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イチブトゼンブ/DIVE

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
B'z > 作品リスト > イチブトゼンブ/DIVE
「イチブトゼンブ/DIVE」
B'zシングル
初出アルバム『MAGIC
A面
  • イチブトゼンブ
  • DIVE
B面 National Holiday
リリース
規格 マキシシングル
録音 2008年 - 2009年
ジャンル
時間
レーベル VERMILLION RECORDS
作詞 稲葉浩志
作曲 松本孝弘
プロデュース 松本孝弘
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位オリコン[7]
  • 週間1位Japan Hot 100、#1)[8]
  • 週間1位Hot Singles Sales[9]
  • 2009年8月度月間1位(オリコン)
  • 2009年度年間1位(Japan Hot 100、#1)[10]
  • 2009年度年間5位iTunes、#1)
  • 2009年度年間6位(オリコン)
  • 2009年度年間6位(Hot Singles Sales)[11]
  • 2010年度年間55位(iTunes、#1)
  • B'z シングル 年表
    • イチブトゼンブ/DIVE
    • (2009年)
    MAGIC 収録曲
    long time no see
    (5)
    イチブトゼンブ
    (6)
    PRAY
    (7)
    Introduction
    (1)
    DIVE
    (2)
    Time Flies
    (3)
    ミュージック・ビデオ(Short ver.)
    テンプレートを表示

    イチブトゼンブ/DIVE』(イチブトゼンブ/ダイブ)は、日本音楽ユニットB'zの46作目のシングル。2009年8月5日にVERMILLION RECORDSより発売された。

    概要

    [編集]

    前作『BURN -フメツノフェイス-』から約1年4か月ぶりのリリースで[12]、B'zのシングルでは19thシングル『ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜/MOVE』以来2作目となる両A面シングル。シングルのリリース間隔が1年以上空いたのは本作が初である。

    本作のレコーディングには、ドラムスレッド・ホット・チリ・ペッパーズチャド・スミスが初参加、ベースマーズ・ヴォルタホアン・アルデレッテ英語版[13]16thアルバム『ACTION』から引き続き参加した。また、レコーディングにライブサポートメンバーの増田隆宣が参加するのは、26thシングル『ギリギリchop』以来約10年ぶりとなった。

    発売日前後のメンバーのテレビ出演によるプロモーション活動はドラマ宣伝特番でのコメントでわずかに出演したのみで、テレビ番組での披露は2012年の『ミュージックステーションスーパーライブ』まで行われなかった[14]

    記録

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    オリコン週間シングルチャートでは1990年発売の5thシングル『太陽のKomachi Angel』以来42作連続通算42度目、20年連続での1位獲得となった[7]。8週連続TOP10入りは12thシングル『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』以来16年ぶり、8週連続TOP5入りは1991年発売の8thシングル『LADY NAVIGATION』、1992年発売の10thシングル『BLOWIN'』の7週連続を抜き17年ぶりに自己最高記録を更新した。また39thシングル『OCEAN』以来となる4年ぶりに年間チャートTOP10入りとなり、2000年代でのB'zのシングルとしては最高の年間6位となった。

    音楽配信サイト・レコチョクでの着うたランキングでは、「イチブトゼンブ」が発売前から2週以上TOP3にランクインし、発売後は7週連続首位を記録、5週目には100万ダウンロードを達成し、B'z初の着うたダウンロードでのミリオンを記録。同サイトの着うたフルランキングでも3週連続首位を記録し、2009年8月度・9月度の月間ランキングは着うた・着うたフル両部門で首位を獲得。特に着うたフルでは配信開始6日で8月度月間1位となった[15]。2009年レコチョク年間着うたランキングでは3位、着うたフルでは4位となった。着うたフルを合わせたダウンロード数は222万ダウンロードを記録した[16]。音楽配信サービス・dwango.jpの2009年年間着うたフルランキングでは6位となった[17]

    PC配信主要2社での年間ランキングはiTunes Storeでは5位、moraでは4位をそれぞれ記録した。

    第24回日本ゴールドディスク大賞でザ・ベスト5ソングを受賞した[18]

    Billboard JAPANによる、Billboard Japan Hot 100 Year End 2009(2009年年間シングルチャート)では年間1位を記録[10]し、同社が主催する『Billboard JAPAN Music Award』ではシングル総合チャート部門を受賞した[注釈 2]

