君の名は。 (アルバム)
『君の名は。』 | ||||
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RADWIMPS の サウンドトラック | ||||
リリース | ||||
ジャンル |
J-POP アニメソング オルタナティヴ・ロック 映画音楽 | |||
時間 | ||||
レーベル | EMI Records | |||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
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RADWIMPS アルバム 年表 | ||||
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EANコード | ||||
EAN 4988031167601 | ||||
ミュージックビデオ | ||||
「前前前世 (movie ver.)」 - YouTube |
『君の名は。』(きみのなは)は、RADWIMPSのサウンドトラック。新海誠監督の長編アニメーション映画『君の名は。』のために制作された映画音楽を収録。2016年8月24日に、EMI Records(ユニバーサルミュージック)から発売された。
制作
[編集]RADWIMPSは、2016年8月26日公開の新海誠監督の長編アニメーション映画『君の名は。』ですべての劇中音楽を担当しており、このアルバムはそれらを収録したサウンドトラックである。新海がこの映画の脚本を書き始めた頃、プロデューサーから今作の音楽は誰とやりたいかを問われ、実現の可能性を考えずにRADWIMPSが好きだと答えたことがきっかけでオファーを受けた[11]。RADWIMPSは制作初期からこの映画に携わり、主題歌4曲と劇伴22曲の計26曲を制作した。
これまでRADWIMPSは、ボーカル・ギター担当の野田洋次郎が制作した楽曲のみを発表してきたが、今作にはギター担当の桑原彰や、ベース担当の武田祐介が作曲した楽曲も収録された[12]。
エンディング曲『なんでもないや』に関して、「今になってようやく何かが分かった」というニュアンスの曲を、というヒントの提示が新海監督からあった[13]。
主題歌の1曲「前前前世 (movie ver.)」は、2016年7月5日放送のラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』にて初オンエアされ[14]、同年7月25日からは音楽配信サイトにて先行配信された[15]。また、ミュージックビデオは同年8月19日放送のテレビ朝日系『ミュージックステーション』内で初公開され[16]、同日にYouTubeでも公開された。同年8月26日放送の『ミュージックステーション 2時間スペシャル』では、RADWIMPSが地上波音楽番組に初出演して披露した[17]。
2017年に映画が北米とカナダでも公開されるにあたり、野田が「前前前世」「夢灯籠」「スパークル」「なんでもないや」に英語詞をつけて、「Zenzenzense (English ver.)」「Dream lantern (English ver.)」「Sparkle (English ver.)」「Nandemonaiya (English ver.)」の楽曲名で英語版の映画主題歌として採用され、『君の名は。English edition』として1月27日に配信リリース、2月22日にはCDが日本で販売。また、本サウンドトラックに英語詞の4曲を収録したサウンドトラック盤が『Your name. (deluxe edition / Original Motion Picture Soundtrack)』として、3月10日にアメリカで発売された[18]。
本楽曲に収録されているインスト曲のうち「糸守高校」「三葉のテーマ」「秋祭り」「記憶を呼び起こす瀧」はRADWIMPSのライブにて主に野田のピアノソロにて演奏されており、「三葉のテーマ」「秋祭り」はRADWIMPSの映像作品でもクレジットされている。 「三葉のテーマ」は「スパークル [original ver.]」とセットで披露されることもある。
リリース
[編集]今作は初回限定盤と通常盤の2形態で発売された。初回限定盤には、RADWIMPSと新海の対談映像や新海のインタビュー映像、野田によるスタジオライブ映像などが収められたDVDと、映画の場面写真やバンドの撮り下ろしカット、劇伴のピアノ譜が掲載されたブックレットが付属した。
2017年2月22日にはアナログ盤が『人間開花』のアナログ盤と同時に発売された。
2023年4月14日にアナログ盤で再販される。RADWIMPSのオフィシャルレコードショップ・ラリルレコードとUNIVERSAL MUSIC STORE、ローソンHMVのみ予約を受け付けている[19]。
対象店舗 | 特典内容 |
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Loppi(全国のローソン・ミニストップ)・HMV | CDサイズカード「前前前世」ver. |
TOWER RECORDS | CDサイズカード「スパークル」ver. |
Amazon.co.jp | CDサイズカード「なんでもないや」ver. |
上記以外のCDショップ | CDサイズカード「夢灯籠」ver. |
チャート成績
[編集]オリコンチャート
