思い出についての手記を執筆している。執筆にいたった経緯として「今の妻の両親が亡くなって3年経った。両親が生きている間は書かないと約束をしていた」[30]と語っている。
夏目が闘病中、1億円程の治療費があれば米国での手術も受けさせる事が出来た。しかし当時の伊集院にはその金額が用意できず、それから「二度と金で揺さぶられる人生はしない、どれだけ金を積んできてもビクとも動かない生き方をしていこう」と誓ったという。
西山繭子
娘の西山繭子が小説を出版した際に連絡を取ったが「ああ、そうですか」とそっけない反応だったと語っていた。

受賞歴

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作品

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1980年代
  • 『あの子のカーネーション』(文藝春秋 1989年 のち文庫)
  • 『三年坂』(講談社 1989年 のち文庫)
1990年代
  • 『神様は風来坊』(文藝春秋 1990年 のち文庫)
  • 『乳房』(講談社 1990年のち文庫、文春文庫
  • 『時計をはずして』(文藝春秋 1991年 のち文庫)
  • 『海峡』(新潮社 1991年 のち文庫(幼年篇))
  • 『峠の声』(講談社 1992年 のち文庫)
  • 『白秋』(講談社 1992年 のち文庫)
  • 『ともかく静かに』(長友啓典講談社文庫 1992年)
  • 『受け月』(文藝春秋 1992年 のち文庫、講談社文庫)
  • 『瑠璃を見たひと』(角川書店 1992年 のち文庫)
  • 『遠い昨日』(講談社文庫 1993年)
  • 『あづま橋』(集英社 1993年 のち文庫、講談社文庫)
  • 『潮流』(講談社 1993年 のち文庫)
  • 『女神の日曜日 ぐうたら作家の困った毎日』(徳間書店 1993年 のち角川文庫
  • 『夢は枯野を 競輪躁鬱旅行』(講談社 1993年 のち文庫)
  • 機関車先生』(講談社 1994年 のち文庫、集英社文庫・文春文庫)
  • 『むかい風』(集英社 1994年 のち文庫)
  • 『アフリカの燕』(文藝春秋 1994年 のち文庫)
  • 『キャッチ・ボウル』(井伊孝彦共著 読売新聞社(よみうりのpicture books) 1994年)
  • 『暇なのに忙しかった一日 ぐうたら作家のギャンブル放蕩記』(徳間書店 1994年 のち角川文庫)
  • 『花』(稲越功一写真 講談社 1994年)
  • 『半人前が残されて』(文藝春秋 1995年 のち文庫)
  • 『とんぼ』(講談社 1995年)
  • 『ジゴロ』(角川書店 1995年 のち文庫)
  • 『水の手帳』(集英社 1995年 のち文庫)
  • 『昨日スケッチ』(講談社 1996年 のち文庫)
  • 『でく』(文藝春秋 1996年)
  • 『空の画廊』(集英社 1996年 のち文庫)
  • 『兎が笑ってる』(文藝春秋 1996年 のち文庫)
  • 『水のうつわ』(幻冬舎文庫 1997年)
  • 『ピンの一』(幻冬舎 1998年 のち文庫)
  • 『プレゼント』(小学館文庫 1998年)
  • 『冬の蜻蛉』(講談社文庫 1998年)
  • 『春雷(海峡 少年篇)』(新潮社 1999年 のち文庫)
  • 『グラスの底に』(集英社 1999年)
  • 『オルゴール』(講談社文庫 1999年)
2000年代
  • 『アフリカの絵本』(講談社 2000年「アフリカの王」文庫)
  • 『岬へ(海峡・青春篇)』新潮社 2000年のち文庫)
  • 『犬が西向きゃ尾は東』(角川文庫 2000年)
  • 『可愛いピアス』(文藝春秋 2000年 のち文庫)
  • 『ごろごろ』(講談社 2001年)
  • 『母の男言葉』(文藝春秋 2001年 のち文庫)
  • 『きみとあるけば』(朝日新聞社 2002年 のち角川文庫)
  • 『白い声』(新潮社 2002年 のち文庫)
  • 『眠る鯉』(文藝春秋 2003年 のち文庫)
  • 『冬のはなびら』(文藝春秋 2003年 のち文庫)
  • 『ずーっといっしょ。』(朝日新聞社 2003年 のち角川文庫)
  • 『ねむりねこ』(講談社 2003年 のち文庫)
  • 『ぼくのボールが君に届けば』(講談社 2004年 のち文庫)
  • 『べっぴんの鯛』アートン (2004
  • 駅までの道をおしえて』(講談社 2004年 のち文庫)
  • 『美の旅人』(小学館 2005 「美の旅人 スペイン編」文庫)
  • 『旅行鞄にはなびら』(文藝春秋 2005年 のち文庫)
  • 『ツキコの月』(角川書店 2005年 のち文庫)
  • 『宙ぶらん』(集英社 2006年)のち文庫
