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小田雅久仁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

小田 雅久仁(おだ まさくに、1974年6月6日[1] - )は、日本小説家ファンタジー作家宮城県仙台市出身。

経歴・人物

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7歳で兵庫県へ転居し、10歳のときに大阪府へ再び転居。現在でも大阪府豊中市に在住している。関西大学法学部政治学科卒業。

2003年、「影舞」で第15回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となる。2009年に『増大派に告ぐ』が第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、作家デビューした。

2013年、『本にだって雄と雌があります』が第3回Twitter文学賞国内部門で第1位となった。2014年、「11階」で第25回SFマガジン読者賞国内部門を受賞。2022年、『残月記』で第43回吉川英治文学新人賞を受賞。2023年、同作で第43回日本SF大賞を受賞[2]

好きな作家としては、コーマック・マッカーシーアゴタ・クリストフなどの名をあげる。

ミステリ・ランキング

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作品

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書籍

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  • 『増大派に告ぐ』(新潮社、2009年11月)
  • 『本にだって雄と雌があります』(新潮社、2012年10月 / 新潮文庫、2015年8月)
  • 『残月記』(双葉社、2021年11月)
    • 「そして月がふりかえる」 - 『小説推理』2016年2月号
    • 「月景石」 - 『小説推理』2017年7月号 - 8月号
    • 「残月記」 - 『小説推理』2019年4月号 - 7月号
  • 『禍』(新潮社、2023年7月)
    • 「食書」 - 『小説新潮』2013年9月号 → 大森望日下三蔵 編『さよならの儀式 年刊日本SF傑作選』(創元SF文庫、2014年6月)所収
    • 「耳もぐり」 - 『小説新潮』2011年9月号
    • 「喪色記」 - 『小説新潮』2022年8月号(「灰色の獣たち」改題)
    • 「柔らかなところへ帰る」 - 『小説新潮』2014年3月号
    • 「農場」 - 『小説新潮』2014年11月号
    • 「髪禍」 - 『小説新潮』2017年6月号 → 大森望、日下三蔵 編『プロジェクト:シャーロック 年刊日本SF傑作選』(創元SF文庫、2018年6月)所収
    • 「裸婦と裸夫」 - 『小説新潮』2021年12月号

雑誌掲載短篇

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  • 「少女が重みを返すとき 」 - 『小説新潮』2012年9月号
  • 「囚われ、分かたれ、愛される」 - 『小説すばる』2013年9月号
  • 「11階 」 - 『S-Fマガジン』2013年6月号
  • 「人生、信号待ち」 - 『en-taxi』Vol.40 → 伴名練 編『日本SFの臨界点[恋愛篇] 死んだ恋人からの手紙』(ハヤカワ文庫JA、2020年7月)所収
  • 「ひとりの時間」 - 『つんどく!』vol.2
  • 「廃り」 - 『S-Fマガジン』2014年5月号
  • 「売れ残った男」-『月刊ジェイ・ノベル』2014年7月号
  • 「明滅」 - 『小説トリッパー』2014年秋号 → 『「いじめ」をめぐる物語』(朝日新聞出版、2015年9月)所収
  • 「長城」 - 『S-Fマガジン』2015年1月号 - 4月号
  • 「預言者」 - 『小説新潮』2015年9月号
  • 「古池町綺譚」 - 『紙魚の手帖』vol.06 AUGUST 2022
  • 「扉人」 - 『紙魚の手帖』vol.12 AUGUST 2023

アンソロジー掲載作品

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  • 「よぎりの船」 - 『万象』惑星と口笛ブックス 2018年12月
  • 「ラムディアンズ・キューブ」 - Genesis SOGEN Japanese SF anthology 2021- 創元日本SFアンソロジー2021
  • 「旅路」 - 『万象3』惑星と口笛ブックス 2023年12月

脚注

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  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.446
  2. ^ 第43回日本SF大賞・受賞作決定! - SFWJ:日本SF大賞”. 日本SF作家クラブ (2023年2月19日). 2023年2月19日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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