[編集]8月23日付のオリコンデイリーアルバムランキングでは1.7万枚を売り上げ1位にランクインした。9月5日付のオリコン週間アルバムランキングでは、5.8万枚を売り上げ1位にランクイン。RADWIMPSにとって初のアルバム首位獲得となった[20]。アニメのサウンドトラックによる週間1位獲得は、2014年の『アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック』が達成して以来、2年ぶりとなった。さらに、翌週の9月12日付でも3.9万枚を売り上げて首位を守り、自身初の2週連続1位を獲得した[21]。
順位 | 売上枚数 | |
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1週目 (8月22日-28日集計、9月5日付) | 1位 | 5万7878枚 |
2週目 (8月29日-9月4日集計、9月12日付) | 1位 | 3万8722枚 |
3週目 (9月5日-11日集計、9月19日付) | 2位 | 4万8190枚 |
4週目 (9月12日-18日集計、9月26日付) | 2位 | 4万0711枚 |
5週目 (9月19日-25日集計、10月3日付) | 3位 | 3万5101枚 |
6週目 (9月26日-10月2日集計、10月10日付) | 4位 | 2万5190枚 |
7週目 (10月3日-9日集計、10月17日付) | 6位 | 1万7697枚 |
8週目 (10月10日-16日集計、10月24日付) | 4位 | 1万7091枚 |
9週目 (10月17日-23日集計、10月31日付) | 6位 | 1万3603枚 |
10週目 (10月24日-30日集計、11月7日付) | 8位 | 1万0917枚 |
8月度の月間アルバムランキングでは1位にランクイン。これまで最高記録だった『アルトコロニーの定理』の月間2位を上回り、自身初の月間1位獲得となった[3]。さらに、9月度でも1位にランクインし、2か月連続の1位獲得となった[4]。初動は以前の4作のオリジナルアルバムを大きく下回るも、映画の大ヒットも手伝って、オリコンチャートで稀にみるロングセラーを記録し、2017年の時点でRADWIMPSのすべてのオリジナルアルバムの売上を上回る結果となった。
Billboard Japan
[編集]Billboard JAPANにおいてはHot Albumsにて4週連続、Top Albums Salesにて2週連続1位を獲得[22][23]。一方、先行配信されていた「前前前世 (movie ver.)」も、映画公開とアルバムリリースに後押しされる形でHot Animationにおいて、10月24日付[24]で関ジャニ∞「パノラマ」に首位を阻まれるまで8週連続で1位を守り続けた[25][26][27][28][29]。また、Hot 100ではチャート・イン回数が13週目で総合首位を獲得した[30]。年間チャートにおいてもアニメチャートとラジオ・エアプレイチャートの2部門において年間1位を獲得している[9][10]。
週間チャート[編集]
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年間チャート(2016年)[編集]
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その他
[編集]さらに、このアルバムの関連楽曲が各配信サイトで史上初の51冠を獲得[43]。iTunes週間アルバムチャートでは3週連続1位を獲得し、iTunes週間ソングランキングでは1位から4位までを今作に収録されている楽曲が2週連続で独占。同一アーティストの楽曲が1位から4位までを独占するのは史上初である[44]。
「前前前世」は日本音楽著作権協会(JASRAC)の著作権使用料分配額(国内作品)ランキングで2017年度の年間8位[45]を獲得した。
2019年3月1日には、ソニー・ミュージックエンタテインメントのアニメソング人気投票キャンペーン「平成アニソン大賞」において「前前前世 (movie ver.)」が映画主題歌賞(2010年 - 2019年)に選出された[46]。
収録内容
[編集]全編曲: RADWIMPS、ストリングスアレンジ: RADWIMPS、ストリングスアレンジ協力: 徳澤青弦。 | ||||
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 時間 |
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1. | 「夢灯籠」 | 野田洋次郎 | 野田洋次郎 | |
2. | 「三葉の通学」 | 野田洋次郎 | ||
3. | 「糸守高校」 | 野田洋次郎 | ||
4. | 「はじめての、東京」 | 野田洋次郎 | ||
5. | 「憧れカフェ」 | 桑原彰 | ||
6. | 「奥寺先輩のテーマ」 | 野田洋次郎 | ||
7. | 「ふたりの異変」 | 桑原彰 | ||
8. | 「前前前世 (movie ver.)」 | 野田洋次郎 | 野田洋次郎 | |
9. | 「御神体」 | 野田洋次郎 | ||
10. | 「デート」 | 野田洋次郎 | ||
11. | 「秋祭り」 | 野田洋次郎 | ||
12. | 「記憶を呼び起こす瀧」 | 野田洋次郎 | ||
13. | 「飛騨探訪」 | 野田洋次郎 | ||
14. | 「消えた町」 | 武田祐介 | ||
15. | 「図書館」 | 武田祐介 | ||
16. | 「旅館の夜」 | 野田洋次郎 / 武田祐介 | ||
17. | 「御神体へ再び」 | 野田洋次郎 | ||
18. | 「口噛み酒トリップ」 | 野田洋次郎 | ||
19. | 「作戦会議」 | 野田洋次郎 | ||
20. | 「町長説得」 | 武田祐介 | ||
21. | 「三葉のテーマ」 | 野田洋次郎 | ||