  • 『犬からひとこと』(アートン 2007年)
  • 『坂の上のμ』(講談社文庫 2007年)
  • 『ヒデキ君に教わったこと 野球で学んだこと』(講談社文庫 2007年)
  • 『Modesty 松井秀喜つつしみ深い生き方』ランダムハウス講談社 2007年)
  • 『美の旅人 フランスへ』(小学館 2007年 「美の旅人 フランス編」文庫)
  • 『眺めのいい人』(ゴマ文庫 2007年)のち文春文庫
  • 『ノボッチと木』(アシェット婦人画報社 2007年)
  • 『峠の天使』(アシェット婦人画報社 2007年)
  • 『羊の目』(文藝春秋 2008 のち文庫)
  • 『タンタカとリンドン』(西日本新聞社 2008年)
  • 『少年譜』(文藝春秋 2009年)
  • 『作家の愛したホテル』(日経BP社 2009年)
2010年代
  • 『志賀越みち』(光文社 2010年)
  • 『お父やんとオジさん』(講談社 2010年)同時に文庫
  • 『浅草のおんな』(文藝春秋 2010年)のち文庫
  • 『ホームオブゴルフ』(宮沢正明写真 講談社文芸VISUAL 2010年)
  • 『なぎさホテル』(デジタルブックファクトリー 2011年)
  • いねむり先生』(集英社 2011年 のち文庫)
  • 『作家の遊び方』(双葉社 2011年)のち文庫[注 2]
  • 『男の流儀入門』(デジタルブックファクトリー 2011年)「伊集院静の流儀」文春文庫
  • 『伊集院静の「贈る言葉」』(集英社 2012年)
  • 『あなたに似たゴルファーたち』文春文庫、2012
  • 『悩むが花 大人の人生相談』文藝春秋 2012 のち文庫
  • 『ガッツン!』双葉社 2013 のち文庫
  • 『逆風に立つ 松井秀喜の美しい生き方』角川書店 2013
  • 『旅だから出逢えた言葉』小学館 2013
  • 『ノボさん 小説正岡子規夏目漱石』講談社 2013 のち文庫
  • 『大人の男の遊び方』双葉社 2014 のち文庫
  • 『銀座の花売り娘 二日酔い主義傑作選』文春文庫 2014
  • 『愚者よ、お前がいなくなって淋しくてたまらない』集英社 2014
  • 『それでも前へ進む』講談社 2014
  • 『となりの芝生』文藝春秋 2014
  • 『星月夜』文春文庫 2014
  • 『無頼のススメ』新潮新書 2015
  • 琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』(上・下2巻、集英社、2017年 のち文庫)
  • 『文字に美はありや。』文藝春秋 2018 のち文春文庫
  • 『イザベルに薔薇を』双葉社 2018
  • 『日傘を差す女』文藝春秋 2018 文春文庫 2021
  • 『一度きりの人生だから ~大人の男の遊び方2』双葉社 2019
  • 『女と男の絶妙な話。』 文藝春秋 2019
  • 『大人のカタチを語ろう。』 集英社 2019
  • 『一生に一度旅してみたいゴルフコース 世界の名門22コース』日経新聞出版社 2019
2020年代
  • 『親方と神様(伊集院静 少年小説集)』あすなろ書房 2020
  • 『作家の贅沢すぎる時間ーそこで出逢った店々と人々ー』双葉社 2020
  • 『いとまの雪 新説忠臣蔵・ひとりの家老の生涯 (上下)』KADOKAWA 2020
西原理恵子との「静と理恵子の血みどろ絵日誌」シリーズ(双葉社 のち角川文庫)
  • アホー鳥が行く (2001年)
  • それがどうした (2002年)
  • ぜんぜん大丈夫 (2003年)
  • たまりませんな (2005年)
  • どうにかなるか (2006年)
  • なんでもありか (2008年)
「夢のゴルフコースへ」宮本卓・写真シリーズ学習研究社 のち小学館文庫)
  • 夢のゴルフコースへ 米国西海岸編 (2004年)
  • 美しきゴルフコースへの旅 (2004年)
  • 夢のゴルフコースへ 米国ハワイ編 (2005年)
  • 夢のゴルフコースへ 米国東海岸編 (2006年)
  • 夢のゴルフコースへ スコットランド編 (2008年)
「大人の流儀」シリーズ(講談社)
  • 大人の流儀(2011年)
  • 続・大人の流儀(2011年)
  • 別れる力 大人の流儀3(2012年)
  • 許す力 大人の流儀4(2014年)
  • 追いかけるな 大人の流儀5 (2015年)
  • 不運と思うな。大人の流儀6 (2016年)
  • さよならの力 大人の流儀7 (2017年)
  • 誰かを幸せにするために 大人の流儀8 (2018年)
  • いろいろあった人へ 大人の流儀Best Selection (2018年)
  • ひとりで生きる 大人の流儀9 (2019年)
翻訳