    日本レコード協会からは「着うた」および「シングルトラック」部門でそれぞれミリオンの認定を受け[4][5]、シングル作品では27thシングル『今夜月の見える丘に』以来9年ぶりのミリオン作品となった。

    収録曲

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    12cmCD
    全作詞: 稲葉浩志、全作曲: 松本孝弘。
    #タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
    1.「イチブトゼンブ」稲葉浩志松本孝弘松本孝弘・稲葉浩志・寺地秀行
    2.「DIVE」稲葉浩志松本孝弘松本孝弘・稲葉浩志・寺地秀行
    3.「National Holiday」稲葉浩志松本孝弘松本孝弘・稲葉浩志・池田大介・寺地秀行
    合計時間:

    楽曲解説

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    1. イチブトゼンブ
      • ロックをベースとしたミディアムテンポのナンバー[19]
      • フジテレビ月曜9時ドラマブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』のために書き下ろされた楽曲で、同局のドラマ主題歌は2005年に発売の「OCEAN」以来4年ぶりであり、B'z初の月9ドラマ主題歌である。ドラマの企画コンセプトを読んでから楽曲制作に当たった。
      • 歌詞について稲葉は「私たちが大切な人を思うとき、時間が経つにつれ、ついついあれもこれもと全部を相手に求めてしまいがちですが、最初に愛しいと感じた確固たるポイントさえ忘れなければ、幸せな気持ちでいられるんじゃないでしょうか」と語っている[19]
      • ドラマの劇中で使用された、ピアノストリングスを使用したアレンジのバラードバージョンは、次作『MY LONELY TOWN』の3rd beatに収録された。
      • 『第62回ザテレビジョンドラマアカデミー賞』のドラマソング賞では1位を受賞した[20]
      • 前述の通り発売時期にテレビでは披露されなかったが、発売から3年後の2012年12月21日放送のテレビ朝日系『ミュージックステーションスーパーライブ2012』で、2005年発売の「愛のバクダン」と共に披露された[14]。その後、2015年1月18日放送の日本テレビ系『LIVE MONSTER[21]、2017年12月6日放送のフジテレビ系『2017 FNS歌謡祭』でも披露された[22]
      • ライブの定番曲であり、発売以降のライブではほぼ欠かさず演奏されている[注釈 3]。また、2020年に行われた無観客配信ライブ『B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-』のDay5内で行われた「B'z LIVE演奏回数ランキング」では、2020年時点で第7位を記録した[24][25]
      • イントロのトレモロ部分は当初はオケで流していたが、近年のアレンジでは松本が弾く場合もある。またメロディーは弾くがトレモロ奏法を用いないケースもある。
    2. DIVE
      • スズキスイフト」CMソング。「イチブトゼンブ」より先に発表された。
      • MVの監督は多田卓也[26]
      • 通常のMVとは別に、過去のライブ映像を音源に合わせて編集した1コーラスのみのMVも作られ、YouTubeで先行公開されていた。
      • 2006年発売の「衝動」(3分14秒)に次いで演奏時間が短いシングル曲で、17thアルバム『MAGIC』には演奏時間が3分に短縮されたアルバムバージョン(表記なし)で収録されている[27]
      • 本曲は、テレビ番組では披露されていない。
    3. National Holiday
      • 2008年に行われた『B'z LIVE-GYM 2008 "ACTION"』(アリーナ公演)の客出し曲として使用されていた[12]
      • ライブ未演奏かつアルバム未収録となっている。

    タイアップ

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    参加ミュージシャン

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    収録アルバム

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    イチブトゼンブ

    DIVE

    ライブ映像作品

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    イチブトゼンブ

    DIVE

    脚注

    [編集]

    注釈

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    1. ^ 音楽配信は2014年1月からは着うたフルとPC配信が統合され、“シングルトラック”として認定されるようになった(2014年1月認定)
    2. ^ Billboard JAPANによるチャートは株式会社エス・アイ・ピーの提供するパッケージ実売データと、株式会社プランテックの提供するラジオ放送回数データを合算したものである。
    3. ^ 演奏されなかったライブは『Music for Relief - Secret Show for Japan』、『B'z LIVE-GYM 2012 -Into Free-』(EXTRA公演含む)、『ROCKROCK 20th ANNIVERSARY LIVE』、『FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2017』、『B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』の一部会場、『B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-』Day1~Day3とDay5、『テレビ朝日 DREAM FESTIVAL 2021[23]、『B'z presents UNITE #01』の横浜公演、『B'z presents LIVE FRIENDS』。