22. | 「見えないふたり」 | 野田洋次郎 | ||
23. | 「かたわれ時」 | 野田洋次郎 | ||
24. | 「スパークル (movie ver.)」 | 野田洋次郎 | 野田洋次郎 | |
25. | 「デート2」 | 野田洋次郎 | ||
26. | 「なんでもないや (movie edit.)」 | 野田洋次郎 | 野田洋次郎 | |
27. | 「なんでもないや (movie ver.)」 | 野田洋次郎 | 野田洋次郎 | |
合計時間: |
# | タイトル |
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1. | 「レコーディング風景」 |
2. | 「ピアノソロスタジオライブ(演奏:野田洋次郎):「三葉のテーマ」「秋祭り」」 |
3. | 「RADWIMPS、アニメーション製作スタジオ訪問の模様」 |
4. | 「新海誠監督 × RADWIMPS 対談」 |
5. | 「新海誠監督インタビュー」 |
参加ミュージシャン
[編集]RADWIMPS
[編集]- 野田洋次郎:Vocal, Guitar, Piano
- 桑原彰:Guitar
- 武田祐介:Bass
- RADWIMPS:Strings Arrangement
Additional Musician
[編集]- 徳澤青弦:Strings Cooperation
- 森瑞希:Drums
カバー
[編集]- なんでもないや(movie ver.)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “オリコン 週間CDアルバムランキング(9月5日付)”. オリコン. 2016年9月10日閲覧。
- ^ “オリコン 週間CDアルバムランキング(9月12日付)”. オリコン. 2016年9月10日閲覧。
- ^ a b “オリコン 月間CDアルバムランキング(8月度)”. オリコン. 2016年9月14日閲覧。
- ^ a b “オリコン 月間CDアルバムランキング(9月度)”. オリコン. 2016年9月14日閲覧。
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- “Billboard JAPAN Charts Hot Animation(10月31日付)”. Billboard JAPAN. 2016年10月30日閲覧。
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- ^ a b 【ビルボード年間Radio Songs】RADWIMPS、星野源、宇多田…洋楽ヒットの“小粒さ”尻目にJ-POP勢が躍進,Billboard JAPAN,2016年12月8日
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- ^ “RADWIMPS、ニューアルバムは新海誠「君の名は。」サントラ盤”. ナタリー. (2016年6月3日) 2016年8月31日閲覧。
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- ^ “RADWIMPS「君の名は。」トラックリストが公開”. ナタリー. (2016年7月20日) 2016年8月31日閲覧。
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- ^ “「Mステ」SPに初登場RADWIMPS、ELEVENPLAY × Rhizomatiksパフォーマンスも”. ナタリー. (2016年8月19日) 2016年8月31日閲覧。
- ^ “「君の名は。」北米公開!RADWIMPSが新たに主題歌英語詞ver.制作”. 音楽ナタリー. (2017年1月18日) 2017年1月18日閲覧。
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- ^ “勢いやまないRADWIMPSが7度目トップ!2位はaikoの映画主題歌”. Billboard JAPAN. (2016年9月28日) 2016年9月28日閲覧。
- ^ “連続首位のRADWIMPSがアニメチャートTOP3を独占 BUMP『3月のライオン』新曲も初登場”. Billboard JAPAN. (2016年10月5日) 2016年10月6日閲覧。
- ^ “RADWIMPSがワンツー独占でアニメチャート連続首位を更新中 B'z『コナン』主題歌は3位に初登場”. Billboard JAPAN. (2016年10月12日) 2016年10月19日閲覧。
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- ^ “RADWIMPS、iTunesでも2週連続1位獲得&史上初のソングランキング1位から4位独占!”. RO69. (2016年9月6日) 2016年9月10日閲覧。
- ^ 2018年 国内作品分配額ベスト10(金・銀・銅賞関連)、日本音楽著作権協会、2018年。
- ^ “平成アニソン大賞”. アニソン大賞. ソニー・ミュージックエンタテインメント. 2019年3月8日閲覧。
- ^ デビュー50周年記念カバーアルバム「One Voice」 | ディスコグラフィ | 堀江美都子、日本コロムビアオフィシャルサイト - 2023年9月21日閲覧。
外部リンク
[編集]- 「君の名は。」のまとめ。のページ
- 映画『君の名は。』公式サイト
- ユニバーサルミュージックによる紹介ページ
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