作詞

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特記以外は伊達歩名義で作詞している。

映像化された作品

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映画
テレビドラマ
アニメ映画

メディア出演

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テレビ

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  • ETV特集「伊集院静 ダビンチをめぐる冒険」(2019年11月9日、NHK Eテレ)

CM

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脚注

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注釈

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  1. ^ この姉妹のうち妹の方が西山繭子
  2. ^ 週刊大衆に連載しているコラムの総集編で、「静と理恵子の血みどろ絵日誌」シリーズの続編にあたる(西原理恵子『サイバラ絵日記』P73‐74 2012年 双葉社)。連載時に付いていた西原の絵はカットされ、2012年に発売された西原の著書『サイバラ絵日記』に収録されている。

出典

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  1. ^ a b c d 作家 伊集院静さん悲しみに寄り添う小説(2) 母が涙、生まれた時から「女泣かせ」”. 日本経済新聞. 2021年3月15日閲覧。
  2. ^ a b c "作家・伊集院静さん死去 73歳、肝内胆管がん 妻・篠ひろ子「最期まで自分の生き方を貫き通した人生」". スポニチ Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. 2023年11月24日. 2023年12月1日閲覧
  3. ^ 「野球で学んだこと ヒデキ君に教わったこと」講談社より出典
  4. ^ a b 徳光和夫さん、ラジオ生放送で伊集院静さんを追悼…「大胆にして細心の心遣いをもった人生」”. スポーツ報知 (2023年11月25日). 2023年11月27日閲覧。
  5. ^ 伊集院静さんが講演~立教大で活字文化公開講座
  6. ^ 作家の伊集院静さん死去、73歳 妻・篠ひろ子「最期まで自分の生き方を貫き通した人生」”. 日刊スポーツ (2023年11月24日). 2023年12月11日閲覧。
  7. ^ The Great Message 「クリエイターよ、PCの電源をオフにせよ」 ハナマルキ「おかあさん」CM制作会社シマ・クリエイティブハウス 島崎保彦”. Synapse (2015年12月). 2023年11月28日閲覧。
  8. ^ 酒、ギャンブル、女性関係…伊集院静さん 数々の豪快伝説 - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2023年11月27日閲覧。
  9. ^ 「君たち解散したら」社長のひと言にあっさり承諾 バンダイナムコアーツ 副社長 井上俊次氏(9) - NIKKEI STYLE・2020年7月31日
  10. ^ “伊集院静氏、くも膜下出血で緊急搬送 妻・篠ひろ子「手術は成功」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2020年1月23日). https://www.oricon.co.jp/news/2153849/full/ 2020年1月23日閲覧。 
  11. ^ “作家の伊集院静氏、順調に回復 コメント発表”. 日本経済新聞. (2020年3月12日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56712710S0A310C2BC8000/ 2020年3月13日閲覧。 