    出典

    [編集]
    1. ^ “「我々とともに幸福と快楽の頂点に」B'zスタジアムツアー完遂”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2015年7月27日). https://natalie.mu/music/news/155205 2020年8月31日閲覧。 
    2. ^ B'z / MAGIC [デジパック仕様]”. CDJournal. シーディージャーナル. 2020年8月31日閲覧。
    3. ^ GOLD DISC 2009年8月度」『The Record』第599巻、日本レコード協会、2009年10月、14頁。 
    4. ^ a b c d GOLD DISC 2011年1月度」『The Record』第616巻、日本レコード協会、2011年3月、14頁。 
    5. ^ a b “レコ協、1月度着うた等有料音楽配信認定を公表”. Musicman (エフ・ビー・コミュニケーションズ). (2014年2月28日). https://www.musicman.co.jp/business/14057 2020年8月7日閲覧。 
    6. ^ GOLD DISC 2013年2月度」『The Record』第641巻、日本レコード協会、2013年4月、14頁。 
    7. ^ a b “B'z“初の月9主題歌”で20年連続シングル首位獲得 最多11冠達成” (日本語). ORICON NEWS (オリコン). (2009年8月11日). https://www.oricon.co.jp/news/68327/full/ 2020年8月7日閲覧。 
    8. ^ Billboard Japan Hot 100 | Charts”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2009年8月24日). 2020年8月7日閲覧。
    9. ^ Billboard Japan Top Singles Sales | Charts”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2009年8月24日). 2020年8月7日閲覧。
    10. ^ a b Billboard Japan Hot 100 Year End | Charts”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2009年). 2020年8月7日閲覧。
    11. ^ Billboard Japan Top Singles Sales Year End | Charts”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2009年). 2020年8月7日閲覧。
    12. ^ a b “B'z最新作「イチブトゼンブ」はフジテレビ月9主題歌”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2009年6月17日). https://www.barks.jp/news/?id=1000050311 2019年10月16日閲覧。 
    13. ^ “B'z、話題の両A面ニュー・シングル「イチブトゼンブ/DIVE」がついにリリース!!”. CDJournal ニュース (株式会社シーディージャーナル). (2009年8月5日). https://www.cdjournal.com/main/news/bz/25440 2019年10月16日閲覧。 
    14. ^ a b 出演者ラインナップ|ミュージックステーション”. テレビ朝日 (2012年12月21日). 2019年10月16日閲覧。
    15. ^ レコチョクアワード 月間最優秀楽曲賞2009年8月度を発表!”. レコチョク (2009年9月3日). 2019年1月20日閲覧。
    16. ^ 2009年ヒット総まくり!日経エンタテイメント
    17. ^ “dwango.jp 2009年間ランキング”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2009年12月16日). https://www.barks.jp/news/?id=1000056513 2021年11月17日閲覧。 
    18. ^ 第24回日本ゴールドディスク大賞”. 日本レコード協会 (2010年). 2020年4月30日閲覧。
    19. ^ a b ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜”. フジテレビ. 2009年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月20日閲覧。
    20. ^ ドラマソング賞 受賞結果 1位:イチブトゼンブ、B'z”. ザテレビジョン. 株式会社KADOKAWA. 2021年10月26日閲覧。
    21. ^ “「LIVE MONSTER」で“B'z街頭調査”素朴な疑問に本人回答”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2015年1月16日). https://amp.natalie.mu/music/news/136346 2021年2月22日閲覧。 
    22. ^ “「FNS歌謡祭」第2弾は民生、東方神起、和楽器バンド、Toshl、LUNA SEAら52組”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2017年11月29日). https://amp.natalie.mu/music/news/258670 2021年2月22日閲覧。 
    23. ^ “「ウルトラソウル!」も黙ってジャンプ、B'zやDragon Ashらが熱演した「ドリフェス」初日レポ”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2021年9月28日). https://natalie.mu/music/news/447010 2021年9月30日閲覧。 
    24. ^ 「B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day5」ライブレポートが到着!”. 株式会社Zeppホールネットワーク (2020年12月9日). 2021年2月2日閲覧。
    25. ^ B'z無観客配信ライブ「B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day5」レポート”. ローソンチケット. 株式会社ローソンエンタテインメント. 2021年2月2日閲覧。
    26. ^ t24tadaのツイート(493758921870282752)
    27. ^ B'z / MAGIC [デジパック仕様]”. CDJournal. シーディージャーナル. 2023年7月8日閲覧。