  12. ^ “伊集院静さん奇跡的な回復、3月リハビリ病院も退院”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2020年4月2日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202004020000254.html 2020年4月2日閲覧。 
  13. ^ “伊集院静氏 公表した「肝内胆管がん」とは…自覚症状がほとんどない 効果高い治療法は手術 3年前は…”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2023年10月27日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/10/27/kiji/20231027s00041000466000c.html 2023年10月27日閲覧。 
  14. ^ a b “作家の伊集院静氏死去、73歳 妻・篠ひろ子「最期まで自分の生き方を貫き通した人生」”. 日刊スポーツ (日刊スポーツNEWS). (2023年11月24日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202311240001475.html 2023年11月24日閲覧。 
  15. ^ 『「文学者之墓」墓前祭2024』”. 谷口桂子ブログ. 2024年12月22日閲覧。
  16. ^ 『あの子のカーネーション』文集文庫より
  17. ^ 西原理恵子さん「男にほれられる男の人」 伊集院静さん死去に”. 毎日新聞. 2023年11月27日閲覧。
  18. ^ 伊集院静氏、志を持ち一生懸命な若い人に期待(日刊スポーツ 2016年1月2日)
  19. ^ 【インタビュー】伊集院 静(作家・73歳)「旅をする生き物は人間だけ。日常から解放されて初めて発見できるものがある」 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト”. serai.jp (2023年5月14日). 2023年11月27日閲覧。
  20. ^ 日本放送協会. “文豪が愛した老舗ホテル 東京の「山の上ホテル」休館へ | NHK”. NHK首都圏ナビ. 2023年11月27日閲覧。
  21. ^ 伊集院静さんは、東日本大震災をきっかけに夏目雅子さんのことを語り始めた 記者が「悼む」2023年11月25日 18時55分スポーツ報知”. 2023年11月25日閲覧。
  22. ^ 『たまりませんな』角川文庫より
  23. ^ 旅先でこころに残った言葉 「第43回 日本・東北の或る町」 シグネチャー2011年6月号 シティカードジャパン株式会社
  24. ^ "伊集院静さん、立大時代は野球部で6大学新人戦にも出場 長嶋茂雄氏、松井秀喜氏らとも交流". 日刊スポーツNEWS. 日刊スポーツ新聞社. 24 November 2023. 2023年11月27日閲覧
  25. ^ “ジョッキー武豊が「KEIRINグランプリ」を語る。”. Spopre. 株式会社スポプレ. (2015年12月28日). http://www.spopre.com/archives/1127 2016年12月28日閲覧。 
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  27. ^ 阿川佐和子「阿川佐和子のこの人に会いたい 第1146回」『週刊文春(2017年1月5日・12日新年特大号)』、文藝春秋社、2016年12月。 
  28. ^ 日本経済新聞夕刊「人間発見 作家 伊集院静さん 悲しみに寄り添う小説(3)長嶋さんの誘いで立教大へひじ痛め野球断念」」2011年11月16日
  29. ^ 週刊現代2010年9月18日号
  30. ^ 『大竹まことゴールデンラジオ』(2011年04月22日 文化放送)出演時に発言
  31. ^ 田中圭、2021年は「公私ともにいろいろあった」 来年の“運気回復”願う”. ORICON NEWS. 株式会社oricon ME (2021年12月2日). 2021年12月3日閲覧。
  32. ^ 伊集院静さん、『日本レコード大賞』特別功労賞受賞 訃報を受け…記者会見で追加発表”. ORICON NEWS. 株式会社oricon ME (2023年12月6日). 2023年12月6日閲覧。

外部リンク

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